初期脱毛が起こる期間について、以下で薬ごとに細かく見ていきます。
また、初期脱毛は一時的であり、多くは3ヶ月以内に収まることがほとんどです。
Q、フィナステリド服用開始後、6か月以内に初期脱毛はありましたか。?n=741
血中濃度の半減期(持続効果時間)においても、デュタステリドの方が長いです。
デュタステリドはフィナステリドと比べ半減期が長く、血中に成分が長くとどまり効果は蓄積されます。
髪の毛の成長には時間がかかり、個人差があるため、初期脱毛が起こる時期や初期脱毛が続く期間も人によって違います。通常、薬を使用しはじめて10日頃から初期脱毛が起こり、2~3カ月程度続く方もいらっしゃいます。
Q、デュタステリド服用開始後、6か月以内に初期脱毛はありましたか。?n=505
ザガーロの他にも、デュタステリドを有効成分とする「アボルブ」という医薬品があります。しかし、アボルブは前立腺肥大症の改善を目的とした治療薬です。
デュタステリドは内服後1.5時間ほどで血中の薬剤濃度が最大になり、その後3〜4週間かけて半減します。比較的長期に薬剤が残るため、副作用がでてすぐ薬をやめても、薬の効果が遷延することが懸念事項です。
しかし初期脱毛が起こるにはきちんとした理由があるのも確かです。
今回、へアテクトで実施したアンケートで分かってきたこととして、フィナステリド(プロペシア)で初期脱毛を体感しているのは約4人中1人で、初期脱毛を体感しないケースも多いようです。
しかし効果には個人差があり、体質によってはデュタステリドが合わず、フィナステリドの方が効果を実感できるケースも少なくありません。私のクリニックにも、デュタステリドでは効果がなかったものの、フィナステリドに変更したところ効果が現れた、という患者さんが複数いらっしゃいます。50代のEさんは、デュタステリドを1年間服用しましたが、効果が実感できませんでした。そこで、フィナステリドに変更したところ、半年後には髪の毛の密度が増し、抜け毛も減少しました。
初期脱毛が起こると構えていても、脱毛症状が起こらないケースも。
ザガーロの副作用のひとつに。
初期脱毛は薬の服用によりヘアサイクルがリセットされ。
ただ、。
初期脱毛を繰り返す場合、AGAではなく他の脱毛症を発症している可能性が考えられます。
初期脱毛が気になる方は、以下の対策を検討するのも一案となるでしょう。
AGA治療でヘアサイクルを正常に戻す際、休止期の古い髪の毛が抜け落ち、新たな髪の毛に生え変わります。
この現象が「初期脱毛」です。
ただし初期脱毛がないからといって、ミノキシジルが効いていないわけではありません。
目で見てわかる兆候と言われると難しいのですが、期間の目安としては初期脱毛がはじまって1ヶ月半ほどを目安にしてください。
そのため初期脱毛が起こりやすいですが、その分発毛効果も強いです。
初期脱毛が2ヶ月以上終わらない場合も含め、まずは担当医にご相談ください。
人によっては、ミノキシジルによる初期脱毛を2回経験する方もいます。
<参考文献>
□日本皮膚科学会ガイドライン「男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン2017年版」
□Gubelin Harcha W, Barboza Martínez J, Tsai TF, et al: A randomized, active- and placebo-controlled study of the efficacy and safety of different doses of dutasteride versus placebo and finasteride in the treatment of male subjects with androgenetic alopecia, J Am Acad Dermatol, 2014; 70: 489―498.(レベル II)
□Tsunemi Y, Irisawa R, Yoshiie H, et al: Long-term safety and efficacy of dutasteride in the treatment of male patients with androgenetic alopecia, J Dermatol, 2016; 43: 1051―1058.(レベル III)
□PDMA(独立行政法人 医薬品医療機器総合機構)
AGA治療における初期脱毛に関して、よくある質問を紹介します。
ザガーロと同じ有効成分デュタステリドを含む医薬品として「アボルブ」が存在します。ザガーロよりも早く承認されており、日本でも既に10年以上使われています。 ザガーロもアボルブも同じ製薬メーカーが製造・販売していますが、アボルブはザガーロのジェネリック医薬品(後発医薬品)ではありません。では、2つの医薬品は何が違うのでしょうか。
初期脱毛には、以下のような特徴が見られることが多いとされています。
しかしデメリットとして挙げられるのが、という点です。
半減期の長いデュタステリドはフィナステリドよりも副作用が出やすくなります。
このように、AGA治療の初期脱毛について不安を抱えていませんか?
フィナステリドはテストステロンをより活性の高いジヒドロテストステロン(DHT)に変換する2型の5α還元酵素を阻害し、AGAの進行を抑える薬です。毛母細胞を直接活性化させる作用はないため、ミノキシジルに比べて初期脱毛が起こる可能性は低いでしょう。
初期脱毛が起こるメカニズムには、髪の毛の「ヘアサイクル」が関係しています。
しかし、基準となる半年間よりも早く効果を実感する人や1年以上経ってから効果が現れる場合もあり、症状や体質などによる個人差があります。
また、自分の症状に薬が合っているかを確かめるだけでも半年間は必要です。
デュタスリストの初期脱毛は、ヘアサイクルを正常化する過程で起こります。
ただし、初期脱毛の期間ずっと抜け毛の量が多いというわけではありません。
抜け毛が増えたり減ったりして、徐々に抜け毛の量が落ち着いていくケースが一般的です。
初期脱毛の抜け毛を防ぐ方法がないか気になっている方も多いかと思います。
初期脱毛が起こりづらい治療薬はフィナステリドとデュタステリドです。フィナステリドとデュタステリドは毛母細胞を活性化する作用はないため、初期脱毛は起こりにくくなっています。
AGA治療で初期脱毛が止まらない場合は次の3つの原因が考えられます。
発毛剤を使用し始める事で初期脱毛が発生するのは、乱れたヘアサイクルが正常化するためです。
初期脱毛の不安から服用を中止したりせずに治療を続けてみてください。
ミノキシジルは、毛包内にある毛母細胞に直接作用し、細胞の増殖やタンパク質の合成を促進して発毛作用を示します。ミノキシジルによって新しい髪の毛が生えはじめるため、もともと生えていた髪の毛が抜けやすく初期脱毛を起こす可能性が高くなります。
初期脱毛は準備期間と考えて、前向きに治療を続けてみてください。
初期脱毛は新しい髪の毛が生える兆候の現れです。規則正しい生活習慣を身につけて、健康的な髪の毛を迎える準備をしましょう。
他の薬剤でも成長期を誘導する作用があれば理論的には初期脱毛は起こる可能性があります。
AGA(薄毛)治療を始めると、「初期脱毛」という大きな壁にぶつかります。
初期脱毛とは名前の通り、AGA治療をはじめたのことで、通常より2倍以上の髪の毛が抜け落ちてしまいます。
一般的に、一日50本~100本の抜け毛は日常的に抜けるものなのですが、この初期脱毛では200本~300本は抜け落ちると言われており、この抜け毛の量に恐怖を感じてしまう方も少なくありません。
しかし、この抜け毛は「副作用」でも何でもなく、です。
AGA治療に励む多くの方が経験する「症状」ですので、心配する必要は全くありません。
とは言っても、髪の毛を生やすために治療を始めたのに「抜け毛」が増えてしまっては誰もが不安になるはず。
そこで今回は、その不安を解消するために「どの治療薬で初期脱毛が起こるのか」「なぜ初期脱毛が起こるのか」「初期脱毛から生えるまでの期間はどれくらいなのか」について解説してまいります。
ザガーロカプセル(以下、ザガーロ)はデュタステリドを有効成分とするAGA治療薬です。 ..
デュタステリドが効かない人の特徴と割合について説明します。一般的に効果が現れにくい人の割合は10〜15%程度で、遺伝的要因や生活習慣、年齢などが複合的に関係していると考えられています。