そこで今回は、花粉症の薬の選び方について説明したいと思います。
アレグラ錠は医療用医薬品の有効成分をそのままにOTC医薬品として販売されています。このように医療用医薬品を一般用医薬品へ転用した(スイッチした)医薬品のことをスイッチOTC※1(OTC:Over The Counter)といいます。
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◆剤型の種類
ポララミン:錠剤(2mg)、散、シロップ、ドライシロップ、注射
アレグラ:錠剤(30mg、60mg)、OD錠(60mg)、ドライシロップ
◆妊娠中の安全性評価
ポララミン:オーストラリア基準【】
アレグラ:オーストラリア基準【B2】
効き目が強めなのは『ザイザル』、眠くなりにくいのは『アレグラ』です。
「レボセチリジン」は、確かに抗ヒスタミン薬の中では”やや強力な薬”と言えます。しかし、たとえば花粉症治療においては、です14)。
そのため、もし”効果”を重視するのであれば、抗ヒスタミン薬の中での優劣を気にするよりも、「ステロイドの点鼻薬」を選んだ方が合理的です。
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そのため、市販薬の効果は弱いという印象をお持ちの方もいらっしゃいますが、今では状況が変わりつつあります。
◆自動車運転に対する記載
ポララミン:
アレグラ:制限なし
薬の効果には個人差があるため、アレグラは効かないと感じる方もいます。
1日あたり薬価は両剤とも、「アレグラ」や「タリオン」「ザイザル」などすでに販売されている主な製品と比べて安く設定されました。競争の激しい領域だけに、「デザレックス」を販売する杏林製薬は科研製薬と、「ビラノア」を販売する大鵬薬品はMeijiSeikaファルマと、協力して市場への浸透を図っています。
スイッチOTC医薬品は元々医療用医薬品として使われていた薬剤のうち、副作用が少なく安全性の高いものを市販薬として販売したものです。
アレグラ錠(フェキソフェナジン塩酸塩)の有効成分は、フェキソフェナジンです。
◆適応症
ポララミン:蕁麻疹、血管運動性浮腫、枯草熱、皮膚疾患に伴う痒(湿疹・皮膚炎、皮膚痒症、薬疹)、アレルギー性鼻炎、血管運動性鼻炎、感冒等上気道炎に伴うくしゃみ・鼻汁・咳嗽
アレグラ:アレルギー性鼻炎、蕁麻疹、皮膚疾患(湿疹・皮膚炎、皮膚そう痒症、アトピー性皮膚炎)に伴うそう痒
◆有効成分ザイザル:レボセチリジンアレグラ:フェキソフェナジン
アレグラの副作用として、体重増加は報告されていません。
なお、頻度は大変低いですが、食欲不振(発現率:0.07%)や食欲減退(発現率:0.02%)の副作用が報告されています。
このようなことから、アレグラが体重に影響することはほとんどないと考えられます。
◆剤型ザイザル:錠(5mg)、シロップアレグラ:錠(30mg、60mg)
市販薬はOTC(Over The Counter drug)=カウンター越しに買えるお薬として、誰にでも使えるよう安全性を重視し、医療用医薬品(医療機関で処方される薬剤)よりも有効成分の含量を減らして販売されるケースが一般的でした。
◆製造販売元ザイザル:グラクソ・スミスクラインアレグラ:サノフィ
アレグラ錠は制酸剤(水酸化アルミニウ ム・水酸化マグネシウム含有 製剤)やエリスロシン錠(エリスロマイシン)と一緒に服用すると作用に影響が出る薬があります。他にお薬をお飲みの場合は医師、または薬剤師に相談しましょう。
アレグラの代わりになる市販薬・処方薬は? | お薬専門通販のミナカラ
「デザレックス」は食事に関係なく服用できる一方、「ビラノア」は「空腹時」と服用時間に縛りがあります。また、「デザレックス」は12歳以上の小児にも使えるのに対し、「ビラノア」は成人(15歳以上)にしか使えません。
「アレグラ®FX」は、医療用医薬品アレルギー性疾患治療薬 ..
アレグラは、服用から数十分~数時間以内に効果があらわれるとされています。
季節性アレルギーの場合は、症状がほとんどない時期から服用を始めると、シーズン中も症状が悪化しにくくなります。
ただ、すでに症状があらわれている通年性アレルギー疾患の場合は、十分な効果が得られるまでに2週間ほどかかることもあります。
アレグラ錠60mgの基本情報(薬効分類・副作用・添付文書など)
◆同成分のOTC医薬品
ポララミン:(風邪薬などの成分として配合)
アレグラ:アレグラFX、アレグラFXジュニア
アレグラ錠60mg(一般名:フェキソフェナジン塩酸塩錠) ..
手荒れがあると、痛みやかゆみが出たり見た目が気になったりしますよね。しつこい手荒れに悩まされ、市販薬で治せないかなと悩んでいる方もいるのではないでしょうか。...
アレグラFX 5つの強み|アレルギー専用鼻炎薬「アレグラFX」
◆販売開始年と世代、分類
ポララミン:1965年(第一世代)、鎮静性
アレグラ:2000年(第二世代)、非鎮静性
アレグラ錠(フェキソフェナジン塩酸塩)に含まれている成分や効果
◆有効成分
ポララミン:d-クロルフェニラミン
アレグラ:フェキソフェナジン
アレグラとは?フェキソフェナジンの効能,副作用等を説明,ジェネリックや薬価も調べられる(おくすり110番:薬事典版)
2.
は、平成29年11月に発売されましたが、こちらは、従来の第二世代抗アレルギー剤としての抗ヒスタミン作用に加え、を併せ持つ、新しい作用機序の経口アレルギー性疾患治療剤です。ヒスタミンはアレルギー反応を引き起こす化学伝達物質としてよく知られていますが、PAFも血管拡張や血管透過性の亢進、知覚神経刺激、白血球の活性化などを誘導することで、くしゃみや鼻水、鼻閉などの症状を引き起こすなど、アレルギー性疾患の病態に深く関与しています。ルパタジンフマル酸塩錠は、これら2つの化学伝達物質を抑える、DUAL作用(抗PAF作用と抗ヒスタミン作用)によって強力な効果を発揮し、も含めアレルギー性疾患における症状を抑制します。
ルパタジンフマル酸塩錠10mgとデスロラタジン錠5mgは化学構造式が類似しています。
ルパタジンフマル酸塩錠は1錠中にルパタジンを10mg含有しているのですが、体内に入ると一部はルパタジンのまま未変化体として存在します。よって体内に入ったルパタジンフマル酸塩錠は、を有し、を発揮するということになります。
デスロラタジンは、効果発現にやや時間がかかりますが、定期服用での力価は高いので、頓服薬としてルパタジンフマル酸塩錠10mgを携帯し、通年性や季節性など長期間抗ヒスタミン剤を服用する場合は力価の高いデスロラタジン5mgを服用するのもいいかもしれません。
また、で、これは近年発売された抗アレルギー剤にはない特徴です。ルパタジンフマル酸塩錠の場合、10mg(1錠)にて効果不十分の場合は、20mg(2錠)まで増やしていいということです。特に重症の蕁麻疹を治療する際には、「薬剤の倍量処方ができるかどうか」が重要となってくるため、この点においてルパタジンフマル酸塩錠は効果的な使い方ができるかと思います。
さらに抗PAF作用は、エピナスチン塩酸塩同様、気管支喘息におけるするため気管支喘息を軽減します。そのため喘息発作に追加する抗ヒスタミン剤としては有用な薬剤の一つと考えられます。
ただしその反面、するため、「本剤投与中の患者には自動車の運転など危険を伴う機械の操作に従事させないよう十分注意すること」という使用上の注意があります。デスロラタジン錠、ビラスチン錠にはそのようなリスク・副作用がないため、「医師としても処方しやすい」という有利な面もあります。(眠気が出た人の割合は、オロパタジン塩酸塩でも7.0%。一方ビラスチンは0.6%、デスロラタジンは1.0%と優秀。)
(ドラッグストアで買えるものとしてはアレグラFX、クラリリンEX、アレジオン20、エバステルALなどが相当します)
OTC医薬品は商品名を「アレグラFX」、「アレグラFX ジュニア」として久光製薬株式会社より販売されています。
花粉症時期の鼻炎に! アレグラと同じ有効成分。アレルビ 28錠 アレグラFXと同じ成分 フェキソフェナジン(第2類医薬品)
花粉症等の季節性アレルギー症状に毎年悩んでいる方は、アレルギーが発現するより以前に受診することをおすすめします。服用を継続していてもアレルギー症状が改善されない場合は医師、または薬剤師に相談しましょう。
○アレグラFX 56錠 · 医薬品指定2類; 消費税10% 黒 · ○アレグラFX 56錠.
※腎機能が低下している人でも、通常量で使用できる抗ヒスタミン薬
『アレジオン(一般名:エピナスチン)』
『エバステル(一般名:エバスチン)』
『クラリチン(一般名:ロラタジン)』
『アレグラ(一般名:フェキソフェナジン)』
花粉症患者が間違えている薬の使い方!8割の人は1種類だけではダメ
1. 『ポララミン(クロルフェニラミン)』などの”第一世代”は、速効性に優れるが、眠気や抗コリン作用による副作用が多い
2. 『アレグラ(フェキソフェナジン)』などの”第二世代”は、眠気や抗コリン作用の副作用が少なく、いまのアレルギー治療の中心
3. 「抗ヒスタミン薬」は、”眠くなる薬ほどよく効く”というわけではない