ジスロマックの有効成分アジスロマイシンは、肝臓で代謝される成分です。


消化管疾患の中には、薬の影響で起こるものがあります。
薬は全身に影響を及ぼすため、薬に期待する作用(主作用)と同時に、予期しない作用、いわゆる副作用が起こりえます。薬の影響で起こる予期しない副作用のうち、消化管疾患として現れる病状が、薬剤性の消化管疾患に分類されます。
症状としては、腹痛や下痢、消化管からの出血などがありますが、薬によって症状は異なります。
薬剤性の消化管疾患は、原因となっている薬の服用を中止することで回復に向かいます。しかし、薬によっては、自己判断で使用を中止してはいけないものもありますので、気になる症状がある場合は、すぐにかかりつけの医師もしくは薬剤師に相談してください。


ジスロマックは、一部の細菌にのみ効果が認められている抗菌薬です。



(H21.9.9)
毎年、3~6月、9~11月は風邪の子どもさんに混じり喘息の子どもさんの来院が多くなります。
外来を定期的に受診し、内服を定期的に続けている子は落ち着いていることが多いのですが、
中にはかぜをひいた、雨、急な冷え・涼しさは喘息を不安定にする場合もあります。
喘息重積発作で入院を経験しているのに

どんなときに発作がでるのでしょうか。

1.アレルギー
みなさん、ご存じの通り子どもの喘息にはアレルギーが関係するものが多いのですが
ほこりやダニはなんといっても大きな原因になります。

猫、犬にアレルギーのある子が実家に行って発作が出たりするケースもあります。
なかには実家で動物を飼っている場合など、その家から来られた方が衣服にアレルゲン(この場合は猫や犬の毛やフケなど)も運んできてしまうだけで喘鳴が出てしまうこともあります。
血液検査でもアレルゲンを推測できることがあります。

2.かぜ(鼻かぜ、咳のひどいもの)、マイコプラズマ、インフルエンザ
これはみなさん、ご存じの通り。外来でも(家族を含めて)風邪をひいていませんか、とよくお尋ねします。
喘息の子は咳が長引きやすく、症状が続きやすいのです。

3.気象・天候

喘息のもつ気管の敏感さのため、急に天候が変化すると(台風、気温差大、湿度、雨)で咳・喘鳴が出やすくなります。同じようなことですが、花火やたき火をすると咳が出やすくなりますね。
風邪をひいているときなど、より発作が出やすくなるようです。最近、調子が良くて薬を飲んでいない子が風邪をひいて、明日、明後日に病院に連れて行こう、と

4.運動・ストレス
運動会、遠足、冠婚葬祭、引っ越しなどはストレスとして喘息の発作がでる原因になります。
また叱られるりとゼイゼイする子がいますよね。心身症の1症状として喘息が出ていることもあるのです。

お咳が出たら
咳こみが止まらなくなり喘息発作が出たな、と思ったら早めに対処いたしましょう。
(我が子も喘息をもっています。定期内服をさせていますが風邪などいました。それほど発作は早く悪くなります。もちろん全例がそうではありませんが自分の子どもさんの喘息の出方をよく知っておきましょう!)
診察の上、お薬がでますし吸入などもできます。
咳・ゼイゼイが出たら痰をしっかり出すために


3)咳のひどい朝は、保育園、幼稚園、学校などに行く前に病院に寄りましょう。
吸入、お薬を処方します。お家に帰って自宅静養するよう勧めます。
もしです。


4)昼間は生理的に痰もサラサラ出やすくなり、咳も軽くなって「治った」と思う子も多いですが、疲れは夕方からの咳こみをひどくします。夜間~早朝の咳のために疲れが目立つ子は思い切って休んで受診してみましょう。

5)日頃から、処方されている薬だけで調子が良くならないときには外来でご相談下さい。治療の中身をステップアップ、あるいは調整します。


夜間などでも当院に連絡・受診していただければ3日分程度吸入・お薬など処方できます。




(H20.1.18更新)

喉が真っ赤な咽頭痛のひどい子は、もしかしてそうかもしれません。発熱37~39℃、舌がイチゴのようになる苺舌発疹(粉をまぶしたような、つぶつぶした発疹です。)を伴えば容易に診断できます。頭痛、嘔気、下痢や腹痛を訴えることもあります。診断を容易につける咽頭炎の所見がなく顔(唇の周囲、鼻の周り)、指先などの発赤、ウロコ様の隆起、お腹の細かいフケ・粒々した皮疹といった皮膚の所見だけのこともあり様々なケースがあるようです。また時間がたち10日間ほどで手足の皮が剥けることがあります。これは溶連菌の出す毒素によるものと考えられています。
診断は全身の所見のほかに、咽頭を綿棒でこすって調べる迅速診断キットでわかります。
治療は抗生物質を6日間~14日間内服します。(すぐ止めると、再発しやすい!)
内服ができない、脱水が強いなど特別な理由がなければ特に入院せずに外来通院で治ります。1日ほどで解熱します。
ただし伝染力が強く兄弟、家族で小流行することがあります。うつる病気ですので隔離が必要です。ただし1~2日程度で排菌しなくなるため解熱し活気が戻ってきた頃には集団に戻れることになります。
なお私たちの体の免疫が溶連菌と戦ってできた免疫複合体(タンパク質)が皮膚や腎臓や体のあちこちの血管に障害を与えることがあり、腎炎、アレルギー性紫斑病といった合併症を起こすことがあります。

以下の写真は、お母さんの了解を得てご紹介するものです。(ご協力いただいた男の子は、採血でも喉の検査でも泣かない強い子です!)やはり咽頭痛、発熱のために来院されました。

アジスロマイシン(ジスロマック)は比較的副作用の少ない薬だといわれていますが、下痢の副作用には要注意です。特に年齢が低いと下痢の副作用が発現しやすいといわれているので、子供がアジスロマイシン(ジスロマック)を服用するときには体調に変化がないかをよく観察しましょう。

なおアジスロマイシン(ジスロマック)のその他の副作用としては、嘔吐や腹痛などがあります。

また、重大な副作用としてはアナフィラキシーショック、中毒性表皮壊死融解症、皮膚粘膜眼症候群、急性汎発性発疹性膿疱症、薬剤性過敏性症候群、肝炎、肝機能障害、黄疸、肝不全、急性腎不全、偽膜性大腸炎、出血性大腸炎、間質性肺炎、好酸球性肺炎、QT延長、心室性頻脈、白血球減少、顆粒球減少、血小板減少、横紋筋融解症などがあります。

下痢の副作用は軽い症状の時もありますが、日常生活に支障が出るほど激しい症状になることもあります。また下痢以外の副作用の発現頻度は決して高くはありませんが、稀に重篤な症状になることもあるので注意が必要です。何かおかしいと思ったときには、念のため病院で診察を受けることをおすすめします。

(とんでもない薬を処方されたこともある)小児科選びって大変ですね!

最近の水剤はのみやすさを考えて、甘くなっていますが、これがかえって甘すぎると嫌う子供が増えています。この場合は水でうすめて、甘さを薄くしてのませて下さい。
ただ、水で薄める場合は、必ず1回分ずつ薄めるようにして下さい。ただ、あまり薄め過ぎると苦みだけが強く感ずることがあります。なお、水剤は薄めてもその効果は全く変わりません。

逆に、水剤が苦くてのめない場合は、水で薄めたり、砂糖を加えたり、あるいは水剤をそのままジュースに混ぜたりします。
この場合も必ず1回分ずつとし、投薬瓶の全体の水剤を一度に薄めたり、それに砂糖を加えたりしないようにします。
なお、投薬瓶に直接、口をつけてのまないように注意します。これはのみ過ぎたり、汚染されるのを防ぐためです。

水剤は冷蔵庫に保管するようにします。のみやすいので幼児が勝手にのむことがありますので、手の届かない所に置く配慮も必要です。


マクロライド系抗生剤は、マイコプラズマ感染症の第一選択薬として広く使用されています。しかし、最近、薬剤耐性のマイコプラズマが出てきていることから、効かないというケースもちらほらみられています。非常に苦いこともつらいところですが、エリスロシンはまだ

お茶や炭酸飲料に混ぜるのは避けてください。 ジスロマック細粒10%

近年、小児の副鼻腔炎は程度が軽くなってきており自然に治る傾向もあるため、減少傾向にあります。しかし、一方ではアレルギー性鼻炎の合併が60%弱に認められ、滲出性中耳炎などの耳の病気や頑固な咳の原因にもなるために放置できない副鼻腔炎が多いことも事実です。治療は成人の副鼻腔炎とほぼ同様でマクロライド系抗生物質の長期少量投与や抗ヒスタミン剤などの薬物療法が中心となります。ただ、保存的治療で良くならない場合やポリープがある場合、耳や咳などの合併症が良くならない場合は手術が必要となります。一般的には小児の副鼻腔炎は7~8歳をピークとしてそれ以後は治癒傾向にあるために10歳を過ぎても良くなってこないときに手術を考えます。現在では内視鏡下手術により、骨の発育に悪影響を与えない手術もできるようになってきましたが、小児の場合は必要最小限の手術がふさわしいと考えられています。また、術後の治療も重要で、成人以上に完全治癒までの時間がかかるために術後数年間は経過観察が必要です。

抗菌剤はいろいろあり選択に迷うところです。いろいろな薬品をはば広く使うより、数種類の薬剤の知識を深くしてパターン化したほうが臨床的に有効と思います。ここではジスロマック、フロモックス、クラビットを主として考察してみました。サワシリン(アモキシシリン)は術前投与としか使用しません。セフゾンもフロモックスが使えないときに使用します。

ジスロマック細粒小児用10% 一時的な出荷停止及び限定出荷のご案内(ファイザー株式会社)

こんにちは。こういうケースでは、家族を菌がぐるぐる回ってしまうのが一番厄介なことになります。少しでも症状を感じたらすぐに医者に行ってください。あまりぐるぐるされると、そのうちに抗生物質が効かない耐性菌になってしまい、大変な事になっちゃうのです。この菌の治療自体は、耐性菌じゃなければ妊娠中でも難しい話じゃありませんが、耐性菌になると治療がけた違いに難しくなります。重症化すると、溶連菌が治っても将来腎臓を壊したりしますので、おろそかにしないでください。手洗い、うがいなどの励行をお忘れなく。あと、洗濯は日光で干すか、無理な時は漂白剤を使いましょう。色物でも酸素系は使える物が多いです。

子どもに抵抗なくジスロマック細粒小児用を飲んでもらうには、ことです。以下のようなものと組み合わせるといいでしょう。


ジスロマック細粒小児用 (アジスロマイシン水和物) medication

アジスロマイシン(ジスロマック)を服用するときには、いくつかの注意点があります。子供にアジスロマイシン(ジスロマック)が処方されたときには、必ず以下の注意点を確認するようにしてください。

もし溶連菌だったとして、ジスロマックはやはり溶連菌には効かないのでしょうか。 ..

以前総合病院の門前にある薬局にいたこともあり、小児科の処方に触れることが多かったのですが、現在は月に1回来ればいいくらい。
粉薬を延々と測って分包していたあの頃が懐かしい。

決して2回分を一度に飲まないでください。 気がついたときに、1回分を飲んでください。ただし、次の飲む時間が近い場合

ジスロマックもすでに薬剤耐性菌の報告があり、十分な治療効果が得られない菌が増えつつあります。

粉薬が飲めない場合は何かに混ぜる必要がありますが、主食に混ぜるのは控えま ..

ニューキノロン系抗生剤は、マクロライド耐性菌に対して効果を発揮します。ニューキノロン系は、成長過程の小児の関節や軟骨に影響する可能性があるため用いることはできませんが、トスフロキサシン(オゼックス)という薬については小児でも使用ができます。ちなみにオゼックスはイチゴ味でとてもおいしいです。

[PDF] こなぐすりと服薬補助食品との飲み合わせ(おいしさの相性)

次男が、いつもお世話になっています。発達障碍児ですが偏見無しで優しい対応です。もっと大きい病院に行く時は、直接東部地域病院などに連絡して、紹介状をすぐ出してくれます。でも、だいたいはこの病院で終わります。喘息も点滴が大変ですがしてくれます。小児科もガラガラで初めては不安でした。でも待ち時間も無しで、ストレスフリーです。
私も、基礎疾患ありでこちらに転院しようと思っています。大人は混雑しているので不安ですが、専門外来ありで魅力的です。
お年寄りが多い印象ですね。

注意事項:・各種飲食物は、飲ませる直前に混ぜて、長時間放置しないようにしてください

2400年前のギリシャそしてその神々の時代の医師ヒポクラテスは医学を呪術や迷信から臨床と経験を重んじる科学へと発展させ医学の父・医聖と呼ばれてい ます。病気は神が与え給うた罰ではないのです。医師の全能力を使って患者にとってベストな治療法を執り行うことや患者のプライバシー保護等を謳ったヒポク ラテスの誓いは現在でも通用する医療倫理です。その後暗黒の中世を経てルネサンス時代以後もヒポクラテスの考えた医療父権主義(パターナリズム)が続きま す。医師が患者になり代わって判断を下し、何の説明も与えないあるいは暗い見通しはなるべく告げずやむを得ない場合に限り危険の予告をする父権主義の考え が主流となっていました。
19世紀の半ばになると欧米ではパラダイムシフトが起こり、科学的発見や調査を重視する風潮の中、医療父権主義の慣行は廃れていきました。代わりに IC(正しい医療情報を伝えられた上での合意)という考え方が広まっていきます。欧米では20世紀半ばになってICの原則が確立され、①患者に治療方法の 選択肢を提示しその効果とリスクについて説明する②治療をする前に患者の同意を得ることが義務化され、現在では日本の医療においても導入されています。欧 米では1992年頃よりEBMの考え方が普及し、本邦でも21世紀に入り、患者がより良い治療法を選択する為にも統計学に裏打ちされた科学的根拠のある医 療を行う機運が高まってきています。

子どもに根負けはNG!工夫をこらして飲ませよう-アイチケット広場

早く良くなってほしい。でも、具合が悪くて苦しんでいる子どもに、薬を無理やり飲ませるのもかわいそう。また拒絶されてしまうかも。そんな悩みを解決するのが「おくすり飲めたね」。大変なお薬タイムに、笑顔を届けます。

[PDF] 小さいお子さんへの お薬の上手な 飲ませ方・使い方

子供にお薬をあげる時、難しいと感じたことはありませんか?なかなか飲んでくれなかったり、飲んでも吐き出してしまったり、無理やり飲ませると薬嫌いになってしまったり…。今回は“子供への薬の飲ませ方”をテーマにいくつかご紹介いたします。
まず乳児の場合、スポイドで少しずつお薬を垂らしていく方法や、粉薬であれば少量の水で練って上あごに塗りつける方法があります。ある程度の年齢になれ ば、ゼリーやアイスクリームなどに混ぜて飲ませてあげることも一つの方法です。特に苦味の強いお薬であれば、チョコレートのような味の濃い物に混ぜてあげ ることで、より服薬しやすくなります。
しかし、何と混ぜても良いというわけではありません。授乳期のミルクなど主食になるものや、子供の成長に必要なもの(牛乳など)と混ぜてしまうと、それ自体を嫌いになってしまう可能性があります。
その他、ジスロマックやクラリスは酸性の飲み物・食べ物(オレンジジュースやヨーグルト、スポーツドリンクなど)と混ぜてしまうことでより苦みが増してしまうため、注意が必要です。
また味の工夫だけでなく、お薬が飲めたときは褒めてあげることも大切です。飲めたときにシールを貼る等楽しみを作ってあげると良いかもしれませんね。

× イオン飲料水、ジュース、お薬ゼリー 混ぜるとすぐに苦くなります。 ②ジスロマック

ジスロマック小児用細粒は、子どもが飲みやすいように「パイン・オレンジミックス」の風味がついています。そのためほんのり甘くはなっていますが、薬本来の苦味が残っているため、飲むのを嫌がる子が少なくありません。

○:飲みやすい、△:変わらない、×:飲みにくい、-:データなし

ジスロマック小児用細粒には、ものがあります。誤って併用しないため、どんなものがあるのか覚えておきましょう。

なぜ抗生物質は飲みきらないといけないのか? | フラワー薬局通信

ジスロマックかフロモックスが第一選択になります。投薬後4-5日経って炎症が改善されなければ、薬を変えます。90%以上が第一選択で治ってしまいます。ジスロマック→フロモックス→クラビットと最後までいったのは2人しかいません。
これら3剤は2011年現在 抗菌力は衰えていません。

飲酒との併用を認めている抗菌薬はないことからも、治療期間中の飲酒は控えるようにしてください。 □飲酒によるリスク

特に強い苦みを持つことで有名なのが、マイコプラズマ感染症等の治療薬に使われるマクロライド系抗生物質の「ジスロマック細粒」や「クラリスドライシロップ」等。大人でもとても苦く感じるこれらの薬を子どもに飲ませるのは実に大変で、コンデンスミルクやプリンに混ぜながら服用させるのがポイントです。しかし、飲み合わせの相性が良くないものがあることにも気を付けなければいけません。
タミフルドライシロップ服用の際にお勧めの例として挙げたヨーグルトやオレンジュース、スポーツドリンク等の酸性の飲食物に混ぜると、苦い薬効成分が出現してしまい、かえって苦みが増してしまいます。

抗生剤を飲んでいるのに治らない、という時にはマイコプラズマに対応していない抗生剤の可能性もあります。 ..

・:アスベリンDSやムコダインDSなど
だった場合、いっしょに飲むとジスロマック細粒小児用の苦味が増強されることがあります。。