リベルサスはGLP-1受容体作動薬の注射剤と比べてどうなのか?


次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。


ここからは、リベルサスはGLP-1注射剤にとって代わるのかを考察しました。

ある患者は、同じ医療機関のA診療科とB診療科を定期受診しており、A診療科から骨粗鬆症治療薬の「ボナロン経口ゼリー35mg」が、B診療科から2型糖尿病治療薬の「オゼンピック皮下注0.5mgSD」が処方されていました。その後、B診療科において「オゼンピック皮下注0.5mgSD」が、同じく2型糖尿病治療薬の「リベルサス錠3mg」へ変更になりました。ところで、「ボナロン経口ゼリー」は消化管障害を防止するために「多めの水で服用する」こととされ、一方、「リベルサス錠」は吸収率を上げるために「少なめの水で服用する」こととされています。両剤は胃内容物の影響を受けやすいため空腹時に服用する必要があるが、薬剤師は「この2剤の同時服用は適切ではない」と考え、B診療科の処方医へ疑義照会。結果、「リベルサス錠3mgへの変更」は中止され、従前どおり「オゼンピック皮下注」が継続になりました。

2006年 京都薬科大学 薬学部卒。

調剤併設ドラッグストアのスギ薬局に新卒で入社。
調剤部門エリアマネージャーを経験後、名古屋商科大学院経営管理学修士課程にて2年間経営学を学び、経営管理学修士号(MBA)を取得。
2013年4月、シナジーファルマ株式会社を設立。
2013年8月、薬剤師専門サイト「ファーマシスタ」をリリース。

薬剤師専門サイト「ファーマシスタ」は臨床で役立つ学術情報や求人広告を発信し月間24万PV(2023年6月時点)のアクセスが集まるメディアとして運営中。

薬局薬剤師としては、新規開業、継承に携わった経験、管理薬剤師としての経験を活かし、現在福岡県内でティーダ薬局を運営(管理薬剤師)。

1983年11月 岡山県倉敷市で生まれ、水の都である愛媛県西条市で育つ。
大学より京都・大阪で14年間、沖縄Iターン特集立ち上げのため沖縄県で4年間暮らし、現在は福岡県民。
二児の父親。

当面の目標は、
「息子の成長スピードに負けないこと」

座右の銘は、
「まくとぅそうけい なんくるないさ」
=「誠実に心をこめて精進していれば、なんとかなる!!」

リベルサスは、ビスホスホネート製剤を毎日飲み続けるようなもの。結構大変です。

・吸収促進剤のSNAC(サルカプロザートナトリウム)が局所的にpHを上昇させ、タンパク質分解酵素からセマグルチドを保護する。いずれの規格にもSNACが1錠300mg含有されている。300mgが一番効果的のため、リベルサスは1回2錠で服用しない。

9.5 妊婦
妊婦、妊娠している可能性のある女性には本剤を投与せず、インスリンを使用すること。
皮下投与用セマグルチドを用いた動物試験において、臨床用量に相当する又は下回る用量(最大臨床用量でのAUC比較においてラットで約0.6倍、ウサギで約0.5倍、サルで約5.6~8.6倍)で、胎児毒性(ラット:胚生存率の減少、胚発育の抑制、骨格及び血管異常の発生頻度増加、ウサギ:早期妊娠損失、骨格異常及び内臓異常の発生頻度増加、サル:早期妊娠損失、外表異常及び骨格異常の発生頻度増加)が認められている。これらの所見は母動物の体重減少を伴うものであった。[9.4、15.2.2参照]

リベルサスとBP製剤の併用はなかなか悩ましいですね(^_^;)

14.1.1 PTP包装の薬剤はPTPシートから取り出して服用するよう指導すること。PTPシートの誤飲により、硬い鋭角部が食道粘膜へ刺入し、更には穿孔をおこして縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発することがある。

薬剤師が専門知識を十分に発揮し「同時併用が適切でない薬剤の処方」を是正できた—。

骨粗鬆症治療薬のビスホスホネート製剤と似たような飲み方になります。

14.1.2 本剤は吸湿性が強いため、服用直前にPTPシートから取り出して服用するよう指導すること。

例として「朝目覚めたら薬を飲んでもらう。前日夜にベッドの近くに水と薬を置いておく。服用後は再度寝ても良い。」と伝えてみるのも良い。


今回のように、リベルサス錠とビスホスホネート製剤の併用について、処方医から患者に対し

・服用タイミングが近いビスホスホネート製剤と併用の場合。まずは処方医師と相談しながら決める。

ビスホスホネート製剤週1回・月1回タイプを服用する場合、リベルサスは中止

ある薬局薬剤師が、施設入居中の患者へ訪問指導を行った際、施設職員から「当該患者は軽微な下痢があるが医師への報告が漏れた。今回は一般用医薬品で対応したい」との相談を受けました。薬剤師は「この患者は血栓症治療薬であるワルファリンを服用中のため、『納豆菌を含まない整腸剤』を購入してください」(納豆菌はワルファリンの抗血液凝固作用を弱めてしまう)と伝えました。その後、薬局に同職員から「一般用医薬品の『ザ・ガードコーワ整腸錠α3+』を購入し、今晩から服用予定である」との電話報告があったため、薬剤剤は「同剤には納豆菌末が含有されている」ことを説明し、当該患者には服用させないよう伝えました。

リベルサス(セマグルチド)・・・唯一の内服薬。1日1回3㎎から開始し4週間 ..

8.9 本剤とDPP-4阻害剤はいずれもGLP-1受容体を介した血糖降下作用を有している。両剤を併用した際の臨床試験成績はなく、有効性及び安全性は確認されていない。

薬のビスホスホネート製剤と 2 型糖尿病治療薬の GLP-1 作動薬

11.1.1 低血糖(頻度不明)
脱力感、倦怠感、高度の空腹感、冷汗、顔面蒼白、動悸、振戦、頭痛、めまい、嘔気、視覚異常等の低血糖症状があらわれることがある。また、インスリン製剤又はスルホニルウレア剤との併用時に重篤な低血糖症状があらわれ意識消失を来す例も報告されている。
低血糖症状が認められた場合には、糖質を含む食品を摂取するなど適切な処置を行うこと。ただし、α-グルコシダーゼ阻害剤との併用時はブドウ糖を投与すること。また、患者の状態に応じて、本剤あるいは併用している糖尿病用薬を減量するなど適切な処置を行うこと。[8.3、8.4、9.1.3、10.2、電子添文17.1.1-17.1.6参照]

① ビスホスホネート製剤の用法が「起床時」以外の場合に「起床時」への ..

・セマグルチドで嘔気、胃の不快感が多い。ただし一概に副作用とは言い切れない。アドヒアランス、糖尿病性神経障害の症例、胃内に食物が残っていた、遺伝子多型の差も考えられる。

胃の内容物に影響を受けやすいお薬は、起床後空腹の状態で(朝食の前に)服用してください。 例)ビスホスホネート製剤、リベルサス錠など

機構では、例えば今回のケースについては「『納豆菌を含まない整腸剤』とだけ伝えるのではなく、『具体的な商品名』も併せて伝える」「一般用医薬品を購入する薬局の薬剤師・登録販売者に『使用者がワルファリンを服用している。納豆菌を含まない薬剤を選んでほしい』と伝えるようアドヴァイスする」ことが重要と指摘しています。

⑪ ビスホスホネート製剤、リベルサス錠の用法が「起床時」以外の場合に「起床時」への変

糖尿病の治療でリベルサスを処方され、本日から飲み始めました。朝、言われた通りに3mgを1錠服用し、朝ご…

・骨折のあり、無し、骨密度によって投薬の基準をわけるフローチャート。 ・ビスホスホネートの注射製剤、内服薬の作用の違い

40代女性です。リベルサス14mgを服用して4ヶ月目に入りました。毎朝飲んでいて今まで副作用は特になく…

き起こす可能性のある骨粗鬆症治療薬(ビスホスホネート製剤およびデノスマブ製剤)の休薬は行 ..

これまで糖尿病シリーズとして、色々なテーマを取り上げてきましたが、今回は最近発売された薬について取り上げていきたいと思います。
今回取り上げるのは、世界で初めてホルモンであるGLP-1受容体作動薬を内服できるようになったリベルサス®です。

同薬はスイス・ノバルティスが創製した年1回投与のビスホスホネート製剤。

中央社会保険医療協議会(中医協)総会は8月10日、BioMarin Pharmaceutical Japanの軟骨無形成症治療薬「ボックスゾゴ皮下注用」や大鵬薬品工業の消化管間質腫瘍治療薬「ジェセリ錠」など新薬7成分9品目の薬価収載を了承した。収載は18日付。昨年12月に特例承認されたMSDの新型コロナウイルス感染症治療薬「ラゲブリオカプセル」も薬価収載され、保険適用される。ピーク時の販売額は、ボックスゾゴが232億円、ラゲブリオが138億円を見込む。詳しくはで。

【糖尿病】リベルサスとビスホスホネート製剤 同時に出たら?#Shorts #ショート#薬剤師 #薬

中医協総会は8月10日、ノボノルディスクファーマの経口GLP-1受容体作動薬「リベルサス錠」(一般名・セマグルチド)について、費用対効果評価の結果に基づいて薬価を引き下げることを決めた。引き下げ後の薬価は、3mg錠が139.60円(2.5%引き下げ)、7mg錠が325.70円(同)、14mg錠が488.50円(2.6%引き下げ)。新薬価は11月1日から適用される。

ビスホスホネート製剤 · 選択的エストロゲン受容体モジュレーター(SERM) · 活性型 ..

インクレチン(GLP-1、GIP)のうち、GLP-1受容体に選択的に作用させたもの。血糖降下作用はあるものの体重増加のデメリットがあるGIPを除したため、体重減少効果が期待できる。

【経口GLP-1製剤】リベルサス錠は注射剤にとって代わるのか?

・吸収促進剤のSNAC(サルカプロザートナトリウム)が局所的にpHを上昇させ、タンパク質分解酵素からセマグルチドを保護する。いずれの規格にもSNACが1錠300mg含有されている。300mgが一番効果的のため、リベルサスは1回2錠で服用しない。

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・体重減量を兼ねたいとき、食事療法の改善としてリベルサスを使用する。

骨粗鬆症治療薬は数多くあり、その中でもメジャーなのがビスホスホネート製剤です。 ..

繰り返しになりますが、ホルモンを内服するために色々な工夫がされていますが、一般的な薬と同じように飲めるわけではありません。特に、食事など胃の内容物の影響を強く受けてしまうため、次のポイントを守る必要があります。
① 必ず空腹時に内服する。
食事の影響を強く受けるため、とされています。色々なデータを見ると、少なくとも食事から6時間は空けて内服しないと効果を得ることができないため、眠前に内服するのは現実的には難しいかもしれません。
② コップ約半分(約120ml以下)の、水で1錠を内服する。
空腹時内服を聞くと、骨粗しょう症治療薬のビスホスホネート製剤を思いだす方も多いと思います。ビスホスホネート製剤は多めの水で内服しますが、。また、
③ 服用後は少なくとも30分は飲食、他の薬の内服などは避ける。
これも食事の影響を受けないようにする対策の1つです。実は、30分よりも1時間程度絶飲食とした方が吸収される薬の量は多くなるようです。