しかし、内服薬であることから、副作用が気になる人もいるのではないでしょうか。
各国のガイドラインごとに推奨される量に差がありますが、体重に応じて投与量は変わります。例えば欧州ガイドラインでは投与量0.3~0.5mg/kg/day(最重症型では0.5mg/kg/day以上)を推奨しています。一方で米国ガイドラインでは最初の1カ月間は0.5mg/kg/day以下で開始し、その後は最大1mg/kg/dayまで増量することを推奨しています(体重60kgの場合、0.5mg/kg/dayで計算すると投与量は1日30mgになります)。治療期間については欧州ガイドラインでは最低6ヵ月間、Gollnickらは16~24週間以上を推奨しています(文献1)。明確な治療期間を設定するのではなく、ニキビ完全消失後からプラス1ヵ月間の投与が最も合理的とする意見もあります(文献2)。以上より治療期間は状況次第と考えてよいと思われますが、添付文書には6ヵ月間と記載されています。また内服開始後の一時的な増悪(フレア)予防のため、初期開始量を0.2mg/kg/day以下に抑えることを推奨する意見もあります(文献3)。
☑ あらかじめ判明している副作用を理解すれば、怖がるほどの薬ではない
膿疱や炎症性丘疹に効果があります。外用抗菌剤とあわせて用いられることが多いです。
副作用について初診時に医師から説明がありますので、何か不安なことがあれば遠慮なくご相談ください。
イソトレチノインの効果と当院のニキビ治療の流れについて解説します。
イソトレチノインは妊娠中に内服するとビタミンAの影響で奇形児の出生率が高くなります。
妊娠中、授乳中、妊活中の方は内服できません。男女共に内服開始から内服終了後3ヶ月まで継続して避妊が必須条件です。
イソトレチノイン内服終了後、2週間程度でもともと体内にあるビタミンA濃度に戻ります。ご安心ください。
内服中は光の感受性が高くなります。治療中の強い日焼けにはご注意ください。
また、内服中から内服終了後3ヶ月間は、レーザー治療・光治療(脱毛を含む)をお受けいただけません。
内服開始から1〜2ヶ月間は、一過性にニキビが悪化する好転反応が発生することがあります。
これは、お肌が生まれ変わろうと細胞が活性化している証拠ですので、焦らず、自然と改善するのを待ちましょう。
テトラサイクリン系の抗菌薬と併用できません。(ミノサイクリン・ビブラマイシンなど)
その他併用できない薬がありますので服用される薬があればご報告をお願いします。
まれに夜間の視力低下、めまいが発生することがあります。
生じた際は、夜間の運転や機械操作は絶対に避けていただき、お早めに当院までご連絡ください。
内服中に外科的な処置(抜歯、美容整形など)を予定される際はあらかじめご連絡ください。
休薬期間を設けさせていただく場合がございます。
献血は内服中から内服終了後1ヶ月間はお控えください。
イソトレチノインは日本では未認可の飲み薬のため、医薬品副作用救済制度の対象外となります。
安全性向上のため内服中は最大処方数は3ヶ月分です。服用前・追加処方時に採血検査を行います。
女性にとっての重大な副作用は、胎児の催奇形性です23 24 26。内服中及び内服中止後6ヶ月間は必ず避妊を行っていただきます。アメリカのiPLEDGEプログラムに準拠した妊娠予防プログラムも重要です14 24 25。
ニキビ治療にイソトレチノインを使ってみたいと考えている方は、参考にしてください。
私自身が体質的な敏感肌に悩み、普段のスキンケアを見直すことで肌のトラブルを減らせると痛感しています。
イソトレチノインの副作用が怖い方は、これらの注意点をよく守るようにしましょう。現在服用中の薬についてなど、気になることがあるときには医師までご相談ください。
その他、稀に副作用として吐き気や視力障害が生じる場合があります。
抗生物質の飲み薬、ビタミンA含有のサプリメント、ディフェリンゲル(アダパレンゲル)、ベピオゲルといったニキビ治療用の塗り薬とは併用できません。その他の薬も、副作用のリスクが高まるなどの懸念があるため、併用したい場合は医師に相談してからにしましょう。
日本ではニキビ治療薬として未承認のため、個人による輸入は禁止されています。
※個人差はありますが効果はすぐに現れず少しずつニキビが減少していきます
副作用が出やすくなる薬:併用によりビタミンAの過剰症が起こりやすくなります。
ビタミンAの内服薬
下記に当てはまる方は、イソトレチノインを処方できない可能性があります。
アキュテインによるニキビ治療では、初回の血液検査で問題ない場合でも、2回目以降に副作用が出る可能性があります。
イソトレチノインの重大な副作用の一つに、という副作用があります。
非常に稀ですが、重篤な副作用として目の異常、膵炎、肝炎、潰瘍性大腸炎、クローン病、アナフィラキシーショック、スティーブンス・ジョンソン症候群、自殺企図などが報告されています。
・イソトレチノイン製剤、トレチノイン製剤でアレルギーの既往歴がある方
頭痛が出やすくなる薬:頭蓋内圧を亢進させるため頭痛の副作用が出やすくなります。
テトラサイクリン系の抗生物質(ビブラマイシン、ミノマイシンなど)
ただし、副作用で1割ほどの方に一過性の赤みが出ることがあります。
医師が輸入し、個人に処方することは認められていますので、ご希望の方は当クリニックにご相談ください。
イソトレチノインの服用期間は、絶対に妊娠しないようにしてください。
イソトレチノインの処方を希望の方はオンライン診療を行っていますので、以下のページをごらんください
これは、文献上のイソトレチノインの有効率・改善率と大きく変わりません。
まれに起こる副作用は以下の通りです。米国食品医薬品庁(FDA)に基づき一般使用者向けの情報です。
上記で解説したように、イソトレチノインは妊娠中の人は服用できません。
炎症のある痛い赤いまたは黄色いニキビ薬は、ダラシン(クリンダマイシン)、アクアチムクリーム(ナジフロキサシン)、ゼビアックス(オゼノキサシン)といった抗生物質の塗り薬と、ルリッド、ミノマイシン、ビブラマイシンといった抗生物質の飲み薬があります。また、抗生物質では無いですが、殺菌作用と皮膚剥離作用のあるイオウカンフルローションがあります。
イソトレチノインは、どのような機序でニキビを治すのでしょうか?
イソトレチノインには催奇形性があります。催奇形性とは、妊娠中に薬を服用した時に、胎児に奇形が生じる危険性のことです。イソトレチノインの場合は、胎児の先天異常や流産、早産、死産につながるリスクがあるため、妊娠中や妊娠している可能性がある方、妊娠希望の方は服用できません。授乳中も服用できないため注意しましょう。
③ ベピオとの併用でスピロノラクトンは少量内服でも優れた効果を発揮する
さらに、イソトレチノインは患者の精神状態にも深刻な影響を与える危険性があり、うつ病や自殺などの精神疾患を引き起こすことがあります。
副作用に対して不安を感じる患者様もいらっしゃるかもしれませんが、
自己判断で容量・用法を変更すると副作用が出る場合があり、危険です。
①イソトレチノイン治療では頻回の採血検査の必要性は否定されている
また、赤ら顔や鼻血もよく起こる副作用です 13。血液検査では、肝機能障害のほか、脂質異常などの様々な異常を認めることがあります。
好転反応は、イソトレチノインが皮膚のターンオーバーを促進することによって、
イソトレチノインを服用する際、必ず起こる副作用は鼻、口、目など粘膜の乾燥です。肌の乾燥以外にもまれに副作用を引き起こすことがあるので注意することが大切です。
イソトレチノインによるニキビ治療と、とによるスキンケアを行いました。
イソトレチノインは、1日1回を食後に内服します。朝でも夜でも飲みやすいタイミングで大丈夫です。イソトレチノインはビタミンA誘導体の一種のため、水よりも脂肪に溶けやすい性質があります。食後に服用することによって、薬剤の成分の吸収がよくなります。
イソトレチノイン治療と併せて、サリチル酸マクロゴールピーリングを開始しました。
イソトレチノインには飲み合わせの悪い薬があり、併用によっては副作用が出やすくなるなどの危険性があります。以下の薬を服用中の方は、事前に医師までご相談ください。
内服中、内服終了1か月は献血できません。大きな手術など肌を傷つける処置は避けたほうがよいでしょう。 副作用
イソトレチノイン(アキュテイン)の処方には、副作用のリスクを確認するために血液検査が必須です。
イソトレチノインを飲み始めたけど、辞めたらまたニキビができやすくなる? ..
そのため、イソトレチノインの服用を検討する際は、今回解説した内容を参考にしながら、医師に相談の上、服用しましょう。
重症ニキビに使用されるイソトレチノイン(アクネトレント)の効果は?
イソトレチノインの副作用は多岐に渡りますが、代表的なものは皮膚の乾燥と、口、鼻、眼の粘膜の乾燥です。この副作用はほぼ100%の患者さんに起こります。乾燥によって皮膚炎、口角炎、口唇炎、鼻出血、ドライアイなどが起こる可能性があります。
治療中、治療後最低1ヶ月間は献血ができません。 8.イソトレチノイン治療の料金
作用・副作用・リスクの都合上、以下の方にはアキュテインを処方できかねます。