という事で、「ベスト・キッド」ファンにはたまらない作品となっています。


コブラ会が少年カラテ選手権大会で優勝した直後、ジョニーは自分の道場の信条に疑問を抱きつつも、かつての師と関わることに。一方ダニエルは、頂点に立ったコブラ会に対抗する正しい道を探っていく。


その後、ジョニーの前にコブラ会創設者ジョン・クリースが現れる。

コブラ会は空手を題材にした海外ドラマです。
空手といっても、空手家の目線でいうとコブラ会は「フィクション空手」です。

今、アメリカ発のテレビドラマが最高に熱い。民放系・ケーブル系に加えてストリーミング系が参戦、生き馬の目を抜く視聴率レースを日々繰り広げている。その結果、ジャンルが多岐に渡り、キャラクターが深く掘り下げられ、ストーリーが縦横無尽に展開する、とてつもなく面白いドラマが次々と誕生しているのだ。このコラムでは、そんな「勝ち組ドラマ」から厳選した、止められない作品群を紹介する。



サムブラボーすぎるー! ゆっきー良い役もらってたんやね😌 コブラ会🐍より

ダサい・頭が悪い・気が利かないと欠点が三拍子そろったジョニーが、自分の弟子であるミゲルに軌道修正されながら会を立ち上げて徐々に道場を拡大させていく様子には、テンポの良いサクセスストーリーとしての面白さがある。ジョニーは時代に合わないスパルタ教育を行い反ポリコレ的な台詞も吐きまくるのだが、体育会系マインドや暴力が実際にイジメられている子供たちにとって助けになる、ただし行き過ぎると「闇落ち」する……という描き方のバランス感覚はかなり見事だ。ジョニーは悪人ではないが不器用なおバカなので差別的な言葉を吐いてしまう、といったキャター描写も繊細で好ましい。一方のダニエルとロビーのパートでは王道な修行シーンが描かれるところもメリハリが効いているだろう。


元少年空手選手権チャンピオン。34年前、高校3年の時に決勝でダニエルに敗れた。家族と職を失いすさんだ生活を送っていたが、かつて所属した空手道場〈コブラ会〉を再興し、ミゲルたち“はみ出し者”を指導するうちに自身も変わっていく。シーズン2で子供たちが乱闘事件を起こし、道場をかつての師クリーズに乗っ取られてしまう。

コブラ会のキャスト、幼かったのにもう立派なおとなになってるなぁ


旧コブラ会の道場主。ジョニーに空手を教えた“先生”。若い頃ベトナム戦争に従軍した退役軍人でもある。シーズン2で再びジョニーの前に現れ、道場を乗っ取る。軍隊仕込みのなりふりかまわぬ攻撃的な空手で道場生を洗脳していく。

あの『ベスト・キッド』の後日譚がドラマになった!!!
まず、本稿末尾の動画<今月のおまけ>を観て欲しい。‘84年の大ヒット作『ベスト・キッド』からのクリップで、冒頭と最後のシーンで戦っているのがダニエルとジョニー。ブロンドのイケメンが悪役のジョニーだ。

面白いのでまだ見てない方におススメしたく、簡単に書こうと思います。

【ベスト・キッド】
●オリジナル劇場予告編集
●DVD-ROM【ベスト・キッド2】
●メイキング・ドキュメンタリー
●フィルモグラフィ
●オリジナル劇場予告編集
●DVD-ROM【ベスト・キッド3 最後の挑戦 】
●フィルモグラフィ
●関連作品予告編集
●DVD-ROM【ベスト・キッド4】音声・映像特典は収録されておりません。

“Cobra Kai”は、負け犬ジョニーの34年後の人生を笑いと感動で描く『ベスト・キッド』の続編ドラマ。
『ベスト・キッド』未経験の人も楽しめる、宝物のように心に残る作品なのだ!


コブラ会を見て、ベスト・キッドのファンが熱くなるポイントがいくつもあります。

ミヤギ先生の過去をひも解く手がかりを追い、危険な目に遭うダニエル。ミゲルは集中力を失ったロビーを心配し、サムは稽古中のひどい仕打ちを目撃する。

ベスト・キッドを見たことがある人なら興奮すること間違いなしです。

(2018年 アメリカ)
の後日談が面白いのかという半信半疑の気持ちで見たのですが、あまりの面白さにぶったまげました。負け犬が立ち上がるという王道の物語が中心にあって、そこに34年前の映画との濃厚な関係性があって、全体がユーモアでコーティングされている。コアなファンも一見さんも納得させられる素晴らしく面白いドラマとして仕上がっています。

アイシャ・ロビンソンがシーズン3で降板した理由については、公式な発表はありません。

映画「ベスト・キッド」シリーズのその後を描く続編として誕生し、世界中のファンに愛される人気ドラマとなった「コブラ会」。主人公の空手少年として「ベスト・キッド」シリーズを牽引し、現在は2人の子どもを持つ父親になっているダニエル(ラルフ・マッチオ)をはじめ、彼とライバル関係にあったジョニー(ウィリアム・ザブカ)ら、「コブラ会」には魅力的なキャラクターたちが大勢登場。「ベスト・キッド」シリーズのファンはもちろん、シリーズを見たことのない人も魅了するドラマになっている。

本作がさらに面白いのは、の構図がひっくり返されているということです。

『ベスト・キッド(1984)』という映画をご存知だろうか?
当時のヒット作だったので名前を聞いたことがある人も多いだろう。

真面目にツッコミを入れましたが、実際のところコブラ会はかなり楽しめます。


元少年空手選手権チャンピオン。34年前、高校3年の時に決勝でダニエルに敗れた。家族と職を失いすさんだ生活を送っていたが、かつて所属していた空手道場〈コブラ会〉を再興し、ミゲルたち“はみ出し者”を指導するうちに自身も変わっていく。息子ロビーとの関係に悩んでいる。

amazon prime videoならベスト・キッドをタダで観れる

そんな「コブラ会」で誰よりも目が離せないのが、ジョニーの息子のロビーくん。かつて父・ジョニーが空手とともに青春を過ごしていたように、10代のロビーもひょんなことから空手の世界に足を踏み入れていくことに。ちなみに、「ベスト・キッド」ではダニエルの嫌なライバルとして悪役風を吹かせていた父・ジョニーはというと、過去のギラつきはどこへやら、中年期のいら立ちとともに飲んだくれている様子。離れて暮らすロビーとの仲も複雑で、決して順風満帆とはいえない人生の中にいる。

amazon prime videoならベスト・キッドシリーズを無料で観ることだできます。

『ベスト・キッド』の正統な続編として生まれた「Cobra Kai」。全米でも熱狂的な支持を集めたシーズン1を受けてのシーズン2は、ジョニーとダニエルがこじれまくった宿命に翻弄される怒濤の展開に!

「コブラ会」相関図. メインの出演者のみをまとめた、簡単な相関図はこちら。


シーズン2で〈コブラ会〉に入会した道場生。乱闘事件を起こした張本人で、高校を退学になり保護観察処分となった。病気の母と幼い弟を養うためバイトをかけもちしているが、家賃を滞納し退去を迫られる。恋人のミゲルのためにミヤギ道に復讐しようとする。

海外ドラマ「コブラ会」の相関図とキャスト情報をお伝えします。さらに「コブラ会」のあらすじ概要などの説明までお楽しみ頂けます。

しかし、コブラ会はどの空手にも属さず、空手家目線ではツッコミどころ満載な「フィクション空手」なのです。

負け組オヤジに共感しまくりのドラマ「コブラ会」は、まさかの「ベスト・キッド」正当な続編。 ..

1話30分ほどで、展開が早いので見始めると止まらなくなります! 映画を知っているとさらに面白さ倍増。映画に登場した懐かしいあの人たちも登場しますよ~。

ベスト・キッド続編ドラマ「コブラ会」に日本人俳優・北村昭博が出演!ファンの ..

これまではYouTubeのオリジナルドラマだった『コブラ会』ですが、2020年からNETFLIXへ移籍し、2021年には新シリーズが制作される予定になっています。

『ベスト・キッド』続編ドラマ「コブラ会」シーズン6で完結(動画)

“STRIKE FIRST, STRIKE HARD, NO MERCY”
―1984年12月19日、カリフォルニア州
「オールバレー地区空手トーナメント:18歳未満の部 決勝」
個人戦3連覇を狙う「コブラ会」のエース、ジョニー・ロレンス(ウィリアム・ザブカ)は、「ミヤギ道空手」所属で初出場のダニエル・ラルーソ(ラルフ・マッチオ)に屈辱の敗北を喫した。

1話30分前後の作りになっており、気軽に楽しむことができる。 画像1: 『ベストキッド』のその後を描く夢の続編

あからさまに上から目線で見下してくるダニエルにジョニーは激怒。毒親だった義父からもらった手切れ金で、過去に自分が空手を学んだ空手道場「コブラ会」を再興して気勢をあげる。規範は「先に打て、強く打て、情け無用」。ジョニーが少年の頃に学んだ教えのままだ。

ベスト・キッド続編ドラマ「コブラ会」に日本人俳優・北村昭博が出演!ファンの声援に涙

『ベスト・キッド』は人気作となり、3作作られ、女子がミヤギさんに師事するスピンオフ4作目まで作られた。

映画「ベスト・キッド」シリーズのその後を描く続編として誕生し、世界中のファンに愛される人気ドラマとなった「コブラ会」。

YouTubeは邦題を付けない方針なのか「Cobra Kai」という原題の表記になっているが、日本語にするなら「コブラ会」。このドラマのタイトルだ。駆け足で説明すると、「コブラ会」とは80年代の大ヒット作『ベスト・キッド』に登場した「情け無用!」が合言葉の武闘派カラテ道場のこと。しかしコブラ会所属のイジメっ子、ジョニーがカラテ大会の決勝戦でダニエルに敗れたことが衰退の始まりとなって、解散状態に追い込まれた経緯がある。しかし誰も「コブラ会」のことなど気にしなかった。だって、どう見てもヤラレキャラの悪党集団だったのだから。

ところが「Cobra Kai」はコロンブスの卵のようなことをやってのけた。約30年ぶりの続編を作るにあたって、ヤラレキャラの「コブラ会」にいたジョニーを主人公に据えたのだ。「仮面ライダー」で例えるなら、悪の組織ショッカーの幹部だったゾル大佐が新たに主人公に就任するようなものだ。

すっかり落ちぶれて酒浸りの中年になっていたジョニーは、同じアパートに越してきたイジメられっ子の高校生に懇願されて、カラテを教えることになる。もちろんジョニーが知っているカラテは「情け無用!」のコブラ会の流儀だけ。そこでジョニーはコブラ会の道場を復活させて、かつての荒くれスピリットを若い弟子たちに叩き込もうと考えるのだが、いまや町の名士になったダニエルが、ジョニー&コブラ会の行く先々に立ち塞がるのだ!

とまあ、これがシーズン1のざっくりとしたあらすじだ。ジョニーというかつての悪役が不器用ながらも若い世代を導こうとする「負け犬の意地」を描いた胸熱ストーリー。旧作では主人公だったダニエルが相変わらず善人であるがゆえに(ジョニーにとっての)ヒール的な立ち位置になってしまう運命の皮肉。過去の因果が新旧の世代を動かして、オリジナルのクライマックスを彷彿とさせる現代のカラテ大会に雪崩れ込むカタルシス。そして年輪を重ねたオリジナルキャストであるウィリアム・ザブカとラルフ・マッチオがちゃんと中年になったジョニーとダニエルを演じていること。これほど文句の付けようがない続編も珍しい。

シーズン1は、かつてコブラ会を率いていたジョニーの鬼師匠ジョン・クリースが再登場するというクリフハンガーで終了した。それを受けて、シーズン2はどんなストーリーを展開するのか? ジョニーが暴走しがちなコブラ会の弟子たちと正面から向き合おうとする一方で、ダニエルも今は亡き恩師ミヤギさんの意思を継いで“ミヤギ道カラテ”の道場を始める。細かいネタバレを避けて言うと、もはやジョニーとダニエルは同じカードの裏と表ではなく、それぞれに若者を導く良き指導者として成長を遂げていく。つまり、長年に渡る2人の対立は、シーズン2ではほとんど意味をなさなくなるのである。

「それって面白いの? 宿敵同士が争うから盛り上がるんじゃないの?」と思った皆さん、これが面白いんですよ! 「Cobra Kai」はオールドファンに向けた懐古ドラマというだけでなく、新世代の高校生たちの青春ドラマでもあるのだが、ジョニーとダニエルが大人の分別を身につけていくのとは対照的に、弟子たちは「コブラ会VSミヤギ道カラテ」の対立を深めていく。ジョニーとダニエルのボタンを掛け違えたような過去のいさかいが巡り巡って、弟子の若者たちは「力と力で白黒をつける」という危険な誘惑に囚われてしまうのだ。

もちろんシーズン1から続く「2世代に渡る青春群像コメディ」というコンセプトは変わらないのだが、歪んだ宿命に翻弄される悲劇味が増したシーズン2には、まるでシェイクスピア劇のような印象すら受けた。もちろんこの先にはシーズン3が待ち受けていて、なんと一作目の”あの人”も再登場しそうな気配が濃厚。若手役者の成長は速いので、一年先なんて言わずにすぐシーズン3を始めていただきたい!

※追記:シーズン2の新キャラとして登場したのがポール・ウォルター・ハウザー演じるコブラ会に弟子入りするオッサン。ポール・ウォルター・ハウザーといえば『アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダル』(2017)で一番性質の悪いバカを演じていた巨漢であり、次回作はイーストウッド監督作で主演を務めるらしい。今のところ「Cobra Kai」ではただのコメディリリーフだが、厄介な匂いをプンプンと放つ“こいつ”の今後にも目が離せない。

※追記2:ジョニーの高校時代の悪ガキ仲間が再登場するエピソードがあるのだが、正直、みんなただのオッサンになっていて、ジョニー役のザブカ以外はまったく認識できなかった。まだまだ『ベスト・キッド』へのファン心が足りない!猛省します!

画像提供:YouTube

【視聴リンク】


※YouTubeプレミアムで視聴可能。シーズン1の一話と二話、シーズン2の二話は視聴無料。日本語字幕表示は設定が必要。