一般名:イソトレチノイン(ISOTRETINOIN)カプセル 10mg、20mg


この副作用は代表的なもので、ほぼ100%の患者さんに起こります。乾燥によって皮膚炎、口角炎、口唇炎、鼻出血、ドライアイなどが起こる可能性があります。それに伴い、赤ら顔や鼻血もよく起こる副作用です。顔だけでなく体全体が乾燥しますので、保湿剤をしっかり使用していただきます。保湿対策を十分行うことによって、治療に耐えられないというほどの乾燥は起きません。


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イソトレチノインは、ビタミンAの誘導体であるレチノイドの一種で、主に重症の尋常性ざ瘡(ニキビ)の治療に用いられる内服薬です。
皮膚の皮脂分泌を抑え、ニキビの原因となるアクネ菌の増殖を抑制する効果があります。
今回はそんな「イソトレチノイン」がいつから効果が出るのか、また注意点など詳しく解説します。

重度のニキビ患者に対して約5ヶ月に渡って1mg/kg/日のイソトレチノイン治療を行った研究では、90%の患者で炎症性ニキビの95%以上の減少が認められました。また、用量依存的に有効率が上昇(つまり、用量が多ければ多いほど有効率が上昇)したことも報告されています 4

これは、文献上のイソトレチノインの有効率・改善率と大きく変わりません。

イソトレチノインは、重症の炎症性ニキビや難治性のニキビに特に効果があり、一般的な治療では改善しない場合に使用されます。

・中等症から重症ニキビがある
・ニキビ治療を2ヶ月以上行っているがどんどん悪化している
・ニキビ痕を残さないよう早めに治療したい
・思春期からくり返し症状が続いている
・フェイスライン、あごの大人ニキビが治らない
・保険治療のお薬にアレルギーがあり使えない
・硬いしこりのあるニキビができやすい
・酒さ(赤ら顔)がある
・毛穴づまりや皮脂によるざらつきを治療したい
・痛みのある施術が苦手

そんなイソトレチノインの効果に関する悩みを当記事では解決します。

当院で治療を受けたほとんどの患者が、以前に抗生剤や塗り薬などの皮膚科治療をすでに受けており、改善が認められなかったことを考えると、イソトレチノインの効果は非常に高く、再発率が低い治療と言えます。

軽症のニキビに対しても、他の治療が無効であり再発を繰り返す患者さんへ処方しています。中等症以下のニキビに対しては、0.5mg/kg/日か、それ以下のイソトレチノインの低用量療法で効果が出る場合も多くあります 5, 6

イソトレチノインの効果は高いので、ニキビでお悩みの人にはぜひおすすめです。

頻度は低いですが起こりえます。特に頭痛は、頭蓋内圧を亢進させる作用があるため起こりえます。軽度のものは様子を見ても良いのですが、症状がひどいケースや吐き気などの他の随伴症状が出た場合には、危険なため中止しなければなりません。

治療を辞めた後も理想の肌でいられるよう、イソトレチノインの正しい飲み方や服用期間を知っておきましょう。
イソトレチノインをすでに服用しているけど辞めた後が不安な方や、イソトレチノインの服用を検討している方は、ぜひ最後までお読みください。


イソトレチノインの効果と当院のニキビ治療の流れについて解説します。

イソトレチノインでしっかりニキビ治療しながら、ニキビ跡治療を平行することも可能ですのでお気軽にご相談ください。

・レーシック手術前後6ヶ月はイソトレチノインの服用をお控え下さい

中等度のニキビ患者に対して24週に渡って
20mg/日のイソトレチノイン治療を行った研究では、
98.99%の患者が改善し、
中でも著名に改善した患者が98.3%と
非常に高い有効率が報告されています 。

・イソトレチノイン製剤、トレチノイン製剤、ビタミンAでアレルギーを起こしたことのある方

服用開始後1ヶ月: 好天反応により、一過性のニキビ発症などが見られる可能性があります。
服用開始から2~3ヶ月: 効果が現れ始め、ニキビの改善がされていきます。
5ヶ月程度: 通常の服用期間

イソトレチノインの効果を高めるため、保湿ケアを徹底しましょう。

あらゆる治療法に抵抗するニキビや、凹凸の激しいニキビ(特に皮下でシコリ状のもの)が多いタイプに対して、イソトレチノインというお薬を内服して治療します。
イソトレチノインは重篤な副作用を伴うことがあるため、リスクを理解され、医師の説明どおりに服用や受診してくださる方にのみ処方いたします。
開始前に血液検査が必要なので、初診日にいきなり処方することはありません。
原則、20歳以上の方のみへの処方ですが、身長の伸びが止まった15歳以上19歳以下の方には保護者の方も一緒にご納得されたら処方が可能になる場合があります。

イソトレチノインの服用期間中に注意するべきことは以下の通りです。

イソトレチノインを飲み始めてニキビが目立たなくなってきても、辞めたら元に戻るのではないかと不安になりますよね。

美容レーザー治療やビタミン治療などについて、お気軽にご相談ください。

1日20mgの内服で効果がみられることが多いですが、治りが悪い場合や早めの改善を希望される場合には1日30〜40mgに増量します。

イソトレチノインの内服によって生じる乾燥症状が強い場合、20mgカプセルを2日に1回の内服に減量することもあります。
イソトレチノインは脂溶性で食後に内服することで吸収されますので食後(食直後)に内服してください。

下記のような対策により、イソトレチノインの効果を最大限に高めましょう。

重症の炎症性ニキビ、嚢胞性ニキビ、標準治療が効かないニキビに効果があります。

イソトレチノインは、強いお薬であるためかならずクリニックでの受診が必要です。

ニキビを発症する主な原因のもう1つは毛穴の詰まりによるものです。
角化に異常を起こすと、皮膚の外側にある角質に厚みが出て硬くなり、毛穴に皮脂が詰まりやすくなります。
イソトレチノインは、角化異常を抑制し、正常に整えることによって、毛穴の詰まりを防ぎ、アクネ菌の増殖を抑えます。

未成年でもイソトロイン・ロアキュテイン(イソトレチノイン)治療を受けられますか?


ただ、イソトレチノインでの治療目的はだけでなく、改善後のためなので、半年程度継続を行っていく必要があります。

イソトレチノインの副作用として、胎児に対する重篤な影響があります。

中等度のニキビ患者に対して約6ヶ月に渡って20mg/日のイソトレチノイン治療を行った研究では、98.99%の患者が改善し、その中で劇的に改善した患者が98.3%と非常に高い有効率が報告されています 3

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イソトレチノインの持続性は内服期間によって差がありますが、お肌に耐性が付いて効果が薄れないよう、効果が出てから約1~2か月ほど休薬期間を設けます。
その為、約1~2か月ほど内服せずとも効果を実感できる期間が出てきます。

イソトレチノインの服用期間は、絶対に妊娠しないようにしてください。

イソトレチノインとは、
イソトレチノインとはビタミンAの内服薬です。皮脂の分泌を抑え、抗炎症作用があり重症ニキビの治療に非常に効果的です。他の治療で満足な結果が得られなかった場合にも期待ができます。アメリカではFDA承認されており、イソトレチノインはニキビ治療として一般的ですが、日本では厚生労働省未認可のため保険外の内服薬となっております。脂溶性ビタミンAは体内に蓄積され、催奇形性があるため、内服終了後半年、完全に排出するまで妊娠を控えていただくことを医師が説明し、同意書をいただいております。

イソトレチノインは様々な注意点があり、また効果も個人差があります。

毛穴の出口がふさがり、皮脂が溜まり続けると、噴火(排膿)起こります。成分であるイソトレチノインは肌のターンオーバーを促進する効果があり、角栓のつまりを防ぐ効果があります。

ニキビに悩んでいる方やイソトレチノインが気になる方はお気軽にご相談ください。

ニキビのある肌では、免疫がアクネ菌を排除しようとし、過剰に免疫反応が働くと炎症が生じます。
イソトレチノインには、過剰な免疫反応を正常にし、ニキビの炎症やそれに伴う赤みを鎮静する抗炎症作用があります。
直接的にニキビ跡を改善する効果はないものの、炎症の伴うニキビはニキビ跡になりやすいため、早期の服用でニキビ跡を予防する効果が期待できます。

期待した効果を実感したため、途中でイソトレチノインを辞めてもいいですか?

通常、イソトレチノインを約5ヶ月続けて辞めた後、3〜5年はニキビが作られにくくなることがわかっています。
なぜなら、イソトレチノインの服用を続けると皮脂が作られにくくなったり、皮脂の分泌が減ったりするためです。

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ニキビ治療でダウンタイムが取れない方、今まで色々な治療を受けてきたが改善できなかったなど、個々のお悩みに寄り添って治療法を提案していきます。内服薬は効果が強いので処方には条件・注意事項がありますが、副作用をしっかり理解して正しく使用することでとても効果が期待できるお薬です。
副作用については診察時にドクターより詳しくご説明いたします。使用中に何か気になる症状があれば必ずご相談下さい。