A-model A72415 1/72 ベル P-63Aキングコブラ リミテドエディション
しかし太平洋戦線に送られたP-39は、日本軍機以上に中高度性能が悪く低空戦闘オンリーな戦闘機であり、その高度だと最高速の速さも生かしきれず、高度が低すぎてパワーダイブで急降下遁走もできません。
結果、低空でも運動性が良く、まだベテランパイロットの多かった日本軍の零戦や隼に追い回されていいようにあしらわれる事が多く、機体形状から『カツオブシ』と呼ばれ、すっかり侮られてしまいました。
P-63 キングコブラは、アメリカ合衆国のベル社が開発し、第二次世界大戦中期にアメリカ陸軍航空軍等で使用された単発単座レシプロ戦闘機。
ベルP-39エアラコブラは第二次世界大戦時にアメリカ陸軍がベル・エアクラフト社に開発させた単発単座戦闘機(エンジン1個で一人乗りの戦闘機)で、これの発展型がキングコブラなんじゃ。
結果、太平洋戦線ではP-38やP-47が登場すると急速に姿を消していきますが、それまでは戦闘爆撃機として、そして爆弾を投下すればそのまま低空で日本軍の戦闘機に立ち向かい、犠牲を出しながらも戦い続けたのです。
DW14401 ベル P-63A/C キングコブラ (2機入りキット)
お膝元のアメリカでも同年12月に日本との戦争が始まると、太平洋戦線を支える新型戦闘機としてイギリス空軍のキャンセル分を米陸軍航空隊で引き取って、日本軍が快進撃を続けるオーストラリアやニューギニア方面に送りました。
なお、イギリスで発注したのは対戦闘機戦闘を重視したのか、機首に37mm機関砲ではなく20mm機関砲を搭載したタイプで、これは米陸軍航空隊では『P-400』として採用、37mm砲搭載のP-39とは区別しています。
まずドイツとの戦争が始まって戦闘機なら何でも欲しかったイギリスが発注、1941年9月から引渡しが開始されるも低空でしか使えない戦闘機なんかいらない! とわかりきったクレームを入れて、同じくドイツと戦争が始まったソ連へのレンドリース(援助物資)に回してしまいます。
1/72 ベル P-63A キングコブラ リミテッドエディション
ところが、イギリスからレンドリースに回されて受領したソ連では全く違う評価を受けました。
ソ連がドイツと戦う東部戦線のメインは地上部隊同士の戦いで、両軍の飛行機の任務はほとんどが低空での地上支援で、中高度以上での戦闘など偵察機とそれに対する迎撃くらいしかありません。
食性は動物食で、他の種類のヘビを主に食べ、その他にトカゲ等の爬虫類を主に食べるってヘビがヘビを食べるのか~ 気色悪いなあ、それでキングコブラと言うのか。
1/72 米・ベルTP-63Eキングコブラ複座練習機 プラモデル ..
ただここまで使いやすそうな、そしてテスト飛行では若干物足りなかったものの、熟成すれば高性能が見込めそうな飛行機だったのに、ベル社は「やっぱ排気タービン(ターボチャージャー)外して、低空用戦闘機にしない?」と言い出すではありませんか?!
後年になって推測された理由として、当時のベル社は新興メーカーらしく資金繰りに苦しんでおり、開発に手間取っている間に倒産するより熟成の容易な道で手堅く行こうとしたのでは、と言われています。
つまり低空での性能さえあれば良く、しかも地上攻撃に活用できる大火力があればいうこと無し! というわけで、37mm機関砲で戦車や自走砲などドイツ軍地上部隊をバリバリ攻撃できて、低空ならドイツ軍戦闘機に負けないP-39は大好評だったのです。
1/72 ベル P-63A キングコブラリミテッドエディション
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1/144 ベル P-63A/C キングコブラ (2機入りキット)
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「ベルP-63キングコブラ」の写真・イラスト素材|アマナイメージズ
機首に液冷のエンジンを積んだ戦闘機はたくさんあるが、胴体中央部は珍しいな、機首が妙に細くすっきりしている。
1/72 米・ベルP-63Aキングコブラ(TOKO製金型)限定デカール [72415]
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Hobby Modelbau Maxim 1/72 米・ベルP-63Aキングコブラ(TOKO製金型)限定デカール [72415] -
こうして1939年4月に初飛行した試作戦闘機XP-39はなかなか野心的というか斬新的というか、奇抜一歩手前の飛行機でした。
折込図面: 第 2次大戦花形戦闘機続編(2): ベル P-63 キングコブラ 付き
結果、イギリスからのレンドリース(もちろん最初は20mm機関砲装備型)のみならず、本来のP-39を送ってくれ! 大至急! という声に応えたアメリカからP-39のほとんどはソ連に送られ、やはり低空を得意とするソ連製戦闘機やシュツルモビーク(襲撃機)とともに大活躍したのでした。
ベル P-63 キングコブラ / しんちゃん乙 さんのイラスト
第二次世界大戦で日本の零戦は連合国側のいろんな軍用機と戦った。
ドラウィングス|未使用 1/48 ベル TP-63E キングコブラ 複座練習
創業早々、ボーイングが開発中の長距離爆撃機(後のB-17)を護衛する長距離双発多座戦闘機として発注されたYFM-1『エアラクーダ』が奇抜な外見を裏切らない性能で不採用になりますが、ベル社も軍もそこはある意味想定内。
飛ぶ前からYFM-1がモノになりそうも無いのはある程度わかっていたのか、「じゃあ今度は高高度迎撃戦闘機を作ってみない?」と陸軍にオファーをかけられて開発したのが、P-39『エアラコブラ』です。
【ドラウィングス】DW72006)1/72 ベルTP-63E キングコブラ 複座練習機型
③前輪式降着装置(米国の単発戦闘機では初めて)を備えたため離着陸時の視界が従来の戦闘機と比べて良好だった(大部分の戦闘機は尾輪)。
1/72 ベル P-63E-1-BE キングコブラ【DWS72005】
同社の創業は第2次世界大戦間近の1935年とかなり後発で、その頃にはダグラスやボーイング、ロッキードなど名だたる大メーカーが十分実用的な飛行機を量産していたので、ベルのような新興メーカーはある意味で斬新な飛行機を作って、軍など顧客の目を引く必要があります。
ベルP39エアラコブラとP63キングコブラ、ロシアへの長い道 ..
ちなみに、アメリカ陸軍航空隊では当初凡庸な性能だったP-47『サンダーボルト』やP-51『ムスタング』をメーカーに熟成させて傑作機に発展させていますが、量産実績を上げて自信のついたベル社にもP-39の発展型を発注しました。
すなわち本来の高高度性能を取り戻すべくエンジンを更新するとともに各部設計を全面的にリファインし、中高度以上の性能はもちろん各性能を向上させたP-63『キングコブラ』です。
ベルP-63キングコブラは、第二次世界大戦でベル航空機によって開発されたアメリカの戦闘機です 続きを読む →. で転記済み 歩き回る.
『1/144 【完成品】☆ベル P-63C-5 キングコブラ ソビエト連邦レンドリース機』はYahoo!オークション(旧ヤフオク!)でjb-nTxUkgvemW0から出品され、19の入札を集めて8月 27日 22時 44分に落札されました。決済方法はYahoo!かんたん決済に対応。北海道からの発送料は落札者が負担しました。PRオプションはYahoo!かんたん決済、取りナビ(ベータ版)を利用したオークションでした。
米国陸軍戦闘機 ベル P-63 キングコブラ / Bell P-63 Kingcobra
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MPM 1/48 ベル p-63A キングコブラ 未組み立て
高々度戦闘機として排気タービン過給器(ターボ)を備えた試作機は、1939年に初飛行し最大速度628 km/h、上昇率1,219 m/minなどの高性能を発揮したが軍は排気タービン過給器を備えずに中高度戦闘機として生産した、これがP-39エアラコブラじゃが重量増加になり、機首の機関砲も故障続きだった。
ベル 309 キングコブラとベル 209 民間型を追加しました
現在、航空機分野における『ベル』といえば、シコルスキーと並んで世界中でヘリコプターを売りまくるアメリカのベストセラーメーカーとして名高いのですが、かつては戦闘機や実験機などで斬新な飛行機を得意としていました。
世界で初めて水平飛行で音速突破したロケット実験機『X-1』や、第2次世界大戦の敗戦時に未完成だったナチスドイツの『メッサーシュミットP.1011』を元にした世界初の可変後退翼実験機『X-5』もベル・エアクラフト社の作品です。
ベルP-63キングコブラアメリカンファイターエアクラフト3Dモデル
日本で戦記などに触れていると出てくる傑作機といえば第2次世界大戦の日本軍戦闘機、それを蹴散らした米軍戦闘機、なかなか落ちない米軍爆撃機などが有名どころですが、傑作機扱いどころか凡機扱いされていても、世界的には傑作機という飛行機もあるのです。今回は日本軍から『カツオブシ』と侮られたので有名なベルP-39エアラコブラと、その発展型P-63キングコブラ。