・ アモキシシリン水和物、クラリスロマイシン及びランソプラゾール併用の場合


テトラサイクリン系は、マイコプラズマやクラミジアなどの非定型病原体に対して優れた効果を示し、特にドキシサイクリンは広く使用されており、その長時間作用型の特性により服薬回数の削減が可能です。


・ アモキシシリン水和物、クラリスロマイシン及びラベプラゾールナトリウム併用の場合

AHA(米国心臓協会)の予防投薬の指針が1997から2007で大きく変わりました。予防対象はかなり狭まり、予防すべき歯科処置は広範囲になりました。これを採用するかどうか皆さん迷われているようです。私は大きな外科処置のまえにはアモキシシリン2gを投与しています。

オーグメンチンは他の薬剤との相互作用により効果の減弱や副作用の増強が起こる場合があり、併用薬の慎重な確認と管理が必要であり、特に複数の医療機関を受診している患者さんでは、お薬手帳の活用や薬剤師への相談が重要となります。

16.1.2 アモキシシリン水和物、クラリスロマイシン及びランソプラゾール併用の場合

安全性に優れたくすりです。10年以上前はわたくしもこれ1本でした。かっては非常に良く効き、いまでも使っている先生は多い薬です。ただ最近は抗菌力が落ちてとても使う気になりません。
使うとすれば500mgを1日4回です。これぐらい回数と量を飲まなければ効果が期待できません。

キノロン系抗菌薬は広域スペクトルを持ち、特にグラム陰性菌に対して強い抗菌作用を示すため、複雑性尿路感染症や重症呼吸器感染症などで用いられ、その高い組織移行性により難治性感染症の治療にも有用です。

②その他の副作用(神経障害など)は他の薬剤とあまり変わりません。

アモキシシリン水和物が無効な場合、キノロン系抗菌薬が選択肢の一つとなることがあり、その広域スペクトルと強力な殺菌作用により、複雑性感染症や重症例で重要な役割を果たします。

オーグメンチンを含む抗生物質の使用に伴う重要なデメリットの一つとして薬剤耐性菌の出現リスクが挙げられ、このリスクは個々の患者さんの治療効果だけでなく、公衆衛生上の大きな課題となっています。

16.1.3 アモキシシリン水和物、クラリスロマイシン及びオメプラゾール併用の場合

注1)「ヘリコバクター・ピロリ感染症、ヘリコバクター・ピロリ感染胃炎」においては、アモキシシリン水和物としての承認用量は通常1回750mg(力価)である。また、「ヘリコバクター・ピロリ感染を除く感染症」においては、アモキシシリン水和物としての承認用量は通常1回250mg(力価)である。

注1)「ヘリコバクター・ピロリ感染症、ヘリコバクター・ピロリ感染胃炎」においては、アモキシシリン水和物としての承認用量は通常1回750mg(力価)である。また、「ヘリコバクター・ピロリ感染を除く感染症」においては、アモキシシリン水和物としての承認用量は通常1回250mg(力価)である。


抗菌薬の副作用として1.アレルギィーと中毒 2.下痢 があります

▼新たな【重大な副作用】:間質性肺炎(▽咳嗽▽呼吸困難▽発熱▽肺音の異常(捻髪音)―など認められた場合には、速やかに胸部X線、胸部CT、血清マーカーなどの検査を実施する。間質性肺炎が疑われた場合には投与を中止し、副腎皮質ホルモン剤投与などの適切な処置を行う)

・アモキシシリン水和物、クラリスロマイシン及びプロトンポンプインヒビター併用の場合

以下の副作用が現れることがあるので、異常が認められた場合は速やかに医師に報告または診断をうける事を推奨します。

・アモキシシリン水和物、クラリスロマイシン及びランソプラゾール併用の場合

長期的に内服すると、耐性菌という抗菌薬が効きにくい菌が発現したり、赤血球・白血球・血小板が減少する可能性があります。クラリスを処方された場合は、決められた投与量をしっかり守って治療に当たりましょう。副作用のチェックのため、定期的に血液検査が必要になる場合もあります。

サワシリン錠250の基本情報(薬効分類・副作用・添付文書など)

・感染症の遷延化
抗生物質はウイルスには効きません。また標的の細菌に対して効果のある抗生物質を投与しないと効き目はありません。それらに対し無配慮に服用を続けていると、薬の副作用だけを被る場合があります。以前処方された薬ののみ残しや家族や知人の薬を服用する時に起こる可能性があります。

歯科ではアモキシシリン水和物(商品名:サワシリン錠 250mg他)バカンピシリン塩酸 ..

「ベルソムラを処方された患者さんですが、呼吸器科からびまん性汎細気管支炎治療のためクラリシッドを服用中です。クラリシッドはベルソムラの肝代謝を強く阻害しますので、ベルソムラとクラリシッドは併用禁忌となっています。ベルソムラを御変更頂けないでしょうか?なお、他のベンゾジアゼピン系睡眠薬の多くはCYP3A4 で代謝されますので、少なからずクラリスロマイシンの影響を受けると予測されます。CYPを介さない睡眠薬としては、ロラメット(エバミール)<ロルメタゼパム>があります。」と疑義照会したところ、以下に処方変更となった。

クラリスロマイシン及びランソプラゾール併用時)」が、カプセル及び錠剤 ..

肺動脈性高血圧症治療薬のアドシルカ(タダラフィル)のみがクラリスロマイシンと併用禁忌となっています。

ラゾール)、アモキシシリンおよびクラリスロマイシンによる 3 剤併用療

ADL自立した40歳女性。2日前からの排尿時痛,尿意切迫感,頻尿でER受診。発熱なく,尿検査で白血球+,細菌+。尿グラム染色でグラム陰性桿菌の貪食像あり。患者はサワシリン®(アモキシシリン)でじんま疹がでたという。

サワシリン細粒10%の効果・効能・副作用 | 薬剤情報 | HOKUTO

17.1有効性及び安全性に関する試験
〈ヘリコバクター・ピロリ感染を除く感染症〉
17.1.1国内臨床試験
1,335例の一般臨床試験(カプセル、細粒)における成績概要は次のとおりである。また、3種の二重盲検比較試験においても本剤の有用性が認められている。
--------------------------表開始--------------------------
疾患名有効率
有効以上(%)やや有効以上(%)
皮膚感染症表在性皮膚感染症(毛嚢炎、膿痂疹)23/35(65.7)34/35(97.1)
深在性皮膚感染症(せつ、ひょう疽、蜂窩織炎等)52/68(76.5)59/68(86.8)
リンパ管・リンパ節炎8/9(88.9)8/9(88.9)
慢性膿皮症(感染粉瘤、膿瘍、膿皮症、ざ瘡)19/29(65.5)25/29(86.2)
外科・整形外科領域感染症外傷・熱傷及び手術創等の二次感染11/20(55.0)15/20(75.0)
びらん・潰瘍の二次感染3/7(42.9)5/7(71.4)
乳腺炎7/10(70.0)8/10(80.0)
骨髄炎6/9(66.7)6/9(66.7)
呼吸器感染症咽頭炎9/10(90.0)9/10(90.0)
扁桃炎80/95(84.2)82/95(86.3)
気管支炎34/44(77.3)38/44(86.4)
肺炎58/68(85.3)61/68(89.7)
尿路感染症膀胱炎215/270(79.6)217/270(80.4)
腎盂腎炎(腎盂腎炎、腎盂炎)41/63(65.1)43/63(68.3)
前立腺炎16/19(84.2)16/19(84.2)
精巣上体炎(副睾丸炎)2/2(-)2/2(-)
淋菌感染症59/68(86.8)59/68(86.8)
婦人科感染症子宮内感染27/35(77.1)27/35(77.1)
子宮付属器炎31/38(81.6)32/38(84.2)
子宮旁結合織炎2/4(-)2/4(-)
眼科感染症涙嚢炎2/4(-)4/4(-)
麦粒腫20/32(62.5)26/32(81.3)
耳鼻科感染症中耳炎44/54(81.5)45/54(83.3)
歯科・口腔外科領域感染症歯周組織炎(歯槽骨炎、歯根膿瘍)11/14(78.6)11/14(78.6)
歯冠周囲炎(智歯周囲炎)9/14(64.3)12/14(85.7)
顎炎(顎骨周囲炎、急性顎炎)12/18(66.7)16/18(88.9)
猩紅熱42/43(97.7)43/43(100)
--------------------------表終了--------------------------
〈ヘリコバクター・ピロリ感染症〉
17.1.2国内臨床試験(アモキシシリン水和物、クラリスロマイシン及びランソプラゾール併用時)
ヘリコバクター・ピロリ陽性の胃潰瘍又は十二指腸潰瘍の患者を対象とした除菌の臨床試験(アモキシシリン水和物、クラリスロマイシン及びランソプラゾールの3剤療法)における除菌※率は次表のとおりである。
※培養法及び組織診断法の結果がいずれも陰性
胃潰瘍における除菌率(7日間経口投与)
--------------------------表開始--------------------------
各薬剤の1回投与量投与回数除菌率
アモキシシリン水和物750mg(力価)クラリスロマイシン200mg(力価)ランソプラゾール30mg2回/日87.5%(84/96例)
アモキシシリン水和物750mg(力価)クラリスロマイシン400mg(力価)ランソプラゾール30mg2回/日89.2%(83/93例)
除菌率は基本解析対象集団を対象とした
--------------------------表終了--------------------------
十二指腸潰瘍における除菌率(7日間経口投与)
--------------------------表開始--------------------------
各薬剤の1回投与量投与回数除菌率
アモキシシリン水和物750mg(力価)クラリスロマイシン200mg(力価)ランソプラゾール30mg2回/日91.1%(82/90例)
アモキシシリン水和物750mg(力価)クラリスロマイシン400mg(力価)ランソプラゾール30mg2回/日83.7%(82/98例)
除菌率は基本解析対象集団を対象とした
--------------------------表終了--------------------------
臨床検査値の異常変動を含む副作用は、430例中217例(50.5%)に認められた。主な副作用は、軟便59例(13.7%)、下痢38例(8.8%)であった。
なお、米国及び英国で行われたヘリコバクター・ピロリ陽性の十二指腸潰瘍等に対する除菌の臨床試験注1)においても、同程度の除菌率が認められている。
臨床検査値の異常変動を含む副作用は、548例中179例(32.7%)に認められている。
注1)各薬剤の投与量、投与期間は次記のとおりであり、国内の承認用法・用量と異なる。
米国:アモキシシリン水和物として1回1,000mg(力価)、クラリスロマイシンとして1回500mg(力価)及びランソプラゾールとして1回30mgの3剤を1日2回、10日間又は14日間経口投与
英国:アモキシシリン水和物として1回1,000mg(力価)、クラリスロマイシンとして1回250mg(力価)及びランソプラゾールとして1回30mgの3剤を1日2回、7日間経口投与
17.1.3国内臨床試験(アモキシシリン水和物、クラリスロマイシン及びオメプラゾール併用時)
ヘリコバクター・ピロリ陽性の胃潰瘍又は十二指腸潰瘍の患者を対象とした国内の臨床試験における除菌率は次表のとおりである。
胃潰瘍・十二指腸潰瘍における除菌率(7日間経口投与)
--------------------------表開始--------------------------
各薬剤の1回投与量投与回数除菌率
胃潰瘍十二指腸潰瘍計
アモキシシリン水和物750mg(力価)クラリスロマイシン400mg(力価)オメプラゾール20mg2回/日75.9%(44/58)81.8%(45/55)78.8%(89/113)
()内は例数
--------------------------表終了--------------------------
臨床検査値の異常変動を含む副作用は、113例中67例(59.3%)に認められた。主な副作用は、下痢24例(21.2%)、軟便21例(18.6%)であった。
なお、海外において、活動期又は瘢痕期の十二指腸潰瘍患者、活動期の胃潰瘍患者を対象とした試験注2)においても、同程度の除菌率が得られている。
注2)各薬剤の投与量、投与期間は次記のとおりであり、国内の承認用法・用量と異なる。
アモキシシリン水和物として1回1,000mg(力価)、クラリスロマイシンとして1回500mg(力価)及びオメプラゾールとして1回20mgの3剤を1日2回、7日間経口投与
17.1.4国内臨床試験(アモキシシリン水和物、クラリスロマイシン及びラベプラゾールナトリウム併用時)
ヘリコバクター・ピロリ陽性の胃潰瘍又は十二指腸潰瘍の患者を対象とした国内の臨床試験における除菌率は次表のとおりである。
胃潰瘍・十二指腸潰瘍における除菌率(7日間経口投与)
--------------------------表開始--------------------------
各薬剤の1回投与量投与回数除菌率
胃潰瘍十二指腸潰瘍計
アモキシシリン水和物750mg(力価)クラリスロマイシン200mg(力価)ラベプラゾールナトリウム10mg2回/日87.7%(57/65)83.3%(45/54)85.7%(102/119)
アモキシシリン水和物750mg(力価)クラリスロマイシン400mg(力価)ラベプラゾールナトリウム10mg2回/日89.7%(61/68)87.8%(36/41)89.0%(97/109)
()内は例数
--------------------------表終了--------------------------
臨床検査値の異常変動を含む副作用は、252例中95例(37.7%)に認められた。主な副作用は、下痢42例(16.7%)、軟便26例(10.3%)であった。
なお、海外で行われたヘリコバクター・ピロリ陽性の胃・十二指腸潰瘍等に対する除菌の臨床試験注3)においても、同程度の除菌率が得られている。
注3)各薬剤の投与量、投与期間は次記のとおりであり、国内の承認用法・用量と異なる。
アモキシシリン水和物として1回1,000mg(力価)、クラリスロマイシンとして1回500mg(力価)及びラベプラゾールナトリウムとして1回20mgの3剤を1日2回、7日間経口投与

クラリスロマイシン及びランソプラゾール併用時)」が、カプセル及び錠剤の効能 ..


(5)細菌を殺菌する「アモキシシリン水和物」(サワシリンカプセル125ほか)、「ボノプラザンフマル酸塩・アモキシシリン水和物・クラリスロマイシン」(販売名:ボノサップパック400ほか)、「ボノプラザンフマル酸塩・アモキシシリン水和物・メトロニダゾール」(販売名:ボノピオンパック)、「ラベプラゾールナトリウム・アモキシシリン水和物・クラリスロマイシン」(販売名:ラベキュアパック400ほか)、「ラベプラゾールナトリウム・アモキシシリン水和物・メトロニダゾール」(販売名:ラベファインパック)、「ランソプラゾール・アモキシシリン水和物・クラリスロマイシン」(販売名:ランサップ400ほか)、「ランソプラゾール・アモキシシリン水和物・メトロニダゾール」(販売名:ランピオンパック)

サワシリンカプセルを 8 Cap 服用するように」という指示を受けたとの ..

※抗菌薬の作用機序による分類
1.細菌の細胞壁合成を阻害するもの(βラクタム系・グリコペプチド系・ホスホマイシン系)
2.細菌のタンパク合成を阻害するもの(アミノグリコシド系・・テトラサイクリン系・リンコマイシン系など)
3.細菌のDNA・RNA合成を阻害するもの(キノロン系・リファンピシン・スルファメトキサゾール・トリメトプリム)
4.細菌の細胞膜を障害するもの(ポリペプチド系など)

「細菌」の種類は、現在確認されているだけでも6,800種以上、非常に様々なタイプの細菌が存在しています。1つの抗生物質が、これら全ての種の細菌に対して抗菌作用を発揮するわけではありません。
例えば、細胞壁合成を阻害して抗菌作用を発揮するβラクタム系(ペニシリン系・セフェム系・カルバペネム系)の抗生物質は、厚い細胞壁を持つ「グラム陽性菌」には効果的ですが、元から細胞壁が無い「マイコプラズマ属」の細菌には効果がありません

アモキシシリン水和物(アモリン・サワシリン) – 呼吸器治療薬

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