せで心配な場合は薬を牛乳で服用しないのはもちろん、 牛乳と薬を飲む時間を
③ 『降圧剤』と『グレープフルーツジュース』
降圧剤は血圧を下げるお薬です。降圧剤の中でもグレープフルーツジュースとの飲み合わせが問題となるのはカルシウム拮抗薬という種類のお薬です(お薬の成分の名前が「~ジピン」のもの)。グレープフルーツジュースには6,7-ジヒドロキシベルガモチン(DHB)と呼ばれる苦味成分が含まれています。この苦味成分が消化管でのお薬の代謝を邪魔してしまい、お薬の吸収量が増える結果、薬が効きすぎてしまい血圧が下がったり、頭痛やめまいなどの症状を引き起こしたりすることがあります。DHBはグレープフルーツジュース以外にもブンタンやダイダイなどの柑橘類にも含まれているため、カルシウム拮抗薬を服用しているときは注意が必要です。ただし、同じ柑橘類でも温州ミカンやすだちにはほとんど含まれていません。
そこで、今回は「薬と牛乳」の飲み合わせについて、代表的な例を取り上げてみました。 ..
薬には効果(ベネフィット)だけではなく、副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。このために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。
セフジニル(セフゾン他)は、増血薬の鉄剤(商品名:フェロミア他)及びアルミニウム含有の胃薬(商品名:マーロックス他)との併用によりセフジニルの血中濃度が低下し、セフジニルの効果の減弱が予想されます。鉄剤などを服薬している方は、セフジニル服薬後3時間程度空けて鉄剤を服薬してください。
胃や腸で起きること 薬の「のみ合わせ」Vol.1 | 住友ファーマ株式会社
② 『抗生物質』と『牛乳』
抗生物質は、細菌などの微生物の成長を阻止する物質のことで、“細菌による”感染症に効果があります(風邪の原因のほとんどはウイルスであるため、多くの風邪に抗生物質は効果がありません)。抗生物質にはペニシリン系、セフェム系、テトラサイクリン系、マクロライド系、ニューキノロン系などいくつかの種類がありますが、その中でもテトラサイクリン系やニューキノロン系の抗生物質と牛乳は飲み合わせがよくありません。これらの抗生物質と牛乳を同時に飲むと、牛乳に含まれるカルシウムがお薬とくっついてしまい、消化管で吸収されにくくなってしまいます。しかし、抗生物質を服用する時間と牛乳を飲む時間を2~3時間ずらせば問題ありません。
ペニシリン、セフェムなど他の抗菌剤が土中から発見されたのに対して、キノロンは人工的に合成した抗菌剤です。1980年代から、各種の製剤が開発されています。歯科では、レボフロキサシン(商品名:クラビット他)、トスフロキサシン酸塩水和物(商品名:オゼックス)、ロメフロキサシン塩酸塩(商品名:ロメバクト他)、シタフロキサシン(商品名:グレースビット)が処方されることが多いです。
例えば、油に溶けるような性質を持つ薬を脂肪分の多い肉や魚、牛乳やヨーグルト ..
全てのキノロン系は、増血薬の鉄剤(商品名:フェロミア他)及びアルミニウム含有の胃薬(商品名:マーロックス他)との併用によりキノロン系薬の血中濃度が低下し、キノロン系薬の効果の減弱が予想されます。
痛み止めとの併用により痙攣などの症状がみられることがあります。
痙攣などの症状が強く出る薬剤の組み合わせ(ロメフロキサシン塩酸塩とフルルビプロフェン(商品名:フロベン))は併用禁忌です。
ペニシリン系の抗生物質で、細菌などの細胞壁合成を阻害し増殖を抑制することにより、殺菌的な抗菌作用を示します。
通常、呼吸器感染症、皮膚感染症、耳鼻科感染症、尿路感染症、歯性感染症(歯科口腔感染症)など広い範囲の感染症の治療に使用されます。また、他の薬剤と組み合わせることにより胃潰瘍・十二指腸潰瘍・胃MALTリンパ腫・特発性血小板減少性紫斑病・早期胃癌に対する内視鏡的治療後胃におけるヘリコバクター・ピロリ感染症、ヘリコバクター・ピロリ感染胃炎の除菌に用いられます。
その際に混ぜ合わせの良い物と悪い物があるのでご紹介します。 抗生剤; 抗 ..
ザガーロには併用禁忌薬はありませんが、「CYP3A4阻害薬」を有する薬にの飲み合わせについては注意が必要です。ただ、CYP3A4阻害薬複数の種類があり、常用薬がそれに該当するか、判断しにくい場合があります。必ず、医師の処方のもと、服用するようにしましょう。
服用中の方は献血をすることができません。献血をしたい場合は、プロペシアは1ヵ月以上、ザガーロは6ヵ月以上服用を中止することが必要です。