(2017/4)生還者カイトコブラ【P】{P17-08}《紫》
●Madはトップスプレッダーにさえラップドカーボンを配置しています。トップスプレッダーには軽量なSkyshark2Pを使っています。カイトの前半分の重量は、いくらか重い方がいい場合と、軽くなければならない場合とがあり、それはカイトの設計段階で決まります。Madの場合は、後者のバランスで設計しています。トップスプレッダーには軽量なロッドをチョイスしました。トップスは何でもいい訳ではありません。
●スポーツカイトを飛ばしたあとで、カイトをたたむときに、トップスプレッダーフィールドに置き忘れたりしやすいことを考慮して、トップスプレッダーの仕舞い場所を作りました。セイルとトップスの交差点に付いている「擦れ止め布」の後ろに縦に差し込んで仕舞います。ここ差し込む習慣を持てば、無くすことはありません。
また、この擦れ止めは2重なので長期の使用でも擦り切れないでしょう。
●以前のスポーツカイトは、セイルからエッジコネクターがむき出しでした。最近のスポーツカイトは、トリック・カイトでもあるので、エッジコネクターにラインが絡まないように、コネクターがカバーされる作りになっています。
Madではこのカバーを、一般他社のスポーツカイトよりも更に深くし、コネクターを埋没させ、激しいブライドルの動きが有ってもコネクターの根元に接触しないように配慮しています。また、長期的には、この部分は磨耗しやすいので、ダクロン布で内側を二重にし、ガッチリと補強しています。
●セイルも含めたフレームの重量配分を理想的な値にしています。よって、スパインのテイル端に大きなバラストを搭載する必要はありません。
だだし、計算上、少しだけ不足するようにしております。それは手作りに限らず、スポーツカイトは個々にいくらかの個体差があるため、それを調整する場所が必要と考えるからです。スパインのテイル端のベルクロをめくったところに、標準で2gのバラストを搭載しています。この僅か2gのバラストは調整のためのバラストです。予備に2g付いていますが、通常は2g搭載のままで正常値です。場合によってはゼロでもいいです。どうしても少ないと思うときと、風が上がっているときは予備の2gも加え、計4gでお使いください。それ以上は要りません。
【ウエハース版】P17-08 生還者カイトコブラ【2019 アイコン6】
●トレーリングエッジの補強についてはレインフォースドマイラーでガッチリと補強縫いされ、同時にセイルの伸び対策もしています。ウィスカーの台座も頑丈です。トレーリングエッジの一部にはマイクロカーボンが入っていますが、これはマルチ・ヨーヨーでのセイルのたわみを少なくするためです。
●リーチラインは自動調整式ではなく、マニアらしくマニュアルで行えるようにしています。トレーリングエッジを通過するリーチラインとリーディングテープを引っ張るリーチライン、それぞれが翼端で任意の張りに調整可能になっています。初期の設定で不満がなければ、緩むまでそのままの使用で問題ありません。
調整の必要を感じたときは翼端のカバーのクチがベルクロで閉じてありますから、そこを開いて行います。
●ブライドルラインは、Madの曳きからは90kgは必要ないので、70kgのラインで、太さの細いブライドルラインを使用し、ブライドル同士の干渉を最小限にしています。ブライドル形式はスリーポイントですが、3センチのダイナミック・ターボも選択可能な作りです。また、レッグの端はエクステンションを装着した際でも、コブが残らないような方法にしてあります。もちろん、エクステンション無しでも、通常のラークヘッドノットで使えます。
●MadはStd仕様ですが、スプレッダーを変更することで、いつもベストな風速にしたいと考えました。スプレッダーを変えて、高い風速から低い風速までカバーする場合、スプレッダー以外のフレームの対応力が重要となり、スプレッダーよりもスプレッダー以外の変えられない部分の構成要素のチョイスをどうするかが最重要となります。また、Madでは装備した「スタビライザー」を機能させることで、弱風用のスプレッダーの限界点を自動的に上昇させ、強弱の中間を埋めています。スタビライザーの糸目位置は可変です。
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日本に専門のスポーツカイトメーカーが存在しない中、Madはが独自に開発した、トリック志向の強いスポーツカイトです。Madが誕生してから、2013年で10年目を迎えました。Madはバージョンアップの度に性能を向上させ、常に世界のトップクラスの性能を発揮してきました。その記念すべき年である2013年、超高性能なスペシャル・バージョンである「Mad-Cobra」を限定版として販売しています。