薬剤師のためのBasic Evidence(制吐療法) | 日医工株式会社


日本語
TC療法における制吐予防効果のランダム化比較第Ⅲ相試験


グラニセトロンおよびデキサメタゾンへのオランザピン 5mg併用の有効性と安全性を評価する多施設共同第II ..

日本語
パクリタキセル・カルボプラチン療法におけるホスアプレピタント、パロノセトロン、デキサメタゾンとホスアプレピタント、グラニセトロン、デキサメタゾンの制吐予防効果のランダム化比較第Ⅲ相試験

日本語
パクリタキセル・カルボプラチン療法におけるホスアプレピタント、パロノセトロン、デキサメタゾンとホスアプレピタント、グラニセトロン、デキサメタゾンの制吐予防効果のランダム化比較第Ⅲ相試験

薬物相互作用 (27―がん化学療法における制吐剤の 薬物 ..

日本語
TC療法における制吐予防効果のランダム化比較第Ⅲ相試験

一度、重度の嘔吐を経験してしまうと、抗癌剤レジメン治療変更後も嘔吐性事象で苦しむケースが散見されるため、嘔吐が発症する前 (抗癌剤投与前) より、しっかり制吐剤を使用していくことが重要である。
悪心に対しては、CINV (chemotherapy-induced nausea and vomiting) であるのか、消化管粘膜障害であるのかの見極めが重要になる。後者の可能性が高ければ、プロトンポンプ阻害薬、H2ブロッカー等の制酸薬の効果が、制吐剤よりも期待できることがある。
また、味覚障害、嗅覚障害が食欲不振につながるケースもみられるが、ここでは栄養士による栄養指導が効果的な場合もある。ケースに応じて様々な職種による患者サポートを行うことが非常に効果的であり、推奨される。

グラニセトロン(day1)、アプレピタント、デキサメタゾン(day1-3,8)

日本語
ホスアプレピタント、パロノセトロン、デキサメタゾンの3剤併用とホスアプレピタント、グラニセトロン、デキサメタゾンの3剤を併用した場合の制吐療法の有効性を比較検証する。

悪心・嘔吐には、抗癌剤や放射線治療に伴う治療関連因子以外にも、患者関連因子がある。患者関連因子としては年齢、性別、アルコール摂取量が挙げられ、女性、50歳未満に発現頻度が高く、アルコール摂取量が多いと発現頻度が低いと報告されている8-10)。また、癌患者では、下記に示す病態で悪心・嘔吐を生ずるので注意が必要である。

デキサメタゾン、アプレピタント (NK1 受容体拮抗薬)+グラニセトロン (5-

試験薬は、カイトリル®注3mg、カイトリル®注1mgを使用する。グラニセトロンであってもカイトリル®以外の製剤・ジェネリック薬は許容しない。

以前よりわが国では,経口抗がん薬のうちフッ化ピリミジン薬の使用頻度が高く,大腸がんにおけるUFT/ロイコボリン,カペシタビン,胃がんにおけるS-1,肺がんにおけるUFT は比較試験により術後補助薬物療法の有効性が示されている。また,切除不能再発胃がんや大腸がんに対しても,S-1 やカペシタビン,UFT/ロイコボリン,大腸がんにおけるTAS102(トリフルリジン・チピラシル塩酸塩)は,ガイドラインで推奨されている治療の一つである。これらの経口抗がん薬は単回での催吐性リスクは少ないが,連日内服による消化器症状がある。


群の用量については、5-HT3 RA の一つであるグラニセトロンとデキサメタゾンを用いた頭頸部

グラニセトロン1mg + デキサメタゾン (既定量):化学療法剤投与10~30分前に点滴静注

もしくは制吐剤(デキサメタゾンリン酸エステル注+グラニセトロン点滴静注液3mgバッグ) ..

これら経口抗がん薬の治療効果を得るためには,服用アドヒアランスを損なわないよう悪心・嘔吐対策が重要である。

結論:グラニセトロン+デキサメタゾンは、しばしば最も効果的であった NNT

グラニセトロン3mg + デキサメタゾン (既定量):化学療法剤投与10~30分前に点滴静注

グラニセトロン(day1,8,15,22)、デキサメタゾン(day1-3,8-10,15-17,22-24)

日本語
カルボプラチン併用療法を受ける胸部腫瘍患者を対象とした、化学療法施行時の悪心・嘔吐に対するグラニセトロンおよびデキサメタゾンへのオランザピン 5mg併用の有効性と安全性を評価する多施設共同第II相試験

メタゾン)はグラニセトロン群(グラニセトロン+デキサメタゾン)に比べて約 10%の

Moderate risk 以上の化学療法剤による治療を受ける予定の悪性腫瘍患者

本剤は、グラニセトロン塩酸塩を有効成分とする 5-HT3 受容体拮抗型制吐剤である。 「グラニセトロン ..

日本語
カルボプラチン併用療法を受ける胸部腫瘍患者を対象とした、化学療法施行時の悪心・嘔吐に対するグラニセトロンおよびデキサメタゾンへのオランザピン 5mg併用の有効性と安全性を評価する多施設共同第II相試験

グラニセトロン、デキサメタゾンに加え、day1-4までオラザピンを内服する群(オランザピン群)

*1 化学療法の開始とはグラニセトロン投与開始時間のことをいう。
*2 嘔吐完全抑制とは化学療法開始から24時間以内の嘔吐なし、かつ制吐剤の追加投与なしとする。(空嘔吐は含まない。)

グラニセトロン3mg + デキサメタゾン (既定量):化学療法剤投与10~30分前に点滴静注

高度催吐性リスクに対しては、上記に示したように投与初日には、デキサメタゾン12mg (注射薬9.9mg) にする。また、遅発期の悪心・嘔吐に対して、2~4日目にデキサメタゾン8mgを経口投与する (図3A)。
中等度催吐性リスクに対しては、アプレピタント併用例でデキサメタゾン6mg (注射薬4.95mg) を投与し、遅発期の悪心・嘔吐に対して、2~4日目にデキサメタゾン4mgを経口投与する。なお、アプレピタント非投与例では、デキサメタゾンを12mg (注射薬9.9mg) とし、2~4日目にデキサメタゾン8mgを経口投与する (図3B)。

クエスチョン・推奨一覧 | がん診療ガイドライン | 日本癌治療学会

軽度リスクの経口抗がん薬に対して,MASCC/ESMO ガイドライン2016 では,制吐薬3 種類(5-HT3受容体拮抗薬,デキサメタゾン,ドパミン受容体拮抗薬)を単剤で使用することが勧められているが,最小度リスクに対する制吐薬の予防的使用は推奨されていない。一方,NCCN ガイドライン2017 では,軽度・最小度リスクの経口抗がん薬を含めて,悪心・嘔吐が生じた際にメトクロプラミド,プロクロルペラジン,5-HT3受容体拮抗薬などの連日投与(必要に応じてオランザピンやロラゼパムを併用)が推奨されている。しかし,経口抗がん薬に対する制吐薬の比較試験がないため,これらの推奨される制吐療法の信頼度は低い。ただし,これらの経口抗がん薬の有効性のエビデンスを示した比較試験のプロトコールをみると,Grade 2 の悪心・嘔吐が発現した場合にはおおむね支持療法を行うかまたは休薬し,支持療法によってコントロールできない場合には,投与量を一段階減量する,さらにGrade 3 の悪心・嘔吐が発現した場合は,投与量を一段階減量することが一般的である。したがって,がん薬物療法のエビデンスを示した臨床試験のプロトコールを参考に,日常臨床で使用されている薬剤を使用するほか,食事の工夫,カウンセリングなどの支持療法を実施し,コントロール不良の際は休薬し,抗がん薬を一段階減量して再開するという原則を守り,Grade 3 以上の悪心・嘔吐を発現させず,Grade 2の悪心・嘔吐が継続しないように内服を継続することが求められる。

注3) グラニセトロンは1日目40μg/kg/日(iv)、デキサメタゾンリン酸エステルは1 ..

化学療法を実施する悪性腫瘍患者を対象として、急性期の悪心・嘔吐の予防におけるグラニセトロン(カイトリル®)3mg製剤に対する1mg製剤の非劣性を明らかにする。

Day 1,8,15 グラニセトロン+デキサメタゾン注+クロルフェニラミン注+ファモチヂン注

TAIHO Medical会員の登録/ログインには、医療関係者向けサービス「medパス」のご利用をお願いしております。
medパス IDの新規作成の流れと詳細情報は、をご覧ください。

アプレピタント又はグラニセトロン+デキサメタゾン+アプレピタントによる予防

TAIHO Medical会員の登録/ログインには、医療関係者向けサービス「medパス」のご利用をお願いしております。
medパス IDの新規作成の流れと詳細情報は、をご覧ください。

塞患者 24 例を対象とした,グラニセトロン 3 mg とデキサメタゾン 8 mg 併用の効 ..

また,高度・中等度リスクの経口抗がん薬に対して,MASCC/ESMO ガイドライン2016 では,5-HT3受容体拮抗薬,副腎皮質ステロイドの2 剤併用が推奨されている。NCCN ガイドライン2017 では,5-HT3受容体拮抗薬の経口連日投与が推奨されているが,シクロホスファミド,エトポシド,テモゾロミドでは,日常臨床において治療目的や放射線治療併用のために副腎皮質ステロイドが併用されていることが多い。

デキサメタゾンに併用して投与することで消化管閉塞に伴う嘔気に有用な可能性が.

浜松医療センター
静岡県立静岡がんセンター
静岡県立総合病院
静岡市立静岡病院
順天堂大学医学部附属静岡病院
聖隷浜松病院
聖隷三方原病院
沼津市立病院
浜松医科大学医学部附属病院
藤枝市立総合病院

医療用医薬品 : グラニセトロン (グラニセトロン静注液1mg「F」 他)

抗がん薬の催吐性リスクは,高度,中等度,軽度,最小度の4 段階に分類される。良好な治療アドヒアランスを得て,がん治療を円滑に進めるためにも,催吐性リスクの適正な評価と個々の症例に応じた予防的対処を行う必要がある。