以下の方は「イソトレチノイン内服によるニキビ治療」を受けることができません。



非定型を治療する場合、ニューキノロン系抗菌薬やマクロライド系抗菌薬が使われることが多いです。しかし、近年この2つのタイプの抗菌薬が乱用されていることが問題となっています。
もちろん抗菌薬を必要時に使うことに問題はないのですが、使えば使うほどが増えるというジレンマがあります。耐性菌というのは、特定の抗菌薬が効かない細菌のことです。細菌を抗菌薬で治療していると、あるとき細菌が変化して、以前まで効いていた抗菌薬が効かなくなってしまうことがあります。耐性菌を倒すには違う種類の抗菌薬を使う必要があります。しかし新しい抗菌薬にもまたができるので、使える抗菌薬がだんだん減ってきてしまいます。抗菌薬を使えば使うほど耐性菌の発生を促すことになります。そこで、不必要なときに抗菌薬を使用するのは避けなければなりません。
ニューキノロン系抗菌薬とマクロライド系抗菌薬に対する耐性菌が増えてくれば、テトラサイクリン系抗菌薬しか頼れるものがない場面が増してくることが予想されます。


当院では、次のイソトレチノイン内服治療薬を取り扱っています。

ミドキシサイクリン塩酸塩水和物(ビブラマイシン)
ミノマイシンと同じテトラサイクリン系の抗生物質で、作用機序や注意事項はミノマイシンと同様です。ミノマイシンよりもめまいの副作用が少ないため、使いやすい薬になっています。

「イソトロイン」は、85年以上の歴史を持つインドの大手製薬メーカーのイソトレチノイン内服治療薬です。

「アクネトレント®」は、イタリアの で製造されたイソトレチノイン内服治療薬です。

ミノマイシンは、テトラサイクリン系抗生物質の一つです。
ミノマイシンは細菌の蛋白質合成を阻害する働きを持ちますので、症状が進行し、赤ニキビや化膿ニキビへと悪化しそうな場合に用います。

*医療の効果には個人差があり、必ず効果をお約束できるものではありません
*治療効果の有無に関わらず、治療費用の返金は致しません
*当該説明・同意書でも網羅しきれない「予期せぬ副作用」が起こる可能性があります

イソトレチノインは頬や鼻、おでこなどの若年性ニキビだけに有効ではなく、

アゼライン酸は海外では以前からにきびの治療薬として使われていて、ビタミンA誘導体に次ぐ第2選択薬と位置付けられています。
酒さや酒さ様皮膚炎にも効果があります。
保険治療薬のディフェリンゲルやベピオゲルでは刺激が強くて使えない方におすすめです。また妊娠中や授乳中の方も安心して使えます。(穀物にも含まれており食品として摂取している成分です。)
美白剤としても効果があり4%ハイドロキノンと同等の効果と報告されています。

日頃患者さんをみていて薬で最も気をつけなければならないのは「副作用」よりも「依存」です。薬の依存症というのは難治性となることが多く、ニコチン依存症のように簡単には治りません。(ニコチン依存症も難渋することがありますが薬の依存症はその比ではありません)

●抗不安薬
「安定剤」と呼ばれることが多いもので、正確には「ベンゾジアゼピン系」、または「マイナー・トランキライザー」と呼ばれます。最も問題となるのは商品名でいえば「デパス」(エチゾラム)だと思われます。通称「デパス中毒」の人は少なくなく、依存症から抜け出すのにかなりの努力を要します。

●睡眠薬
やはり「ベンゾジアゼピン系」「マイナー・トランキライザー」と呼ばれるものに依存性があります。睡眠薬については依存性だけではありません。中止すると内服開始前よりも不眠が強くなることもあります。(これを反跳性不眠と呼びます) ですから睡眠薬というのは安易に使用しない方がいいのです。ただし、最近は依存性のない睡眠薬も登場していますから、どうしても必要な場合はそういったものをまずは試すのがいいでしょう。

●鎮痛薬
特に頭痛に使っている人に多く、最も多いのがイブプロフェン配合の薬局で買える薬です。また、医療機関で処方されるもので多いのがロキソプロフェンナトリウム(先発品は「ロキソニン」です)。通称「ロキ中」になってしまっている人は少なくありません。

●麻薬
当院では扱っていませんが、医療用の麻薬にももちろん依存性はあります。

皮脂が過剰に分泌されると、毛穴に詰まって、ニキビを形成します。

抗生物質の入った抗菌外用剤です。皮膚感染症の原因菌を殺菌・除去することにより、することができます。いぼやホクロ、ニキビなど様々な肌トラブルの治療に用いられます。

光の中でも深達性の高い波長帯の近赤外線(0.6μm~1.6μm)を照射します。 生体到達度が深いので、抗炎症効果や温熱効果があり循環促進や鎮痛に優れた効果を発揮します。保険適応で3割負担の場合は135円追加とコストパフォーマンスも高くお勧めの治療方法です。照射の頻度は特に決まっていないため、週に数回当てて治療することも可能です。


6ヶ月以上の長期にわたって使用した際に多く報告されている副作用

ここからは、さらに詳しくイソトレチノインの効果や副作用、顔ニキビ以外の場所にできたニキビにも効果があるのか?について解説していきます。

・以下の方は、イソトレチノインの治療は避けていただいています。

ルリッドはマクロライド系抗生物質の一つで細菌感染による炎症や発熱などに効果的な治療薬です。
有効成分のロキシスロマイシンが細菌の蛋白質合成をブロックすることで増殖を抑制します。
ルリッドはペニシリン系やセフェム系抗生物質が効かないマイコプラズマに有効なことやアレルギーが少く安全性が高いのが特徴です。

イソトレチノインによるニキビ治療と、とによるスキンケアを行いました。

ミノサイクリン塩酸塩(ミノマイシン)
テトラサイクリン系の抗生物質で、細菌が増殖するために必要な蛋白質の合成を阻害することにより抗菌効果を示します。抗菌作用のほかに抗炎症作用もあるため、ニキビの赤みにも効果を発揮します。
副作用としてめまいや吐き気を起こす場合があります。また、歯の形成に異常をきたす場合があるため、歯牙形成期にあるお子さん(8歳未満)には使用できません。

イソトレチノイン治療と併せて、サリチル酸マクロゴールピーリングを開始しました。

スピロノラクトンは元々、高血圧の治療薬として長い間使われてきた薬剤ですが、欧米ではにきび治療に用いられます。
男性ホルモン(アンドロゲン)の働きを抑えて女性の大人にきびを改善します。
保険治療で効果を得られない重症の方に限り処方します。
効果が非常に高く中止後もリバウンドを起こしにくいといわれています。
生理が止まることがありますので低用量ピル(マーベロン28)と併用して使用します。

尋常性ざ瘡の治療におけるイソトレチノイン-エリスロマイシンゲル

また、長期使用による副作用として色素沈着が報告されているため、定期的な皮膚チェックを実施することが欠かせません。

尋常性ざ瘡の治療におけるイソトレチノイン-エリスロマイシンゲル-多施設無作為平行対照臨床試験 ..

初期治療としては発症の誘因を回避することが重要です。酒さの予防方法として、風や冷風から顔を守るためにスカーフやマフラーを用いる、肌に触れる衣服などには刺激の強い素材を使ったものを選ばないようにする、過度に暑い環境を避ける、外出時には日焼け止め(SPF30以上)を塗ったり、日傘や帽子を使って紫外線から肌を保護するなどが挙げられています。

イソトレチノインがおすすめです。 イソトレチノインは保険適用外となり自由 ..

ダラシンTは、デュアック配合ゲルにも含まれるクリンダマイシンを主成分とした抗生物質です。ニキビの原因となるアクネ菌の増殖を抑制し、炎症を鎮める作用があります。中等度から重度のニキビに効果的です。

欧米のガイドラインでは、わが国では認可されていない内服イソトレチノインが重症例では第1選択とされている。 ..

眼性酒さは、まずは代用涙液の使用、眼瞼縁にテトラサイクリン含有眼軟膏の塗布といった局所療法が行われます。十分な改善が見られない場合、テトラサイクリン系抗生物質の全身療法がすすめられます。テトラサイクリンに対して禁忌がある又は8歳未満の幼児の場合、代替としてマクロライド系抗生物質を処方することができます。
眼性酒さは、低用量のレチノイド治療にも応答します。

マクロライド系抗生物質」と呼ばれる副作用が比較的少なく、好中球の遊走を抑える ..

イオウとカンフルを含有するローションです。
イオウは角質軟化・脱脂作用の他、殺菌やニキビダニにも効果があります。
ディフェリンやベピオが使用できる前はにきび治療の主役でしたが、現在はたまに使われる薬になりました。

イソトレチノインによる自費診療を行っております。 ・ノーリス(IPL光治療)

このくすりは漢方薬です。
化膿性皮膚疾患・急性皮膚疾患の初期、蕁麻疹、急性湿疹、水虫、腫物、湿疹、にきび、乳房炎、とびひ、乳腺炎、ものもらい、おたふくかぜ、中耳炎、外耳炎、神経症、肩こり症、腫れ物や湿疹、皮膚炎などに用いる漢方薬です。
皮膚の赤みやカユミを発散し、腫れや化膿をおさえます。また、そのようになりやすい体質を改善します。
腫れ物やできものの出やすい方に用いられ、症状を緩解させます。化膿性のできもので、患部が痛んだり、熱をもつものに良く効きます。
皮膚病の病因を発散させる“荊芥”や“防風”、排膿を助ける“桔梗”、炎症をひく“柴胡”、血行をよくする“川きゅう”などが配合されています。これらがいっしょに働くことで、よりよい効果を発揮します。

特にテトラサイクリン系やマクロライド系の抗生物質は、抗菌作用に加えて抗炎症 ..

・1日1回1カプセルを食後に内服します。
(*必ず食後に内服してください。)
・飲み忘れた場合は、次の日にその日の分量のみ内服してください
(*過剰摂取しないように注意してください)
・ニキビの再発抑制効果を得るためには最低でも6か月間内服いただくことをおすすめしております。
・イソトレチノインの開始には事前の血液検査が必要になります。
・内服開始後も定期的に採血が必要です
(*採血料も自費となり1回2,500円ご負担いただきます)。
・女性は月経開始を2、3日確認してから、本剤内服を開始してください。
・女性は内服中ならびに内服終了後最低でも1ヶ月間は避妊してください。
・内服中、内服終了後2ヶ月間は献血をしないでください。
・内服中は日光過敏となる可能性があるため、日焼け止めを使用し、長時間紫外線にあたらないように注意してください。

ニキビ治療 (イソトレチノイン)– Acne Treatment Isotretinoin

一般的な用法・用量としては、1日1回適量を塗布します。副作用として肌の乾燥やかゆみなどが起こる可能性がありますが、多くの場合は継続使用により徐々に症状が改善します。しかし、副作用が強い場合や症状がなかなか改善しない場合は、医師に相談しましょう。

重症例では、低用量のイソトレチノイン(ビタミンA誘導体)を使用することもあります。

当該説明・同意書の各事項・文章を熟読の上、内容をご理解いただき、イソトレチノイン内服治療をご希望ください。
ご希望の方は院長診察にご受診頂き、詳細をご説明致します。

イソトレチノインには、アクネ菌を殺菌する抗生物質も、男性ホルモンを抑えるホルモン剤も、炎症を沈めるステロイドも含まれていません。

薬は必ず水や白湯で飲まなければならないという意見があり、それは間違いではありませんが、実際には多くの薬はどのようなものと飲もうがあまり影響はありません。ただし、下記のものは注意をした方がいい場合もあります。とはいえ、過敏になりすぎるのも問題です。例えば、「ミノマイシンを飲んでいる期間は牛乳が飲めないんですか?」という質問がときどきありますが、そういうわけではありません。詳しくは受診時に相談されるかメールでお問い合わせください。

〇牛乳と同時に飲むと効果が減弱する可能性がある薬

●テトラサイクリン系抗菌薬:ミノマイシン、ビブラマイシンなど
●ニューキノロン系抗菌薬:シタフロキサシン、レボフロキサシンなど
●セフェム系抗菌薬:セファクロル、セファレキシンなど
●ビスホスホネート(骨粗しょう症の薬):ベネット、ビスフォナールなど

対策:薬を内服した後、2時間程度牛乳摂取を控える


〇牛乳と同時に飲むと効果が増強する可能性がある薬

●強心薬:ジゴキシン、ジギトキシンなど
●ドラール(睡眠薬):脂に溶けやすいため牛乳のみならず睡眠前の食事もNG

対策:薬を内服した後、2時間程度牛乳摂取を控える


〇牛乳と同時に飲むと高カルシウム血症を起こす可能性がある薬

●ビタミンD:ワンアルファ、ロカルトロールなど
●酸化マグネシウム
●炭酸カルシウム

対策:牛乳を大量に飲むことを避ける


〇果物ジュースと同時に飲むと効果が減弱する可能性がある薬

●フェキソフェナジン(抗ヒスタミン薬)
●マクロライド系抗菌薬:クラリスロマイシン、アジスロマイシンなど
●ペニシリン系抗菌薬:サワシリン、オーグメンチンなど

対策:薬を内服した後、2時間程度ジュース摂取を控える