フェキソフェナジン先発31.6円60mg後発11.5~28.7円60mg


新制度の対象となるのは、次の条件のどちらか、あるいは両方に該当する長期収載品です。
・後発医薬品の販売が開始してから5年以上が経過した長期収載品
・後発医薬品への置き換えが50%以上に達している長期収載品

ただし、以下の場合は対象外となります。
・医療上の必要性により、医師が「銘柄名処方(製薬会社の製品名を処方箋に記載して特定の薬を処方すること。後発医薬品への変更ができない)」を指示した場合
・後発医薬品を提供することが困難な場合(薬局に在庫がない場合など)

具体的には、次のような医薬品が制度の対象です。

・トラネキサム酸(トランサミン錠)
・ベタメタゾンジプロピオン酸エステル(リンデロン-DP軟膏)
・フェキソフェナジン塩酸塩(アレグラ錠) など

対象となる医薬品の詳細は、よりご確認ください。


「フェキソフェナジン塩酸塩錠」の薬価比較一覧です。先発薬・後発薬、メーカー・剤形による違いを見比べて薬価差を把握することができます.

選定療養とは、保険適用外の療養を受けるときに、一定のルールのもとで保険適用の治療との併用が認められる制度です。簡単にいうと、「患者さんが追加費用を支払って選べる医療サービス」のこと。保険適用外の治療を、一部負担で受けられるのが特徴で、今回の長期収載品以外の例をあげると、入院時の個室利用(差額のベッド代)や、紹介状なしでの大病院受診の診療費などがこれにあたります。

新たに始まる長期収載品の選定療養では、先発医薬品と後発医薬品の価格差のおよそ1/4の金額が、患者さんの自己負担額に加わることになります。

主成分や製法、添加物など、全て先発医薬品と同一の後発医薬品のこと。先発品メーカーからの許諾を受けて、グループ企業や他企業が販売する。先発品と同一の製品のため、後発品に抵抗感のある医師や患者が使いやすい他、先発品メーカーが許可すれば特許が切れる前に販売できるため、マーケットシェアを取りやすい。また、後発医薬品に課される試験を行わずに先発医薬品の資料を利用して承認を得られる場合もある。先発品メーカーにとっても、国の政策として後発品への変更が進められる中で、医薬品供給による対価を得られるメリットがある。

フェキソフェナジン塩酸塩OD錠60mg「YD」 | 株式会社 陽進堂

例えば、自己負担3割の患者が、抗菌薬「ジスロマック錠250ミリ・グラム」を3日間服用する場合は支払額が288円から351円に上がる。一方、後発薬「アジスロマイシン錠250ミリ・グラム」を選べば、162円で済む。医師が、飲み合わせなどの医療上の理由から先発品が必要と判断したり、薬局に後発薬の在庫がなかったりした場合は、新制度は適用されず、負担額は増えない。

国内では、2013年4月に日医工サノフィが承認を得た『フェキソフェナジン塩酸塩錠「SANIK」』(先発品はサノフィの「アレグラ錠」)が、初のオーソライズドジェネリックとして話題になった。

フェキソフェナジン塩酸塩 (ニプロ), フェキソフェナジン塩酸塩錠30mg「NP」 (後発品), 22.8円/錠

この制度では、後発薬の発売から5年以上たった先発薬か、後発薬の使用割合が50%以上の先発薬が対象。抗アレルギー薬「アレグラ」や胃腸薬「ガスター」など約1100品目が該当する。後発薬との価格差の25%が公的医療保険の適用外となり、医療機関や薬局の窓口で支払う自己負担額に上乗せされる。自治体から小児医療費の助成を受けている患者も、保険適用外分の支払いが生じるようになった。

今回の新制度にあわせて、処方箋の様式が新しくなります。医療上の必要により、後発医薬品への変更に差し支えがある場合には、処方箋の「変更不可」の欄に✓または×が記載されます。また、患者さん自身の希望を踏まえて長期収載品を処方した場合にも、「患者希望」の欄に✓または×が記載されます。もし処方箋に印がなければ、薬局で「ジェネリック」として後発医薬品を受け取ることが可能です。

一般名処方の標準的な記載, 【般】フェキソフェナジン塩酸塩錠60mg, 一般名コード, 4490023F1ZZZ

ジェネリック医薬品(後発薬)がある特許切れの先発薬の処方を患者が希望した場合の自己負担額が今月、引き上げられた。厚生労働省が導入した新制度で、安価な後発薬の使用を促し、医療費を抑制する狙い。

薬局で後発医薬品を受け取りたい場合、次のように伝えることができます。
・初回来局アンケートに記載されている「ジェネリック希望」の欄にチェックする。
・処方箋を手渡すときに「ジェネリックでお願いします」と伝える。
・薬情(薬局で処方薬をもらうときに受け取る書類)のジェネリック情報を確認して、変更したい旨を伝える。
・お薬手帳アプリで処方箋を送信するときに、ジェネリック希望と入力する。

今回の解説を参考にしながら、金額的な負担だけでなく、医療上の必要性にも注意して、ご自分に適した薬を選んでみてください。

※参考
・厚生労働省「後発医薬品のある先発医薬品(長期収載品)の選定療養について」

・政府広報オンライン「安心してご利用ください ジェネリック医薬品」


フェキソフェナジン塩酸塩OD錠60mg「サワイ」【経過措置中】, 沢井製薬, 1T, 11.50円

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DIクイズ4:(A)オーソライズドジェネリックをどう説明?:日経DI

腎機能障害や肝機能障害があっても使用しやすいです。他の抗ヒスタミン薬は「腎(もしくは肝)機能障害がある場合は慎重に投与するように」といった注意書きがあるものが多いですが、アレグラにはいずれもありません。アレグラは腎臓で代謝されるため腎機能障害がある場合は減量して投与しますが、いろいろな合併症が疑われる場合でも比較的処方しやすいお薬ということができます。

日医工製品, フェキソフェナジン塩酸塩錠30mg「SANIK」, 30mg1錠, 22.80 ; 先発品

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<フェキソフェナジン塩酸塩錠60mg「三和」(1錠中フェキソフェナジン塩酸塩60mgを含有)の試験データ>

以上のように、アレグラは抗ヒスタミン薬の中でも比較的制限が少なく、非常に使い勝手の良い薬です。

フェキソフェナジン塩酸塩錠30mg「サワイ」, 沢井製薬, 1T, 10.10円

ジェネリックの中にはAGがあるものとないものがあり、残念ながら簡単な見分け方はありません。また、病院や薬局などの機関によって、取り扱っているジェネリックのメーカーもさまざまなので、利用される薬局で、処方薬のAGがあるのか、そのAGの取り扱いができるか、薬剤師へ相談すれば、対応してもらえると思います。

フェキソフェナジン塩酸塩錠60mg「JG」, 日本ジェネリック, 11.50

頻度は高くありませんが、アレグラを内服することによって生じる副作用も報告されています。強いアレルギーであるアナフィラキシー反応や、ショック、肝機能障害、白血球数の減少、頭痛、眠気、疲労、倦怠感、めまい、不眠、神経過敏、嘔気、嘔吐、口渇、腹痛、 下痢、消化不良など、その症状は多岐に渡ります。アレグラを飲み始めてから体調に異変を感じた場合にはそれ以降の内服を中止して、処方をもらった病院まで早めにご相談ください。

[先発医薬品名]: アレグラ錠60mg; [先発会社名]: サノフィ株式会社; [先発品と効果・効能の差異]: 無

以前、先発薬では効果があったのにジェネリック薬にしたら効かなかったことがあったのですが、先発薬と成分や製法、工場も同じジェネリック薬があると聞きました。もしアレルギー薬(フェキソフェナジン塩酸塩)にそういったジェネリック薬があれば使いたいのですが、見分け方はありますか?

60mg」(二プロ)に切り替えて服用している。表 2 の写真のとおり、先発医薬品であ

例えば三割負担の患者さまがアレグラ錠60mgを1日2回で30日間内服した場合、薬剤費は31.0円 × 2回 × 30日 × 0.3 = 558.0円となります。
ジェネリック薬を使用した場合はこれよりさらに安価に治療することが可能です。

フェキソフェナジン塩酸塩錠30mg「SANIK」 フェキソフェナジン塩酸塩

アレグラは、副作用などがない限り、症状がある期間に毎日飲み続けても大丈夫です。
また、飲み続けることで効果が減弱することはありません。継続服用すると、逆に症状の改善率が高くなるとされています。
ただし、ヒトの体の状態は日々変化するものです。長期間飲み続けている薬で、副作用が発現することもあります。したがって、体調変化がある場合は早めに受診してください。