小児のせきの原因も成人のせきの原因と似ています。 気管支炎 ..
遷延性、慢性咳そうは、一部が典型的喘息へ移行する咳喘息を含み、しつこく続く咳は日常生活に支障をきたすため軽視できない。
膿性痰が続くためクラリスロマイシンで加療。改善せず、炎症反応の増加が.
百日咳菌やマイコプラズマ肺炎など乾いた咳をきたす感染症があります。
疑わしい場合はマクロライド系抗生物質(クラリスロマイシンやジスロマック)を併用します。
風邪はウイルス感染であり、基本的には抗生物質は不要でありますが、クラリスロマイシンなど一部の抗生物質は免疫調整作用があることがわかっております。また風邪をこじらせた際には細菌感染も合併しやすい(黄色の痰や膿が出だすなど)ことから、現時点では抗生物質の内服をお勧めしております。
咳喘息は風邪と間違われ、抗生剤や咳止めを処方される例も少なくありませんが、咳 ..
漢方薬はウイルス感染初期における生体の温熱産生を手伝い、発汗による自然な解熱、寛解に導きます。その結果、早ければ1日で治ってしまうことも稀ではありません。一般的には葛根湯が有名で、常備薬をおくのであればとりあえず葛根湯がお勧めです。風邪かなと思ったら、早めに内服してみてください。当院では、西洋医学的な診察をしたあと、東洋医学的な脈診で証を決めた上で、10種類程度の漢方薬のなかから処方をきめます。
何かしらの原因で気管支の壁が破壊され、非可逆性の気管支の拡張が起こった状態
気管支炎|ひがしまつど小児科 松戸市 東松戸駅 予防接種 乳幼児健診
患者はこれまで何度か感冒時にクラリス錠が処方されていたが、今回は、非常勤医師よりクラリシッド錠が処方された。
投薬時、薬剤師はクラリス錠とクラリシッド錠は同じ成分でメーカーが違うと説明した。すると、患者は、クラリス錠を服用すると咳込む感じがあったが、別の病院で処方されたクラリシッド錠では特に問題なく、風邪の咳も早く治ったため、医師に訴えて、クラリシッド錠を処方してもらったと述べた。
患者よりクラリス錠とクラリシッド錠の作用の違いを聞いた薬剤師は、一応、メーカーに確認したところ、両剤は全くの同一成分、同一添加物で、同じ工場で製造しており、印字のみが異なることがわかった。
その後、患者に詳しく話を聞いたところ、クラリス錠の方がクラリシッド錠より薬価が安いので(75.1 vs 77.4、平成28年4月改定時)、クラリス錠はクラリシッド錠のジェネリック医薬品だと思い、効き目も違うと思っていたことがわかった。
当該患者は、もともと薬に対して神経質であり、ジェネリック医薬品への代替調剤を希望しない患者であった。
咳、痰がメインの症状で、場合によっては、日中は下がるが、夕方に ..
1.喘鳴を伴わない咳が3週間異常持続、聴診上も喘鳴を認めない。
2.気管支拡張薬が有効。
小児喘息は特定のアレルゲン(アレルギーのもと、ハウスダスト、食物など)によるものが多く、中学生頃までに一旦治ります。大人の喘息の好発年齢は40歳と言われていて、不特定のストレス(かぜ、暑さ、精神的ストレス)などがきっかけで、気管支粘膜が腫れてきます。じんましんや花粉症の体質の人は気管支粘膜も敏感であり、喘息、咳喘息になりやすいです。
咳がひどいカゼの患者さんが増えています。マイコプラズマにも注意
医薬品の販売促進の手段の一つに、コ・プロモーション(Co-promotion)と呼ばれるものがある。通常、新薬を開発した企業が販売力の強い企業と提携し、共同して販売活動をすることにより、短期間に製品の認知度を高め、市場シェアを伸ばすために行われる。具体的には、複数の製薬企業において、同じ医薬品を並行して販売促進するケースが少なくない。実際の販売においては、一つの商標で片方の企業が開発を担当し、販売促進活動を両社共同でおこなうというもので、会社間の業務提携の一つである。
また、複数の製薬企業において、同じ医薬品を別々の商標で並行して販売することもある。コ・マーケティング(Co-marketing)と呼ばれる。今回の事例はこれに相当する。
例えば、併売品には以下の様な例があるが、自薬局における採用品だけのチェックでは不十分であることから、知識としてある程度網羅的な組みあわせのチェックを常に行っておく必要がある。
痰の絡まない乾いた咳が出ます。一度咳が出始めると、連続して出てきて ..
ステロイド吸入は気道粘膜の炎症を抑えるものですので、完全に咳が止まるまで1-2週間かかることがあります。はじめの2-3日咳止めを併用することもあります。
よくはじめに使うのは、マクロライド系の薬(エリスロシン クラリスロマイシン)です。
慢性的に、そして何度も繰り返し、上気道と下気道に炎症をおこす病態です。
慢性気管支炎、気管支拡張症、びまん性汎細気管支炎といった、気管支に慢性の炎症が続く病気は、慢性副鼻腔炎(蓄膿症)といった上気道の炎症を合併しやすく、その合併した状態を副鼻腔気管支症候群と呼びます。慢性的に痰の絡んだ咳嗽(湿性咳嗽)を呈します。
すでに咳・痰、労作時の息切れといった症状が出ている人はCOPDが進行している ..
しかし、1年間が経過し、咳や喘息でお悩みの方、高血圧や脂質異常症のような生活習慣病の方、発熱・かぜ症状の方、健康診断やワクチン接種などでのご来院を含め、5,000名を超える方にお越しいただき、従業員一同大変感謝しております。
DIクイズ3:(A)COPDへのマクロライド少量長期療法:日経DI
黄色から緑色の粘り気のある鼻汁、鼻づまり、頭重感、後鼻漏(鼻汁が鼻の奥からのどに落ち込む)、のどの違和感(咳払い)、嗅覚障害といった副鼻腔炎の症状に、咳、痰、微熱などの呼吸器症状を呈します。
最初は風邪のような症状で始まり、徐々に咳が悪化してきます。 ..
副鼻腔炎は急性副鼻腔炎と慢性副鼻腔炎に大別されます。急性副鼻腔炎は細菌やウイルスの感染が原因となりますが、慢性副鼻腔炎は細菌やウイルスによる感染症ではなく病態(病気の原因や病状のタイプ)が多様で個々の患者様によって治療方法も異なります。それゆえ、慢性副鼻腔炎の治療に当たっては慢性副鼻腔炎の病態を鑑別して診断することが重要です。症状や病歴だけでなく、アレルギー性鼻炎・喘息・鼻中隔弯曲・鼻茸などの有無や鼻汁の性状、画像所見(検査や線検査)などを参考にして、個々の患者様の慢性副鼻腔炎の病態にあった治療を行います。
当院では内視鏡(電子スコープ)や撮影装置を備えており、初診時に慢性副鼻腔炎の詳細な評価が可能です。
なかでも、クラリスロマイシンやアジスロマイシンが処方されることが一般的です。
一般の鎮咳薬(コデインリン酸やデキストロメトルファン)などは延髄の咳中枢を抑制しますので咳は止まりますが、気道の炎症を治すことはできません。鎮咳薬を中止すると咳がぶり返すことが多く、ながびく咳の根本治療とは言えません。咳止めを長期間服用すると、分泌物が肺胞内にたまり肺炎に至ることがあります。
咳や痰が1か月以上続く。微熱があり体もだるい……。そんな症状があっ ..
薬学者。東京大学薬学部卒業。その後、米国国立衛生研究所研究員、東京大学医学部助教授、九州大学大学院薬学研究院教授、東京大学大学院情報学環教授を経て、現在、東京大学大学院薬学系研究科客員教授。更に、NPO法人 医薬品ライフタイムマネジメントセンター理事長・センター長。著書には「ポケット医薬品集2024」(南山堂,2024年)、「処方せんチェック・ヒヤリハット事例解析 第2集」(じほう,2012年)、「ヒヤリハット事例に学ぶ服薬指導のリスクマネジメント」(日経BP社,2011年)、「処方せんチェック虎の巻」(日経BP社,2009年)、「薬学と社会」(じほう,2001年)、「薬を育てる 薬を学ぶ」(東京大学出版会,2007年)など他多数。
薬事情報センターに寄せられた質疑・応答の紹介(2006年1月)
アステラス製薬が創製した非ペプチド性バソプレシン受容体(V/V)拮抗薬で,一般名はコニバプタン。ナトリウム排泄を伴わない排尿により体内の貯留水分を減少させ,血中ナトリウム濃度を改善するため,心不全,浮腫,低ナトリウム血症などへの効果が期待される。米国では2005年12月29日に,注射剤が申請適応症の一部である体液正常型の低ナトリウム血症の承認を得たが,日本での臨床試験は行われていない。
抗菌薬が用いられるときは通常、アジスロマイシンやクラリスロマイシンなどの薬剤が投与されます。
表1 3~4週間持続する咳と痰の注意点
・咳と痰は日中に多いか、夜に強いか?
・痰は膿性で切れにくいか?
・症状はだんだん増悪しているか?
・発熱、食欲低下、体重減少など全身症状を伴うか?
・食事のときにむせないか?
表2 咳と痰が持続する疾患
症状が2週間以上
かぜ症候群(急性気管支炎)
症状が3~4週間以上継続
COPD(慢性気管支炎、肺気腫)
気管支拡張症
後鼻漏
気管支喘息
うっ血性心不全
胃食道逆流症
誤嚥性気管支炎
薬剤副作用(ACE阻害剤、βブロッカーなど)
1~2週間以内の経過をとる場合には急性と考えられ、上気道炎、急性気管支炎がここに含まれる。まとめてカゼ症候群と呼ばれることもある。9割はウイルス感染で、時にマイコプラズマ、クラミジアの感染がある。マイコプラズマの感染では、マイコプラズマ感染後の気道過敏症として、カラ咳がひっきりなしに出るという特徴がある。通常は3週目安とし、これを超えて咳が続く、痰が続く場合には本格的に調べた方がよいということになる。
夜間、特に夜明けに咳がある、あるいは痰がでにくいという場合、気管支喘息を疑う。発作性に症状が出るという特徴がある。
慢性気管支炎、肺気腫をまとめて最近は慢性閉塞性肺疾患、COPDと呼ぶが、これは昼間、体動時に症状が増悪することが特徴。
細菌性の感染がある場合に、痰は膿性となり、量が増え、粘稠で切れにくいことが特徴となる。
表3 慢性の咳と痰を呈する疾患の症状と治療
後鼻漏
慢性副鼻腔炎があり、寝ると気道に粘液がたれてくる。咳あり。
マクロライド系抗生物質
胃食道逆流症
胸やけ。就寝時の咳、痰。遅い時間の夕食。食事:刺激物、脂っこいものが好き。
プロトンポンプ阻害剤
COPD
症状は主として起床後、日中に症状が強い。息切れがある。安静で改善。喫煙歴や粉塵暴露歴あり。
気管支拡張症の吸入
気管支喘息
夜明けに咳、痰。発作性。
気管支拡張薬の吸入。吸入ステロイド。テオフィリン製剤。抗ロイコトリエン薬。
うっ血性心不全
就寝時、咳と痰。痰は白色。下肢の浮腫など。
利尿薬
COPDの方の95%以上はスモーカー。スモーカーの約15%がCOPDになる。喫煙歴があるかどうかは気管支喘息との鑑別点にはなる。COPDの初期症状として咳あるいは痰のみということがある。
気管支喘息は、病歴で、以前に同様な症状があった、夜明けに非常に強くなる、夜明けに発作を起こす、寛解期がある、発作を起こしていないときには症状が殆ど無いことが特徴。
うっ血性心不全は就寝後まもなく咳と痰が続くという訴えになる。これも高齢者に多い病気だが、うっ血性心不全を起こすような基礎疾患があるということになる。具体的には高血圧、陳旧性の心筋梗塞などで心機能が低下している様な場合。COPDでは夜中に咳、痰が強くなることはあまり多くない。
気管支喘息やCOPDの合併症として胃食道逆流症が起こっていることが多い。その結果、病態が非常に複雑になる。特に気管支拡張剤薬による副作用で食道の下端の筋肉が弛緩しやすくなり、逆流性の食道炎が起こり易い。その場合、胸やけとか、あるいは朝、口の中が苦いというような訴えになる。実際は胃カメラをやってもなかなか鑑別がつかないこともある為、対応が難しい。
高齢者の場合、誤嚥あるいは誤飲によって、食事が誤って気管に入るというものが多い。脳血管障害後遺症が原因になることが約6割ですが、慢性的な誤嚥により、気管支炎を起こして、それが咳と痰の持続を起こして来るというがある。
気管支拡張症は常に咳と痰が出るわけではないが、感染が加わると症状が増悪することがある。
間質性肺炎、肺繊維症は基本的には乾いた咳が出て、軽い感染があると痰が出ることがある。
高齢者に多いのが薬の副作用による咳。一番多いのがACE阻害薬、あるいはβ-ブロッカー、時にはβ-ブロッカーの点眼薬でも起こることがある。緑内障があって、β-ブロッカーの点眼薬を使っている場合に喘息症状が非常に悪化することがある。
2週間以内の咳と痰であれば、対症療法として治療する。膿性痰があれば抗生物質を投与する。これで症状がだんだん軽くなっている場合にはプライマリーケアとしては特に検査は不要。
2週間を超えて膿性痰であるとか感染症状が続く場合には、白血球数あるいはCRP、それから循環器系の疾患を除外する為に心電図、胸部のX線写真を撮ることになる。
かぜ症候群の場合には対症療法でよいが、気管支喘息の場合には吸入ステロイドを使うということと、気管支拡張剤を必ず使うことが必要。咳が出るという場合に、咳止めだけを使うと痰を伴う場合には痰がかえって肺の中に貯まって呼吸困難が強くなる。去痰剤については、非常に賛否両論があって、非常に個人差がある。
咳・痰などの飛沫感染。家族内感染や幼稚園・保育園・学校などで感染が ..
慢性副鼻腔炎の成因や病態は、様々で慢性副鼻腔炎といっても患者様によってその成因や病態は異なります。
大きく分けて好酸球性副鼻腔炎と非好酸球性副鼻腔炎に分類され、それぞれの中にもいくつかの種類があります。
病状や鼻腔所見、画像所見などから個々の患者様の副鼻腔炎のタイプを判断し、それに合わせた治療がとても効果的です。
抗ヒスタミン薬とクラリス少量持続療法を追加したところ、痰も改善した。 最終診断: 気管支喘息+副鼻腔炎、後鼻漏
呼吸困難発作を伴わない湿性咳嗽が8週間以上継続し、副鼻腔炎を示唆する自覚症状、診察所見もしくは画像所見を認め、下記に述べる治療が有効であった場合に副鼻腔気管支症候群と診断していきます。
胸部や副鼻腔のレントゲン検査やCT検査が診断の参考になります。