エスシタロプラム(レクサプロ®), おだやかな抗うつ効果。抗不安作用も高い ..
抗不安薬とは、不安・緊張を軽減させる向精神薬全般をさし、主に神経症圏に用いられる薬物です。現在はベンゾジアゼピン系薬物が主流。
ベンゾジアゼピン系薬物には、
(1)抗不安作用、(2)鎮静・催眠作用、(3)筋弛緩作用、(4)抗けいれん作用、(5)抗うつ作用があり、
レクサプロ、エチゾラム、ロラゼパム、レキソタン、クロチアゼパム
1):デポ注射剤。気分安定薬への追加投与
2):リチウムまたはバルプロ酸への追加投与
表の補足:
日本うつ病学会治療ガイドラインI.双極性障害2020 I.双極性障害治療ガイドラインサマリー 第2章 抑うつエピソードの治療 (2020年6月改訂)
推奨される治療
・クエチアピン(徐放錠)(300mg/日)[クエチアピン徐放錠以外は本邦未承認効能]
・リチウム(0.8mEq/Lを超える血中濃度に到達後、最低でも8週間は経過観察を行う)[本邦未承認効能]
・オランザピン(5‾20mg/日)
・ルラシドン(20-60mg/日)(*)
・ラモトリギン(200mg/日、HRSD得点が25点以上の症例)[本邦未承認効能]
(*)ルラシドン(ラツーダ)について
ヒスタミンH1、ムスカリンM1受容体に対しては結合親和性を殆ど示さない為、体重増加や過鎮静、口渇、便秘などの副作用は非常に少ない。強いセロトニン5-HT7拮抗作用を持ち、双極性障害の抑うつ症状に対する第一選択薬となりうる。20mgで有効性が見られれば、必ずしも増量する必要はない。気分安定薬(リチウムまたはバルプロ酸)で加療中の患者が抑うつ症状を示した際に、さらなる改善を得ようとして薬を追加したい場合に、効果のエビデンスがある抗精神病薬はルラシドンのみ。空腹時に服用すると吸収が低下し血中濃度が十分上昇しない為、1日1回食後投与する(期待する血中濃度を得るには350kcal以上の食事量が目安)。
<薬物療法の実際>
躁状態の治療から既に再発予防が始まるといった観点から、リチウムが第一選択とされています。
不機嫌、易怒性等を認める中等度以上のケースでは、オランザピンをはじめとする非定型抗精神病薬やバルプロ酸等を組み合わせて治療していきます。
デパスを睡眠薬代わりに飲んでいる者です。(約5年)
もともと高血圧の治療で内科に通院していたのですが、ストレスフルな仕事のため、睡眠障害(中途覚醒)があり、睡眠が十分に取れないことから、最初はマイスリーを処方していただきました。しかしながら、もともと寝つきに問題は無く(疲れ切っているため、横になればすぐに眠れる)、3時間程度眠ると覚醒してしまい、その後は少しうつらうつらする程度でほとんど眠れないことからデパス(0.5mgを就寝前に1錠)を飲むことになりました。(平日の睡眠時間が5時間程度しか取れないため、作用が長い睡眠薬の処方ができない、という理由もありました)
現在は翌日の仕事に対して不安が強い時(上層部へのプレゼン等)などは、就寝前に1錠、プレゼン本番前に追加で0.5~1錠飲んだりしますが(飲まないとソワソワしすぎて自分の席に座っていられない)、大きな心配ごとが無い時は半錠(0.25mg)で過ごしており、休前日や夏季休暇、年末年始休暇の時は飲まずに過ごしています。
主治医には「耐性ができて効かない、もっと処方してほしい、ということになっていないから、睡眠時間確保のためにこのままでいこう」と言われています。
※現在は1か月で1錠0.5mgを15錠で足りているという状態です。
個人的には断薬したいとは思うのですが、仕事を続ける限り睡眠障害は治らないと思うので、薬の量が増えないように注意しながら、このままいこうと思っています。
短時間型:効果のピークは1時間未満、作用時間は3~6時間(グランダキシン・リーゼ・デパス) ..
2006年 京都薬科大学 薬学部卒。
調剤併設ドラッグストアのスギ薬局に新卒で入社。
調剤部門エリアマネージャーを経験後、名古屋商科大学院経営管理学修士課程にて2年間経営学を学び、経営管理学修士号(MBA)を取得。
2013年4月、シナジーファルマ株式会社を設立。
2013年8月、薬剤師専門サイト「ファーマシスタ」をリリース。
薬剤師専門サイト「ファーマシスタ」は臨床で役立つ学術情報や求人広告を発信し月間24万PV(2023年6月時点)のアクセスが集まるメディアとして運営中。
薬局薬剤師としては、新規開業、継承に携わった経験、管理薬剤師としての経験を活かし、現在福岡県内でティーダ薬局を運営(管理薬剤師)。
1983年11月 岡山県倉敷市で生まれ、水の都である愛媛県西条市で育つ。
大学より京都・大阪で14年間、沖縄Iターン特集立ち上げのため沖縄県で4年間暮らし、現在は福岡県民。
二児の父親。
当面の目標は、
「息子の成長スピードに負けないこと」
座右の銘は、
「まくとぅそうけい なんくるないさ」
=「誠実に心をこめて精進していれば、なんとかなる!!」
病気の特徴としては、「会食ができない」という至極単純なものなのですが、細かい所では個人差が大きいです。例えば、ある人は1対1の会食なら問題ないが、3人以上の複数での食事は無理ですとか(もちろん逆のパターンもあります)、バイキングなど食事の量を自分で調整できる環境なら大丈夫ですが、プレートで各自決まった量の食事をする環境は無理ですなど色々です。外食そのものが全部無理、家族間や親しい友人間なら大丈夫・・・などなど様々です。
[PDF] 睡眠薬や抗不安薬を飲んでいる方に ご注意いただきたいこと
7年ほど前に事故に合い1ヶ月ほど入院し、その後から訳がわからない不安の日々が続きPTSDでデパスを処方されました。当時は一日6錠までなら飲んでも大丈夫のことで、今は薬を飲まずに普通の生活おくれないからいなら薬を飲んで普通の日常を送りましょうと先生に言ってもらってとても気持ちが楽になりました。気分の悪い日は5錠ほど飲む日もありました。当時認知症の親の介護や更年期も重なって、精神的にとてもつらい日々でしたが、今は一日1錠で済む日もあれば2錠ほど飲む日もある感じです。
自分的には年々良くなって来てるなと実感もあり、少しずつ自信もついて来てたのですが、先日内科にかかりその先生にデパスはやめた方がいいと強く言われ、、違う薬を処方してもらったのですが、気分が悪くなりその薬を飲むのが怖くなり1回のみでやめました。
デパスを持っているだけで安心でき、持ってないと不安になるので依存してると自分でもわかっているのですが、、今みたいな感じで頓服的にデパスを飲んでいくのはダメでしょうか?
一見さんの他者であれば問題ないが、関わりが深くなると不安・緊張が強くなることがあり深い人間関係を避ける傾向にあります。
多くは10代後半から20代にかけての発症がみられますが、管理職になり人前で話す機会の増える40代で発症することも珍しくありません。男女比はありませんが、日本では生涯のうちに約3~13%の人が社会不安障害を経験するとされています。
人前で恥ずかしい思いをした経験が引き金になることがあります。低い自己評価と他人からの批判を過度に気にする性格傾向にあります。
強い不安や恐怖を感じるため、このような状況を避けるようになり、人によっては引きこもり生活となり社会生活に支障が生じます。特に中高生の不登校の原因になることもあり、そのような場合は適切な治療介入し、登校を促すことが重要となります。
[PDF] 新たに向精神薬に指定される内服薬の投薬期間について(案)
4月初めは、内科で睡眠薬や緊張を和らげる薬だったのが、心療内科を勧められ、5月末に
抗不安薬ロフラゼフと半夏厚朴湯処方されたのですが薬が怖くなり、内科へ戻ったら、代わりに
似た薬を出して戻ってもいいと言われ、ロラぜパムと漢方二種に変わりました。
それで安心していたら、7月から耳と頭の症状が取れず、カルナクリンやカルマばぜぴんで
様子見ましたが、頭も働かなくなり精神科へ行くよう移され。。
最初は、ロラぜパムやめたいと言って、アルプラゾラムの頓服を一応似たものだ言われ、念の為
もらうと、ちょうど色々ストレスが出て、当初のストレスはないのに自分の性格や薬で不安で、
それを飲まないと眠れないことに気づき、ショックで、その後先生に色々な
抗不安薬を変えるようお願いし、トラドゾンは眠れず、またロラぜパム、それも強いと知りショックで
アルプラゾラムの頓服に落ち着きました。
でもセルトラリン出され拒否反応で中止、その後は飲まないでいいと言われても、症状は辛いばかりで
結局ミルタザピンを勧められ4週間。。。こちらは不安でついもっと弱い薬はないのかと聞き、
それに従い先生がまた薬を出してきて、訳がわかりません。 頭も働かず、怖いです。
今はミルタザピン4周間、ジアゼパム一日頓服で一錠程度飲んでます。
もう半年。。。家族は私がこんな酷い状況だとは思っていず、頓服を辞められるといいねと
今3日ジアゼパムをやめて見てますが、頭と耳がパンパンで辛いです。
生活にも支障が出ています。買い物をすると、頭がジンジンして辛く、料理も段取りが悪くなりました。
50代で、やる気も起きず、皆に相談しても、うまく病院と付き合えず、辛いです。
どうしたらいいでしょうか・
酵素誘導を起こして薬物代謝を促進し多くの薬物血中濃度を下げることがあります。
まれだが重篤な副作用としては発疹があり、重症化するとスティーブンス・ジョンソン症候群と呼ばれ、肝障害などの全身症状をきたします。発疹が出たら早めに中止します。
③バルプロ酸(バレリン、セレニカ)
全般性発作を伴うてんかんにおいて第一選択薬となる抗てんかん薬。
リチウム無効例にも有効。
急速交替型、混合状態や不機嫌な躁病に有効と言われています。
気分安定薬の中では比較的副作用が少ない。
④ラモトリギン(ラミクタール)
抗てんかん薬として開発され、後に双極性障害のうつ状態の再発予防効果が確立し、うつ状態の急性期に対する作用も示唆されています。
まれだが重篤な副作用としては発疹があり、重症化するとスティーブンス・ジョンソン症候群と呼ばれ、肝障害などの全身症状をきたします。発疹が出たら早めに中止します。
(2)抗精神病薬
副作用の観点から非定型抗精神病薬の方が望ましい(抗精神病薬の項を参照)。
2016年10月14日から、アモバン(ゾピクロン)とデパス(エチゾラム)が向精神薬に指定されました。 ..
(1)精神症状:失見当識や錯乱といった意識障害や、不安・焦燥感や落ち着きのなさ、軽躁状態などが特徴的。
(2)神経・筋症状:健反射亢進やミオクローヌス(筋肉のピクピクとした細かいけいれん)、筋強剛、振戦、失調など。
(3)自律神経症状:発熱、下痢、発汗、頻脈、血圧不安定など。
エスシタロプラム(レクサプロ)、ベンラファキシン(イフェクサー) ..
私はうつの診断を受けて3ヶ月経ちます。抗うつ剤ミルタザピンを出されましたが副作用などや離脱症状などがあるとしり怖くなり飲めません。今は睡眠薬だけ飲んでいます。薬を飲まずに治るのでしょうか?
遠方なのでそちらまで伺う事が出来ません。大体の病院にいけば薬を出されて飲んで下さいになるので
あおぞらクリニックの菊地の治療はどんな事を試されるのでしょうか?
レクサプロ錠10mgの基本情報(薬効分類・副作用・添付文書など)
シナプス間隙においてセロトニンの再取り込みをする部位をセロトニン・トランスポーターと呼び、SSRIはセロトニン・トランスポーターにおける再取り込みを阻害する事により効果を発揮します。セロトニン・トランスポーターの遺伝子型にはSS型、SL型、LL型があり、日本人ではSS型が8割、LL型が1割未満、欧米人ではLL型が6割を占め、パロキセチンはSS型に、フルボキサミンはLL型に反応率が高いとのデータがありますが、セルトラリン、エスシタロプラムについてはそういったデータはまだありません。SS型は幼少期の虐待による影響を受けやすく、LL型は服薬遵守しない人が多いとのデータがあります。
エチゾラム/デパス, 不明, 不明, 経口, 適応症不明の製品使用(適応症不明の薬剤使用) ..
27年前妊娠中パニック発作を発症しエチゾラムを内服していました。約1ヶ月前、職場でコロナ感染。高熱や咽頭炎でエチゾラムを内服してませんでした。治癒し始めた頃、酷い動悸や痺れがヤワヤワと遅い出しコロナ後遺症だと思っていました。何の知識もなくエチゾラムを処方されたまま内服してたので、それが離脱症状だと気付きませんでした。かかりつけ医へ離脱症状だと思う話をしましたが、どんなだった?薬自分で調節してねで終わり。診察中でも症状が出ており落ち着来ません。聴くだけで診察は終わったのです。夜になると動悸、手汗痺れが襲い朝まで眠れず、仕事復帰をしたくても出来ません。
減薬にコツや減薬しやすくする道具があります。それらについて精神科専門医がわかりやすく説明します。
これらは抗不安薬の主作用である、不安を軽減させ、緊張をほぐしてリラックスをうながすという効果の現れということも言えます。
また、高齢者の場合は、薬の副作用によるふらつきが原因で転倒して骨折するといったこともあり得るため、十分な注意が必要です。
レクサプロ(プロモーション提携品、製品情報は持田製薬HP参照)
ベンゾジアゼピン系抗不安薬の種類は、服用した薬の濃度が体内で薄まったことを示す「半減期」によって、短時間型、中間型、長時間型、超長時間型に分類されます。半減期が短ければ短いほど、迅速に血中濃度がピークに達し、その後、すみやかに血中から除去される薬と言えます。
不安症状に対しては、急に強まってきた不安症状に対しては、速やかに症状を改善させるべく、短時間型の抗不安薬が適しています。
また、不安症状が持続するような場合には、血液中の薬物濃度を安定に保つべく、長時間型の抗不安薬が適しています。
レクサプロ15mgを現在飲んでいます。飲み始めてからよく眠れるよう ..
<GABA A受容体のサブユニットの薬理学的特性>
GABA A受容体はω1・2受容体と呼ばれてきましたが、現在の知見ではω1はα1サブユニット、ω2はα2・3・5サブユニットに分類できます。
α1サブユニットは睡眠効果よりも鎮静効果が強く、依存形成に関与し、抗けいれん作用や前向性健忘の発現にも関わります。
α2サブユニットは睡眠・覚醒スイッチに関与するとともに抗不安作用を有し、α3サブユニットも睡眠との機能的関連性が高く、抗不安・抗うつ・筋弛緩に関連します。
α5サブユニットは学習・記憶や耐性に関わっていると考えられています。
[PDF] 投薬期間に上限のある医薬品(2022 年 4 月改訂版)
バルビツール酸系と比較すると格段に安全性が高いため、非ベンゾジアゼピン系、メラトニン受容体作動薬、オレキシン受容体拮抗薬が登場するまでは不眠の際に使用される睡眠薬の中では、第1選択薬として使用されていました。もちろん現在もよく使用されています。
[PDF] 長期収載品の処方等又は調剤に係る選定療養の対象医薬品について
抗不安薬への依存の程度は、薬の種類、用量、期間などによりますが、数週間以上、毎日服用していると、薬に対する身体依存が形成されてしまいます。例えば、今まで以上の用量を服用しないと、今まで通りの薬の効果が得られなくなってしまいます。
依存の問題を防止するため、ベンゾジアゼピン系抗不安薬は、できるだけ短期間の服用が望ましいです。
薬の大量摂取 オーバードーズに走る女性たち 死のうと思って…
直接診せていただいていないので難しいです。
薬のことばかり書いてありますが、精神療法は受けているのでしょうか?
受けていても、思考力が低下しているときにはなかなか進みませんよね。
他のところでも書きましたが、薬をやめれば治るということはありません。
治ってきたら薬をやめれるのです。逆はありません。
薬を減らすと却って悪化するのではないでしょうか?
あなたの主治医も、悪意はないはずですし、まったく経験がないわけではないのですから、怖がらずに一旦指示に従ってみませんか?
体調が上向いて頭がすっきりしてきたら、主治医に色々と質問してみることです。
薬物療法しかしてくれないようなら、次の手を考えなければならないかも知れませんね。
指示通りに飲んでも楽にならないのなら、率直に伝えて悪いことはないと思います。
医療用医薬品 : エチゾラム (エチゾラム錠0.25mg「クニヒロ」 他)
ベンゾジアゼピン系睡眠薬は睡眠に対する効果に加えて、筋弛緩作用(筋緊張を和らげる)、不安や緊張を和らげる、抗けいれん作用(けいれんが起こりにくくなる)などの作用があります。
SSRI(セロトニン再取り込み阻害薬)に分類される抗うつ薬、レクサプロ(エスシタロプラム) ..
治療としては、他の不安障害と同様にSSRI(代表的にはセルトラリン)などの脳内のセロトニンを増加させる薬剤をベースに使うことが多いです。ただしSSRIは内服初期に吐き気の副作用がでやすく会食恐怖では使いづらいこともあります。その際は抗精神薬のオランザピン、スルピリドといった食欲が増すような安定剤を追加すると大丈夫なことが多いです。
抗うつ薬の種類・効果効能・副作用の解説 | 国分寺 精神科 心療内科
2.併用療法:
「併用療法」とは、抗うつ薬を併用する事。
相加効果、相乗効果や副作用の相殺が期待できる組み合わせを選択。
(1)相加効果が期待できる組み合わせの例:
SSRI+ボルチオキセチンまたはミルナシプラン
(2)相乗効果が期待できる組み合わせの例:
SNRI+NaSSA=カリフォルニアロケット燃料(Stephen M.Stahl)
(3)副作用の相殺が期待できる組み合わせの例:
SSRI+スルピリド→SSRIによる嘔気を軽減し、効果発現を早める。 SSRI+トラゾドン→SSRIによる睡眠障害、性機能障害、賦活症候群を軽減。 SSRI+NaSSA→SSRIによる睡眠障害、性機能障害、嘔気を軽減。