イソトロイン・ロアキュテイン(イソトレチノイン)の個人での輸入は可能ですか?
当記事では、イソトレチノインの効果に関して解説します。イソトレチノインの副作用についても言及するので、ぜひ参考にしてください。
未成年でもイソトロイン・ロアキュテイン(イソトレチノイン)治療を受けられますか?
イソトレチノインによって肝機能や脂質異常が起こることがあるため、内服開始前と1ヶ月後に血液検査を行います。
約4週間に1度の通院が必要です。治療期間は1クール、6ヶ月間です。治療の効果が弱い場合は、1クールの期間を8ヶ月間に延長することもあります。採血等の副作用チェックが必要なため、定期的に通院できるかどうか、事前にご確認をお願いいたします。
イソトレチノイン(アクネトレント)の1ヶ月分30錠の料金(税込)です
イソトレチノインは食後に1錠服用してください。
一般的には20mgを1日1回で服用を開始し、症状など経過観察をしながら投与量を調整していきます。 必ず医師の指示に従い、決められた用法・用量を守って服用してください。
・イソトレチノインの服用期間中、飲み忘れてしまった場合でも、1回の内服量を守りましょう。
イソトレチノイン(アクネトレント)の1ヶ月分30錠の料金(税込)です
重度のニキビ患者に対して約5ヶ月に渡って1mg/kg/日のイソトレチノイン治療を行った研究では、90%の患者で炎症性ニキビの95%以上の減少が認められました。また、用量依存的に有効率が上昇(つまり、用量が多ければ多いほど有効率が上昇)したことも報告されています 4。
当院で治療を受けたほとんどの患者が、以前に抗生剤や塗り薬などの皮膚科治療をすでに受けており、改善が認められなかったことを考えると、イソトレチノインの効果は非常に高く、再発率が低い治療と言えます。
イソトレチノインはこのようなニキビに悩む方におすすめの治療薬です。
イソトレチノインの内服開始1ヶ月後に再度血液検査を行います。その後は1ヶ月ごとに診察および3ヶ月に1度の血液検査を行い、症状の変化や副作用を確認していきながら、適宜用量を増減することがあります。
※血液検査は自費診察料となり、4,500円(税込)となります。
内服開始2週間〜3ヶ月程度は、唇などの強い乾燥症状、また、軽度の筋肉痛や関節痛、頭痛などの副作用を認めることがあります。
以下の方は「イソトレチノイン内服によるニキビ治療」を受けることができません。
皮膚がアクネ菌に対して過剰に反応すると、炎症を起こして赤みが現れます。
イソトレチノインは、アクネ菌に対する皮膚の免疫反応を正常化する作用もあるため、毛穴の炎症や赤みが緩和します。
イソトレチノインは、1ヶ月後に皮脂が減ってきたことを実感できます。
個数が少ない場合はラジオ波メスでの除去を推奨します。ただ数が20個超など多い場合には取りきるのが難しく、また除去してもすぐに新しい脂腺増殖症ができて外科的な除去が困難な場合があります。その際にはイソトレチノインを内服することで、脂腺増殖性を小さく、もしくは消失させることが可能です。しかし、イソトレチノイン内服をやめたときに再発する可能性があります。
イソトレチノインとレーザー治療の組み合わせで起きる作用について解説していきます。
0.5mg/kgから開始し、反応や副作用の状況を考慮しながら1.0mg/kgまで増量することが多いです。もし副作用を認める際は、内服量を減らすこともあります。
イソトレチノインを、4~8ヶ月内服した後はニキビができにくくなります。
写真はひたいの3ミリほどの黄色いできもの、脂腺増殖症を当院でイソトレチノイン内服を開始してから6か月後の症例。完全に消失して平坦になっているのがわかります。写真では1箇所だけを拡大して見せていますが、ほかの多発していた脂腺増殖症も消えました。
当院では、次のイソトレチノイン内服治療薬を取り扱っています。
イソトレチノイン治療中は、副作用のリスクを確認するために定期的な通院と検査が必要です。
・イソトレチノイン製剤、トレチノイン製剤でアレルギーの既往歴がある方
そのような場合は医師の判断により、イソトレチノインの服用量を40mgまで増量することも可能です。
イソトレチノインは、どのような機序でニキビを治すのでしょうか?
イソトレチノインによるニキビ治療は、即効性のあるものではなく、効果が現れるまでにある程度の時間を要します。一般的に、
「アクネトレント®」は、イタリアの で製造されたイソトレチノイン内服治療薬です。
何年も繰り返し大きなニキビができ続けているため、凹みやクレーターの跡が残ってしまうリスクを十分説明し、イソトレチノインによる治療を開始しました。
イソトレチノイン治療中でも、基本的にレーザー治療は問題ないと言えます。
イソトレチノインには、重大な副作用が報告されています。特に注意すべき副作用は、胎児の催奇形性と皮膚や粘膜の乾燥です。海外では40年以上使用されており、正しい使用方法で服用すれば重症ニキビや毛穴に非常に効果の高い薬です。
・イソトレチノイン製剤、トレチノイン製剤、ビタミンAでアレルギーを起こしたことのある方
イソトレチノインの内服量は、体重によって異なります。通常、重症のニキビ治療に対しては0.5〜1.0mg/kgを2回に分けて服用します(場合によっては1回)。
文責 いりなか駅前皮フ科ビューティークリニック 院長 祖父江 千紗
肌の状態や生活習慣を確認し、イソトレチノイン治療が適切かどうかを医師が判断します。
・以下の方は、イソトレチノインの治療は避けていただいています。
特に海外ではlow-dose regimenという飲み方が副作用も少なく、効果も実感できるため推奨されてきており、当院でもその方法をおすすめすることがあります(参考文献3)。
イソトレチノイン治療を始めるには、まずクリニックを探し、予約を取りましょう。
20代男性の方です。15歳から顔のニキビに悩まされるようになり、近医の皮膚科で、抗生物質、外用剤、ビタミン剤、漢方薬含め、ほとんどすべての保険治療を長年受け続けていましたが改善せず、当院に来院されました。
イソトレチノインを服用する際には、以下の点に気をつけてください。
増量する際は、患者様の体重、症状の重症度、そして副作用の発現状況などを総合的に考慮して慎重に行います。
高性能なPicoWay(ピコウェイ)を導入した先端美容治療
日本皮膚科学会認定 皮膚科専門医/美容皮膚科・レーザー指導専門医
イソトレチノインの効果を高めるため、保湿ケアを徹底しましょう。
ニキビは、主に「皮脂の過剰分泌」と「毛穴詰まり」によって発生しますが、イソトレチノイン(アキュテイン)は「毛穴詰まり」も予防できるのが特徴です。
ただし、副作用で1割ほどの方に一過性の赤みが出ることがあります。
副作用が現れた場合には速やかに医師に相談し、適切な対処を受けることで、安全に治療を続けられます。
イソトレチノインはすべての皮膚科で処方されるものではないため、
スキンケアのよくある間違いについて医学的な視点でお伝えしているほか、敷居が高いと思われがちな美容皮膚科治療についても皮膚科専門医として発信していきます。