「リベルサス」と「マンジャロ」は、投与方法や効果などに明確な違いがあります。
▽「ビクトーザ」(ノボノルディスクファーマ)▽「トルリシティ」(日本イーライリリー)▽「オゼンピック」(ノボ)▽「リベルサス」(ノボ)▽「マンジャロ」(リリー)――のGLP-1製剤5製品の処方患者数を見ると、20年5月まではトルリシティとビクトーザの2剤が市場を分け合う構図で、全体の6割をトルリシティが占めていました。
いままで説明したように、マンジャロは様々な効果をもっています。
マンジャロは臨床試験のトップラインデータ発表から注目度を高めてきました。プラセボと比較した国際共同臨床第3相(P3)「SURPASS-1」試験では、最高用量(15㎎)を40週間投与した時点でHbA1cがベースラインから最大2.07%低下。体重は9.5㎏減少しました。同じくP3の「SURPASS-2」試験ではGLP-1受容体作動薬セマグルチド(ノボノルディスクの「オゼンピック」)との直接比較で優越性が示されました。
主な副作用は食欲低下で,約半数に認められたとのことです。こちらは副作用でもあり体重減量につながる効果でもありますが、安全性についてはより長い目でしっかりと見極める必要があります。
飲み薬:リベルサス注射薬:マンジャロ、サクセンダ、オゼンピック
リベルサス(一般名:セマグルチド)は、2型糖尿病の治療に使われる薬です。錠剤として服用できることが大きな特徴です。インスリンの分泌を促進し、食欲を抑える効果があります。
ダイエット効果が得られる瘦せ薬(自費診療)としても広く知られている、飲み薬のリベルサスや、注射薬のオゼンピックもGLP-1受容体作動薬で、GLP-1には食欲を抑制して食事の量を減らす効果もあります。
リベルサス最大3ヶ月分、マンジャロ最大8本までご購入いただけます。
マンジャロの有効成分は「チルゼパチド」です。週に1回自分で皮下注射するお薬となり、インスリン分泌を促すことで次のような効果が期待できます。
マンジャロ(一般名:チルゼパチド)は、インクレチンという消化管ホルモンであるGIP(ジーアイピー)、およびGLP-1(ジーエルピーワン)を配合した、GIP/GLP-1(ジーアイピー/ジーエルピーワン)受容体作動薬という新しい種類の注射薬です。を有します。2型糖尿病の治療薬として承認されており、持続性がありです。
⇨ リベルサスは胃で吸収されるため、有効性が弱まる可能性がある
またマンジャロ以外にも、リベルサス3mg、リベルサス7mg、リベルサス14mg、またルセフィ錠の取り扱いもございます。
また、マンジャロは世界初のGIP/GLP-1受容体作動薬であることから、長期的な安全性についてはまだ解明されていません。類似のGLP-1受容体作動薬は発売から13年経過しているため、当クリニックのブログ「」でも触れていますが、急性胆道系疾患(胆嚢炎、胆管炎など)のリスクが高まることが報告されています。()
リベルサスと併用の方は、一緒に飲まずカナグルは朝食後にしてください。
そこに割って入ってきたのが、同じセマグルチドを有効成分とする注射剤のオゼンピックと経口剤のリベルサスです。オゼンピックは発売1年後から一気に患者数を増やしましたが、製造委託先のGMP上の問題で22年から出荷を調整・停止し、一時的に低迷。代わって台頭したのがリベルサスで、今年6月には処方患者数トップに躍り出ました。オゼンピックも、薬価未収載だった複数回使用可能な2mg製剤を急遽発売したことで勢いを取り戻したようです。
リベルサスから注射タイプのオゼンピックやマンジャロに切り替える場合、リベルサスを服用後24時間以上経過後であれば使用可能です。
マンジャロには、消化器系の症状(吐き気、下痢、便秘など)、低血糖、膵炎、甲状腺腫瘍のリスクなど、さまざまな副作用があります。これらの副作用が現れた場合、専門医は迅速に対応し、治療方針を調整することができます。また、低血糖のリスクがある場合は、他の薬との併用や食事内容に注意が必要です。内科専門医の管理下であれば、副作用が発生した際に適切な治療を受けることができ、健康リスクを最小限に抑えることができます。
GLP-1受容体作動薬を超えるマンジャロの予後改善効果について
1つ以上の有害事象は、マンジャロ5 mg群で 63.6%、10 mg群で 68.7%、15 mg群で 68.9%,オゼンピック群で 64.2%であり、それぞれでほとんど差は認めませんでした。頻度の高かった有害事象は消化器系の事象であり、重症度は主に軽度~中等度でした(マンジャロ群、オゼンピック群それぞれ悪心 17~22%と18%、下痢 13~16%と12%、嘔吐 6~10%と8%)でした(図5)。低血糖(血糖値<54 mg/dL)はマンジャロの投与を受けた患者の 0.6%(5 mg群)、0.2%(10 mg群)、1.7%(15 mg群)と、オゼンピックの投与を受けた患者の 0.4%で報告されました。
GLP-1受容体作動薬(リベルサス)・GIP/GLP-1受容体作動薬(マンジャロ) ..
両者ともに体重減少に効果的ですが、マンジャロはGIP受容体にも作用するため、より大きな体重減少が期待されています。
マンジャロは注射薬であり、週1回の投与となるため、消化器系の副作用はリベルサスよりも軽減されることが期待されています。 まとめ
マンジャロは、医薬品医療機器等法において、「糖尿病」の効能・効果で承認されていますが、当院で行う美容 目的での使用については国内で承認されていません。
【GLP‐1ダイエット】オゼンピックと他のダイエット薬の違いとは?
リベルサスは経口薬で、毎日1回服用する必要があります。一方、マンジャロは週1回の注射で済むため、注射に抵抗がない方には便利な選択肢です。
GLP-1受容体作動薬の効果を超えるマンジャロという薬剤について
マンジャロ®皮下注は糖尿病治療に新たな可能性を開く薬です。
GIPとGLP-1という二つの重要なホルモンの受容体に作用し、体内の血糖管理を助けます。これまでにない方法で血糖値を下げられるのが特徴です。
この薬は血糖値だけでなく、体重管理にも効果があります。
やせる・ダイエット効果が認められているのです。
多くの糖尿病患者さんは体重を減らすのが難しいものですが、マンジャロ®は食欲を抑える働きもあります。つまり、血糖と体重の両方をケアできるんです。
マンジャロ®皮下注は、糖尿病治療の考え方を変えるかもしれません。
患者さんの生活の質を高めることを目指しており、糖尿病との付き合いがより楽になる可能性があります。
日々の生活が少し楽になるかもしれませんね。
ダイエット外来(GLP-1 ダイエット)リベルサス・マンジャロ
日本では22年9月に承認を取得し、通常なら同年11月の薬価収載となるはずでしたが、リリーは収載希望申請を行いませんでした。その理由は、米国で先行発売したマンジャロを含むGLP-1製剤全体の需要が世界的に高まったためです。オゼンピックが出荷停止となるなど供給不安も発生し、リリーが需要に応えられる十分な供給量を確保できないおそれが強まりました。
マンジャロ(高い減量効果をもつ糖尿病治療薬)が2023年4月に発売!
主に経口薬として使用され、利便性が高いものの、効果の強さはマンジャロには及ばない可能性があります。
本邦では2型糖尿病治療薬として発売されます。 オゼンピックやリベルサスはGLP-1単独の作用でしたが ..
マンジャロ®は、週 1 回投与の持続性の世界初のグルコース依存性インスリン分泌刺激ポリペプチド(GIP)受容体 及びグルカゴン様ペプチド-1(GLP-1)受容体作動薬になります。
糖尿病だけでなく、抗肥満薬としての効果もかなり高く、体重減少効果についてもリベルサスよりも効果が高いとされています。
リベルサスで効き目が弱くなってきた方などにはかなり良い適応です。
話題のGLP1ダイエット(オゼンピック、リベルサス、ビクトーザ、マンジャロなど)について医師の伊勢呂の実体験を伴って解説した動画です。
ダイエットは単に薬の使用だけでなく、食事、運動、生活習慣の改善といった多角的なアプローチが重要です。内科専門医は、マンジャロの効果を最大限に引き出しながら、適切な食事計画や運動指導を行います。また、定期的な診察を通じて、体重減少が健康的かどうかをモニタリングし、必要に応じて血液検査などを実施し、過度な体重減少や栄養不足を防ぐためのアドバイスを提供します。
マンジャロ(GIP/GLP-1 受容体作動薬)のダイエット効果について
脳の視床下部に作用し、食欲を抑制する効果があるので、体重増加を防ぎ肥満防止にも繋がります。
食欲抑制作用に関しては、GLP-1受容体作動薬の種類によって、効果が異なります。
「血糖値を下げたいが、体重は減らしたくない」や、「しっかり体重を減らしたい」など、患者さんの病状や希望に応じて、糖尿病専門医である院長が最適な治療薬を提案致します。
マーチクリニックでは医療ダイエットにて新しい糖尿病治療薬「マンジャロ」をはじめ、リベルサスやルセフィのお取り扱いを開始しました。
当院では、GLP-1受容体作動薬を使用したことのない方から、リベルサスやオゼンピックなど既存のGLP-1受容体作動薬を使用している方まで、様々な方にマンジャロを使用していただております。また、当院では学会発表や講演会を通じてマンジャロの有効性や安全性をお伝えしておりますのでマンジャロにご興味がある方はお気軽にご相談ください。
※2型糖尿病薬を肥満治療に使用することは適応外使用です。 ※当院では飲み薬の「リベルサス」のみ取り扱っています。 <注射薬>
マンジャロは注射薬であり、週1回の投与となるため、消化器系の副作用はリベルサスよりも軽減されることが期待されています。