イソトレチノインは、以下のようにさまざまな角度からニキビ改善に働きかけます。


イソトレチノインは、ニキビの原因であるアクネ菌に対する細胞の免疫応答を正常化する「免疫調整作用」を有することも報告されています。


イソトレチノインの効果は高いので、ニキビでお悩みの人にはぜひおすすめです。

ニキビの治療として、最初は保険治療から始めていただいても構いません。
ただしニキビの状態が以下の5つの項目のうちのいずれかに該当する際には、イソトレチノインの内服から始めていくことになります。

1日20mgのイソトレチノイン内服を開始します。当院では、副反応の確認のためにまずは10日分のイソトレチノインを処方します(10日分5500円)。2回目の受診の際に血液検査結果の確認、副反応がないことをなど確認できれば、継続で処方を行います。

イソトレチノインは、どのような機序でニキビを治すのでしょうか?

上記5項目のうちのいずれかに該当する場合には、イソトレチノインの内服を始めていきましょう。イソトレチノインとは、ニキビ治療の切り札とも言える薬で、ビタミンAレチノールの活性型のイソ体を抽出した内服薬です。

なお、アダパレン、ベピオ、エピデュオはいずれもニキビの治療薬であり、併用すると副作用のリスクが上がるため、併用はできません。

イソトレチノインの効果と当院のニキビ治療の流れについて解説します。

【頑固なニキビに】内服薬イソトレチノイン 炎症性ニキビ(赤ニキビ) 凸凹したニキビ跡

寛解を目指すのであれば、積算量は128mg/kg以上必要となります。避妊期間は、内服終了後の1カ月までとなっています。

ニキビ治療にイソトレチノインを使ってみたいと考えている方は、参考にしてください。

また、イソトレチノインは酒さにも効果的です。酒さは、赤ら顔や毛細血管の拡張、ニキビのようなぼつぼつが生じる皮膚疾患です。酒さでは毛細血管拡張や、鼻と頬、眉間など顔の中心部をメインに赤みが生じます。

イソトレチノインを服用する時は、重大な副作用などを避けるため、日常生活において注意すべきことがいくつかあります。詳しくは以下の通りです。


イソトレチノインはこのようなニキビに悩む方におすすめの治療薬です。

イソトレチノインの治療には副反応や注意点がありますので、同意書を確認しながら説明を行います。また、同時に肝機能の確認を目的とした血液検査を行う必要があります。

おおしま皮膚科でのイソトレチノインを使用したニキビ治療の流れです。

イソトレチノインはビタミンA誘導体であり、海外では重症のニキビの患者様によく使われるお薬になります。

ですので、トレチノインを飲むときには、半年間避妊をすることが大切になります。

ニキビの保険診療など他の治療で2ヶ月ほど治療しても改善がみられない場合には、イソトレチノインでの治療を検討する余地があります。イソトレチノインは塗り薬、飲み薬、レーザーやピーリングなどの施術を含め、効果が高い治療法のひとつです。ですが、副作用や仕様上の注意点があるため、治療の最初から内服を始めることは稀です。

イソトロイン(イソトレチノイン)はニキビへの治療で用いられる内服薬です。

妊娠中の女性がイソトレチノインを服用していると、胎児の先天異常、奇形、流産、早産、死産の危険性が極めて高くなると言われています。そのため、妊娠中や、妊娠を計画している方は服用しないでください。

イソトレチノインは国内では承認されておらず、市販もされていません。

イソトレチノインは日本では未承認医薬品となるため自由診療になります。
ここでは、イソトレチノイン服用にあたっての注意点を解説します。

イソトレチノインの服用期間は、絶対に妊娠しないようにしてください。

また、服用を終えた後も、1ヶ月は妊娠を控えましょう。服用中~服用後1ヶ月は避妊しましょう。

イソトレチノインを、4~8ヶ月内服した後はニキビができにくくなります。

(参考)厚生労働省‐アキュテイン(ACCUTANE)(わが国で未承認の難治性ニキビ治療薬)に関する注意喚起について

上記で解説したように、イソトレチノインは妊娠中の人は服用できません。

(参考)厚生労働省‐アキュテイン(ACCUTANE)(わが国で未承認の難治性ニキビ治療薬)に関する注意喚起について

※個人差はありますが効果はすぐに現れず少しずつニキビが減少していきます

抗生剤(ミノマイシン・ビブラマイシン)を内服しても、塗り薬(エピデュオ、ベピオ)を塗っても改善しない重度のニキビは、イソトレチノインを飲むと治る可能性があります。

ポイントとしては、妊娠を希望される若い女性の場合は注意が必要です。

ニキビ治療の先進国である欧米では、ニキビの治療の基本薬で、1982年にアメリカのFDA(日本でいう厚生労働省)でニキビ治療薬として承認されており、保険診療で良くならないニキビにも効果があります。日本ではまだ厚生労働省の認可がおりていないため保険が適用されていません。服用に関しては以下の説明をよくお読み下さい。正しく使えば重症のニキビをも治療できる薬です。

イソトレチノインをはじめビタミンAを含んだ系統の薬では 妊娠がおすすめされません。

まずは診察を受けていただき、現在のニキビの状態の確認と、これまで受けた治療内容などについてお伺いします。治療適応があり、治療のご希望があれば治療を開始できます。画像診断も並行して行います。

イソトレチノインは、以下3つの働きからニキビに効果があるとされています。

繰り返す炎症性のニキビや凸凹したクレーター状のニキビ跡の改善には、内服薬がお勧めです。イソトレチノインというビタミンAの一種で、皮脂分泌抑制作用やアクネ菌に対する抗菌・抗炎症作用などがあります。

イソトレチノインによるニキビ治療と、とによるスキンケアを行いました。

この点の判断が難しいため、イソトレチノインの個人輸入は推奨しておりません。
リスクについて詳しく知りたい方は「 」をお読みください。

イソトレチノインは様々な注意点があり、また効果も個人差があります。

イソトレチノイン内服治療後は長期的にニキビが落ち着くことが多いですが、再発することもあります。
再発の際も症状は軽度なことが多いですので、その際はニキビの塗り薬で対応します。
それでもニキビが悪化する場合には、2回目のイソトレチノイン内服を行うことがあります。

イソトレチノイン治療と併せて、サリチル酸マクロゴールピーリングを開始しました。

イソトレチノインは保険治療で処方される内服薬よりも、です。(なお、です。)
イソトレチノインの副作用に怖いイメージを持たれる方もいらっしゃるかもしれませんが、適宜医師までご相談いただければ特段副作用もなく治療を行っていくことができます。
そのため少しでも以下のような副作用や、違和感を感じたら医師までご相談ください。

ニキビに悩んでいる方やイソトレチノインが気になる方はお気軽にご相談ください。

増殖したアクネ菌と戦うために、免疫細胞が集まってきて炎症が起こります。赤みはこの炎症細胞によるものです。イソトレチノインは、免疫反応を正常化する作用があり、免疫反応を抑えることでニキビの炎症を緩和してくれます。

ニキビ痕までしっかり治したい患者様もいれば、そこまでは気にされない方も、、、

イソトレチノンはビタミンA誘導体であり、皮膚のターンオーバーを早め、毛穴が詰まらないようにします。また、皮脂の分泌を抑える作用・アクネ菌に対する抗菌作用・抗炎症作用を持ちます。

期待した効果を実感したため、途中でイソトレチノインを辞めてもいいですか?

おおしま皮膚科では、イソトレチノインを辞めるべきかどうかを、血液検査の結果を確認しながら慎重に判断しています。