「タイプによって起こりやすい副作用が違うことは分かった。じゃあ、効果はどうなの?
2.併用療法:
「併用療法」とは、抗うつ薬を併用する事。
相加効果、相乗効果や副作用の相殺が期待できる組み合わせを選択。
(1)相加効果が期待できる組み合わせの例:
SSRI+ボルチオキセチンまたはミルナシプラン
(2)相乗効果が期待できる組み合わせの例:
SNRI+NaSSA=カリフォルニアロケット燃料(Stephen M.Stahl)
(3)副作用の相殺が期待できる組み合わせの例:
SSRI+スルピリド→SSRIによる嘔気を軽減し、効果発現を早める。 SSRI+トラゾドン→SSRIによる睡眠障害、性機能障害、賦活症候群を軽減。 SSRI+NaSSA→SSRIによる睡眠障害、性機能障害、嘔気を軽減。
『ジェイゾロフト』は、『レクサプロ』よりも副作用が少ない傾向にあります。
この論文では、「安全性=副作用が原因で薬をやめないで済むこと」としています。
副作用については内服することで軽減することもありますが、眠気やだるさが強い場合や食欲増加に伴う体重増加が目立つ場合は、減量や中止、他の薬剤に変更を行います。
それ以外にも、作用の強さゆえに、副作用が強まることがあります。
ミルタザピンははSSRIやSNRIでみられる嘔気や下痢などといった副作用は起きにくいです。全般的に副作用は少ない薬剤ですが、他の抗うつ薬と比較すると眠気、食欲増加や倦怠感といった抗ヒスタミン作用による副作用が出現しやすいです。そのため、うつ病・うつ状態の方で、不眠や食欲低下の目立つ方にその改善も図る目的で使用することがあります。
2011年3月に日本国内において2番目に発売されたアルツハイマー型認知症薬です。
レミニールは、アセチルコリンの情報を受けとる受容体と呼ばれる部分にも結合し、アセチルコリンやその他の神経の情報を伝える物質のはたらきを活性化します。その結果、認知症による言語障害が改善しやすいという特徴があります。
また、レミニールで分泌促進されるドーパミンにより、快・喜びの感情や運動機能を活発になり、手のふるえが改善したり、歩きやすくなったりと、パーキンソン症状を改善することがあります。
などでは、抗うつ剤の作用が増強されることでの影響は少ないです。
主な副作用として、不眠、神経過敏、不安、傾眠、アカシジア(じっとしていることができない)、振戦(手足の震え)、流涎(よだれが出る)などあります。
副作用を網羅的にまとめると以上の図のようになりますが、実際には頻度の少ない副作用もあります。
それ以外に、なかなか相談しづらいために我慢されている方が多い副作用が、
例えばNaSSAでは、が副作用として強く認められます。(1週間くらいかけて慣れていくことが多いです)
ご質問いただきありがとうございます。
そもそも、なぜうつ病でもないのに、抗うつ薬を使うのか。
そっちのほうが奇妙なのですが、次第に薬は適応を拡大しながら、症状が似通った病を中心に、いろいろ使われるようになるものですね。
ちなみに、抗うつ薬が効きすぎると、反対に過換気発作やパニック発作を起こしてしまうことが、たまにあります。
本当にSSRIがパニック障害に効くのでしょうか?
それと、完治は薬を飲まなくても大丈夫な状態なのですけれど、SSRIを飲んでいて、どうやって完治するのでしょう?
SSRIで完治するなら、何を飲んでも完治しそうです(皮肉です)。
私は抗うつ薬を使わないので、パニック障害も最低限の安定剤と精神療法で治療しています。どうということはないです。
SSRIと同様に副作用が少なく、よく使われている新しいタイプの抗うつ剤です。
いずれも状態次第ですが、副作用が出た際は減量や中止、場合によっては副作用止めの薬剤を使用することもあります。
副作用として眠気が出やすいですが、それを反対に利用して、なっています。
一般的によく使われているSSRI・SNRIの副作用を中心にご説明していきます。これらのお薬は、服用する時期に応じて注意するべき副作用があります。
オランザピン・ビプレッソ、エビリファイ、ラツーダの副作用について説明します。
といわれています。パートナーとの関係性にも影響するため、軽視できない副作用です。
副作用には、便秘・口渇、眠気、ふらつき、体重増加などがあります。
レクサプロによって性機能障害が生じる理由としては、セロトニン2A受容体作用や抗α1作用が関係しているといわれています。
このように書くと、たくさんの副作用があるように感じてしまうかと思います。
SNRIはSSRIと同様、他の抗うつ薬と比較し、副作用は少ないとされています。しかし、セロトニン系に作用することで起きる、嘔吐・下痢、不眠・性機能障害などが生じる可能性があります。詳しくはSSRIの項目をご覧ください。
それぞれの物質への影響によって、以下のような副作用が認められます。
効果はマイルドですが副作用も比較的現れにくいため、軽度のうつ症状の方に処方されることが多いと言われています。
その他にも様々な副作用がありますが、いずれも頻度は少ないです。
なかなか相談しにくい副作用であるがゆえに、困っていても表に出てこない副作用です。
※抗うつ剤についての副作用を比較したい方は、『』をお読みください。
2.精神病症状を伴う→抗精神病薬を併用。
3.重症で休職を要する→ノルアドレナリンにも作用する薬剤でないと寛解しにくいとも言われている為、SNRI、ミルタザピン、ボルチオキセチンを単剤または併用。
4.不安障害を背景にもつ→不安障害も治療する必要がある為、まずはSSRIを主剤とし、抗うつ効果が不十分ならミルタザピンまたはミルナシプラン(中高年男性では尿閉に注意)を追加。または最初からベンラファキシン、ボルチオキセチン単剤。
(1)若年男性→性機能障害の少ないエスシタロプラム、またはフルボキサミン(併用薬剤に注意)を主剤。
(2)若年女性→若年女性に有効率の高いセルトラリンを主剤。
(3)(1)または(2)で不安障害に対する効果が不十分→パロキセチンに変更。
5.非定型うつ病→セルトラリンを主剤(Stephen M.Stahl)とし、抗うつ効果不十分ならミルタザピンを併用、気分の波、怒り発作、不安抑うつ発作にはバルプロ酸200~400mg、鉛様の麻痺にはブロナンセリン2mgを併用。
6.老人→老人のうつに多い不眠、食欲低下、不安、焦燥に有効で、投与初期の副作用である眠気等が老人では出にくいミルタザピンを主剤。妄想や認知機能の改善を期待する場合にはフルボキサミンを単剤または併用。
7.上記以外の中等症のうつ病→ノルアドレナリンにも作用する薬剤でないと寛解しにくいとも言われている為、SNRI、ミルタザピンを単剤または併用。
1.~3.は精神科での治療が必要ですが、4.~7.はプライマリケアでも治療可能と思われます。
レクサプロは、効果と副作用のバランスのよさに定評のある抗うつ剤です。
レクサプロの副作用として、数字にあらわれている以上に多いのが性機能障害です。
副作用は少なめですが、女性は生理に影響がでてしまうことがあります。
ボルチオキセチンは2019年発売された新しい抗うつ薬です。副作用は他の抗うつ薬と比較すると少ないですが、嘔気や下痢といったセロトニンに関係する副作用に加え、眠気、頭痛などが生じることがあります。
抗うつ剤の副作用が認められた場合、以下のように対応してください。
ビプレッソは禁忌ではありませんが、この薬剤はセロクエル(クエチアピン)の徐放剤であり、セロクエルは糖尿病に使用禁忌のため、投与する際は、細心の注意が必要です。
抗うつ薬の副作用について、SNSで様々な怖い話を目にすると思います。
副作用も比較的マイルドで離脱症状も現れにくいため、飲みやすい抗うつ薬のひとつです。
抗うつ薬のことで、重篤な副作用のリスクを少なくすることができます。
トラムセットの適用は、口腔顔面痛のような慢性疼痛と抜歯後の疼痛であり、慢性疼痛では1回1錠で1日に4回、抜歯後疼痛の場合は1回2錠を経口服用する。副作用としては、眠気、口が渇く、吐き気、食欲不振、便秘などが現れることがある。保険適応病名は「非がん性慢性疼痛」
レクサプロ錠10mgの基本情報(薬効分類・副作用・添付文書など)
ストラテラには吐き気の副作用があるため、少量から少しずつ増量していきます。効果が認められるまでにも時間がかかり即効性はなく、安定するまでに6〜8週間程度かかると言われています。
トリプタノール錠10の基本情報(薬効分類・副作用・添付文書など)
ご質問ありがとうございます。
病院でも抗うつ薬以外の治療は出来ますので、相談してもいいでしょう。
できれば抗うつ薬は飲みたくないと伝えてみてはいかがでしょうか?
私も、薬を使っていないわけではなく、いくつかの薬を使わない方がいいと判断しているというところです。
睡眠は、結構大事です。
もっとよく眠れるとコンディションが上向くのではないでしょうか?
食事については問題ないでしょうか?
病院に行かないよりは行くことをお勧めしますが、いかないとしたら先ずは栄養を見直すことでしょうか?
こちらが参考になると嬉しいです。
同一成分薬: レクサプロ錠 10mg、レクサプロ錠 20mg(持田製薬株式会社)
ストラテラは、主にノルアドレナリンの働きを強めます。コンサータよりも効果がマイルドで副作用も少なく、流通管理もないために使われることが増えています。
エスシタロプラム(レクサプロ®), おだやかな抗うつ効果。抗不安作用も高い ..
注射剤を使用する場合、副作用が出てしまうと4W続いてしまうため、まずはエビリファイの錠剤の内服をしてもらい、効果や副作用などの安全性を確認後に、注射に移行します。初回注射をすることはありません。