通常、アレルギー性鼻炎・蕁麻疹の症状、皮膚疾患(湿疹・皮膚炎・皮膚そう痒症・アトピー性皮膚炎)に伴う皮膚の痒みの治療に用いられます。


抗ヒスタミン薬には現在、第一世代第二世代があります。
第一世代抗ヒスタミン薬は、抗ヒスタミン作用だけでなく、眠気、または、口渇や便秘、排尿困難などの抗コリン作用もあります。
第二世代抗ヒスタミン薬は、第一世代と比べて眠気が弱く抗コリン作用も少ないことが特徴です。

抗ヒスタミン薬以外に、アレルギー性鼻炎に効果があるロイコトリエン受容体拮抗薬は、特に鼻閉(鼻づまり)に効果的です。


【2025年最新版】抗ヒスタミン薬の強さランキング一覧 | 健康コラム

第一世代と第二世代抗ヒスタミン薬の主な薬剤

第一世代:レスタミン(ジフェンヒドラミン)、ポララミン(クロルフェニラミン)、アタラックスP(ヒドロキシジン)、ピレチア(プロメタジン)など
第二世代:アレグラ(フェキソフェナジン)、アレジオン(エピナスチン)、アレロック(オロパタジン)、エバステル(エバスチン)、クラリチン(ロラタジン)、ザイザル(レボセチリジン)、ジルテック(セチリジン)、タリオン(べポタスチン)、デザレックス(デスロラタジン)、ビラノア(ビラスチン)、ルパフィン(ルパタジン)など

ロイコトリエン受容体拮抗薬の主な薬剤

キプレス、シングレア(モンテルカスト)、オノン(プランルカスト)など

尚、現在は、副作用の関係もあり、抗ヒスタミン薬では第二世代が主に使われていますので、以下には第二世代に関してまとめてみました。
また、総合感冒薬のPL顆粒やPA錠には、第一世代の抗ヒスタミン薬(プロメタジン)が混合されていますので、眠気が強くでるようですし、抗コリン作用で、口渇や便秘、排尿困難などの症状がでる場合もあるようです。

効果が強め
<1日1回服用>
〇ビラノア20㎎(ビラスチン) 即効性あり ただし、空腹時服用
〇ルパフィン10㎎(ルパタジン)眠気あり 鼻閉に効果あり 即効性あり
〇ジルテック10㎎(セチリジン)眠気あり
◎ザイザル5㎎(レボセチリジン)眠気少ない ジルテックの改良 ジルテックより少量で効果も持続もあり
◎エバステル5㎎(エバスチン)眠気少ない
◎アレジオン20㎎(エピナスチン)眠気少ない

【第2類医薬品】ノンビエン 28錠【セルフメディケーション税制対象】 ..

蕁麻疹の薬には、大きく飲み薬と塗り薬の2種類があります。効果に大きな差があるわけではありませんが、うまく使い分けることで治療がしやすくなることがメリットです。

あちこちに蕁麻疹ができている場合は、飲み薬が便利です。飲み薬は服用することで全身に働きかけるため、広範囲にわたってできている蕁麻疹でもしっかり抑えられます。飲み薬のほうが長時間にわたって症状を抑えることが可能です。

ただし市販の飲み薬は眠気が出やすいものがほとんど。乗り物の運転をする方や、仕事や学校で眠くなると困る方は塗り薬のほうが便利でしょう。

【第2類医薬品】久光製薬 アレグラFX 56錠 【セルフメディケーション税制対象】.

効果あり(弱め)
<1日1回服用>
●クラリチン10㎎(ロラタジン)
●デザレックス5㎎(デスロラタジン) クラリチンの改良 クラリチンより少量で効果も即効性あり

<1日2回服用>
●アレグラ60㎎(フェキソフェナジン)
●ディレグラ配合錠(フェキソフェナジン・プソイドエフェドリン) 鼻閉に効果あり ただし、1回2錠1日4錠

○こども (7~14才用) の花粉やハウスダストによる鼻みず、鼻づまり、くしゃみなどのつらいアレル

しかし、実際には眠気・効果の強さ以外にも、即効性や効果の種類、内服の仕方(効果持続時間)や薬価など、その違いは様々ですので、

塗り薬には大きく軟膏とクリームの2種類があります。どちらも同じものに見えるかもしれませんが、実はまったくの別物です。

軟膏は油分をベースとした基剤で作られており、保湿効果や皮膚を保護する効果に優れています。皮膚が乾燥していてもジュクジュクしていても使えるのが特徴です。ただし油分がベースのため塗った後はややベタつきがあります。

一方でクリームはベタつきがなくするすると広範囲へ伸ばしやすいことが特徴です。ただし、患部がジュクジュクしているところへの塗布には向いていません。また、軟膏よりも刺激が強いため人によっては合わないこともあります。


効能・効果

ただし空腹時に内服する必要があり(食前1時間前、食後2時間後以降)、食後に内服すると効果が半減するとも言われています。当院では就寝前内服にすることで、この問題点を回避していますが、それでもこの点で内服しにくいと思われる患者さんはおられます。

アレルギー専用鼻炎薬 アレグラFX|久光製薬株式会社

とはいえ、効果と眠気のバランスが非常に良い薬で、近年は好んで処方されることが多い印象を受けます。

市販薬「アレルビ」とは?「アレグラ」との違いについて解説!

同様に効果の強い花粉症の薬でいうと、冒頭のイラスト図の上の方に位置するです。

花粉症の薬 強さ(効果)と眠気(副作用)のバランス

花粉症に使用される抗アレルギー薬(抗ヒスタミン薬)は多数ありますが、くしゃみや鼻水、鼻詰まりの鼻炎症状と目のかゆみなどの眼症状改善する効果がありますが、気になるのは眠気や倦怠感などの副作用です。

花粉症治療に用いる抗アレルギー薬「アレグラ」の特徴と効果

飲むタイプのかゆみ止めです。1錠飲むだけで効果が12時間持続するため、かゆくて寝られなかったり授業や仕事に集中できなかったりする方に向いているでしょう。飲み薬ではありますが、眠気が比較的出にくいタイプの抗ヒスタミン薬が配合されています。

アレルギー専用鼻炎薬「アレグラFXプレミアム」を新発売

5歳以上から服用できる飲み薬です。蕁麻疹だけでなく鼻炎にも使えます。眠気が出やすい成分が使われているため、乗り物の運転をされる方は服用しないようにしてください。

抗アレルギー薬「アレグラ(フェキソフェナジン)」

ステロイド剤が配合されている塗り薬です。抗ヒスタミン薬が配合されているものよりも効果が高いため、症状がつらい方に向いています。局所麻酔成分のリドカインも配合されているため、しっかりとかゆみを抑えてくれるでしょう。

またほかのアレルギー用薬(皮ふ疾患用薬,鼻炎用内服薬を含む)、抗ヒスタミン剤を含有する内服薬など(かぜ薬、鎮咳去痰薬、乗物酔い薬、催眠鎮静薬など)もアレグラFX、クラリチンEXともに併用が不可となります。

皮膚科に蕁麻疹でかかると、飲み薬でアレグラを処方されることがあります。眠気が出にくく使いやすいため、処方された経験がある方もいるでしょう。このアレグラと同じ成分のものは市販薬でも購入できます。

しかし、市販のアレグラは蕁麻疹への適応がありません。市販の場合は花粉やハウスダストなど鼻の症状にしか効能効果を取得していないのです。病院では当たり前のようにアレグラが使われていますが、市販では適応外となるので購入する際は注意しましょう。

【注意】市販のアレグラは蕁麻疹に使えない 眠気が出にくく使いやすいため、処方された経験がある方もいるでしょう。 このアレグラと同じ成分のものは市販薬でも購入できます。 しかし、市販のアレグラは蕁麻疹への適応がありません。 市販の場合は花粉やハウスダストなど鼻の症状にしか効能効果を取得していないのです。

H1 blockerで効果が乏しい場合にはことが、アレルギー性鼻炎のガイドラインに記載されています。

一般用医薬品

構造が違えば作用機序が若干異なってきますので、違う効果が期待できます。

シオノケミカル

例えば、グループ Aのアレグラが効かなかったのであれば、同じグループAのタリオンやビラノアに変えるよりも、グループ Bのルパフィンやグループ Cのザイザルなどに変更する方がより効果の違いを感じることができる可能性があります。

ノンビエン

初めてメールをさせてもらうものですが、お忙しい中すみません。
今、ポララミンとビラノアを併用して、飲み始めたのですが、組み合わせが心配なので、ビラノアと併用できるものが、他にあるのかを教えてもらえれば、と思い、この度はメールさせてもらいました。私は30年ぐらいアレルギー性鼻炎に悩まされてきたものです。
よろしくお願い致します。

第2類医薬品

初めまして!
ご質問ありがとうございます。
ビラノア含むH1 blockerは、”アレルギー性鼻炎に対して”は、同効のH1 blocker同士での併用内服は”原則”避けることになっております。
したがいまして、ビラノアで効果が十分でない場合に”追加する薬”としては、ロイコトリエン受容体拮抗薬(オノンなど)やステロイド点鼻薬が候補に挙がります。
また、アレルゲンによってはアレルゲン免疫療法(減感作療法)という根治療法も存在しますので、一度かかりつけの先生に相談されてみても良いかもしれません!

添付文書(PDF) 使用上の注意改訂 お知らせ文書

アレグラ(一般名:フェキソフェナジン塩酸塩)は、かゆみを伴う皮膚疾患(湿疹・皮膚炎、、 皮膚そう痒症、)やアレルギー性鼻炎などに対して有効な飲み薬です。

鼻炎薬(1日2回)

頻度は高くありませんが、アレグラを内服することによって生じる副作用も報告されています。強いアレルギーであるアナフィラキシー反応や、ショック、肝機能障害、白血球数の減少、頭痛、眠気、疲労、倦怠感、めまい、不眠、神経過敏、嘔気、嘔吐、口渇、腹痛、 下痢、消化不良など、その症状は多岐に渡ります。アレグラを飲み始めてから体調に異変を感じた場合にはそれ以降の内服を中止して、処方をもらった病院まで早めにご相談ください。

JAL Mall

制酸剤(水酸化アルミニウム・水酸化マグネシウム含有製剤)とアレグラを同時に内服すると、アレグラの効果が弱まる可能性があります。

【第2類 ..

このように飲み合わせの悪い薬もありますので、アレグラの処方を受ける際には普段内服している薬を医師に提示していただくようお願いします。