アレルギー性結膜炎は、通年性と季節性の 2 種類に分かれます。
アレルギー性結膜炎の代表的な症状は、かゆみ、異物感、目やに、充血などです。ここでは、症状の詳細をご紹介します。
アレルギー性結膜炎の予防対策のポイントは、できるだけアレルゲンを避けることです。
スギ花粉症は、春に季節性アレルギー性結膜炎を起こす代表的な疾患の一つです。
感染力が強いアデノウイルスによって、引き起こされる結膜炎です。世間ではよく「はやり目」と呼ばれています。1~2 週間の潜伏期間(感染してから発症するまでの期間)を経て発症する特徴があります。他のウイルス性結膜炎よりも症状は重く、目ヤニや充血、腫れ、痛みが見られます。発病してから 2 週間ほどで、症状は落ち着きます。
また、症状が治った直後、角膜に小さな濁った点ができることもありますが、これは自然に消失することがほとんどです。しかし、中には濁りが瞳にまでかかってしまうケースもあります。この場合は消失するまでの間、視力低下を引き起こす恐れがあるため、点眼治療で治さなければいけません。さらに症状がひどくなると、ドライアイや涙道閉塞などの後遺症が出るリスクも現れます。その場合は、眼科での定期的な治療が必要です。小さいお子さんや赤ちゃんの場合は、急に炎症がひどくなることもあるため、気を付ける必要があります。
アレルギー性結膜炎の対策ポイントは、できるだけアレルゲンに触れないことです。
アトピー性皮膚炎による瞼の炎症が進行し、角膜・結膜を傷つけ炎症をきたした状態です。
ダニアレルギーであるケースが多いため、ハウスダスト対策も重要になります。
白目の部分を覆っているを起こすもので、ウイルス性結膜炎、細菌性結膜炎、アレルギー性結膜炎、春季カタル、アトピー性角結膜炎などがあり、治療法もそれぞれ違います。感染力がとても強いものや、角膜を傷付けるものもあります。
4)コンタクトレンズを使用しているアレルギー性結膜炎の患者さん
なお、目の症状の背景には、アレルギー性結膜炎以外にもさまざまな病気があることが考えられます。自己判断は難しいため、気になる症状がある場合は早めに受診したほうがよいでしょう。
プールの水を介して感染することが多いため、よく「プール熱」と呼ばれています。夏風邪の一つで、5~7 日間の潜伏期間を経てから発症します。主な症状として、発熱やのどの痛み、全身倦怠感(身体がだるい)、下痢などが挙げられます。発症してから 10 日ほどで、症状は良くなります。幼稚園児や学童期など、プールで遊びだす年齢のお子さんに多くみられ、プールに入らない赤ちゃんが発症する症例は多くありません。しかし、感染力が強いことから、上の子から赤ちゃんへ移してしまうケースは多々あります。
アレルギー性結膜炎の場合、目やには白や半透明のことが多いです。
結膜炎の症状があるときはコンタクトレンズを装用しないか、もしくは装用時間を減らしたほうが無難です。
コンタクトレンズを装着している間は、レンズについたタンパク質や花粉を眼に触れさせ続けてしまうことで、結膜炎が悪化するおそれがあるからです。
結膜炎が悪化すると眼表面へのたんぱく分泌が増えるため、さらにコンタクトレンズが汚れやすくなります。その結果、アレルギーがさらに強まるという悪循環にもつながる恐れがあります。
結膜炎といっても様々な種類があります。種類によって症状やリスク、治療法も異なりますので、症状が軽いからといって放置せずに、眼科医を受診してください。
また、時に非常に感染力の高い結膜炎もあり、人にうつさないための注意が必要な場合もあります。
アレルギー性結膜炎|こじま眼科 戸塚 横浜市泉区|白内障 ドライアイ
コンタクトレンズ、縫合糸などの物理的接触に伴うアレルギー性結膜炎。
コンタクトや糸に付着した蛋白による感作が原因。
上眼瞼結膜に巨大乳頭結膜炎を認める(直径1mm以上で数個の乳頭が癒合したもの)。
治療は原因物質の除去(難治性では抗アレルギー薬やステロイド点眼を処方することもある)。
アレルギー性結膜炎 | 疾患別 | えのき眼科|埼玉県狭山市の眼科
主にアトピーや気管支喘息のある小学校低学年の小児(特に男児)に発症する結膜炎で、増殖性変化を伴う重症アレルギー性疾患(ハウスダストやダニなどがアレルゲンになりうる)。
年齢により軽減し、10代後半までに治るが、数パーセントはアトピー性角結膜炎に移行する。
とくに上眼瞼結膜の乳頭増殖性変化が強い。
上眼瞼の増殖性変化との接触により、角結膜境界部に好酸球の集簇(=トランタス斑)、角膜に潰瘍(=シールド潰瘍)が生じることがある。
治療は基本的にはアレルギー性結膜炎に準じるが、改善がなければステロイド点眼よりも免疫抑制剤点眼を先行して処方することが多い。
アレルギー性結膜炎(あれるぎーせいけつまくえん) | 目の病気・症状
抗アレルギー点眼剤を使用し、アレルゲンとの接触を減らすなどの対策を行えば、1〜2週間で症状が治まるケースが多いです。症状が長引く場合は、他の病気も合併している可能性があるので眼科を受診しましょう。
アレルギー性結膜炎の治療ってどんなものがあるの? 当院で処方する主な抗アレルギー薬
アレルギー性結膜炎の特徴的な症状の一つがかゆみです。かゆみの代わりに異物感を感じるケースもあります。
アレルギー性結膜炎 | KARADA内科クリニック | 五反田(品川区)・渋谷
上まぶたの裏側の結膜には、ちょうど石垣のように見える粘膜の隆起(石垣状乳頭増殖)ができたり、黒目(角膜)と白目(球結膜)の境目がぐるりとはれてきたりします。角膜にも、びらんや潰瘍ができることがあり、かゆみに加え目がとても痛くなります。そのため目が開けられず、学校で授業を受けるのも難しくなることもあります。
アレルギー性結膜炎の治療には,抗アレルギー点眼薬を第一選択とし,用法ど
症状は1年中でますが、春など季節の変わり目に悪化することがあるので、この名前がついたのだと思います。思春期ころに自然に治る場合もあるのですが、まぶたのアトピー性皮膚炎が治りにくいと、大人になっても症状が続くことがあります。
アレルギー性結膜炎(花粉症) | 水戸駅北口から徒歩3分のまちの眼科
眼に入った花粉やハウスダストなどを洗うには、防腐剤の入っていない点眼薬や洗眼薬を使うことが大切です。
水道水で洗うと、眼の表面から涙を洗い流してしまうため、結果として角膜が傷つきやすくなります。
アレルギー性結膜炎で処方される薬剤のランキング一覧です。製剤写真付きの添付文書を、疾患別処方ランキング、適応症、から検索する事ができます。
アトピーに合併するアレルギー性結膜炎で、増殖性病変を伴わないもの。
眼瞼炎を併発することが多く、眼瞼が固くワイパーのようになるため角結膜が傷つきやすい。
ステロイド長期投与などを原因とする耐性菌(MRSA)の出現、かゆくてポンポン叩くことによる網膜剥離や外傷性白内障、水晶体脱臼にも注意。
花粉症とアレルギー性結膜炎|岡本眼科 富山市天正寺 眼科専門医
とてもかゆいとき、目やにが増えたとき、また黒目に傷ができて痛くなったときには、抗アレルギー点眼薬に、炎症をおさえる作用の強いステロイド点眼薬を追加します。またステロイドの結膜下注射や、内服薬などを使う場合もあります。
アレルギー性結膜炎|厚木市のクリニック原|愛甲石田駅から徒歩3分
春季カタルは子どもに多い重症なアレルギー性結膜炎で、特に小学生の男の子に多く見られ、激しい目のかゆみや白い糸状の目やにがたくさんでます。
アレルギー性結膜炎の症状、知っていますか?目の仕組み。アレルギーでかゆみ、目やに、ゴロゴロ感が出る 目がかゆければアレルギー。
小児は掻いてしまうのでなかなか治らない!よくある悪化の流れを示すと…
風呂上りで血管拡張・透過性亢進 ⇒睡眠時さらに体温上昇して透過性亢進してヒスタミン↑、閉瞼しているのでアレルゲンは眼球表面にとどまる+副交感神経優位で涙液少なくwash outできない⇒無意識に掻いてしまう⇒朝悪化して慌てて病院へ
眼瞼浮腫(眼周囲が腫脹)や結膜浮腫(球結膜がブヨブヨに)が増悪しやすく、見た目的に親御さんは慌てて来院されることが多いが、冷やす・掻かないが基本!
アレルギー性結膜炎の原因・症状・検査・治療【眼科専門医が解説】
かゆみも異物感も、原因はアレルギー反応によって放出されたヒスタミンという物質です。アレルギー性結膜炎のメカニズムの詳細は後述しますが、ヒスタミンが神経や血管を刺激することで、かゆみなどの症状が出るとされています。
アレルギー性結膜炎についてはこちらをご覧ください。 眼瞼炎によるまぶたや目の腫れ
細菌が原因となって起こる結膜炎の中でも、フリクテン性結膜炎は感染性の炎症ではなく、細菌そのものがアレルゲンとなって起こるものです。
小さなお子さんに多く発症し、結膜や角膜などに白い小さな水ぶくれができ、目が充血し、強い違和感や光をまぶしく感じるなどの症状がでます。
また、稀な症例として。スティーブンス・ジョンソン症候群は難病指定されているもので、目を含めた全身に湿疹やただれなどが出て、発熱します。原因はまだ分かっていませんが、内服薬に対するアレルギー反応や感染症が関係するのではないかと考えられています。重症化すると失明に至ることもあり注意が必要です。
抗アレルギー薬(眼科用外用剤)の解説|日経メディカル処方薬事典
アレルギー性結膜炎は、適切な治療と生活環境の改善により、症状をコントロールすることができます。目のかゆみや充血などの症状が続く場合は、早めに眼科を受診しましょう。当院では、アレルギー性結膜炎の診断と治療に豊富な経験を持つ医師が対応いたします。お気軽にご相談ください。
おり使用しても症状が治まらない時には,低力価のステロイド点眼薬を追加す
通年性アレルギー性結膜炎(Perennial allergic conjunctivitis , PAC)とは、季節に関係なく一年を通してみられるアレルギー反応が原因の目の炎症です。