⇨ リベルサスは胃で吸収されるため、有効性が弱まる可能性がある


現在、多くの患者さんにご利用いただいている内服タイプのGLP-1 リベルサスに加え、注射タイプのGLP-1 オゼンピックを導入することにしました。
しかし、昨今の薬剤の流通規制のため、当面の間、処方は1回の診察で最大2本までとさせて頂きます。ご理解の程、宜しくお願い致します。


オゼンピックとリベルサスの違いは、使い方や使用頻度、値段などです。

リベルサスは元々注射でしか吸収できなかったセマグルチドを内服薬にするためさまざまな工夫がされています。そのため、正しく胃で吸収させるためにはいくつかのルールがあり、このルールを守らないとリベルサスの効果が著しく落ちるのでご注意ください(4*)。

当院で使用するリベルサスは、経口薬であり従来のGLP-1ダイエットのような注射による痛みの心配はありません。
また、オゼンピックで使用する注射針は、採血などで使用する針と比較すると非常に細く、個人差はあるもののチクチクする程度の痛みとされています。

以下にてオゼンピックとリベルサスの使いやすさを比較していきます。

2型糖尿病患者さんに対して、リベルサスは体重減少作用が証明されています。肥満を伴う糖尿病患者さんに良い適応です。

リベルサス3mgを10日間服用後、7mgに移行し20日間使用、オルリファスト 60mgも併用し、1ヶ月後には2.1kg体重減。リベルサス7mgを継続し、54kgをキープする目的で治療を継続していたが、6ヶ月間で7.8kg体重減少し、51.6kgまで体重が減ってしまい、やせの領域(BMI18.5)に近くなったため、リベルサス3mgに戻した。1ヶ月後、53.1kgまで体重を戻した。患者自身もこ54kg前後が一番体調が良いと自覚しており、体重維持を目標に治療を続けている。(リベルサス、オルリスタットを使ったり使わなかったり自己調整している)

リベルサスと併用の方は、一緒に飲まずカナグルは朝食後にしてください。

(※オゼンピックは日本において2型糖尿病の目的に使うときは保険適用ですが、肥満治療の目的で使うときには公的医療保険が適用されない自由診療です。)

リベルサスの服用が他の治療に影響したり、副作用を起こす原因となるので、治療中の病気やアレルギーがあれば必ず医師に伝えるようにしてください。

オゼンピックとリベルサスを使用する際には、いくつかの注意点があります。

リベルサスは、胃の内容物によって吸収率が変わってきます。そして、服用の際に一緒に飲む水の量が多くなりすぎると、吸収率がおちて期待する効果が得られないおそれがあります。実際に、服用時の水の量を240mLにすると効果が減弱することが確認されているため、大量の水でリベルサスを飲むのは避けるべきです。
もっとも、水の量を厳密に120mLとする必要はありません。多少のずれは構いませんので、だいたい120mL以下の水で服用するようにしてください。

たしかに、リベルサスを服用すると副効用として体重減少が見られることがあります。
しかし、体重減少の程度には個人差があります。
また、2型糖尿病の方を対象とした臨床試験では、約1年間リベルサスを服用した場合でも、体重減少効果は0~2.9kg程度(もとの体重の5%足らず)であったと報告されています。
体重減少を望むのであれば、食生活の改善や適度な運動がおすすめです。非薬物療法は糖尿病治療の基本ですので、無理のない範囲で続けるようにしましょう。


なお、リベルサスの成分(セマグルチド(遺伝子組換え))は、2型糖尿病治療薬の注射剤「オゼンピック」の成分と同じです。

元々サクセンダやオゼンピックなどの注射薬を使用して希望体重まで減量に成功した方がGLP-1を突然やめるのではなく、リベルサス3mgで緩やかな効果を継続したり、生理中などで食欲が高まる時に臨時的に使用される方もいます。

話題のGLP1ダイエット(オゼンピック、リベルサス、ビクトーザ、マンジャロなど)について医師の伊勢呂の実体験を伴って解説した動画です。

GLP-1ダイエットで使用するリベルサス・オゼンピックの副作用として、治療を始めたタイミングもしくは増量のタイミングで、胸焼けや胃もたれが現れることがあります。
また、吐き気や腹部膨満感、便秘、食欲減退(食欲不振)、頭痛、倦怠感などの副作用が現れることもあります。
個人差があるものの、治療を継続しているうちに症状は改善していく場合がほとんどです。
なお、ふらつきや冷や汗など低血糖の症状が見られた場合には、糖分を摂取されると症状が緩和します。

ノボ ベック社長 オゼンピック上市で「適正使用に注力」 リベルサスも同日承認で成長に意欲 ..

その論文によると、プラセボ(偽薬)と比較して、HbA1cはリベルサス3mgで0.79%、7mgで1.24%、14mgで1.60%の改善が認められました。

サクセンダ・オゼンピック・ビクトーザは注射薬ですので、自身で注射をする必要がありました。 しかしリベルサスは経口薬なので飲むだけなのです!

オゼンピックは元々は2型糖尿病の治療のために開発された薬ですが、胃・腸の動きを抑制するととも満腹中枢にも働きかけることで空腹感を感じさせにくくすることで、結果として食事摂取量が減少し、体重を減らすことができます。
食事が摂取できなくなるわけではなく、少量の食事で満腹感を感じられるようになります。
特にオゼンピックは週1回の皮下注射で、飲み合わせを気にすることなく利用できるので継続しやすいのも特長です。

糖尿病治療薬のオゼンピック、リベルサスと同一成分です。 ウゴービの対象となる方

インクレチン製剤に関しては、2020年6月には、週1回製剤がもう1剤発売になりました。オゼンピック®︎です。その構造はビクトーザ®︎と似ています。現在主力の週1回製剤トルリシティ®︎との比較を下の表にまとめてみました。

リベルサスから注射タイプのオゼンピックやマンジャロに切り替える場合、リベルサスを服用後24時間以上経過後であれば使用可能です。

リベルサスは、医薬品医療機器等法において、「糖尿病」の効能・効果で承認されていますが、当院で行う美容目的での使用については国内で承認されていません。

GLP-1ダイエット飲み薬リベルサスの効果は?注射とどっちが痩せる?

オゼンピックは医薬品医療機器等法において2型糖尿病の効能効果で承認されていますが、肥満治療目的の使用については承認されていません。

配合されている成分は同じなので、期待できる効果は同一ですよ。 リベルサスは飲み薬のため、使用のハードルは低めです。

マンジャロとは、グルコース依存性インスリン分泌刺激ポリペプチド(GIP)およびグルカゴン様ペプチド-1(GLP-1)の両受容体に作用する、持続性GIP/GLP-1受容体作動薬です。これらのホルモンはインスリンの分泌を促進し、2型糖尿病治療に効果を発揮します。
マンジャロは、血糖値を抑制すると同時に、食欲を減らし、胃の内容物の排出を遅延させて満腹感を持続させることで、体重減少にも顕著な効果が期待されます。
他のGLP-1受容体作動薬(オゼンピックやリベルサス)と比べて、マンジャロはより強い減量効果があります。
当院では、通常のダイエットが困難な肥満症の方に対して、マンジャロの処方対応を行っています。ただし、適応外の方への処方は行っていませんので、ご理解いただけますようお願いします。治療中は内科医が継続してサポートいたしますので、安心してご相談ください。

【GLP‐1ダイエット】オゼンピックと他のダイエット薬の違いとは?

GLP-1受容体作動薬は胃腸障害の割合が比較的多い薬剤です。注射薬のセマグルチド(オゼンピック)でも大きな懸念事項でしたが、経口薬のリベルサスでも当然のこの副作用が比較的多く出現します。

経口製剤とは飲み薬のことで、「リベルサスR錠」という錠剤があります。 皮下注射

患者さまにご負担いただく薬剤費は、保険割合によって変わります。
例えば、3割負担の患者さまがリベルサス錠7mgを1日1回30日分処方された場合、ご負担金額は2931.3円になります(薬剤費のみの計算です)。

リベルサス・オゼンピックで叶える理想の体:医療ダイエットガイド

リベルサス(GLP-1受容体作動薬)はもともと糖尿病の治療薬として使用されていますが、最近では専門的な糖尿病診療や内科診療の経験がない美容クリニックや皮膚科、形成外科の医師が、適切な検査やフォローアップを行わずに販売するケースが増え、問題視されています。他の薬剤との相互作用が引き起こす有害事象への注意や、検査データの解釈を含め、これらの薬剤を適切に管理できるのは、豊富な臨床経験を持つ内科専門医のみです。
当クリニックは糖尿病・高血圧・脂質異常症などの生活習慣病や腎臓病の診療を得意としており、リベルサスを安全に使用し、万が一の副作用が発生した場合にも専門医の適切なケアが可能です。

注目の経口セマグルチドの強さを知る 糖尿病薬との比較試験 総まとめ

また、体重についてはプラセボと比較してリベルサス3mgでは改善しないものの、7mgで0.9kg、14mgで2.3kgの改善が認められました。()

オゼンピックのほうが、体重減少作用が強く、血糖低下作用も強くなります。しかし ..

リベルサスを単独で使用する場合には低血糖のリスクは比較的低い薬と言われています。

また、2021年に初の経口(内服)GLP-1製剤であるリベルサスが発売となりました。

一般的にです。特に18歳など若い時から高度肥満がある方は、なかなか減量が難しい例が多い印象です。本来は減量作用の強いマンジャロを使用したいBMIではありますが、本人の希望でリベルサスで治療し順調に結果を出しています。結果が出ている理由として、が挙げられます。