イソトレチノインが酒さ(赤ら顔)に効く理由は、主に3つあります。
酒さ様皮膚炎では、まず原因となる外用薬の使用を中止するすることになります。通常の酒さの治療とアプローチが異なり、問診で薬剤歴について詳しく確認することが大切です。
酒さ( rosacea)とは、赤ら顔をきたす慢性炎症疾患の一つです。
イソトレチノインは、医薬品医療機器等法上において国内で承認されていません。
第1度酒さから症状が進むと皮脂分泌がさらに活発になります。また、毛穴と同じ位置にニキビのような膿疱や丘疹が生じます。面ぽうは見られませんがこの症状が顔の全体に広がるようになります。
正常な皮膚に比べて、酒さ症状のある皮膚は赤みが強く出ます。肌の炎症や毛細血管の拡張によってはっきりと症状が見えます。
イソトレチノインは、主に顔の重症ニキビに対して処方される薬です。
ニキビあとの黒ずみ(炎症後色素沈着)には、ハイドロキノン、トレチノインの美白剤(塗り薬)が有効です。ハイドロキノンは、チロシナーゼという酵素をブロックすることで肌の色を濃くする色素であるメラニンの産生を抑える作用があります。また、トレチノインは、皮膚の表面の表皮と呼ばれる部分の角化細胞の入れ替わりを促進させてメラニンを早く排泄する効果があります。これらの2種類の美白剤は併用することも可能で、併用によりさらなる効果も期待できます。
スピロノラクトンは長期安全性が高い薬ですが、生理不順などの副作用が用量依存性に起こる場合があり、長期継続するには低用量の方が無難です。近年、スピロノラクトン少量内服とベピオを併用することで良好な結果が得られたと報告されています(文献2)。別の見方をすれば、ベピオやデュアックゲルなどで効果不十分な場合でも、スピロノラクトンを少量追加することで良好な結果が得られる可能性があります。
赤ら顔・酒さの治療で用いられる外用薬には、次のようなものがあります。
あごや頬、鼻や眉間に赤みを帯びるのが酒さの初期症状です。徐々に突発的なものから慢性的に変わり、症状が見られる箇所の皮脂分泌が活発になったり、毛細血管の拡張が見られるようになります。飲酒や寒暖の影響で症状が悪化することもあり、肌への刺激に敏感になったり、ほてり感や痒みを感じるなどの自覚症状も出てきます。
酒さの患者は皮膚が非常に敏感になっているため、洗顔や化粧といった日常生活面でも注意が必要です。洗顔の際はこすりすぎて皮膚に刺激を与えないよう、よく泡立てて、手と顔が触れないように泡を転がして洗うのが良い方法です。化粧品は低刺激性のものを選ぶようにしましょう。
赤ら顔・酒さの治療で用いられる内服薬には、次のようなものがあります。
初期治療としては発症の誘因を回避することが重要です。酒さの予防方法として、風や冷風から顔を守るためにスカーフやマフラーを用いる、肌に触れる衣服などには刺激の強い素材を使ったものを選ばないようにする、過度に暑い環境を避ける、外出時には日焼け止め(SPF30以上)を塗ったり、日傘や帽子を使って紫外線から肌を保護するなどが挙げられています。
酒さの初期段階は、赤ら顔の症状との判別が難しく、酒さであることを自覚できない場合もあります。酒さの症状が4期まで進行してしまうと治療にも時間がかかるため、赤らが持続する場合には早めに専門医の診察を受けることを検討してください。
以下の方は「イソトレチノイン内服によるニキビ治療」を受けることができません。
イソトレチノインは皮脂分泌抑制作用、角化抑制、抗炎症作用があり、重症ニキビや酒さに効果的な治療です。重大な副作用として、胎児の催奇形性や乾燥があるため、個人輸入ではなく、医師の指示に従って服用するようにしましょう。気になる症状がある方は、当院へお気軽にご相談ください。
イソトレチノインの副作用として、主に以下のようなものがあげられます。
ケミカルピーリングは、顔のニキビに対する保険診療の塗り薬などで副作用が出てしまう方や実施できない方、胸や背中など薬が塗りづらい部位に対する治療として有効です。当院では、酸が皮膚深部へ浸透するのを防ぎ、肌の角質層のみに作用するサリチル酸マクロゴールを使用しており、従来のピーリングに比べて皮膚への刺激症状などの副作用のリスクが少なく肌の弱い方にも安全に、かつ高いピーリング効果が得られます。内服(飲み薬)などの他の治療との併用も可能です。
ニキビ治療・ニキビ跡治療(自費)イソトレチノイン(イソトロイン、20mg/日)
スピロノラクトンは降圧剤ですが、成人女性のニキビに高い有効性があることが知られています。米国FDAからニキビ治療薬として認可を受けていませんが、中等度以上のニキビに対して海外のガイドラインでも推奨されています。1日50~200mg内服するのが効果的であり、皮脂の分泌を抑える作用もあると報告されています(文献1)。しかし、イソトレチノインに比べて中止後の再発率が高いことからも、皮脂腺の退縮作用があるかどうか明確ではありません。
赤ら顔でお悩みの方は一度あつた皮ふ科クリニックでご相談ください。
思春期のニキビでイソトレチノインを使う際の理論的な注意点は骨への影響になります。身長の伸びに影響が及ぶ可能性が理論的にはありますが、過去の論文データでは半年程度の短い期間のイソトレチノイン内服では骨への大きな影響は出ないとされています。
①イソトレチノイン治療では頻回の採血検査の必要性は否定されている
保険適用外になっている治療法も少なくありません。
、レチノイド外用薬、イソトレチノイン内服薬や、レーザー治療などを行うこともあります。
ニキビに準じた抗生剤治療が効果的です。 自然免疫が亢進した状態を抑制する働きもあると考えられています。 イソトレチノイン
医師の指示にしたがって、正しい方法で服用しましょう。イソトレチノインを服用する際の主な注意点をご紹介します。
イソトレチノインを計8ヶ月服用した症例です。 鼻瘤は皮脂腺の過形成が原因なので ..
酒さの1期および2期は、ほてりやかゆみ、脂漏を伴う「赤ら顔」の状態です。寒暖差や飲酒などで症状が出る傾向があります。酒さの3期になると赤みが広がるケースが多く、ニキビのような吹き出物が出現します。
イソトレチノインは、繰り返しできるニキビや治りにくいニキビ、酒さ(赤ら顔)などに使用されている治療薬です。 ..
理論上は体重50kgの人の場合、1日20mgの服用を約10ヵ月続けると、イソトレチノインの服用を中止しても再発しにくくなります。
こちらは酒さ様皮膚炎といい酒さと兄弟の病気になります。 酒さは、血管が ..
内服薬としてはテトラサイクリン系抗生物質などが3カ月程度処方されます。抗生物質は、感染症の原因菌に対処するほか、抗炎症作用を持つため有効だと考えられています。テトラサイクリン系抗生物質で副作用があった方や禁忌の方にはが使われることがあります。また、東洋医学では「瘀血(おけつ)」という、血流鬱滞の体質が関与しているという考えのもと、桂枝茯苓丸、当帰芍薬散、加味逍遥散などの漢方薬が処方されます。このほか、体の熱を冷まし火照りをとる白虎加人参湯なども使われることがあります。
テトラサイクリン(ミノサイクリンまたはドキシサイクリン)または低用量イソトレチノインも投与可能です。 ステロイド酒さ(酒さ様皮膚炎)
イソトレチノインの副作用を防ぐためには、正しい方法で服用することが大切です。米国食品医薬品局(FDA)では、インターネットや個人輸入により入手することのないよう、注意喚起を行っています。日本では保険適用外のお薬でアキュテイン及びそのジェネリック医薬品については、数量に関係なく、医師の処方せんまたは指示書に基づき必要な手続きを行わない限り、個人輸入することはできません。1)
酒さ・赤ら顔治療ならお任せ | 専門クリニックで効果的な改善を
過去にイソトレチノイン製剤でアレルギーを起こしたことのある方、パラベン・大豆・ピーナッツアレルギーのある方は服用できません。
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個人輸入された医薬品等の使用リスクに関する情報はこちらのページ
イソトレチノインの個人輸入についての厚生労働省の注意喚起はこちらのページをご確認ください。
皮膚科領域では肝斑の治療に… 【ニキビ治療】イソトレチノインについて皮膚科医が徹底解説.
内出血、腫れ、かさぶた化、硬結、色素沈着(数ヶ月)、赤み(数ヶ月)、完全には治らない可能性 ◇イソトレチノイン 乾燥肌、休止期脱毛症、腎肝機能障害、胎児奇形、横紋筋融解症
酒さ様皮膚炎・口囲皮膚炎は酒さの丘疹膿疱型に似た症状を示す病気で原因は ..
当院では、イソトレチノイン内服のほか、ニキビ跡や初期ニキビを改善する治療も提案しておりますので、まずはお気軽にご相談いただければと思います。
そして服用薬では、炎症を抑える作用のある抗生剤や、重度のニキビ治療で使用されるイソトレチノインなどを処方するケースもあります。 ..
またイソトレチノインは、体重1kgあたりの積算量が120mgを超えると再発しにくくなるといわれています。体重50kgの人が1日20mgを服用する場合、
体重1kgあたりの1日量=20(mg)÷50(kg)=0.4(mg/kg)
体重1kgあたりの量が120mgを超える日数=120(mg)÷0.4=300(日)