リベルサスをダイエット目的で服用する場合は保険適用になりません。
リベルサスは、2型糖尿病治療薬であり、胃腸に関する副作用があらわれやすい医薬品でもあります。体質や過去に発症したことがある疾患によっては、リベルサスの服用ができない可能性があるので注意が必要です。
リベルサスを服用しても痩せないといわれる理由は、おもに以下のとおりです。
そのため、割ったりかみ砕いたりするとリベルサスが胃で分解されやすくなり、十分な効果を得られない可能性があります。
実はよく患者さんから質問があるのが『リベルサスを内服して二度寝をしても低血糖になったりしませんか?危険ではありませんか?』という内容です。
リベルサスを服用することで、次の副作用が生じるリスクがあります。
リベルサスで低血糖を起こすことは稀ですが、可能性はゼロではありません。
低血糖は糖尿病の有無とは関係なく突然起きるので、万が一症状が現れた場合に備え、以下のいずれかを携帯あるいはすぐに摂れる環境を整えておきましょう。
リベルサスは、血糖値を正常範囲内に維持するだけでなく、エネルギー代謝にも良い影響を与えます。
リベルサスの効果を実感する目安は、服用をはじめてから2~3か月です。
副作用が辛くなり、リベルサスの服用をやめたくなることもあるかもしれません。
それでも、できるなら服用を続けてダイエットを成功させたいですよね。
以下で症状を和らげるための対処法を紹介していますので、「辛いけどなんとか服用を続けたい」という方は参考にしてください。
ただダイエット目的での安易なリベルサスの服用自体は、私自身はお勧めはしていません。
「GLP-1ダイエット」と評して美容系クリニックを中心にリベルサスによる減量治療が昨今すすめられておりますが、その風潮を糖尿病専門医としてはやや危惧しています。
投稿でも紹介した通り減量効果は間違いないお薬ではありますが、糖尿病でない方への使用については安全性への懸念がある為です。
リベルサスで期待されるダイエット効果について、詳しく見ていきましょう。
糖尿病治療薬ですので(頻度は少ないものの)低血糖の危険性があります。
また先日リベルサスを含めたGLP-1受動態作動薬による胆道系疾患が重大な副作用に含まれました。(リンク先は以下の通りです。)
低血糖の症状がでるケースがあります。
リベルサスは、低血糖になりにくいお薬であり、単体で服用した場合に低血糖を起こすのは稀です。
薬の効果や副作用について、きちんと理解してから服用しましょう。
リベルサスには、胃の蠕動運動を抑える働きがありますので、人によってはその影響を強く受けるケースがあります。
リベルサスを服用すると、以下のような副作用が起こる場合があります。
リベルサスを使ったダイエットは、来院頻度も少なく、自宅で手軽に続けられるといったメリットがあります。
リベルサスによる体重減少作用には以下の機序があると考えられています。
診察時間も数分で完了することが多いため、忙しく予約がとれるか不安な方も気軽に挑戦できるでしょう。
リベルサスの効果や副作用については、下記ページもご参照ください。
リベルサスの安全性は保証されていますが、模造品や偽造品がまぎれる個人輸入の製品はどんな健康被害を招くかわからないため、絶対に手を出さないようにしてください。
上記のリベルサスの服用方法で説明したことを参考に飲んでください。
リベルサスの服用中に上記症状が現れた場合は適切な処置が必要になるので、服用を止めて直ぐ医師にご相談ください。
リベルサスの効果を早く実感するためのポイントは以下の3つです。
こんにちは、投稿をご覧頂きありがとうございます。
バセドウ病のコントロールが出来ており甲状腺の働きが正常に回復しているようでしたら、リベルサスの服用は可能です。
(逆に甲状腺の働きが正常でない場合はリベルサスの服用はお勧めしません。まずは甲状腺の治療を優先してください。)
用量が大きいほど効果は高くなりますが、副作用のリスクも高まります。
薬には効果(ベネフィット)だけではなく、副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。このために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。
リベルサスを服用する際、必ず守るべきポイントは以下の3つです。
薬には効果(ベネフィット)だけではなく、副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。このために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。
リベルサスによる副作用はもちろん、お薬ですのでゼロではありません。
あくまでリベルサスは糖尿病に対して承認を得た薬剤であるため、糖尿病がない方に使用するのは危険?という考えがあります。もちろん医薬品ですので作用・副作用があるので乱用や不適切な使用いけません。しかしGLP-1アナログは海外では肥満症の適応が通っている薬剤で、体重減少作用も立証されています。糖尿病の治療(血糖を下げる効果)だけでなく、腎保護や心血管リスクを減らす効果も立証され幅広く使われ始めています。繰り返しにはなりますが、作用機序からも健康な成人に対しても比較的安全に使用できる薬剤と考えています。嬉しいニュースをお伝えします。「ウゴービ皮下注」です。残念ながら2023年4月現在は、いつから流通するのかなどは不明ですが、近い将来肥満症の有力な治療薬として君臨することでしょう。
朝起きてすぐの習慣として、リベルサスを水と一緒に服用しましょう。
リベルサスの服用後、少なくとも30分間は飲食物や他の薬を口にしないよう注意しましょう。
リベルサスは割ったりかみ砕いたりせずに、そのまま服用しましょう。
吐き気や下痢、便秘などの症状が生じるケースがあります。
また、服用の開始時に下痢や嘔吐等の副作用が生じた場合でも、2~3週間と継続していくうちに症状が軽くなる傾向があります。
リベルサスを服用できるかどうか気になる場合は、医師にご相談ください。
リベルサスは、このGLP-1と同じような働きをする薬です。薬を飲むと、脳の視床下部という場所に作用して、以下の3つの効果を発揮します。
リベルサスは、服用直前までパッケージ(PTPシート)に保管することが大切です。
リベルサスは、医薬品医療機器等法において、「2型糖尿病」の効能・効果で承認されていますが、当院で行っている肥満治療目的の使用については国内で承認されていません。
リベルサスの効果には個人差があり、飲んでも食欲が抑えられない場合は。
リベルサスは、コップの約半分の水(約120mL以下)で服用することが推奨されています。
リベルサスの副作用について、特に注意すべきポイントを以下にまとめます。
日常生活に運動を取り入れてみましょう。たとえば、通勤中に自転車を使ったり、一駅手前で降りて歩いたり、エレベーターの代わりに階段を使ってみてください。家庭では、歩いて買い物に行ったり、テレビを見ながらでも筋トレやストレッチをすることが効果的です。
リベルサスの効果が出始めるのは服用開始から2〜3ヶ月が目安となります。
毎日今より10分多く体を動かすことを心がけましょう。ウォーキングは手軽に始められ、継続しやすい運動になります。自分のペースで安全に行えるため、運動習慣がない人や運動が苦手な人にもおすすめです。
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この図は、リベルサス公式添付文書から抜粋した図ですが、1回内服しなかった場合でも、薄いグレーの線が、灰色のエリア(推奨されるリベルサスの濃度)から著しく外れる事がない事がわかります。これは、リベルサスの半減期(*)が長く、1日の内服忘れによる影響が小さいことを示しています。
リベルサスと併用の方は、一緒に飲まずカナグルは朝食後にしてください。
2024年2月5日にリベルサスの添付文書の改訂があり、新たに重い副作用として「胆のう炎、胆管炎、胆汁うっ滞性黄疸」が追記されました。
リベルサスを含むGLP-1受容体作動薬には、胆嚢収縮抑制作用などがあります。
この作用により胆石(結石)の発生が促され、急性胆道系疾患が引き起こされる可能性があるとされたためです。
また国内での症例報告もあることから、今回の改訂に至っています。