イソトレチノインはこのようなニキビに悩む方におすすめの治療薬です。
ニキビ跡の瘢痕をなるべく残さないためにも、当院では、早期治療を推奨しています。
トレチノインをダラダラと使い続けると耐性が出てきてしまいますので、
トレチノイン療法をスタートして2か月が経過。
3か月クールで終了する治療の最後の1か月に入りました。
トレチノインは表皮の深い層にあるメラニン色素を外に出してしまう働きを持っています。トレチノインは表皮の細胞を活発に増殖させるために、表皮の細胞はどんどん押し上げられていきます。言い換えれば、ターンオーバーを2週間程度に速める手段として、トレチノインを使うということです。そのときにメラニン色素を一緒に持ってあがっていき、2ないし4週間でメラニン色素を外に出してしまいます。
イソトレチノインは、どのような機序でニキビを治すのでしょうか?
トレチノイン+ハイドロキノン療法 3ヶ月後
●使用した薬剤:トレチノイン 2,200円×3個/ハイドロキノン 2,600円×3個
●リスク:赤み、かゆみ、かぶれ
以上から、体重50kgの人の場合、1日20mgずつ300日間服用するとイソトレチノインを辞めた後も再発しにくいと言えるでしょう。
イソトレチノインの効果と当院のニキビ治療の流れについて解説します。
・治療後写真:投与開始5ヶ月後
・治療内容:難治性ニキビ治療薬「イソトレチノイン内服20mg/日」
・料金:30日分16500円~
A 通常、4ヶ月半が1クールです。治療中のこの間に皮膚が3回入れ替わると言われています。ハイドロキノントレチノイン療法と相性がものすごく良い人(10-15%くらいの人)は、その後継続することも可能ですが、通常はブライセルか、エンビロンシリーズに変更してメンテナンスしていただいた方が安全です。
ニキビ治療にイソトレチノインを使ってみたいと考えている方は、参考にしてください。
それに比べて真皮内のメラノサイトにはメラニンが詰まっているので、メラニンにレーザーが反応し、メラノサイトごとやっつけてしまうことが出来ます。
治療を開始すると、皮膚が赤くなりぼろぼろと角質が取れます。この反応は、トレチノイン軟膏が、古い細胞を押し出し、新しい表皮を作りあげている通常の経過です。アレルギー反応(薬によるかぶれ)ではありません。
右の写真はトレチノイン使用後、2週間です。
表皮がうすく剥離しています。このような状態になったら、一旦塗布を中止して、ドクターズコスメにて保湿をしっかりします。
1週間程度で、表皮の剥離がおさまり、皮膚の弾力感を実感できます。
遠隔診療にても診察可能です。(LINEアプリにて。要診察代)
脂溶性(しようせい)のため、脂肪分と一緒に吸収されていきます。
トレチノイン軟膏は、米国ではしわ・にきびの治療医薬品として、FDAに認可されており、皮膚の美的効果薬として非常に多くの患者さまに使用されています。トレチノイン(レチノイン酸)は米国ではしわ・ニキビの治療医薬品としてFDAに認可されており、非常に多くの患者さんに皮膚の若返り薬として使用されています。この肌再生効果のあるトレチノインと、しみの元であるメラニン活性を抑える作用のあるハイドロキノン、高機能型ビタミンC(APPS)ローションを組み合わせて治療を進めていきます。(2週間ごとの診察が必要です。)医師がトレチノイン軟膏を処方し、ご自宅で塗布するだけの治療です。
下記に当てはまる方は、安全の観点から施術をご遠慮いただいております
なぜならハイドロキノンだけではなかなか皮膚に浸透しにくいのですが、トレチノインと併用するとお肌に浸透しやすくなるため、当院では併用をお勧めしております。
ニキビが改善してからも、再発を防ぐために治療を継続する必要があります。
トレチノイン・ハイドロキノン外用治療中は、レーザー治療を行うことができません。
ヒーライトは併用可。
■施術範囲鼻下・口周り(マリオネットライン内側)・あご(フェイスラインまで)
欧米では美白成分として広く使用されており、その歴史は20年以上にわたります。薬剤の安定性の低さから、国内では医療機関や薬局の調剤したものが用いられていましたが、その後皮膚科や美容治療の薬剤として使用されるようになりました。現在では、美白化粧水などスキンケア用品にもハイドロキノンが配合されています。
1クールの治療期間は約6ヶ月間ですが、8ヶ月間に延長することもあります。
成増駅前かわい皮膚科:イソトレチノイン内服で治療した重症型ざ瘡の症例
イソトレチノインは、毛穴の開きや黒ずみにも効果が期待できます。
しかし、その効果が発揮される過程で、古い角質・細胞が押し出されるため、皮膚の赤み・かさつき・かゆみ・痛みが出ることがあります。 その反応は通常1~2週間がピークで、その後は塗っているうちに徐々におさまり1~2ヶ月でおおむね消えます。 また皮膚に反応が出ない場合でも治療効果に問題はありませんのでご安心ください。
・ハイドロキノンの外用を積極的に併用していただく方がよい時期です。
肌の角質をとるトレチノイン治療をしているときには、ハイドロキノンはしみるためヒリヒリしたり皮膚が赤くなったりすることがあります。刺激が強い場合は、トレチノインを一時休んで、ハイドロキノンだけを使用してください。痛みが強すぎる、血がにじんでくる、ひどくしみる、赤くなりすぎるなどの症状が出た場合は、トレチノインを中止して、診察をお受けください。(ハイドロキノンは、使用していて大丈夫です)
. 以下は基本的な使い方です。症状などにより適宜変更されます。
ニキビの原因には、皮脂の過剰な分泌が関係しています。イソトレチノインは、皮脂腺を退縮させる働きにより、過剰な皮脂分泌を減らす効果が期待できます。
この記事では、トレチノインについて詳しく解説していきましょう。
症例は、イソトレチノイン投与開始から5ヶ月後のものです。顔全体に発症していた、炎症ニキビ、化膿ニキビが減っているのが分かります。
イソトレチノインの治療に関して気になっている方はぜひ最後までお読みくださいね。
•皮膚や粘膜、鼻、眼の乾燥症状。鼻の乾燥にともなう軽度の鼻出血。ドライアイ、眼瞼炎、結膜炎。
•重度のアナフィラキシー反応
•薬疹、重症薬疹(多形紅斑、スティーブンス・ジョンソン症候群、中毒性表皮壊死融解症など)
•うつ病、幻覚・幻聴、自傷行為、攻撃的になるなどの精神疾患
•骨や筋肉の痛み、筋力低下、横紋筋融解症
•肝機能障害(皮膚や眼球の黄ばみ、黄疸、疲労感)
•腎機能障害(むくみ、疲労感)
•吐き気、嘔吐
•視力障害、目のかすみ、頭痛
•下痢、下血、腹痛
など
・レーシック手術前後6ヶ月はイソトレチノインの服用をお控え下さい
※最近、レチノールやレチノールエステル配合の化粧品が市販されていますが、レチノールやレチノールエステルは、外用ではレチノイン酸の約100分の1の作用しかありません。
日本国内のクリニックで処方されているイソトレチノインの費用相場は、
A 特に休薬期間に決まりは無いですが、2回目以降は冬の時期に治療したほうが反応・効果が出やすくなります。夏の期間はブライセルか、エンビロンシリーズでメンテナンスしていただき、冬にハイドロキノン・トレチノイン療法がいいと思います。1回目は夏でも十分反応が出やすいので、時期はいつでもかまいません。2回目以降は、例えば11月に再開して3月いっぱいまで塗ると4ヶ月間塗ることになるので、ほぼ1クールで良いかと思われます。
・以下の方は、イソトレチノインの治療は避けていただいています。
可能であれば、イソトレチノインの開始前や治療中に適宜産婦人科で妊娠反応検査を受けられることをお勧めします。
イソトレチノイン開始前と開始後は適宜血液検査を受けていただきます。肝機能や脂質異常等の副作用チェックのための採血です。
テトラサイクリン系抗生物質(ミノマイシンやビブラマイシン等)、トレチノイン外用剤やレチノール配合剤・ビタミンA製剤とは一緒に使うことができません。
IPL(フォトフェイシャル®)やレーザーによる施術は6ヶ月間休薬をしてから可能です。その他の施術は皮膚の状態によって可能です。
夜間の車の運転や機械の操作はおやめください。
直射日光や湿気を避けて25度以下の室温で保管してください。
イソトレチノインはすべての皮膚科で処方されるものではないため、
1度目の採血から約 1 週間後に血液検査の結果が出ます。結果に問題がなければ、イソトレチノインの内服を開始します。
皮膚科でのイソトレチノインでも保険適用外となるため注意が必要です。
※効果には個人差があります。
※重大な副作用
・:胎児の先天異常、奇形、流産、早産、死産
・:治療初期にニキビの一過性増悪(かゆみ、赤み等)唇、口の中、鼻の粘膜、眼や皮膚の乾燥、脱毛
・:うつ、その他精神疾患(幻覚、幻聴、躁鬱病)、自傷行為等の重大な精神疾患
・:肝障害、脂質異常症(中性脂肪やコレステロールの急上昇)、腸疾患(炎症性腸疾患(IBD)など)、筋骨格症状、聴覚障害(聞こえにくさ、耳鳴り等)、視覚障害(角膜混濁、夜間視力低下等)
・: めまい、頭痛、嘔気、嘔吐、倦怠感、疲労
オンライン診療では、医師が診察して適切な薬を処方してくれます。
A 全く効果が無いということは無いですが、剥けたほうがわかりやすいですね。塗る量を増やすか、濃度を上げたほうがいいと思います。塗る量は大豆大ずつを混ぜていただくのが基本です。反応が出過ぎる場合は減らしてください。