一般名:イソトレチノイン(ISOTRETINOIN)カプセル 10mg、20mg、40mg
トレチノインという、ビタミンAの仲間である外用薬にて治療を行います。日本では保険の適応になっていませんが、アメリカではニキビの治療薬としては非常にポピュラーな薬です。ビタミンAという体内にもあるものを使っていくので、この薬へのアレルギーも少ないですし、ビタミンAは基本的に皮膚表皮の一番奥の細胞に働いてこれを活性化し、成長を促します。この結果、強制的に皮膚表面の代謝のサイクルが早まり、ケミカルピールなどと同様、毛穴の詰まりを防ぎニキビを治していきます。強制的に代謝を早めるために、皮膚が継続的にぽろぽろとむけたり、皮膚が少し炎症を起こして少し赤くなったり、初めのうちは特にちょっとしみたり痛みを伴なったりしますが、徐々に赤みや痛みは治まり、皮だけが継続的にむけるようになってきます。
一般名:イソトレチノイン(ISOTRETINOIN)カプセル 20mg
当院のトレチノイン酸軟膏は正確には、
オールトランストレチノイン酸0.05%ですが、
基剤(軟膏、クリーム、ゲル、ローション)の違いによって、
同じ0.05%トレチノイン酸であっても効き方が違います。
使い始めは少し皮膚が赤くなり、
ヒリツキ感が出たり、
角質がポロポロめくれてきますが、
痛みが出ない限りは
継続していただきます。
逆に全く赤くならない、
全くめくれてこない場合は、
少し量を増やして塗っていただいたり、
塗り方を変えたりします。
トレチノイン酸は皮脂を抑える作用があり、
新たなにきびの発声を抑えます。
皮膚のターンオーバーを促進することで、
今あるにきびを早く追い出す効果もあり、
ニキビ跡のしみ予防効果もあります。
トレチノイン酸は皮膚のターンオーバー促進で、
皮膚を健康な状態にしますので、
しわ予防やしわを減らす効果もあります。
トレチノイン酸軟膏使用中は、
無駄な角質が薄くなり好都合なのですが、
その分紫外線の刺激を受けやすいので、
日焼けには十分注意していただく必要があります。
サリチル酸マクロゴールによるピーリングは、基剤であるマクロゴールが酸の皮膚深部への進入を防ぎ、酸が角層のみに反応しますので施術後皮膚が赤くなったり、皮がぽろぽろ剥けるといった肌のトラブルがほとんどありません。
また、高濃度での使用が可能なため、より高い美肌、美白効果が得られ、他にニキビ肌の治療法としても非常に優れています。
一般名:イソトレチノイン(ISOTRETINOIN)カプセル 10mg、20mg
イソトレチノインはニキビの治療のための自費診療の内服薬です。ビタミンA誘導体の(レチノイド)というお薬です。イソトレチノインは先発医薬品がアキュテインという製品名です。アキュテインの他にロアキュタン、イソトロイン、アクネトレントという製品があり、当クリニックでは長年世界で安全に使用されているアクネトレントという製品を使用しています。
世界的には使用されている薬ですが、催奇形性の副作用があり厳重な使用管理が必要なため、ニキビに対して美容目的に安易に認可できないという理由から、日本では保険診療として厚生労働省に認められておらず、普及していません。
アメリカのガイドラインでは中等度~重症のニキビに推奨されており、抗生剤や外用剤を用いても治療が難しい重症のニキビの方にとっては有効な治療薬です。当クリニックでは重症のニキビの方にのみ使用しており、軽症または中等症の方には使用していません。
A.まれに髪の毛が抜けやすくなる副作用が出る場合があります。この脱毛はイソトレチノインによる脱毛で、「薬剤性の慢性休止期形式脱毛症」です。服用を辞めれば治まることがほとんどです。
そんなイソトレチノインの効果に関する悩みを当記事では解決します。
イソトレチノインはニキビ・ニキビ跡、酒さ、毛穴や皮脂・毛穴のお悩みがある方に向いた治療方法です。
イソトレチノイン治療中は、副作用のリスクを確認するために定期的な通院と検査が必要です。
これは、文献上のイソトレチノインの有効率・改善率と大きく変わりません。
イソトレチノインの費用と服用回数は以下のとおりです。
保険適用のない自由診療となります。
通常1日1〜2回の服用ですが、適切な用量や飲む回数は人によって異なります。
・イソトレチノインを服用中に妊娠した場合や妊娠中の服用は、短期間の使用や少量であっても胎児に先天異常や流産、早産、死産の危険性が極めて高くなりますので絶対に避けてください。
・そのためイソトレチノインの投与期間中と投与を終了してからの一定期間(女性の場合は内服終了後6ヶ月間、男性は内服終了後2ヶ月間)は決して妊娠しないようにして下さい。(※妊娠をお考えの女性は、イソトレチノイン治療と妊娠の計画をしっかり立てた上で、治療を検討していただく必要があります。)
・イソトレチノイン服用中の授乳も絶対に避けて下さい。
・イソトレチノイン服用中および最終服用日から6ヶ月間は献血をしないようにしてください。(献血から作られる血液製剤は妊婦に使用される恐れがあり、胎児がイソトレチノインの影響を受ける可能性があります。)
重症なニキビの治療にはイソトレチノインの内服をおすすめいたします。
原因は明確になっていませんが、食べ物やストレスなどの体の内部環境、気温や紫外線などの外部環境、毛包虫(demodex folliculorum)などが関与しているといわれています。イソトレチノインは、皮膚下の毛を生成する毛包の環境を整えるため、酒さの原因菌とされる毛包虫を減らすことが可能です。
ニキビ治療にイソトレチノインを使ってみたいと考えている方は、参考にしてください。
イソトレチノインには様々な副作用やリスクがあります。当院では医師から副作用についてシートを用いて説明を行い、定期的な血液検査や尿検査を実施します。
イソトレチノインはこのようなニキビに悩む方におすすめの治療薬です。
例えば、第3類医薬品のイハダアクネキュアクリームや第2類医薬品のなどが市販されていますが、イソトレチノイン(アキュテイン)は未承認であることからいずれも該当しません。
イソトレチノインはマツキヨを含めた薬局の市販はされていない理由は2つです。
イソトレチノイン治療後1~3ヵ月以内に35%TCAピーリングとサンドペーパーによる治療を受けた患者の研究結果では、
イソトレチノインは、どのような機序でニキビを治すのでしょうか?
おおしま皮膚科では、イソトレチノインを服用するときは必ず血液検査を実施し、副作用の早期発見ができるようにしています。
イソトレチノインとレーザー治療の組み合わせで起きる作用について解説していきます。
当院のイソトレチノイン治療には、しており、以下のような値段設定となっております。
イソトレチノインの詳しい注意事項や副作用については、をご覧ください。
当院で指導している
ニキビホームケアの中心は
トレチノイン酸軟膏です。
化粧水美容液の後、
クリームの前に塗っていただきます。
トレチノイン酸はビタミンAの一種です。
ビタミンAの仲間をレチノールと呼んで
化粧品に含まれるものと同じように扱われますが、
トレチノイン酸の効果には
100倍以上の違いがあります。
当院のトレチノイン酸軟膏は、
院内で調合しているお薬ですので、
化粧品ではありませんので、
一般に購入することはできません。
トレチノイン酸軟膏は、
個人輸入で入手可能ですが、
自己流で使用していても副作用だけ出て
効果が出ない場合もありますので、
必ず医師の指導の元に使う必要があります。
イソトレチノイン治療を始めるには、まずクリニックを探し、予約を取りましょう。
「イソトロイン」は、85年以上の歴史を持つインドの大手製薬メーカーのイソトレチノイン内服治療薬です。
おおしま皮膚科でのイソトレチノインを使用したニキビ治療の流れです。
イソトレチノインは10mg~50mgと、1日量をかなり調整できる薬です。1日量が多ければそれだけ服用期間は短縮させられますが、副作用もその分起こりやすくなります。
以下の方は「イソトレチノイン内服によるニキビ治療」を受けることができません。
・1日1回1カプセルを食後に内服します。
(*必ず食後に内服してください。)
・飲み忘れた場合は、次の日にその日の分量のみ内服してください
(*過剰摂取しないように注意してください)
・ニキビの再発抑制効果を得るためには最低でも6か月間内服いただくことをおすすめしております。
・イソトレチノインの開始には事前の血液検査が必要になります。
・内服開始後も定期的に採血が必要です
(*採血料も自費となり1回2,500円ご負担いただきます)。
・女性は月経開始を2、3日確認してから、本剤内服を開始してください。
・女性は内服中ならびに内服終了後最低でも1ヶ月間は避妊してください。
・内服中、内服終了後2ヶ月間は献血をしないでください。
・内服中は日光過敏となる可能性があるため、日焼け止めを使用し、長時間紫外線にあたらないように注意してください。
では逆に、イソトレチノインが飲めない方はどんな人なのでしょうか?
将来的にはイソトレチノイン(アキュテイン)が承認される可能性はありますが、2025年1月時点では対象外になるので、があります。
当院では、次のイソトレチノイン内服治療薬を取り扱っています。
当院医師の判断のもとPRSS社より購入しています。
個人輸入された医薬品等の使用リスクに関する情報はをご確認ください。
イソトレチノインの個人輸入についての厚生労働省の注意喚起はをご確認ください。
「アクネトレント®」は、イタリアの で製造されたイソトレチノイン内服治療薬です。
イソトレチノイン(アクネトレント)は、
繰り返しできるニキビや重症のニキビなどの治療に使われている飲み薬です。
イソトレチノインは、1ヶ月後に皮脂が減ってきたことを実感できます。
■Aセット
IPL(ニキビ用・殺菌効果あり)、ニキビ点滴、エレクトロポレーション、ビタミンCサプリ(1カ月分)
■Bセット
トーニング、ニキビ点滴、エレクトロポレーション、ビタミンCサプリ(1カ月分)
■Cセット
トレチノイン(15g)もしくはアゼライン酸高濃度配合クリーム 、HQ(15g)、コントロールクリーム、ビタミンCサプリ(1カ月分)、ニキビ点滴(2回)、エレクトロポレーション(2回)
イソトレチノインのアメリカでのガイドラインや、飲み方などをご紹介します。
また、ビタミンAは、継続して(3~4週間以上)使っていると、皮脂腺自体を抑制し、ニキビの原因となる油自体が出来にくくなってきますので、いわゆるニキビの出来にくい肌質になっていきます。ただ、あまり長く使っていると、肌がこのお薬に慣れて効果が薄れてきてしまうので、2~3ヶ月この治療を行ったら、ビタミンCローション(油の酸化を抑え、油がニキビ菌のえさになるのを防ぎます。軽度のニキビはこれだけでも改善します)や濃度の高いフルーツ酸のゲル(日常のお手入れに採り入れてケミカルピールを継続的にご自宅で行っていただくわけです。油が毛穴に詰まるのを防ぎます)などを併用して、トレチノインを切っていきます。
イソトレチノインを、4~8ヶ月内服した後はニキビができにくくなります。
また、イソトレチノインは酒さにも効果的です。酒さは、赤ら顔や毛細血管の拡張、ニキビのようなぼつぼつが生じる皮膚疾患です。酒さでは毛細血管拡張や、鼻と頬、眉間など顔の中心部をメインに赤みが生じます。