イトラコナゾールなど肝代謝酵素 P-450 (CYP3A4) を阻害する薬剤と併用したときにデルフェ


臨床症状・措置方法 :本剤の吸収を約10分の1まで阻害するので、併用は避けることが望ましい。やむを得ず併用する場合には、本剤の投与後3時間以上間隔をあけて投与する。


CYP3A4阻害作用を持つフラノクマリン類の含量を種々の柑橘類について測定 ..


#1 イトリゾールには併用注意が多いことを認識してもらう
S) 爪の水虫が厚くなって治らないから相談した
O) イトリゾールのパルス療法開始
疑義照会にてリピトール→メバロチン
A) イトリゾールは併用注意が多いとの認識が必要
P) 爪の薬は1週服用で3週お休み。お休みの間も飲み合わせの注意が必要。
疑義照会の内容を説明。他科にかかる場合は必ず飲んでいる薬を伝えること。



イトリゾールとリピトールは併用注意だ。同系統のリポバスは併用禁忌であり、どちらもイトリゾールのCYP3A4阻害作用に起因している。ちなみにイトリゾール‐リポバスではAUCが10~20倍にもなり、実際に横紋筋融解症も起きている。


#2 キレート形成をしない抗生剤をしっかり飲んでもらう
S)少しはいいみたいだけど、まだ菌(+)だった
O) 起床時にセフゾンを服用、食後に定期薬→1時間程度しかあいていない
明日は日曜のため、 BP系の服用にも支障あり
服用回数が増え、家族の負担も大きい
A) 現状ではセフゾン‐Feのキレートは回避できていない
状況的にも他剤変更が望ましい
P) 疑義照会にて、フロモックスへ変更。
今回の抗生剤は時間をずらす必要がありません。
いつもの薬と一緒にしっかり飲ませておいてください。
R) 助かります

グレープフルーツに含まれるフラノクマリン類は小腸上皮細胞に存在する CYP3A4 を不可逆的

一方、イスラエルのヘブライ大学ハダッサ医科大学のGorinstein氏らは、冠動脈バイパス手術を受けた43~71歳の高脂血症患者72人を対象にした30日間のプラセボ対照試験の結果、グレープフルーツとザボンを交配してできたスウィーティーの新鮮なジュースを毎日100mlまたは200ml飲むと、LDLコレステロールが低下したと報告している。

【イトラコナゾール】(外国人データ)
対象:健康成人10例(男性5例、女性5例)〔21~35歳〕
方法:イトラコナゾール(200 mg)あるいはプラセボを1日1回、4日間経口投与し、4日目に本剤40 mgを経口投与後、さらに投与後24時間にイトラコナゾール(200 mg)あるいはプラセボを経口投与

結果:併用により本剤のAUC0 - 72 hおよび消失半減期(t1 / 2)がそれぞれ3 . 2倍増加および2 . 9倍遅延(p<0 . 001)したが、Cmaxに影響は認められなかった。一方、併用によりM- 2のCmaxおよびAUC0-72hが対照群のそれぞれ約1/6および2/5に減少した(p<0.01)。また、HMG-CoA還元酵素阻害活性体のAUC0 - 72 hは1 . 6倍上昇した(p<0 . 001)。イトラコナゾールによる本剤の初回通過効果阻害により、血漿中主代謝物であるM- 2濃度が減少し、未変化体濃度が上昇したと考えられた。

抽出物は CYP2C8、CYP2C9、CYP3A4 活性を阻害し、アスパラシンは CYP3A4 活性 ..

2013年、ハーバード公衆衛生大学院の村木氏らは、米国の医療従事者約350万人を対象にした前向き調査の結果、グレープフルーツのほか、ブルーベリー、ブドウ・レーズン、リンゴ・ナシ、バナナを週3回摂取することと、2型糖尿病に罹患するリスクの有意な低下が関連していたことがわかったことを報告した。ちなみに、果物ジュースをよく飲むことは2型糖尿病リスクの上昇と関連していたという。果物がジュースに加工される時点で、食物繊維が減ってしまうことが影響しているのではないかと筆者は考察している。



とある。パルス療法では、一時的にだが、阻害剤であるイトリゾールの用量が400mg/dayになるわけだから、もっと多く見積もる必要がある。さらに代替薬も多数ある。当然、疑義照会を行う。

グレープフルーツ(柑橘類の一種)に含まれるフラノクマリン誘導体は、小腸における薬物代謝酵素(CYP3A4 ..

こうしたグレープフルーツと薬の相互作用は、長いものでは3~7日間も持続するという報告もある。相互作用の可能性がある薬を内服している間は、グレープフルーツの摂取は控えた方がいいだろう。

花粉症などによるアレルギー性鼻炎や湿疹の治療に使用されるフェキソフェナジンは、CYP3A4による代謝ではなく、このトランスポーターOATPを通じて吸収される薬の1つだ。トランスポーターが抑制されると、結果として血液中に入る薬の量が少なくなり、薬が効かなくなる可能性があるというわけだ。


フェキソフェナジン塩酸塩は第二世代のヒスタミン H1 受容体拮抗薬に分類され ..

「健康成人12例に本剤20mgをグレープフルーツジュース240mLで投与したとき、血漿中ビラスチンのCmax及びAUC0-infはそれぞれ約0.6倍及び約0.7倍に低下した。この血漿中ビラスチン濃度の低下はグレープフルーツジュースによるビラスチンの消化管からの吸収阻害に起因すると推察されたが機序は不明である。」

フェキソフェナジン塩酸塩を雌ラットに 30、100 又は 300mg/kg、1 日 1 回、1 週間反復経口投与

このほか,グレープフルーツやオレンジの摂取により,フェキソフェナジンやβ遮断薬(セリプロロール,アテノロール),アリスキレンの血中濃度が低下することが報告されています2)。これらは有機アニオントランスポーター(organic anion-transporting polypeptide:OATP)の基質薬物です。グレープフルーツやオレンジの果実に含まれるフラボノイドが小腸においてOATPを阻害することにより,OATP基質薬物の消化管吸収が減少し,血中濃度が低下すると考えられています3)

実際、山本氏は、アビラテロン服用患者に小青竜湯エキス製剤が処方された際、フェキソフェナジン塩酸塩(アレグラ他)への変更を提案したという。

Ca拮抗薬以外にも,臨床現場にはCYP3A4で代謝される薬物が多く存在します。たとえば,免疫抑制薬のシクロスポリンや,抗てんかん薬のカルバマゼピン,脂質異常症治療薬のアトルバスタチンやシンバスタチンが挙げられます。グレープフルーツは主に小腸のCYP3A4を阻害しますので,これらの薬物を経口投与する際にも,グレープフルーツや前述の柑橘類の摂取は回避したほうがよいでしょう。

フェキソフェナジン (FEX) は、 テルフェナジンの代謝研究の結果として見いだされ ..

Ca拮抗薬とグレープフルーツとの相互作用は,グレープフルーツの果実やジュースに含まれるフラノクマリン類が薬物代謝酵素チトクロームP450(CYP)3A4を阻害するために起きます。CYP3A4阻害作用を持つフラノクマリン類の含量を種々の柑橘類について測定した結果,グレープフルーツ,スウィーティー,メロゴールド,バンペイユの果汁中のフラノクマリン類の含量は同程度であったとの報告があります1)。昨今,柑橘類の品種は多様化していますが,フラノクマリン類の含量は系統が近いと類似している傾向があるため,その柑橘類のルーツから相互作用のリスクを推測できる可能性があります。

本剤20mgのプラセボに対する優越性が検証できた場合、本剤20mg群の

となるらしい。なるほどCYP阻害剤の用量が変われば、基質薬剤の血中濃度の上昇率も変化するわけだ。

[PDF] 花粉症の薬を飲んでいる方へ 相互作用にご注意を!! 胃薬 CYP3A4 を

グレープフルーツ以外にもザボンの仲間やハッサクはCa拮抗薬の血中濃度を上昇させますので,注意が必要です。

医師は薬の相互作用について十分配慮して処方を決定しています。しかし、他の病院や診療

特にTDMを要する薬剤(テオフィリン、フェニトイン、プロカインアミド、プロプラノロール、リドカイン、カルバマゼピンなど)およびワルファリンとの併用は避けるが、やむをえず併用する場合にはTDMや凝固能検査を実施し、場合によっては投与量の減量や、CYP450酵素阻害作用の低い他のH拮抗剤に変更する。シメチジンにより代謝阻害を受ける薬剤は今後も増えると予測され、基本的にCYP450で代謝されるすべての薬に注意したほうがよい。(*1)

DIクイズ5:(A)新薬ルパフィンを処方された花粉症患者:日経DI

グレープフルーツなどの、CYP3A4不活性化の影響を受ける可能性のある薬剤には、がある。

服用時点について、添付文書にはルパタジン、フェキソフェナジンのいずれ ..

降圧薬のCa拮抗薬を服用中の方々からたびたび受ける質問ですが,グレープフルーツでなければ,それ以外の柑橘類は摂取しても問題ないのでしょうか。最近は様々なミカン類が店頭に並んでおり,患者が疑問を抱くようです。ほかに柑橘類との相互作用について注意すべき薬剤があれば併せてご教示下さい。(愛知県 S)

[PDF] アレグラ錠, フェキソフェナジン塩酸塩OD錠 [内]

タガメットとテオドールの併用では死亡例の報告もある。もちろん、そのケースとは投与量がまったく違う。死亡例でのタガメットの投与量は1200mg/dayにもなっており、テオドールも400mg/dayだった。その結果、デオドールの血中濃度は80μg/mLにも達している。(*2)

CYPの阻害作用が投与量に依存することを考えると死亡例があるから併用禁忌にすべきだと一概には言えない。しかしわれわれはそういう危ない組み合わせであることを認識しておくべきだろう。

CYP3A4 で代謝(U)3.5%が腸内細菌によるメチルエステルに代謝(U)MDR1 遺伝子の一部の

グレープフルーツと同じようにCYP3A4の代謝に影響を与える可能性があるため、念のため注意が必要。

へのフェキソフェナジン (アレルギー治療薬:P 糖タンパク基質) 灌流投与は肝臓へ.

なお、グレープフルーツによるCYP3A4不活性化は、24時間~数日間は相互作用の影響を受ける可能性があるが、OATPに与える影響は数時間程度とされる。

事実,これらの果物がレニン阻害薬アリスキレン,β遮断薬セリプロロールおよび抗アレルギー薬フェキソフェナジン ..

アムロジピンなどの降圧剤、カルバマゼピンなどのてんかん薬、トリアゾラム(ハルシオン)などの睡眠薬、アトルバスタチンなどの高脂血症治療薬はCYP3A4という酵素によって代謝されますが、これらの薬剤はグレープフルーツジュースの摂取は控えるように薬局で伝えられています。最近、患者さんから、グレープフルーツを食べた場合はどうなのか?どれくらいの時間を空ければよいのか?ほかの柑橘類は?と質問を受けました。かつて、同様の質問を製薬メーカーの方に質問したことがありましたが、明確な答えは得られず、自分でも調べずにそのままにしておきました。そこで、今回は文献を漁ってみることとしました。

抗アレルギー剤の中でも眠気が少ない理由からよく処方されるのがアレグラ(フェキソフェナジン)ではないでしょうか。 ..

一方で、フェキソフェナジンとデスロラタジン(商品名:デザレックス)の経口バイオアベイラビリティに対するグレープフルーツジュースの影響を評価した別の研究では、フェキソフェナジンのC(max)及びAUCはグレープフルーツジュースの摂取により30%減少したが、デスロラタジンのバイオアベイラビリティはグレープフルーツジュースの影響を受けなかったとされています15)