なお、イソトレチノインは保険適用外となり、自由診療となります。


最近、当院の患者さんにもいらっしゃったのですが、イソトレチノインについては海外からの個人輸入が問題になっています。米国食品医薬品局(FDA)からも注意喚起が行われており、厚生労働省のサイトにも掲載されています。


患者さまの症状と悩みに合わせた濃度のトレチノインを処方します。

治療はどうかというと、大きく分けて三つに分かれます。一つ目は面ぽうに対して行うもの、二つ目は感染に対して行うもの、そして三つ目は瘢痕に対して行うものとなります。まずは保険診療の範囲で行える治療をお話ししていきます。

さらに治りにくいニキビに対する治療選択肢としてイソトレチノイン(レチノイド内服)やホルモン(抗アンドロゲン)治療が推奨されています。

イソトレチノインはこのようなニキビに悩む方におすすめの治療薬です。

*塗る順番についてディフェリンは、余計なものが塗られていない素肌に使用したほうがよいのではないか?という質問をいただくことがあります。

当院ではサリチル酸マクロゴールを使用しています。角質除去と皮脂分泌のコントロール力に優れており面皰治療に有効です。アゼライン酸同様、肌への刺激が少ないので肌が弱い方でもお受けいただけます。

オンラインショップでも購入できますので、保湿ケアにお悩みの方はぜひお試しください。

正規のものでない偽造品であるリスクだけではありません。実際に当院の患者さんでもイソトレチノインの服用量を変更後、血液検査で肝臓の異常が見られたケースがあるので、医師の指導なく服用量、方法を個人が決めるのは大変危険です。

イソトレチノインはで、毛穴の詰まりを抑制する作用、皮脂の分泌を抑える作用、アクネ菌に対する抗菌作用、抗炎症作用などがあり、 です。
(イソトレチノインには「ロアキュタン」「アキュテイン」「イソトロイン」「アクネトレント」などいくつかの商品名がありますが、全て同じビタミンAの一種から造られています。)

アメリカなどの欧米ではニキビ治療に必要な薬剤として早い段階から認知され、保険適用で処方されてきた歴史がありますが、日本では現状、厚生労働省の承認が降りていないので保険適用外の自費治療薬となっています。
(そのためされており、しなければなりません。)

そのため成分に違いはありませんが、アダパレンゲルのほうが価格が安価になっております。

以下に該当する方はポテンツァによる治療をお受けいただけません。説明同意書の提出をもって該当しないことの申告とさせていただきます。

イソトレチノイン(ロアキュタン)は、ビタミンA誘導体である『合成レチノイド』という成分でできたニキビ治療薬です。皮脂の分泌を抑える作用、アクネ菌に対する抗菌作用、抗炎症作用に優れているため、重症の炎症性ニキビに対して効果があります。通常の外用治療をしっかり行っても改善しないニキビの治療に使用します。ニキビ治療の先進国であるアメリカやカナダなどでは、治療に必要不可欠な基本薬として認知されています。ただし催奇形性があるため、妊娠されている方、近いうちの妊娠を望んでいる方、授乳中の方は内服できません。内服終了後も半年間は避妊が必要です。内服中および内服終了後半年間は献血ができません。男性も内服中はパートナーを妊娠させないでください。そのため当院では女性の大人ニキビにはまずはホルモン治療をお勧めします。


かさかさや赤みがでなければ、毎日使うことでニキビの予防にもなります。

しかし、注意したい点もあります。
「ニキビを治す目的」なら角質層の除去は有効な方法です。でも角質層は、本来「体を守るバリア」でもあります。

ベピオとダラシンを一緒に混ぜた「デュアック」という処方薬も発売されています。

ディフェリンゲル(アダパレン)の販売以前、尋常性ざ瘡(ニキビ)の治療といえばすでにできてしまったニキビに対して抗菌薬で炎症を抑えるのみでした。

・以下の方は、イソトレチノインの治療は避けていただいています。

この2つの違いについてですが、アダパレンはディフェリンのジェネリック医薬品で、ディフェリンの主成分名でもあります。そのため、どちらも効果・効能に違いはありません。通常、ジェネリック医薬品の方が安く手に入れられるので、アダパレンが薬局で処方されることが多いのではないでしょうか。

他のニキビのお薬が合わなかった、使えなかった方におすすめすることがあります。

前述の通り、美容皮膚科クリニックで使用されるピーリング剤は患者さんの症状に応じて濃度調整して処方されています。その点、0.1%ディフェリンだけでは、早く効果を出したいときやなかなか効果が出にくい患者さんには十分な対応ができず、片手落ちの印象はぬぐえません。
もし保険薬にも患者さんの症状に応じた選択肢があれば、治療の成果もさらに高めることができると思います。将来は0.3%ディフェリンゲルも保険薬として認可されて欲しいと思います。

ルリッド、ビブラマイシン、ミノマイシンといった薬が処方できます。

•皮膚が過敏になるため、ピーリングやレーザー治療は避けてください。
•アダパレンや過酸化ベンゾイルとの併用は避けてください。
•皮膚、眼、鼻、口唇などの乾燥を感じやすくなります。点眼や保湿を行ってください。

・慢性的にニキビができる方、アゴなどしこりニキビや大きめニキビができる方などに

これは最後にディフェリンゲルを塗るのは薬剤を的確な部位に留めるためです。
保湿クリームなどをディフェリンの後にすると、クリームによってディフェリンが広げられてしまい、本来ならば不要な部位にまで薬が塗られてしまいます。逆に言えば、必要な部位に塗ったはずのディフェリンが違う部位に拡散してしまうのを防止しています。

・紫っぽい、しこりニキビがある方に、生理前にニキビが悪くなる方に

2010年に日本医科大学卒業後、名古屋大学医学部皮膚科入局。同大学大学院博士課程修了後、アメリカノースウェスタン大学にて、ポストマスターフェローとして臨床研究に従事。帰国後、同志社大学生命医科学部アンチエイジングリサーチセンターにて、糖化と肌について研究を行う。専門は一般皮膚科、アレルギー、抗加齢、美容皮膚科。雑誌を中心にメディアにも多数出演。著書に『皮膚科医が実践している 極上肌のつくり方』(彩図社)など。

アダパレンは、トレチノインよりも効果は劣るものの、赤みやひりひり感、皮むけなどの副作用が穏やかだとされています。

通常市販されている美白剤(医外部薬品)は、メラノサイトがメラニン色素を新しく作る量を減らすような働きをする有効成分が微量含まれていますが、非常にその作用が弱いうえに現在付着しているメラニン色素を外に出してしまうような作用は全くないため、既に存在しているしみは良くなりません。

薬の効果の強さは、以下のような順番になります。 イソトレチノイン; エピデュオゲル; アダパレン・ディフェリンゲル; レチノール化粧品

それではまず、ニキビがどのようにしてできて、治っていくのかの概要をお話ししていきたいと思います。ニキビの出発点は面ぽう(コメド)というものです。あまり聞き慣れない言葉だと思います。これは毛穴に皮脂が溜まってできたもので、毛穴が閉鎖したものを白色面ぽう、毛穴が開いたものを黒色面ぽうと言います。ごく初期の面ぽうを微小面ぽうと言い、ここにアクネ菌などの細菌感染を起こすと、いわゆる一般に言われるニキビである赤い丘疹(赤ニキビ)や膿疱となります。これがひどくなると囊腫や硬結といった状態となってしまいます。そして感染が治まっていくと、紅斑と呼ばれる赤みとなり、最終的には瘢痕(傷痕)となります。

ニキビ跡のクレーター・毛穴でお悩みの方へ「花房式ニキビ跡治療」

イソトレチノインはニキビに対する高い有効性が知られており、難治性ニキビや繰り返しできてしまうニキビに非常に高い効果があります。
また、現在できているニキビへの作用だけでなく、新しいニキビの発生を抑えてくれる作用もあり、内服期間にもよりますが、と言われています。

5) トレチノインゲル比較試験(海外)(ディフェリンゲル:2008 年 7 月

面ぽうに対して行う治療ですが、現在は三つの治療薬が保険診療で処方可能です。ディフェリンゲル(アダパレン)、ベピオゲル(過酸化ベンゾイル)、エピデュオゲル(アダパレンと過酸化ベンゾイルの混合製剤)の三つがあります。ディフェリンゲルは感染を伴ったニキビには効果が弱く、どちらかというと毛穴のつまりを解消して面ぽうを改善することでニキビができるのを予防します。ニキビができにくくなるため、使い続けることで効果を発揮するため、維持療法に向いている薬剤です。ベピオゲルは角層剥離作用と抗菌作用の二つを持ちあわせているため、面ぽうにも、感染を伴った赤ニキビにもどちらにも効果を発揮します。さらにこの抗菌作用は通常の抗生剤とは機序が異なるため、耐性菌(抗生剤の効かない菌)を作ることがないとされており、非常に使い勝手のよい薬剤です。ですので、現在の保険診療でのニキビ治療の主体はこのベピオゲルになります。最後にエピデュオゲルですが、これはディフェリンとベピオの混合製剤ですので、どちらの作用も持ちあわせており、効果としては最も強い薬剤になります。これらの薬剤全てに言えることなのですが、皮膚刺激性があることが難点となります。いずれの薬剤も寝る前に全体的に広めに外用し、起床後に洗顔料を使って洗い流すのですが、真っ赤になってしまったりすることも少なくありません。そのため、できるだけこれら薬剤の塗布前に、化粧水や乳液などでしっかり保湿をして頂いてから外用して頂くようにしています。ただ、それでも真っ赤になってしまうこともあるため、その場合は入浴の2-3時間前に外用して頂き、そのまま入浴して洗い流してしまうshort contact therapyを勧めています。2-3時間でも真っ赤になってしまう場合は、時間をできるだけ短くしていくようにしています。とにかくこれらの薬剤、特にディフェリンゲルは長く使って頂くことが最も重要になりますので、できる限り使い続けられるように工夫をしていきます。この様な副作用はエピデュオゲル>ディフェリンゲル>ベピオゲルの順に出やすいように思います。

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この記事では、ニキビ改善やニキビ予防をすることができるアダパレンゲルをご紹介いたします。

トレチノイン」という飲み薬について、効果や使い方、副作用など ..

トレチノイン(オールトランスレチノイン酸)とはビタミンA(レチノール)の誘導体で、生理活性はビタミンAの約50-100倍であり、ビタミンA類の体内での生理活性の本体そのものです。このレチノイン酸は、誰でも血液中にごく微量流れているものですから、抗原抗体反応を起こしたり、アレルギー反応を起こすことはありません。
トレチノインは米国では、、小じわの治療医薬品として、FDA(日本の厚労省に当たるところ)に認可されており、非常に多くの患者の皆様に皮膚の若返り薬として使用されています。アメリカでは、ニキビ治療の第一選択薬になっているほどです。

アダパレン及びトレチノインによる正常ヒト表皮角化細胞のTGase|発現抑制

それに比べて真皮内のメラノサイトにはメラニンが詰まっているので、メラニンにレーザーが反応し、メラノサイトごとやっつけてしまうことが出来ます。