小青竜湯(しょうせいりゅうとう): 鼻水や痰を伴う咳に効果があるとされています。アレルギーなどで鼻炎症状を伴う方にはとくにオススメです。


アレルギー原因物質が配合された内服薬を舌下に置くことで、原因物質に対して徐々に身体を慣らしていく治療法です。治療期間は長期にわたることが多いですが、症状の改善だけでなく唯一完治を目指すことが可能な治療法です。
従来は皮下注射による治療法が一般的でしたが、最近では治療の痛みや副作用がなるべく起きない方法で、通院回数も少なくて済む舌下免疫療法が注目されています。ダニやスギ花粉のアレルギーであれば保険適用で治療が可能です。5歳以上のお子さんが対象となります。
当院では、子どもだけでなく保護者の方への治療も同時にご案内できますので、ぜひ一度ご相談ください。


また咳止め薬は花粉症用の抗アレルギー薬と一緒に服用できない場合が多いので、自己判断で服用せず必ず医師や薬剤師に相談するようにしてください。

○アレルギー性鼻炎や花粉症もある方は、そちらの治療も合わせて行う必要があります。
○歯の炎症から副鼻腔炎が起きている場合は、歯科での治療も必要となります。
○真菌(かびの一種)が原因の場合は手術をお勧めします。

6) 岸川禮子,他:福岡市における黄砂現象の影響調査(第3報)-気管支喘息患者のPEF値の変動-. アレルギー589(8,9):1209,2009.

風邪ではないのに「咳症状が治まらない」という場合は、ハウスダスト・花粉などのアレルギーや咳喘息、マイコプラズマが考えられるという。

○アレルギー性鼻炎や花粉症もある方は、そちらの治療も合わせて行う必要があります。
○歯の炎症から副鼻腔炎が起きている場合は、歯科での治療も必要となります。
○真菌(かびの一種)が原因の場合は手術をお勧めします。

例えばアトピー咳嗽の診断基準では基本的に気管支拡張薬が無効な病態をアトピー咳嗽としています。一方で病態から考えると、気道表層の咳受容体が亢進している病態(つまり抗ヒスタミン薬が有効な症例)と咳喘息(気管支拡張薬が有効な症例)は混在することがあると思われます。開業医の役割としては、診断名の割り振りがいかに正しいか?ではなく、長引く咳をいかに確実に素早く止めることにあるか、と考えています。当院ではこの考え方に基づき、「咽喉頭異常感(のどのイガイガ感)」があり、アトピー素因が確認された場合(アレルギー性鼻炎などを合併されている場合)には、喉頭アレルギーやアトピー咳嗽を鑑別に考え、抗ヒスタミン薬による診断的治療を行うこともあります。また咽喉頭逆流症(LPRD)も喉のイガイガを伴う咳嗽を認めることがあり、同時に鑑別によく挙がる疾患となります。F-scale問診票やRSI問診票、上部消化管内視鏡の検査歴などを参考に治療を行います。

喉のムズムズやイガイガ感はアレルギーや気管支喘息などのさまざまな原因があります。病気以外にもきっかけとなる原因をご説明します。

※ 咳喘息は気道のアレルギー反応と末端の気道の閉塞が特徴的な病気です。そこで、気道のアレルギー反応を抑える吸入ステロイド薬と気道の閉塞を抑える気管支拡張薬が、一度に吸入することのできる「合剤」があります(最後にご紹介いたします)。

ぜん息は、主にアレルギーが原因で下気道に炎症が起こる病気ですが、鼻のアレルギーの病気としてよく知られているのが、アレルギー性鼻炎です。一年を通して現れる「通年性アレルギー性鼻炎」と、一定の時期だけ現れる「季節性アレルギー性鼻炎」に分けられます。
通年性は、ダニやハウスダスト、ペットの毛やフケなどが原因で発症します。季節性の原因は主に花粉です。どちらも原因となる物質(アレルゲン)を吸い込むことで、くしゃみ、鼻水、鼻づまりなどの症状が起こります。
ぜん息の人の60~80%前後にアレルギー性鼻炎の合併がみられるといわれています。アレルギー性鼻炎のコントロールが悪いと、ぜん息に悪影響を与え、アレルギー性鼻炎をしっかり治療することで、ぜん息の症状が改善することが知られています。鼻の症状がみられたら病院を受診し、早期診断、早期治療を心がけましょう。スギ花粉症の場合は、が保険適用となっており、花粉症だけでなくぜん息の症状改善にも効果があるとされています。

猫アレルギーの症状は花粉症や軽度の風邪と似ており、目のかゆみと充血、鼻水、くしゃみ、鼻づまり、喉の炎症やせきといった症状がよく見られます。

③検査
薬剤性咳嗽を疑った場合は、まずはレントゲンを撮影します。
異常な陰影を認めた場合は細菌性肺炎の可能性もありますが、薬剤が原因の薬剤性肺障害等の可能性もあります。
場合によっては、CT撮影や詳しい検査のために、専門の医療機関にご紹介いたします。
ACE阻害薬のように咳が有名な副作用の薬を知らずに飲んでいるかもしれません。
しっかりお話を聞いて、診断をいたします。

薬剤性咳嗽は、飲んだ薬が原因で引き起こされる咳症状です。
薬を飲み始めてから数年後に症状が出る場合もあり、なかなか薬が原因だと気づきにくいでしょう。
まずは原因となる薬を中止するのが治療となるため、気になる症状がある場合は、早めに医師の診察を受けるようにしましょう。

舌下免疫療法(アレルゲン免疫療法)は、花粉症の根治療法として用いられる療法です。シダキュア(薬剤)の処方開始によって5歳から舌下免疫療法ができるようになりました。シダキュアを1日1回服用。アレルゲンを身体に慣らしてアレルギー症状を改善していきます。パパやママのスギ花粉症やダニアレルギー鼻炎に対しても、当院では舌下免疫療法を行うことが可能です。


症状の経過, 季節性(花粉症), 通年性, 1~2週間で治癒する

アレルゲンとして多いのが「花粉」「ダニ」です。花粉は季節性に飛散しているので「季節性アレルギー性鼻炎」、ダニは1年中存在しているので「通年性アレルギー性鼻炎」といいます。花粉としてはスギ(2-4月)、ヒノキ(3-5月)、ブタクサ(8-9月)が代表的ですが、それ以外には雑草花粉(イネ科、キク科など)でも起こることがあります。ダニは1年中家屋に存在していますが、高温・高湿で繁殖するため特に8-9月に注意が必要です。

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長引くせきの原因として最も多い「せきぜんそく」とは、1~2カ月以上、長い人では1年以上も、「コン、コン」というカラせきが続く病気です。ぜんそくと同じアレルギー性の病気で、室内外の温度差、タバコの煙、ホコリやダニなどのハウスダストが刺激になって、気管支が炎症を起こし、せき込みやすくなります。一般的なぜんそくの前段階とも言われ、放っておくと約30%の人がぜんそくになるとの報告もあります。子供の時にぜんそくやアレルギーがなくても大人になって発症することも多く、油断は禁物です。
また、たばこを吸っている人や、今は禁煙していても過去に吸ったことがある人で、せきが長引く人は、慢性閉塞性肺疾患(COPD)という病気の可能性もあります。COPD とは、長年喫煙することで、肺胞(肺の中の小さな袋)が破壊され、肺への空気の出入りが不十分になる病気です。一度壊れた肺胞は元通りにはならず、放っておくと重症化して死に至る危険性もあります。

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吸入ステロイド薬は、気管支の炎症を抑え、咳症状を鎮める作用があります。

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血管運動性鼻炎は,鼻の粘膜の血管の腫れによって症状が現れる慢性の鼻炎です。 原因はアレルギー反応ではありませんが、アレルギー性鼻炎と同様にくしゃみ・鼻みず・鼻づまりといった症状が現れます。寒暖差によって症状が誘発されることが多く、例えば朝暖かい布団から抜け出た直後からくしゃみ・鼻水などの症状が出る、夏に屋外から冷房の効いた室内に入ると鼻がズルズルと不調になる、などと訴えることがあります。

【薬剤師が解説】花粉症の咳におすすめの市販薬はどれ?9選を紹介

咳喘息の治療には、気管支拡張薬(気管支を拡張させて空気の通り道を広げる薬)や吸入・経口のステロイド薬を用います。
気管支拡張薬を使って、咳がある程度治まれば、咳喘息と診断し、吸入ステロイド薬を用いた治療を開始します。
吸入ステロイド薬は、1/1000ミリグラム単位の少量でも気道に直接作用して、優れた抗炎症作用を発揮します。
また、全身的な副作用の心配も少なく、長期にわたって用いることができます。
抗アレルギー薬を使用することもあります。
最近では、吸入ステロイド薬と気管支拡張薬をひとつの薬として配合した喘息治療薬もあり、こうした薬が処方される場合もあります。

咳喘息は、アレルギー(主に好酸球)によって気道が炎症を起こし、次の2つの機序により咳が出る病気です。 ..

これは、風邪などでお子さんの鼻の奥や喉がつながっている部分(副鼻腔と呼ばれます)が炎症を起こす病気です。
この部分は空洞になっていて、風邪などで炎症が起こると膿がたまることがあります。
そして、その膿が鼻を通って喉へ流れてしまうと、咳が出やすくなったり、痰がらみの咳が長引いてしまうこともあります。
また、副鼻腔炎には「急性」のタイプと「慢性」のタイプがあります。急性のタイプは、放っておいても自然に治ることが多いと言われています。
ただし、最初のうちにちゃんと治療をしなかったりすると、慢性のタイプに変わってしまうこともあります。
この慢性のタイプは長引くことが多いので注意が必要です。
もしもお子さんがドロドロの鼻水を出したり、痰が出る咳が長引いたりしているなら、それは副鼻腔炎の可能性があります。
そのような時は、早めに病院に連れて行って、抗生物質などの薬をしっかり飲むようにしましょう。

は,喉頭中心にI型アレルギー病変を認め,アトピー咳嗽では,中枢気道

風邪ではないのに「咳症状が治まらない」という場合は、ハウスダスト・花粉などのアレルギーや咳喘息、マイコプラズマが考えられるという。『すずき耳鼻咽喉科クリニック〈いびきのご相談〉』に取材した。

アレルギーというと「くしゃみ」や「鼻水」のイメージが多いが、「咳」症状を引き起こすことも多くあるとのこと。秋の花粉症などで鼻閉が続いていると口呼吸になり、のどが乾燥することで咳をおこしやすくなる。

『アレルギー性咽喉頭炎』とも言われており、最近増えている症状だという。微熱を伴うこともあり、慢性咽喉頭炎に移行してしまう場合も考えられる。鈴木院長は「アレルギー物質の刺激により鼻炎が合併することもあります。その鼻水が喉に落ちることで症状が出ることもあるため、喉と鼻を一緒に対策することが重要」と話している。

この場合は腫れた鼻粘膜を収縮させるラジオ波治療で対応。鼻が詰まった状態でも治療でき6歳位から可能(個人差あり)。治療そのものは2分程度で同院は1000例以上の実績がある。春の花粉症対策として今の時季から受診している人も多い。保険適用で片鼻2700円。

咳喘息やマイコプラズマ

風邪症状の後に咳だけが何日も残る場合は咳喘息が考えられるという。喘息の前段階と言われており、放置すると約30%の人が喘息に移行する可能性もある女性に多い傾向があり、再発を繰り返すことも特徴という。「室内外の温度差や受動喫煙、ハウスダストなども発作の要因になります。のどにイガイガ感を伴うこともあります。患者数は年々増加しており、ひどい場合は咳が一年以上続くことも。吸入ステロイド薬で治療します」と鈴木院長。

マイコプラズマは長引く咳と発熱が特徴で、治療しないと肺炎になることがあるという。初期症状が風邪と似ており、潜伏期間は2〜3週間。主に飛沫感染で起こり、学校や職場など一定数以上が集まる場所で広まることがある。

いずれにせよ「咳症状の原因は多数考えられます。風邪の後遺症として長引くことがありますが、咳止めなどを飲んでも治まらない場合は原因を把握することが必要です」とのこと。

睡眠時無呼吸症候群検査

先日、SAS広報委員会が既婚女性1000人を対象に「イビキ」の調査を実施。その結果、約8割の夫がほぼ毎日イビキをかき、約7割が注意をしていたという。しかし、医療機関での受診や対策を促したことが「全くない」のは、66%に上ったとのこと。

「イビキは睡眠時無呼吸症候群の一番のシグナル。この病気は本人には自覚がなく、家族や友人から指摘されて気づくことがほとんど。高血圧や脳卒中・脳梗塞、心筋梗塞を起こす危険性は3〜4倍になり、メタボリックシンドロームや糖尿病との関連もあります。睡眠中の酸欠状態が血液をドロドロにし、細い血管が詰まりやすくなります。昼間の眠気が仕事に支障をきたし、居眠り運転による交通事故の原因となることも。この病気を診断されたドライバーの約40%が居眠り運転を経験しているといいます」と鈴木院長。

検査は夜来院で朝帰宅

日本人のイビキ人口は約2000万人、無呼吸症候群の患者数は約300万人と推測され、30代以降の男性に多い傾向がある。検査は夜11時頃に来院して(応相談)、翌朝4〜7時に帰ることができ、仕事や家庭への負担も少ないという。

インフルエンザ予防接種

インフルエンザの予防接種が始まっており、同院でも受け付けている。子ども(13歳未満)2000円、大人3000円で接種をしている。予約なしで可能とのこと。「本格的な流行前の12月中旬までに接種することが望ましいです。3〜4週間で効果があらわれます。13歳未満の子どもは2回接種を推奨しています」と院長。

パソコンで受付・確認が可能

「iTICKET」を導入しており、携帯電話やパソコンから受付・待ち時間の確認が可能(再診のみ)。会計の待ち時間がほとんどない電子カルテも採用している。

に限局した好酸球性下気道炎症を認める.診断には咳喘息や胃食道逆流症

場合によっては、マクロライド系の抗生物質を少量、長期間、投与することがあります。(耳鼻咽喉科で広く行なわれている治療法で、長期間の内服でも比較的安全です。) そして、これらの治療でも治らない重症の方や鼻茸ができている副鼻腔炎は、総合病院の耳鼻咽喉科にご紹介して副鼻腔手術をお勧めすることがあります。
ひと昔前の副鼻腔手術は、口の粘膜を切って、顔面骨を削るという方法でしたが、今は内視鏡を用いた手術(顔の皮膚を切ったり、口の粘膜を切ったり、骨を削ったりすることはなく、全てが鼻の穴からだけで行います)が主流です。
また、そのほとんどが全身麻酔で行われます。手術中、手術後の痛みが抑えられるようになり、また手術後の合併症もほとんどなくなりました。

アレルギー内科 准教授 平田 博国 先生帝京大学ちば総合医療センター 第三内科 ..

8)中島宏和、東田有智:アレルギー疾患に伴う咳.診断と治療99:2079-2083,2011.

子どもの受診が必要な咳・家での対処法 | 八王子市 | 小児科

胃酸逆流が食道のみならず喉まで及び、喉の違和感・嗄声(声がれ)・慢性咳嗽の原因となる病態を逆流性食道炎(GERD)と区別し「咽喉頭逆流症(LPRD)」といいます。LPRDによる咳の特徴は日中主体で、夕方以降に悪化し、会話中の咳や、緊張を伴う場合、ストレスなどにより誘発され、また食後で悪化することがあります。 咽喉頭はセンサーとなる神経が多数集まっていること、胃酸に対する防御が弱いことが問題となります。 近年、咽喉頭逆流症は治療抵抗性の慢性咳嗽の原因となっているのではないかと注目されていますが、日本人の報告ではLPRDのうち89%は上部消化管内視鏡によるGERDの所見を認めなかったと報告されており、LPRDによる咳嗽の診断を難しくしている理由でもあります。LPRDを症状から診断する質問票としてRSI (Reflux Symptom Index)問診票があり、14点以上で高値とされています。

鼻水がのどに落ちる事による痰や咳(本当は7があるのにそれを自覚されずに、痰や咳だけ感じている方もたくさんいらっしゃいます).

日本耳鼻咽喉科学会専門医・指導医
日本アレルギー学会専門医