特にRFPは他の薬剤との相互作用(いわゆる飲み合わせ)で問題が
注射薬(一般名:商品名)
☑ アミカシン:アミカシン®
アミノグリコシド系の抗菌薬です。米国の治療指針において、以前より重症例に対し
アミカシンの点滴が推奨されていました。日本ではアミカシンに感受性を有する非結核性抗酸菌症に対し、2019年2月から使用可能になりました。
耳鳴・耳閉塞感・耳痛・眩暈・難聴等や肝機能障害、腎機能障害などの副作用があります。
●アミカシンの点滴時に聴力検査を行います。治療期間中にも必要に応じて聴力検査を実施します。
投与法、期間)
1日1回の点滴:点滴開始後に血中濃度を測定して投与量を決めます。
入院中は基本的には毎日、退院後は週3回かかりつけ医で継続を依頼します。
期間:通常は3-4ヵ月、病状によっては最大で6ヵ月程度継続することがあります。
K-237 クラリスロマイシン、リファンピシンとの薬物相互作用試験
☑ イミペネム/シラスタチン:チエクール®
カルバペネム系の抗菌薬です。
発疹、発熱、血球減少、腹痛、下痢、食欲不振、吐気、
肝機能障害、腎機能障害などの副作用が出ることがあります。
●尿の色が赤褐色になることがあります。
●てんかんの既往のある方や中枢神経系の障害のある方は
使用できない場合がありますので医師または薬剤師にご相談下さい。
投与法、期間)
1日2回の点滴を入院中は基本的に連日行います。
☑ セフタジジム:モダシン®
セフェム系の抗菌薬です。
肝機能障害、血液像の異常、発疹、かゆみなどの副作用が出ることがあります
投与法、期間)
1日2回の点滴を病状に応じて行います。
リファンピシンは,肝ミクロソームのチトクロムP450(CYP)に対する強力な誘導剤であるため,多くの薬剤と相互作用を起こす。 ..
☑ シタフロキサシン:シタフロキサシン®
ニューキノロン系の抗菌薬です。
下痢、軟便、発疹、めまい、頭痛、腹部膨満感、便秘、消化不良、吐き気、口内炎などの副作用があります。
●海外で大動脈瘤・大動脈解離との関連性が示唆されました。患者さんご本人またはご家族が、大動脈瘤・大動脈解離を患ったことがある場合は主治医または薬剤師にご相談下さい。
リファンピシンは、結核治療における第一選択薬として広く使用されています。その強力な抗菌力と独自の作用機序により、他の抗結核薬と併用することで、治療効果を著しく向上させます。
他の薬剤との相互作用:リファンピシンは多くの薬剤と相互作用を ..
リファンピシンを含む多剤併用療法は、結核治療の成功率を大幅に高めています。治療初期の殺菌力が強く、早期の菌陰性化に貢献することで、患者さんの感染性を迅速に低下させる効果があります。
☑ リファンピシン:リファンピシン®
胃のむかつき、かゆみ、発疹、顔が赤くなるなどの症状のほか、肝機能障害や血球異常、
発熱、悪寒などのインフルエンザ様症状などの副作用を起こすことがあります。
●尿、便、体液などがオレンジ色になることがあります。
ソフトコンタクトレンズに色がつくこともあり、洗浄液でもとれないので注意が必要です。
ドニゾロン,タクロリムスの複雑な薬物相互作用による薬物動態の変化に対し頻繁な用量調整を行い,改善
さらに、リファンピシンは非結核性抗酸菌症の治療にも応用されています。
内服薬(一般名:商品名®)
☑ クラリスロマイシン:クラリスロマイシン®
☑ アジスロマイシン:アジスロマイシン®
ともに肺非結核性性抗酸菌症の治療において非常に重要なマクロライド系の抗菌薬です。
吐き気、軟便、腹部膨満感、味覚異常(苦味、金属の味がするなど)、発疹、肝機能障害、腎機能障害などの副作用があります。
稀に不整脈、耳がきこえにくくなるなどの症状が出ることがあります。
●特に心臓の病気があるかたは定期的な心電図などの検査が必要です。
☑ エタンブトール:エサンブトール®
発熱、発疹、肝機能障害、視力障害(視力低下、視野異常など)や手足のしびれなどの副作用が出ることがあります。
●視力障害は早期に発見すれば回復しやすい症状です。かかりつけの眼科で定期的な検査を受けることをおすすめします。視力障害やしびれなどの症状を自覚された場合はすぐに主治医(眼科医)に相談してください。
てんかん重積状態 神経精神ループス 薬物相互作用 薬物濃度減少
<治療薬の副作用・注意点>
非結核性抗酸菌症や気管支拡張症の治療で使用されることの多い内服薬・点滴薬
キーワード:肺MAC症 クラリスロマイシン リファンピシン レボフロキサシン キノロン系抗菌薬 薬物相互作用
本剤の影響が服用の翌朝以後に及び、眠気、注意力・集中力・反射運動能力等の低下が起こることがあるので、自動車の運転など危険を伴う機械の操作に従事させないように注意すること。
クラリスロマイシン等の強いCYP3A阻害剤との相互作用(併用注意)
一般的な呼吸リハビリテーションプログラム
・排痰法の習得
・運動療法(筋力、運動耐容能)
・呼吸訓練(口すぼめ呼吸,横隔膜呼吸など)
・呼吸筋トレーニング
・胸郭可動域訓練・ストレッチング、呼吸筋ストレッチ
・日常生活活動度(Activities of daily living;ADL)トレーニング
などを行っています。
<排痰について>
痰は、気道の粘膜でつくられる炎症性の気道分泌物(粘液)です。 気道分泌物は免疫物質を含み、ホコリや細菌などから体を守ります。
気道には、痰を外に向かって運ぶ働きがあり咳をすることで痰は体の外に排出されます。
ところが、非結核性抗酸菌症の方は他の一般細菌感染や炎症による分泌物の増加、分泌物の性状の変化、繊毛運動の障害、呼吸運動の減弱などにより痰が気道にたまりやすくなっています。
「相互作用・併用注意」、(1)ジゴキシンの作用を増強する薬剤の項に、抗 ..
<基本の治療法>
・肺マック症
クラリスロマイシンまたはアジスロマイシン、リファンピシン、エタンブトールの3剤の内服薬に加えて、病状の程度や症状の強い方にはアミカシン(アミノグリコシド)の点滴を行っています。
・肺アブセッサス症
有効な内服薬が少ないため、数種類の内服薬に加えて、アミカシン、イミペネム/シラスタチンなどの点滴治療を行います。
最近、遺伝子解析などにより、より細かくⅰ)アブセッサス・マシリエンゼ、ⅱ)アブセッサス・アブセッサス、ⅲ)アブセッサス・ボレッティの3種類に分類できるようになってきています。ⅰ)アブセッサス・マシリエンゼでは通常クラリスロマイシンが有効であるのに対して、ⅱ)アブセッサス・アブセッサス、ⅲ)アブセッサス・ボレッティではクラリスロマイシンが効きにくいことが多いため、退院後も点滴抗菌薬を継続することがあります。
は,リファンピシン,クラリスロマイシン,エタンブトールの3剤が使われる。 ..
結核の標準治療では、リファンピシンを含む多剤併用療法を6か月間継続することが基本となります。この治療期間は、初期2か月間と後期4か月間に分けられます。
4) 抗菌薬以外の併用薬との相互作用にも十分に注意する。 5) 目的の不明確な ..
リファンピシンは、幅広い抗菌スペクトルを持つことで高く評価されています。主に抗酸菌に対して強力な効果を示しますが、グラム陽性菌やグラム陰性菌にも作用します。
薬物相互作用検索ツール | ゾコーバ | 塩野義製薬 医療関係者向け情報
初期2か月間は、リファンピシン、イソニアジド、ピラジナミド、エタンブトールの4剤を併用いたします。その後の4か月間は、リファンピシンとイソニアジドの2剤を継続して服用していただきます。
非結核性抗酸菌症 | 複十字病院 公式サイト(東京都 清瀬市)
これらの現象は薬剤の作用によるものであり、通常は心配する必要はありませんが、患者さんに事前に説明しておくことで、不安を軽減し、治療への理解を深めることができます。
[DOC] 抗酸菌症(結核および非結核性抗酸菌症)の治療薬と副作用
薬にはそれぞれ副作用がみられることがあります。気になる症状が出た場合は主治医や薬剤師に相談してください。
リファンピシンは,肝ミクロソームのチトクロムP450(CYP)に対する強力な誘導剤であるため,多くの薬剤と相互作用を起こす。
Q なぜ栄養が大切なの?
非結核性抗酸症はやせ型の中高年女性に多いといわれています。
非結核性抗酸菌に感染すると、気道や肺の細胞などが壊れて肺の機能が悪くなり、スムーズに呼吸ができなくなります。呼吸は呼吸筋を動かして行いますが、悪くなってしまった肺をカバーするために呼吸筋を一生懸命動かすため、健康な人より呼吸にたくさんのエネルギーが必要となります。ところが、多くの患者さんは息切れによって食欲が落ちてしまうため必要なエネルギーを摂りにくくなり、その結果ますます体力や筋力が落ちて、息切れが強くなるという悪循環に陥りやすいのです。
DIクイズ3:(A) 抗結核薬を服用する結核以外の疾患:日経DI
リファンピシンは、結核や非結核性抗酸菌症などの感染症治療に幅広く用いられる抗生物質です。
が,2008 年にクラリスロマイシン(clarithromycin: CAM)とリファブチン,2011 年にリファンピシン
肺非結核性抗酸菌症の治療は菌の種類に応じて複数の薬を内服し、病状によっては点滴を併用する必要があります。主治医から説明のあった薬を必要な期間継続して服用しましょう。
自己判断で薬を止めたり、不規則に飲んでいると耐性化といって
薬が効かなくなることがあるため注意が必要です。
強い又は中程度のCYP3A阻害剤(イトラコナゾール、クラリスロマイシン、フルコナゾール等)との併用について教えてください。 (リトゴビ)
リファンピシンは、活動性結核の患者様に対して第一選択薬として使用いたします。肺結核や肺外結核など、結核菌による感染が確認された方が主たる対象となります。
クラリスロマイシンと抗HIV薬の併用(DHHSガイドライン2022年版より改変) ..
リファンピシンは、細菌のDNA依存性RNAポリメラーゼ(遺伝情報をRNAに転写する酵素)に特異的に結合し、その機能を阻害することで抗菌作用を発揮します。
弱い。特にクラリスロマイシンとRBT(450 mg以上)とを併用すると,ぶどう膜炎が発現するため,
咳嗽や喀痰、発熱、体重減少などの症状が長引き、胸部X線検査や喀痰検査で結核菌が検出された患者様には、リファンピシンを含む多剤併用療法を推奨いたします。