フォシーガの併用禁忌薬(併用が禁止されている薬)はありません。


腎硬化症は,病理学的には腎小細動脈硬化が特徴で,糸球体高血圧と虚血の2つの異なるタイプの糸球体血行動態異常が腎障害進展機序として重要な役割を演じている。これらの2種の糸球体血行動態異常が1個の腎臓に種々の割合で不均一に分布し,病態や患者ごとにその割合が異なる点を考慮して,治療の最適化を考えることが重要である1)2)


フォシーガの服用は禁止されていないものの、服用できるかのな方もいます。

おもな副作用として、性器感染や尿路感染(膀胱炎など)が報告されています。その他、便秘や口渇、頻尿や尿量の増加なども報告されています。
また、重大な副作用として、低血糖、腎盂腎炎、敗血症、脱水などが報告されています。重大な副作用が発生することは稀ですが、下記のような症状があらわれた場合は適切な処置を行ったり受診して治療を受けたりしてください。

腎臓は「血液から不要なものをろ過して尿をつくる」ことからわかるように「血管の塊」です。「腎臓」を守ることを意識することは「血管」を守ることに繋がります。
そして、血管の障害が進むと、腎臓の機能にも悪影響を与えます。高血圧や糖尿病、高脂血症などの動脈硬化を引き起こすご病気が慢性腎臓病を引き起こす主な原因となります。
これらのリスクを管理することが、腎臓の健康を保つためにとても大切です。

フォシーガとは?(SGLT-2阻害薬:腎臓病の新しい治療薬として)

(3)社会的意義
本研究は、糖尿病だけでなく慢性腎臓病や循環器疾患に対する主要な薬剤としてSGLT2阻害薬への期待が高まる中で、SGLT2阻害薬の各薬剤間における腎保護作用が同等である可能性を、大規模なリアルワールドデータで示しました。これまでエビデンスの乏しかった臨床の現場、とりわけ腎臓領域に貴重なエビデンスを提供することができたと考えています。本研究が、糖尿病や腎臓病などの疾患をもつ患者さんのQOL(Quality of Life)改善、そして健康寿命の延伸に貢献していくものと期待されます。

なお、腎機能障害患者への投与について用量調節の設定はありません。

“慢性腎臓病治療薬”フォシーガをスクロールで見る DAPA-CKD試験

小野薬品工業株式会社は、日本の大阪市に本社を置き、特定領域における革新的な医薬品の創製に取り組む研究開発型の製薬企業です。当社は、特に医療ニーズの高いがんや免疫疾患、中枢神経疾患およびスペシャリティ領域を創薬の重点研究領域として活動しています。詳細については、 をご覧ください。

添付文書上、フォシーガとの併用が禁忌となっている薬剤はありません。しかし、糖尿病治療薬や血糖降下作用に影響を与える薬、利尿薬などとの併用には注意が必要です。他の医療機関で下記のような薬剤を処方されている場合は、診察時にご相談ください。

“慢性腎臓病治療薬”フォシーガを動画で見る DAPA-CKD試験

ただし、近年日本から生まれたIgA腎症の治療によって予後が改善することが期待されています。

対象:食事や運動または使用している血糖降下薬で血糖コントロールが不十分な2型糖尿病患者249例
方法:フォシーガ錠5mgまたは10mg(増量時)を 1日1回52週間投与


「7~8割の患者さんに使用できる」 慢性腎臓病に適応拡大 「フォシーガ」で死亡リスク39%低下 ..

慢性腎臓病は、尿の異常が早期の兆候となり、症状が進行するまで気づかれにくいことが特徴です。
腎臓は血液から老廃物をろ過して尿を作る重要な役割を果たしています。
さらに腎臓は尿を作るだけでなく、血圧を調整するホルモンや赤血球を増やすホルモンを分泌したり、骨を健康に保つためのビタミンDを活性化するなど、重要な役割を担っています。
腎臓の機能が低下すると、血圧やミネラル(ナトリウムやカリウムやカルシウム)や貧血の管理が難しくなり、全身に影響を与えることになります。
腎臓の機能が悪化(慢性腎臓病(CKD)が悪化)するにつれ、ことが知られています。
健康診断や他のクリニックで腎機能障害が指摘された方は、 もご参照ください。
健康診断や他のクリニックで尿蛋白や尿潜血などの尿検査の異常が指摘された方は、 もご参照ください。

既往のIgA腎症のためフォシーガ錠・ロサルタンK錠を朝のみ内服していた。内服はD管理であった。 5/17受け持..

一般的に高血圧の罹病期間が長い中高年の患者で腎障害を認めた場合,腎炎など他の腎実質性疾患を除外した上で診断される。蛋白尿は軽微で血尿を認めることは少ない。蛋白尿が多い場合は腎障害の進行速度が速いことが多く注意が必要である。

慢性腎臓病の治療薬フォシーガについて考える【腎臓内科医が解説】

例えば、糖尿病は慢性腎臓病の大きな原因の一つです。血糖値が高くなると、血液中の糖分が血管の内側を傷つけ、腎臓を含む血管がダメージを受けます。
糖尿病による腎障害(糖尿病性腎症)は、血糖値がしっかり管理されていても、少しずつ進行してしまうことがあります。そのため、定期的な検査と早期発見がとても重要です。

前回の腎臓内科受診から今日までは、この薬を内服していました。 プレドニン 5mg 1錠(隔日)

IgA腎症は、できます。腎臓の糸球体にIgAがへばりついていることを確認する必要があるからです。また、腎生検の様子が、腎臓の弱り具合や、治療が効きやすいかどうかの参考になりますので、治療法の決定の参考になります。当院では、これまでにの患者さんを、診断・治療しております。

リンパ球浸潤を認めたため,IgA 腎症に合併した間質性腎炎と診断し

IgA腎症は年単位のゆっくりしたスピードで障害が進み、あまり目立った症状がないので、放置されて重症化してから見つかることが多い病気でもあります。

慢性腎臓病と多職種連携 ~フォシーガ錠への期待も含めて~: 忰田 亮平

日本においても、主にオンコロジー、循環器・腎・代謝疾患、および呼吸器・免疫疾患を重点領域として患者さんの健康と医療の発展への更なる貢献を果たすべく活動しています。当社については、 をご覧ください。

フォシーガの副作用か? | IgA腎症・ITP50代専業主婦の気ままなブログ

まず治療開始時に,①降圧目標,②降圧薬の種類の2点について症例ごとに考える。具体的には,「高血圧治療ガイドライン2019」をベースに,蛋白尿陰性例では虚血主体の病態を想定して最初の降圧目標を140/90mmHg未満,使用薬剤はカルシウム拮抗薬,レニン・アンジオテンシン(RA)系阻害薬の順に考える。浮腫がある場合には利尿薬の併用を考慮する。一方で尿蛋白陽性例では,糸球体高血圧が腎障害に関与していることを想定して降圧目標130/80mmHg未満,第一選択薬としてRA系阻害薬の使用を考慮する。まずは降圧目標の達成を第一に考え,次に病態に応じた薬剤の種類を考える。

ということが発表されました。この研究結果をうけて、2021年8月にフォシーガ®は「慢性腎臓病(未

重度の腎機能障害患者又は透析中の末期腎不全患者への投与について注意喚起しています。

フォシーガに関するブログ新着記事です。|月曜日に喧嘩する|SGLT-2阻害薬、メトホルミンが寿命を伸ばす

糖尿病合併の有無を問わない慢性腎臓病患者さんを対象に、フォシーガ錠10mgを標準治療に追加したときの結果は次の表の通りです。
(投与期間:最長39.2ヵ月)

医薬品リスク管理計画を策定の上、適切に実施すること。 Page 2

重度の腎機能障害患者又は透析中の末期腎不全患者への投与について注意喚起しています。

・ 糖尿病 “非” 合併 CKD 患者:蛋白尿陽性の CKD(IgA 腎症や巣状分節性糸球体硬化症など)には,原疾患の治療に加

重度の腎機能障害がある場合、あるいは末期腎不全で透析中の場合は、フォシーガの血糖降下作用が期待できません。また、腎機能障害が中等度であっても、十分な血糖降下作用が得られない場合があります。そのため、腎機能障害がある方にフォシーガを使用する場合は、定期的に検査を行うなどして投与の必要性を慎重に判断します。
慢性心不全や慢性腎臓病に用いる場合も、腎機能障害の悪化などに留意しながら投与の必要性を判断していきます。

-IgA腎症患者(サブグループ)における主要複合エンドポイント-

標準的な治療を受けている慢性腎臓病の方を対象とした臨床試験では、標準的な治療にフォシーガを追加することで病状の悪化(腎機能の悪化、末期腎不全への進行、心血管死、腎不全による死亡)が相対的に39%低下することが示されました。この試験では、副作用についても大きな問題がないことが確認されています。

糖尿病の有無に関係なく慢性腎不全に対して、最初にフォシーガ ..

7.用語解説
(注1SGLT2Sodium/glucose cotransporter 2)阻害薬:
SGLT2阻害薬は、腎臓の近位尿細管でのブドウ糖の再吸収を担うSGLT2という輸送体の作用を抑制し、尿への糖の排出を促進
することで血糖を下げる作用を発揮します。日本では2014年から保険適用され、現在(2022年8月)では6種類が使用可能で
す。2型糖尿病の症例を対象としたEMPA-REG OUTCOME試験によって、SGLT2阻害薬であるエンパグリフロジンが、プラセボ
群と比較して、心血管イベントや総死亡を有意に低下させるのみならず、腎イベントを抑制する腎保護作用を有している可能
性が示唆されました。それ以降、SGLT2阻害薬の心血管イベントや腎イベントの抑制効果が多くの大規模臨床試験で報告され
ました。糖尿病治療のみならず心不全や慢性腎臓病など幅広い生活習慣病治療に適応が拡大してきています。

・糖尿病非合併患者 蛋白尿陽性のCKD(IgA腎症や巣状分節性糸球体硬化症 ..

(2)研究の内容
2005年1月から2021年4月までにJMDC Claims Database(注6)に登録され、登録後、4か月以上が経過してから糖尿病に対してSGLT2阻害薬が処方され、透析治療歴のない12,100症例(年齢中央値53歳、84%が男性、HbA1c中央値7.5%)を解析対象としました。6種類のSGLT2阻害薬について、それぞれ、エンパグリフロジン(empagliflozin)は2,573症例、ダパグリフロジン(dapagliflozin)は2,214症例、カナグリフロジン(canagliflozin)は2,100症例、それ以外のSGLT2阻害薬は5,213症例(イプラグリフロジン(ipragliflozin)2,636症例、トホグリフロジン(tofogliflozin)1,467症例、ルセオグリフロジン(luseogliflozin)1,110症例)に対して処方されていました。
平均観察期間773 ± 477日の間に、年齢や性別、併存疾患やその他の糖尿病治療薬で補正した解析で、エンパグリフロジン、ダパグリフロジン、カナグリフロジン、その他のSGLT2阻害薬の間で、腎機能の指標である推算糸球体濾過量(eGFR、注7)の年次変化量を比較しましたが、薬剤間において有意な差は認められませんでした(図1)。この結果は、SGLT2阻害薬の腎保護作用が薬剤間で共通しているクラスエフェクトであることを示唆しています。