ITPの主要な治療法は薬物療法で、第一選択薬はステロイド剤です。
免疫性血小板減少症(ITP)は、症状の持続期間や発症パターンに基づいて急性型と慢性型の2つの主要な病型に分類されます。
【Blood Adv】新規診断ITPに対するPSL vs 高用量デキサメタゾン
症例は77歳女性で鼻出血と紫斑を主訴に近医を受診、血小板減少を指摘され紹介入院となった。検査所見から特発性血小板減少紫斑症(ITP)と診断、prednisolone(PSL)30~60mg/dayを開始したが4週間後も効果を認めず、dexamethasone大量療法も無効であった。その後大腸憩室からの出血があり血小板を20単位輸血したところ、予想に反し翌日から血小板数が上昇し十分な輸血効果が得られた。そこでITPの診断に疑問が持たれ、再度骨髄穿刺検査にて巨核球の消失が確認されたため、特発性無巨核球性血小板減少症(AATP)と診断された。Ciclosporinを第49病日から5mg/kg/dayで開始したところ血小板数は劇的に増加、骨髄穿刺検査でも巨核球の出現が確認された。以上より、ステロイド不応性のITPでは一度AATPの診断を疑ってみることが必要で、躊躇せず骨髄穿刺検査を再施行することが必要と考えられた。
血小板数(<15,000/μL、≧15,000/μL)及び脾摘の実施歴(有、無)を層別因子として、タバリス群又はプラセボ群に2:1の比率で無作為に割り付け、24週間経口投与した。投与開始時の用法・用量は100mgを1日2回とし、投与4週時以降は血小板数及び忍容性を考慮して150mgを1日2回に増量した。「投与量調整基準」に該当する有害事象が認められた場合は、基準に従って治験薬を100mgを1日1回まで減量した。また、併用可能ITP治療薬を継続可能とし、血小板数が50,000/μL未満でレスキュー治療が必要な患者には、ITPに対する特定の治療方法を使用可能とした。
投与12週時以降、血小板数が50,000/μL未満の患者、又はベースラインの血小板数が15,000/μL未満で20,000/μL以上の増加が認められなかった患者はノンレスポンダーとし、当該患者の試験中止を可能とした。これらのノンレスポンダーがタバリス150mg又はプラセボ1日2回の投与を4週間以上受けていた場合(150mgの忍容性が良好でない場合を除く)、継続投与試験(C788-049試験)への組み入れを可能とし、非盲検下でタバリスの長期投与を受けた。本試験を完了した患者もC788-049試験への組み入れを可能とした。
血小板数が 20,000/µL 以下の未治療 ITP 患者(n=103)を対象に、デキサメタゾン ..
It was a randomized, prospective, and cohort study done in Kolkata, West Bengal. The study began with the enrolment of the patients after checking the inclusion and exclusion criteria. Inclusion criteria were children aged 1–18 years with newly diagnosed primary ITP having platelet count 9/L, or between 30 × 109/L and 100 × 109/L with the presence of bleeding symptoms, who cannot afford treatment with IVIg or anti-D Ig as first-line treatment. Patients who were having secondary ITP; cardiac, pulmonary, hepatic, or renal dysfunction; had taken antiplatelets or NSAIDS within 1 month from the commencement of study; having other bleeding disorders or coagulopathy, were excluded from the study. All procedures performed in this study were by the Ethical Standards of the Institutional and National Research Committee and with the 1964 Helsinki Declaration and its later amendments or comparable ethical standards. This study was registered at the institutional research ethics board.
デキサメタゾンを多発性骨髄腫で内服する場合「週に1回のみ」「決められた日付のみ」などです。
以上より、リツキシマブとデキサメタゾンの併用療法は、ITP 患者の初回治療とし.
持続性/慢性特発性血小板減少性紫斑病(ITP)患者を対象として、タバリスの有効性及び安全性を評価する(2つの海外第III相臨床試験の成績を併合した解析も検討する)。
ITPはかつて特発性血小板減少性紫斑病 or 免疫性血小板減少性紫斑病、その後、免疫性血小板減少症と呼び名が変わっています。
[研究課題名] 高齢者初発 ITP に対するプレドニンとデキサメタゾン大量療法の初期治療
難治性慢性ITPの小児において、高用量の経口デキサメタゾンを利用したパルス療法の有効性を評価する。
上記は注射薬としてボルテゾミブのみを提示していますが、別の注射薬を組み合わせて治療することもあります。
併用可能なITP治療薬として、副腎皮質ステロイド(プレドニゾロン換算で10mg/日 ..
血小板は傷ついた血管を修復する重要な役割がありますが、ITPでは数が極端に少なくなっています。
新機軸の免疫抑制経口BTK阻害薬rilzabrutinib、ITPで第3相に到達
免疫性血小板減少症(ITP)(immune thrombocytopenia)とは、体を守るはずの免疫システムが、自分自身の血小板を標的にして攻撃してしまう血液の病気です。
デキサメタゾン・脱脂大豆乾留タール配合剤 一般名 [処方薬] 結果
免疫性血小板減少症(ITP)は、自己抗体が血小板や巨核球を攻撃することで血小板数が著しく減少し、さまざまな出血症状を起こします。
ITPの主要な治療法は薬物療法で、第一選択薬はステロイド剤です。 薬剤名, 投与経路
デキサメタゾンを40 mg/m^2/日(最大40 mg/日)の用量で4日間連続経口投与した。この治療サイクルを毎月1回・6か月にわたり繰り返した。
ITPに対する一次治療(コルチコステロイド,IVIG)開始前3ヶ月以内に原発性ITPと ..
In light of the above studies, it is evident that HD-DXM is an alternative in the frontline therapy of ITP. However, there are only a few randomized trials available, comparing HD-DXM versus conventional-dose prednisolone as frontline therapy in adult ITP. Data on the comparison of dexamethasone versus prednisolone in children with ITP are far lesser. Thus, this randomized control trial may prove useful in establishing the role of HD-DXM in children with newly diagnosed ITP. The objectives of the study were to assess the efficacy and safety of HD-DXM as first-line treatment in newly diagnosed patients of pediatric ITP and to assess it in comparison to prednisolone.
[PDF] COVID-19に対する薬物治療の考え方 第14版
急性ITPはウイルス感染後に2~3週間で発症し、数週間から数ヶ月で自然寛解することがほとんどです。
[PDF] 免疫性血小板減少性紫斑病をきたした進展型小細胞肺癌の1例
風邪などウイルス感染やワクチン接種を契機に出血症状が増悪する場合があるため、出血症状が増悪する場合は主治医に連絡してください。また鎮痛剤や解熱剤には血小板の機能を弱める成分が含まれるものが多いため、主治医に使用してよいかどうか確認してください。血小板数のみにとらわれずに、皮膚に が増えていないか、口腔内に血腫ができていないかを、患者さん自身で観察して、病気の状態を把握するように努めてください。また血小板数が低いときは、打撲するようなサッカーや剣道、柔道などのスポーツは避けるべきです。
Database of Drug Development for Rare Diseases
有効性解析の主要集団は、Intent-to-Treat(ITT)集団(無作為割り付けられた全患者)とし、無作為割り付けに従って解析した。安全性解析対象集団には、無作為割付けされ治験薬の投与を受けたすべての被験者を含め、実際に受けた治療に従って解析した。すべての安全性解析は安全性解析対象集団を対象に実施した。なお、C788-048試験でプラセボ群に割り付けられた1例にタバリスが2週時に投与されたため、この1例をタバリス群に含めて解析した。そのため安全性解析対象集団は、C788-048試験及び併合解析では、タバリス群とプラセボ群の解析対象集団が1例異なる。
Dexamethasone and Conventional Dose Prednisone, for the First ..
ITPの重症度は血小板数によって判断されますが、臨床症状との相関は必ずしも一致しません。
デキサメタゾン40mg(内服)day8,22 [デキサメタゾン40mg/週]
We are conducting a multicenter, prospective trial to determine the efficacy and safety of short-term, high-dose dexamethasone therapy in ITP patients aged 18-80 years with platelet counts of
追加的な有用性を得るため、デキサメタゾン(以下、「DEX」)との併用.
ITPの症状の中には、一見して血液疾患と結びつきにくいものもあります。
国内第III相臨床試験(R788ー1301試験)|製品情報|タバリス錠
小児ITPは大部分が急性型で、6~12ヶ月以内に自然に血小板数が正常に戻ることが多く、慢性型に移行するものは10%程度です。一方、成人ITPの多くは慢性型であり、副腎皮質ステロイドで治癒するのは20%程度です。従来は、ステロイド無効例では脾摘が積極的に行われていました。脾摘によりITPの約60%の方が薬を止めても血小板数が10万/μL以上を維持できるようになります。しかし、近年、TPO受容体作動薬やリツキシマブが使用可能となり、選択肢が広がっています。TPO受容体作動薬は有効率が高く、副作用も軽度ですが、通常、継続的な治療が必要です。リツキシマブの有効率は脾摘やTPO受容体作動薬よりやや劣りますが、治療は1ヶ月で終了します。これらの治療が無効である難治性症例も少数ですが存在し、ITPの診断の再確認が必要な場合があります。
デキサメタゾン,レムデシビル,ダルテパリンナトリウムの投与を開始した。 ..
デキサメタゾン開始前の平均罹患期間は反応者と非反応者間で有意差はなかった。
[PDF] レボレード錠 12.5mg,同 25mg に関する資料
*1 皮下出血:点状出血、紫斑、斑状出血
*2 粘膜出血:歯肉出血、鼻出血、下血、血尿、月経過多など
*3 重症出血:生命を脅かす危険のある脳出血や重症消化管出血など
※診断基準及び重症度分類の適応における留意事項
1.病名診断に用いる臨床症状、検査所見等に関して、診断基準上に特段の規定がない場合には、いずれの時期のものを用いても差し支えない(ただし、当該疾病の経過を示す臨床症状等であって、確認可能なものに限る。)。
2.治療開始後における重症度分類については、適切な医学的管理の下で治療が行われている状態であって、直近6か月間で最も悪い状態を医師が判断することとする。
3.なお、症状の程度が上記の重症度分類等で一定以上に該当しない者であるが、高額な医療を継続することが必要なものについては、医療費助成の対象とする。