このように他の抗うつ薬よりもかなり効果が高いとされるレクサプロでも。
高校中退。美容師として10年間働き30歳から営業職。8年前「急に悲しくなる、不眠、食欲不振」などの症状が出現し精神科クリニック受診。その後も職場の対人関係から過呼吸やうつ状態を呈し通院していた。2週間前、上司から「ガツン」と言われ、「糸がきれたように椅子にも座れなくなった」。翌日から寝込んでしまい出勤できなくなる。不安感が強く、頭重感がある。仕事の事を考えると「心がざわざわして苦しくなる」。夫や知人に当院受診を勧められ夫同伴で当院初診に至る。
この作用をと言いますが、これによってレクサプロの効果がより安定します。
S S R Iという分類のお薬は、セロトニンという脳内の神経伝達物質を増やすことで、効果を発揮します。セロトニンは、脳内でドーパミンやノルアドレナリンと共に、感情や気分のコントロールに関連している物質です。
うつ病や社会不安障害の症状と、セロトニンの低下が関連していると言われており、レクサプロはセロトニンを増やすことでうつ状態や不安な気持ちを改善させていくと言われています。
昨年末ですが、NHKのあさイチで「知っておきたい!うつ病の薬物療法」というテーマを取り上げていました。なんと日本人の15人に1人はうつ病だそうです。問題にされていたのは、精神科や心療内科での多剤投与でした。症状を訴えるたびに薬が増え、最終的には1日に40錠もの薬を処方された人もいました。このような多剤投与をする国は欧米にはなく日本のみです。精神科領域の薬は副作用がたくさんあり、薬のせいで調子を崩すことも少なくありません。薬が効いていないのなら追加するのではなく、効いていない薬を中止し他の薬に変更すべきなのに、なぜか精神科や心療内科では薬を追加していく傾向にあります。
うつ病は脳内の神経伝達物質であるセロトニンの不足が原因とされています。人間の身体は食事からの栄養ですべて成り立っていますが、このセロトニンもアミノ酸・鉄・ビタミンBなどの栄養から作られます。うつ症状の多くは脳内の栄養濃度の乱れが原因であるので、薬ではなく栄養療法を第一選択すべきだと私は考えています。うつ病の治療薬としてSSRI(選択的セロトニン再取り込阻害薬)やSNRI(セロトニン・ノルアドレナリン再取り込阻害薬)がよく処方されていますが、栄養不足でセロトニンの合成量が少なければ、再取り込みを阻害しようにもセロトニンの絶対量が少ないので脳内濃度があがりません。ですから薬を飲んでもいっこうにうつ症状が治らないわけです。症状がよくならないと主治医に伝えると新たな薬を追加され、内服する薬の量がどんどん増えてしまい多剤投与になるわけです。特に女性は生理の関係で鉄不足に傾いており鉄不足が原因でうつ症状が生じていることが多いのですが、女性のうつ症状改善のために鉄の補給を勧める医師はいません。またこれらの抗うつ薬には胃腸障害・自殺念慮・自殺企図・攻撃性や易刺激性増加による他害行為などのも見られます。しかも、鉄は薬の解毒酵素の材料として必要なので、鉄欠乏の女性は副作用が起きやすくなります。一方、成人男性のうつ症状ですが、男性には月経がないので鉄不足になることはあまりなく、仕事や対人関係のストレスの関与が大きいので栄養療法では症状が改善しないことが多いように感じます。
鉄欠乏の女性はヘム鉄摂取で劇的に症状が改善するケースが多いです。うつ症状、疲労感、意欲の低下で抗うつ薬を飲んでも症状が改善しない女性は、栄養不足が背景にある可能性が大ですので、是非とも分子整合栄養医にご相談ください。
レクサプロの特徴としては、効果と副作用のバランスが良いことがあげられます。
レクサプロが効いてないようであれば、今度の火曜日に心療内科へ行き、アナフラニールに変更してもらおうと思ってます。
S S R Iの中では最も新しいお薬です。レクサプロは、セロトニン以外の他の脳内の物質への作用が少ないため、他の抗うつ薬と比べると副作用が少ないことがメリットです。
レクサプロは効果が感じられるまでに数週間かかることが一般的なので、飲み忘れず続ける必要があります。レクサプロは1日1回の服用で良いため、飲み忘れる心配が少ないメリットがあります。
それではレクサプロは、抗うつ剤の中でどういった効果の位置づけなのでしょうか。
4月の終わりからうつ病との診察を受け心療内科に通っています。一ヶ月程レクサプロ5mgを服用し、飲み始めの一週間は午前中何も意欲が沸かないようなポーッとした感じがありました。その後足のジンジンと震える感じが出て来た以外は特に酷くなる事もなく、症状としては半日何もする意欲が沸かない、肩こりの症状緩和、今までより1時間程長く眠れるようになる。食欲不振が良くなりました。一ヶ月経過し、10mgに増量後5日目程から口の渇き(喉の違和感)、足の付け根から足先までの震え、首から手にかけての震え、不安感が強くなる。背中が脈打つ感じ。眠りが浅くなる。食欲不振。(特に朝と昼)朝から昼に掛けてだるさがあります。(現在増量後20日目。)増量した事での副作用という可能性はないでしょうか?不安感が強くなった際に薬の減量という選択はないのでしょうか?(主治医には1錠以下の服用はないとの矛盾した答えと副作用はないと言われました。)継続して副作用が続くという可能性は低いでしょうか?よろしくお願いします。(30代/女性)
ずっと昔、社交不安障害SADに効くお薬は、「モノアミン酸化酵素阻害剤」と呼ばれる薬だとされてきました。しかし、食事にアミンを含むもの(例えばチーズ)を食べると、血圧が急に上昇したりして、また、同時に飲むことが出来ない薬があったり、変薬前に薬を飲まない期間を作らないといけなかったりで、服用するのには細心の注意が必要でした。そこで、現在では、その様な薬は使われていません。(日本ではもはや発売されておりません。海外ではまだ使われていますが)
※レクサプロの効果について詳しく知りたい方は、『』をお読みください。
人前での強い緊張や不安感、ふるえなどの症状を改善する効果もあります。
日本でもSSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害薬Selective Serotonin Reuptake Inhibitors)、SNRI(セロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害薬Serotonin & Norepinephrine Reuptake Inhibitors)と言われる、新しいタイプの抗うつ薬が一般的に使われるようになりました。これらは、セロトニンという脳の中の物質を調整する作用を持っています。世界中で多数の種類のSSRIが発売されていますが、現在、日本ではフルボキサミン(商品名ルボックス、デプロメール、2005年10月に社交不安障害SADへの使用が、日本で初めて承認されました)、パロキセチン(商品名パキシル、これも社交不安障害SADの適応を持っています)、セルトラリン(商品名ジェイゾロフト)、エスシタロプラム(商品名レクサプロ)、デュロキセチン(商品名サインバルタ)などの薬剤が服用可能です。いずれの薬も海外雑誌に、その有効性が報告されております。量については、うつ病の人に対する時より多めの薬が必要なようです。その他、ベンラファキシン(商品名、エフェクサー、日本未発売)といった他の薬でも有効性が報告されておりますが、日本では発売されておらず、使用できません。ただ、従来の抗うつ薬の多くは、社交不安障害SAD治療には無効です。いままで、抗うつ薬を服用したことがあるが、効果がなかっとしても、薬物療法は効果がないと決めつけずに、よく相談してください。
レクサプロが効かないことってありますか?詳しくお聞かせください
レクサプロは効果が十分に発揮され、状態がよくなったのを確認してからゆっくりと減らしていくお薬です。急にやめたり、飲んだり飲まなかったりすると「離脱症状」と言われる耳鳴り・痺れ感・吐き気・頭痛・イライラ・不安感などの症状が出たりします。医師と相談しながら、焦らず徐々に調節することで、上記のリスクは最小限に抑えられます。
・うつ状態・社会不安障害に効果があります。 まずは、うつ病についての勉強 ..
抗うつ薬の特徴として、効果が出てくるまでに少し時間がかかることがあります(出始めるのに大体2、3週間前後)。さらに本当に効果を実感できるまでに2、3ヶ月はかかります。本当に効いてくるのには半年かかります。そのため、1日、2日飲んでも効かないとやめずに、取りあえず4週間は服用してください。
薬が有効な場合と効かない場合と | 品川心療内科みゆきクリニック
生理前のイライラがひどすぎて、毎月彼氏にひどく八つ当たりしては後悔の繰り返しをしていました。このままだと振られてしまうと思ったので、いろいろ調べてみたら、ひどい月経前気分不快障害にはレクサプロがいいとあったので、体験談も確認して大丈夫そうだなと注文。服用してみたけど、残念ながら私には思ったほど効果がなかったので、また別の薬を注文してみます。
レクサプロは、セロトニンを増加させる作用にしぼったお薬になります。 ..
このページでは、抗うつ薬が効かなかったり、薬の副作用に苦しんでいたりする方に向けて、治療が困難なうつ病とその治療の選択肢、さらには双極性障害が隠されている可能性について解説します。
以上のことより、疾患によって効果の発現時期に差はあるかもしれませんが、効果が大幅に違うということは考えにくいです。
古くから使われてきた三環系や四環系といわれるタイプの抗うつ薬は強力な効果がある反面、副作用も強いため使いどころが難しいお薬でした。しかしエスシタロプラムは副作用を起こす頻度が低く、それでいて治療効果も三環系や四環系と同程度なので患者さんにとって使いやすく、継続しやすいお薬になっています。飲み始めてすぐに効果はあらわれませんが、飲み続けると徐々に脳内で作用を発揮し、抑うつ気分や不安をやわらげてくれます。
抗うつ薬の種類・効果効能・副作用の解説 | 国分寺 精神科 心療内科
「抗うつ薬が効かない」うつ病を《難治性うつ病》や《治療抵抗性うつ病》といいます。
難治性うつ病や治療抵抗性うつ病に、統一的な医学的定義はありません。難治性うつ病は、治療抵抗性うつ病とほとんど同じ意味か、場合によっては《不耐性》などを含んで使用されています。多くの場合はを指しています。
以下でもう少し詳しく説明します。
効果まで2-4週。初期の副作用と離脱症状に注意。不安・抑うつへの効果を期待します。 動画:エスシタロプラム
レクサプロを病院で出してもらっていましたが、ジェネリックでも効果は同じという体験談を見て初めてこちらで注文させてもらいました。レクサプロと同じく飲むと不安感もなくなって気持ちが落ち着きますが、ジェネリックの方はなぜか体がかなり怠くなります。副作用で倦怠感が出ることがあるらしいので、しばらく続けてみて治まらないようだったら先発薬に戻そうと思います。副作用さえでなくなればいい薬なんですが、、、
(ストレッサーの除去、環境調整、運動、心理療法などの抗うつ薬以外の話は今回は横に置いておきます。) ..
有効成分のエスシタロプラムが脳内のセロトニン濃度を高めることでうつ病、不安障害、強迫性障害に対して改善効果を発揮します。
なお、年齢・症状により適宜増減するが、増量は1週間以上の間隔をあけて行い、1日最高用量は20mgを超えないこととする。
レクサプロは私にとって人生を少しずつ取り戻してくれた薬です。うつの症状がひどく、趣味も楽しめなくなっていましたが、この薬を飲み始めて2ヶ月、気持ちが安定して趣味に向き合う気力が戻ってきました。効果が現れるまで少し時間がかかりましたが、飲み続けることで徐々に実感できました。副作用がほとんどなかった点も安心でした。私は同じようにうつ病に悩む人の口コミを見て購入する薬を決めたので、私も同じ悩みを持つ方におすすめしたいです。
エスシタロプラム)の効果や副作用について | 水戸メンタルクリニック
ジェイゾロフトやイフェクサーなど新規抗うつ薬を用いて行われた研究では、レクサプロは他の抗うつ薬よりも効果が大きく副作用が少ないことが分かっています。
心配な方は、服用初期に胃薬を一緒に服用することで副作用を感じにくくするという方法もあります。通常は数日から1週間程度で消失する副作用です。
SSRIの1種であり、血中濃度半減期が長く、1日1回の服用で効果が期待できる。
しかし、胃腸障害が多く、心電図異常(QT延長症候群*)の注意喚起がなされている。
・この薬は、SSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害剤)と呼ばれるグループ
また、他のSSRIは少用量から徐々に増量していく必要があるのに比べ、レクサプロは増量の必要がなく1日1回の服用で良いことから効果が比較的早く出やすくなっています。
第1回 抗うつ薬はどのくらいで効果がでるの? | うつ病アンケート
抗うつ薬の効果としてこれまでレクサプロにて割と満足していたため、今後トリンテリックスを抗うつ薬のトップバッターとするならば、
いままで、抗うつ薬を服用したことがあるが、効果がなかっとしても、薬物療法は効果がないと決めつけずに、よく相談してください。
どのお薬でも大なり小なりQT延長は認められ、とくにレクサプロで多いわけではありませんが、注意喚起されている以上は気をつける必要があります。
ノルアドレナリンを高めるSNRIは、意欲改善効果が高いため、やる気が起きないなどの倦怠感が強い方に効果的です。
不安感の調節や意欲に働きかけるセロトニンが増すことで、人から注目される場面で強い不安を感じて仕事や学校生活といった社会生活を円滑に送れない社交不安障害も改善されます。