という事で、「ベスト・キッド」ファンにはたまらない作品となっています。


ロビー・キーン役 タナー・ブキャナンは昔テコンドーを習っていたそうです。また「コブラ会」に出演する前に「サバイバー: 宿命の大統領」撮影中にはカナダのトロントでムエタイを約8か月間トレーニングしていました。


画像は動画「『コブラ会』シーズン3 予告編 - Netflix」から

「ベストキッド3」は旧コブラ会創始者のクリースと彼のベトナム戦争の戦友シルバー対ミヤギ老人とダニエルとの争い、「ベストキッド4」ではミヤギ老人がダニエルの代わりに女子高生ジュリーを指導するという話のようです。

34年前、時はまさに80年代真っただ中。ナウでヤングでイケてるカラテボーイだったジョニー(ウィリアム・ザブカ)は、地区の少年空手選手権で転校生のダニエル(ラルフ・マッチオ)にKO負けを喫する。所属していたコブラ会は崩壊し、彼女だったアリ(エリザベス・シュー)も失った。田舎の高校生の人生を狂わすには十分すぎる挫折である。そのまま大人になったジョニーはいまだに80年代感覚が抜けないまま、日雇いの仕事をこなしては、酒に溺れる毎日。妻と息子とも別居状態で、まさに人生詰将棋……なのに、かつてのライバルだったダニエルは、カーディーラーとして大成功を収め、円満な家庭を築いていた。ダニエルの活躍を知れば知るほど、これまたジョニーの飲酒量は増えるばかり。そんなある日、ジョニーのアパートに移民の少年ミゲル(ショロ・マリデュエナ)が引っ越してきた。当初は移民かよと素っ気ない態度を取っていたジョニーだが、ミゲルが不良たちにボコボコにされているのを見かけ、これはイカンと止めに入る。酒浸りでもジョニーの空手は全く衰えていなかった。ジョニーが不良グループを秒殺すると、その強さに胸を打たれたミゲルが訴えた。「僕に空手を教えてください!」かくしてジョニーはコブラ会を復活させるのだが……。

気になる「ベスト・キッド」の評価をIMDb(インターネット・ムービー・データベース)にて調べたところ、

あの戦いは終わっていなかった……。と書けばカッコがいいけれど、30年以上前の高校時代のことで、中年男性2人が町中を巻き込んでケンカをするなんて、あってはならないし、傍から見れば迷惑極まりない。大人げないにも限度があるが、しかし、だからこそ面白いのである。先日からNetflixにて配信が始まった『コブラ会』(2018年~)は、あの『ベスト・キッド』(1984年)の続編であり、34年前の因縁を引きずる2人の中年男性の愛憎劇であり、武道を通じて成長していく若者たちの青春群像劇だ。

学校での格闘シーンのアクションの一手一手数えたらかなりの数!正直ここまでやり合うなんて想像していなかったのですが、もう面白いし、ヒヤッとするし。コブラ会ジョニー派のミゲルの気持ちの隙に、ジョニーの息子ロビーの・・・!!
とにかく衝撃的なラストでした・・・。ちょっとゾッとしてしまうのです。

「ベストキッド」は4まで制作されていますが、筆者はまだ3と4は見ていません。

「コブラ会」シーズン3は、更に「ベストキッド」のヒロインとの再会があるなど、次々と楽しませてくれます。

大好きになり宝物のように心に残る作品!
“Cobra Kai”はオリジナル版への敬愛に溢れ、回想シーンでは『ベスト・キッド』のクリップが極めて効果的に使われる。34年後を描く続編に同じ主演アクター2人を起用し、悪役を主役に置き換えるというアイディアも秀逸だ。
シーズン1の最終話で活写される白熱の空手トーナメントは、オリジナル版のシークエンスを逆手に取った見事な構成になっている。(ティーンエイジャーの大会が、防具なしでフルコンタクトって現実にはありえないけど…。)

そこであったのが、かつて「ベスト・キッド2」にてダニエルが恋に落ちたクミコ。

かつて梶原一騎原作、つのだじろう作画の名著『空手バカ一代』にて、極真空手創始者の大山倍達は、山籠りの最中に人恋しさに襲われる。人里に降りて、女性と触れ合いたい――そんな願望を絶つべく、大山倍達は自ら片眉を剃り落とした。そして片眉のない珍妙な自分の顔を見て「これでもう人里にはおりられん! 女どもが相手をするものかあ! バカの顔だっ!!」と孤独を笑い飛ばしのである。『コブラ会』の登場人物にも、こうした大山倍達ほどの空手バカっぷりがあったなら、色恋沙汰を断ち切り1人ストイックに修行を続ける強さがあれば――という、ちょっとした歯がゆさを感じるのも事実だ。

「コブラ会」シーズン3では、「ベストキッド2」に出ていたヒロインと敵役の役者がそのままの役で出てきますので、その意味でも楽しめます。


ベストキッドの続編の、コブラ会に、ジョニーの友達でコブラ会メンバーで、結構強かった、ダッチ(チャド・マックイーン)は出てきますか?

さて、「コブラ会」シーズン3では、ダニエルがミヤギ老人の故郷である沖縄を訪問しますが、実は「ベストキッド」の続編「ベストキッド2」と深い関わりがある内容になっていますので、「ベストキッド2」を見ていない方は是非先に見ておくことをお勧めします。

『コブラ会』シーズン1 感想 | 日々是(ひびこれ)デス・ロード

そしてコブラ会vsミヤギ道の戦いは、シーズン3でさらに混迷を極める。人間関係はより複雑になり、キャラクターの背景は重厚になっていく。もちろんユーモアも健在だが、話がベトナム戦争にまで及ぶなど、これまでより圧倒的にシリアスだ(あとNetflix資本の介入のおかげか、目に見えて予算が増えています)。「武道の本質とは?」「暴力の連鎖はいかにして断ち切るのか?」。このジャンルにおける普遍的なテーマが深堀されていく。それゆえに、当初に物語の主軸にあった若者たち――ジョニーの愛弟子ミゲル、ジョニーの息子にしてダニエルさんの弟子となる絶妙に90年代イケメン顔のロビー(タナー・ブキャナン)、そんな2人の間を行ったり来たりするとダニエルさんの娘サマンサ(メアリー・モーサ)――の初々しい三角関係が、どうにも回り道に感じるのである。端的に言うなら、「お前らが三角関係でゴタゴタしたせいで、街中で暴行事件が起きまくりばい。あんま関係ない人の顔面ボコボコになっとるし、イチャついとる場合やなかとよ」。そして、冒頭に書いた通り、故・梶原先生が私の心の中に降りてきたのである。

第136回「ジョニー・ロレンス」(「コブラ会」より)公開しました

ジョニーの一番弟子となるミゲルを演じたショロ・マリデュエニャ、ジョニーの息子ロビー役のタナー・ブキャナン、ダニエルのキュートな娘サムを演じたメアリー・マウサーの3人が、堅実な演技と達者なマーシャルアーツのスキルで2人のオジサン俳優を盛り上げる。
シーズン2では、マーティン・コーブが極悪非情のコブラ会創設者ジョン・クリース役で復活、またペイトン・リストが演じる女拳士トリーが参戦する。

第136回「ジョニー・ロレンス」(「コブラ会」より)公開しました ..

筆者は記憶が怪しかったので「ベストキッド2」をもう一度見ました。当時の沖縄の描き方を始めあまり褒めるような内容の映画ではありませんが、ミヤギ老人の不思議な魅力は不滅です。

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ダニエル役のラルフ・マッチオは58歳、『ベスト・キッド』3部作で一世を風靡したものの、『いとこのビニー』(1992)が最後のヒット作だった。最近は”The Deuce”に準レギュラーの腐敗警官役で出演し、意外に渋い味を出していた。


とにもかくにも、このオジサン俳優2人は50歳を超えてもう一花咲かせたのだ!

『コブラ会』ダニエル・ラルッソ役のラルフ・マッチオ、 ジョニー・ローレンス.

『コブラ会』(2018年~)は『ベスト・キッド』(1984年)の極上の続編である。オールバレー最高の少年空手家を決めた、あの戦いから30数年。ミヤギ道空手を継ぐ若き達人ダニエルさん(ラルフ・マッチオ)、その宿敵であり凶悪空手集団コブラ会のエースだったジョニー(ウィリアム・ザブカ)、2人はどちらも中年に差し掛かっていた。人生が燻りまくりのジョニーは、一発逆転と若き日への郷愁からコブラ会を再始動させる。しょっぱい船出から始まったコブラ会であったが、徐々に弟子は増えてゆき、遂には一大勢力へ成長。ジョニーもまた愛弟子ミゲル(ショロ・マリデュエニャ)と共に、子どもたちを導く先生として変化してゆく。しかし、力を持ったコブラ会は次第に過激化してゆき、元祖コブラ会の先生クリース(マーティン・コーヴ)の帰還も決定打となって、完全な暴力集団に堕ちてしまうのだった。コブラ会の暴走を憂慮したダニエルさんは、故ミヤギさんの意志を継いたミヤギ道空手の道場を開き、コブラ会の横暴に耐えかねた少年少女らが集い始める。かくしてコブラ会vsミヤギ道の空手大戦争が勃発。学校での大乱闘と衝撃の結末にてシーズン2は幕を閉じた。

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オジサン俳優2人は、50歳を超えてもう一花咲かせた!
ウィリアム・ザブカは映画デビュー作でジョニー・ロレンス役を引き当て、『ベスト・キッド2』(1986)にも出演したが、その後は鳴かず飛ばず。わずかに‘80年代の傑作ドラマ”The Equalizer”(デンゼル・ワシントン主演『イコライザー』の原作)で、主人公ロバート・マッコールの息子を演じたくらいだ。現在54歳だがいい年の取り方をしていてカッコよく、本作の成功はザブカの魅力に負う部分が多い。

テレビドラマ『コブラ会』に登場するジョニー・ロレンスのフィギュアです。こちらはバブルヘッドではありません。

「片眉を剃れ!」。もしも故・梶原一騎先生が『コブラ会』シーズン3を観たならば、必ずやそう切り捨てたであろう。しかし、もしも傍らに私がいたならば(数発殴られるのを覚悟で)梶原先生を止める。「待ってください。その『片眉を剃れ!』という気持ちが、カタルシスを生むのです」……と。

今作の主人公は、かつて空手大会でダニエル少年にKOされたコブラ会所属でいじめっ子だったジョニーだ。

「コブラ会」シーズン2では、本格的に始動したダニエル率いる「ミヤギ道空手」対「コブラ会」の争いが中心になりますが、次第にクリースに毒され暴力的になっていく「コブラ会」に危機感を覚え、ジョニーはクリースと決別することを決意します。

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ジョニーの生い立ち、息子ロビーへの思い、ミゲルとの絆、隠れていた素朴さや優しさ、昔のコブラ会仲間との友情、新たな恋、人としての成長が綴られ、回を追うごとにジョニーという男のキャラが厚みを増していく。一方、人生の師ミスター・ミヤギを失ったダニエルも、ヒーローとは程遠い欠点と悩みを抱える等身大の中年男として描かれる。
『コブラ会』というタイトルは思いっきりダサいが、ウケを狙ったわけではない。コブラ会はジョニーの生きがい、人生、存在価値そのものなのだ。パソコンも使えないオールドスクールのジョニーのショボさを笑いながら、彼の人生を掘り下げていく脚本は、ヴィヴィッドでバランス感覚が絶妙だ。

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「ベスト・キッド」も十分面白かったですし、昔の出演者がそのまま出ているのが評価が上がるポイントだったと思います。