40代になると、心因性EDのほかに器質性EDの可能性も出てきます。


また、脳腫瘍・脳外傷・脳出血・アルツハイマー病・パーキンソン病・脊髄損傷などの神経に関わる病気や、泌尿器科系の病気、陰茎海綿体の神経や血管を損傷するような外傷・手術が原因でEDを引き起こすことがあります。なお、器質性EDは身体的なトラブルが生じやすくなる50代の男性に多くみられます。


ただし、直接性機能に働きかけるわけではないため、限界があります。

実は20代、30代の健康な男性でもEDに悩まされることは珍しくありません。さらに仕事やプライベートで強いストレスを抱えていれば自ずと勃起力も低下してしまいます。

またセックスが上手くできなかったり、女性に性的な文句を言われたりすると緊張をしてしまい、上手く勃起しないケースもあります。こんなとき、バイアグラを持っているだけで自信がつくもの。バッグに入っているから、いざというときは飲めばいい! こう考えれば怖いものもありません。

20代に多いのは心因性EDで、ほぼ100%といっても過言ではないでしょう。

脂質異常症とは、高LDL(悪玉)コレステロール血症、低HDL(善玉)コレステロール血症、高トリグリセライド血症の3種類に分けられます。勃起には血流が大きく関わっており、脂質異常症になると血液がドロドロになって血はスムーズに流れません。脂質異常症の方は勃起に必要な量の血がペニスまで流れず、EDを発症する恐れがあります。脂質異常症の原因には過食や運動不足、肥満などが挙げられます。脂質異常症は自覚症状がなく、健康診断などで数値が高いといわれてもピンと来ないかも知れません。しかし、症状が進むと動脈硬化や狭心症、心臓発作を起こす恐れがあります。

心因性EDの場合は、ED治療薬を使ってうまく勃起ができれば、自信がついたり、慣れによって緊張しなくなったりしてEDの改善が望めます。

心因性EDは、年代に関係なく誰もが発症しうるEDだと考えるべきです。

神経障害や動脈硬化、糖尿病、高血圧など、身体的な問題で起こるEDを器質性(きしつせい)EDといいます。血管や神経に障害がある場合や、内部分泌機能が低下していると、器質性EDが起こりやすいです。下表に器質性EDになりやすい年代と、その原因をまとめました。

朝起きたときに勃起しているかを確認することは、心因性EDと器質性EDを判別するのに役立ちます。朝立ちがある場合、心因性EDである可能性が高いです。これは、血流や身体の機能に問題がないことを示しています。

「薬剤性EDの原因となっている薬の服用を辞めれば治るのでは?」

日ごろからお酒を飲みすぎていると、男性ホルモンが減少し、性欲が減退することがあります。また、飲酒によって体内の血管が傷き、物理的にEDにつながったり、高血圧や糖尿病などの生活習慣病がEDの原因になったりすることもあります。

日本ではバイアグラとレビトラ、シアリスの3種類が認可されており、精神疾患やその他の心因によるEDにも、幅広く処方されています。
バイアグラをはじめとする PDE5 阻害薬を服用して性行為に臨むことにより、『ED治療薬を服用しているから今日は大丈夫』というように、性行為に対して不安が強い場合やトラウマがある場合などでは、自信の源となります。


ただ、薬剤性EDになった際に自己判断で治療するのは得策ではありません。

糖尿病は、血液中のブドウ糖が増える病気で、インスリンの作用が不十分になると発症します。遺伝性の場合もありますが、暴飲暴食やストレス、運動不足によっても引き起こされます。糖尿病は臓器や神経に障害をもたらし、特に糖尿病末梢神経障害はED発症の引き金となります。神経に障害があると脳からの命令伝達がうまくできないので、正常な勃起ができなくなるのです。器質性EDの原因で一番多いのが、糖尿病です。

30代の方は、器質性EDの予備軍にならないように注意が必要です。

生活習慣の予防がEDの予防にも繋がるということは皆さん、よく耳にしていると思います。
では実際に「喫煙・飲酒の頻度・睡眠時間・定期的な運動の有無」がEDの進行度合と関わりがあるのか?これは気になるかと思いますので2021年に当院にてインターネットにて調査した結果をここで紹介させていただきます。

なお、ストレスやプレッシャーが原因で生じるEDを「心因性ED」といいます。

人間の体内には勃起を抑制する酵素があり、この酵素が優勢なままだと勃起不全になってしまいます。
バイアグラは精力剤、媚薬のようなものとは異なりこの酵素の働きを阻害する薬で、性的な興奮を増大・増強させることはありません。そのため、そもそも陰茎のない女性には効果はありません。

しかし、「何となく硬さが足りない」「緊張すると勃たない」「どうも興奮しない」。

50代は心因性・器質性・薬剤性・男性ホルモンの減少など、発症しうるEDの種類が多岐にわたります。

たたないときの対処法とは?ED治療薬や自分で改善できる方法も解説

PDE type5阻害薬を内服すれば自然に性欲が高まり勃起すると勘違いしている患者さんがたくさんいて、薬の効果がないと訴えることがあります。
薬は性欲を高めず性的刺激がないとまったく効果を現さないことを理解してください。特に性的刺激については性的空想、視覚的性刺激だけでは不十分な場合も多く、陰茎の直接刺激が必要です。
パートナーがいるところで性的刺激に集中できない場合は、マスターベーション時に使用し効果を確認する方法があります。

薬剤性EDとは?鎮痛剤で勃たない?薬剤が原因になるED症状の治療法

EDは加齢の影響が大きく、かかりやすい年代を強いて挙げるならば60代以上が要注意といえます。しかし、若いからといってEDを発症しないわけではありません。仕事のストレスや病気の影響などによって、若くても心因性の勃起不全を発症することはあります。決して恥ずかしいことではないので、何歳であっても心当たりがあれば、適切に泌尿器科を受診しましょう。

こんな経験ありませんか?? ・緊張して勃たない・途中で中折れし ..

なお、「ED専門」を掲げているようなクリニックの受診には注意が必要かも知れません。「ED専門医」というものは存在せず、単なる自称に過ぎません。ED専門を謳っている所は、裏を返せば「ED治療薬の処方以外の事は対応が難しい」のかも知れないのです。

気持ち的にはバッチリやる気で緊張で勃たないというわけでもないと思います。

降圧剤や抗うつ薬などが薬剤性EDを引き起こす可能性のある薬剤として知られています。
ただし、副作用の発現には個人差があるため、EDを発症するかどうかも人によって異なります。

極度の緊張から勃たない場合は意外と多く報告されています。(過去のプレイ時の ..

EDは決して恥ずべき病気ではありません。多くの男性が経験する可能性のある症状の一つです。
ED治療薬として有名なバイアグラについて、その効果や服用について詳しく解説していきます。

ED薬(バイアグラ・レビトラ・シアリス)が効かない…原因と対策

バイアグラは、男性が性的興奮を感じたときに、陰茎の血管を拡張させて血流を増加させることで、勃起を促すお薬です。

EDではない人がバイアグラを飲んでも、本来以上の勃起力を引き出したり ..

薬剤性EDとは、何らかの疾患治療のため、日常的に服用している薬剤の副作用によって勃起ができなくなったり、勃起が不十分になることです。
陰茎自体に問題が無なくても、薬剤の副作用が原因でED(勃起不全)になることがあります。

バイアグラ・レビトラ・シアリスなどのED治療薬が効かない人に向けて、効かない原因と対策をまとめました。薬以外の治療法も紹介します。

性機能学会認定専門医が指導する医療機関であれば、勃起や射精、性の悩みに対応できるスキルや知見により、充実した診療を受けることが可能となります。

緊張からのEDにシアリスは使用しやすい勃起改善薬です。 緊張からのEDの特徴、また本剤のこうした状態への親和性に関して記載しております。

また、ED治療薬を使うのはハードルが高いという場合は、まず精力剤を使ってみるのもよいでしょう。精力剤は、疲労回復を促進し、性機能を高めるものです。主に健康食品や栄養飲料として括られているものですが、一般用医薬品に分類されるものもあります。ED治療薬ほどの明確な効果は期待できないものの、試してみる価値はあるでしょう。

【医師監修】勃たない悩みはEDかも?EDの原因と解決方法を紹介

心因性EDと器質性EDの両方が原因で起こるのが混合性EDです。例えば、動脈硬化などが原因で器質性EDを発症し、パートナーから「情けないな〜」などの言葉をかけられ、それがトラウマとなり心因性EDを発症することがあります。

バイアグラを服用する際、あまりにも不安な気持ちが強いとうまく勃起できないことがあります。 ..

ED治療薬とは、性的刺激を受けた際に血管を広げたり、勃起を妨げる酵素を阻害したりして、勃起をサポートする薬です。日本では、バイアグラ、シアリス、レビトラとそれぞれのジェネリックが承認されており、医師から処方を受けることができます。2022年4月から、EDを伴う男性不妊の治療においては、バイアグラとシアリスの処方が保険適用されました。