☑ あらかじめ判明している副作用を理解すれば、怖がるほどの薬ではない
イソトレチノインは、皮膚のターンオーバーを亢進する作用があり、新しい肌に置き換わるスピードが速くなります。そのため、ニキビ跡の紅斑(赤み)を改善させる効果が期待できます。
特にお薬が届きにくいしこりニキビ(嚢胞性ざ瘡)にも効果があります。
イソトレチノインの効果は、最初の1ヶ月は悪化する可能性がありますが、その後2~3ヶ月で現れてきます。
イソトレチノインによるニキビの治療では、適切な用量を使うことで1クール(約6ヶ月間)で98%の患者さんが治癒、または改善します。現存する全世界で処方されているニキビの治療薬として、最も効果が高く再発率が低い薬剤とされています。
イソトレチノインには以下のような副作用が見られることがあります。
イソトレチノイン内服中は肌が乾燥するため、保湿が重要です。当院でイソトレチノインを内服中の方は、処方後2カ月以内は一部のを割引価格で購入できるようになりました。詳しくは院内の資料をご覧ください。
9年間という長期にわたって保険治療を受け続けており、ミノマイシン・ルリッドなどの抗生物質、ビタミンBやC、パントテン酸、エピデュオゲル・ディフェリンゲル・ベピオゲルなどの塗り薬を定期的に使用していましたが、ご本人曰く全く改善しなかったとのことで、当院へ来院されました。
イソトレチノインはこのようなニキビに悩む方におすすめの治療薬です。
こちらの患者さんは、6ヶ月後の肌の状態に満足されていたため、レーザーやピーリングなどのニキビ跡治療は希望されませんでした。ニキビが治った後に、跡の治療をするかどうかは、ご本人の希望を考慮して決定しています。
初診時にイソトレチノインはニキビ治療薬であって、ニキビ跡を改善させる効果は少ないことを説明をしていますが、実際には肌のターンオーバーを亢進させる作用があるため、ニキビ跡の赤みも改善させる効果が期待できます。
その他、稀に副作用として吐き気や視力障害が生じる場合があります。
イソトレチノインによる治療を開始しました。イソトレチノインは飲み薬ですので、頭皮や背中のニキビであっても、部位は関係なく効果を発揮します。
10代の男性の方です。16歳から近医の皮膚科に数年間通院して保険治療を継続しており、抗生物質をトータルで2,3年間処方されて飲んでいましたが、改善せず当院を受診されました。
・イソトレチノイン製剤、トレチノイン製剤、ビタミンAでアレルギーを起こしたことのある方
【過去の治療歴】市販のニキビ治療薬(複数種類)、ピーリング石鹸、ビタミン剤、抗生物質(セフロキシム、ロキシスロマイシン)、漢方薬(桂枝茯苓丸加ヨクイニン、当帰芍薬散、荊芥連翹湯)、外用剤(アクアチムクリーム、ダラシンローション、ディフェリンゲル、ベピオゲル)、光治療(クリアタッチ)
皮脂は、ニキビの原因になり、ニキビを悪化をさせる良くないものです。
市販のニキビ治療薬やピーリング石鹸、保険診療の抗生物質、ビタミン剤、漢方薬、ディフェリンゲルやベピオゲルなどの外用剤、クリアタッチ(光治療)など、さまざまな治療を受けてきましたが、治らないため当院を受診しました。
ただし、副作用で1割ほどの方に一過性の赤みが出ることがあります。
増悪した場合は、なるべくニキビに刺激を与えないようにし、そのままお薬を継続して頂きます。また、症状が重度の場合は、抗生剤などを処方することもありますが、ほとんどの患者さんが当院に来院する前に、長期間、複数の抗生物質を飲んでおり、耐性菌などの問題もあって効果が出ないケースも多くあります。
・イソトレチノイン製剤、トレチノイン製剤、ビタミンAでアレルギーを起こしたことがある方
イソトレチノイン治療の場合は1ヶ月間は、約30%の患者さんで一過性にキビが悪化する可能性があります。
以下の方は「イソトレチノイン内服によるニキビ治療」を受けることができません。
イソトレチノインによるニキビ治療を開始しました。治療開始2週間後にニキビが悪化してしまい、心配になり当院へ電話がありましたが、そのまま継続するように説明しました。
海外の論文によるとイソトレチノインの内服トータル量が多いほど再発しにくいので、
イソトレチノインに対する反応は良く、1ヶ月でニキビが改善しましたが、再発を防ぐために6ヶ月間継続しました。
・レーシック手術前後6ヶ月はイソトレチノインの服用をお控え下さい
イソトレチノインの処方1ヶ月後から改善を認め、4ヶ月経過した時点では、新生ニキビ、活動性ニキビはほとんど無くなりました。
イソトレチノインは様々な注意点があり、また効果も個人差があります。
肌のターンオーバーの促進によって古い角質を生まれ変わらせる働きがあり、ビタミンAに含まれるレチノールは皮下細胞の分裂を活性化します。ビタミンAが不足することで肌が乾燥したり弱体化する恐れもあります。
イソトレチノインは以下の薬剤との併用に注意する必要があります。
また、保湿と美白のために調合された調剤化粧品を使用することで、肌の水分や油分バランスを整え、保湿力を高めることができます。これにより、肌のトーンや質感の改善を促すことが期待できます。
①イソトレチノイン治療では頻回の採血検査の必要性は否定されている
イソトレチノインには、肌のターンオーバーを促進させる効果があり、ニキビ後の色素沈着を改善する効果があります。
イソトレチノインの服用期間中に注意するべきことは以下の通りです。
この女性は、15年前よりニキビに悩んでおり、皮膚科で硫黄カンフルローション、抗生物質の内服、漢方薬、ビタミンなどの治療を長年受けていました。 その後、経口避妊薬による治療を他院で1年以上継続したものの悪化し、2年前からはマスクなしでは歩けない状態になってしまい、当院に来院されました。
イソトレチノインは頬や鼻、おでこなどの若年性ニキビだけに有効ではなく、
その点、美容皮膚科や美容外科などのニキビ治療は高度な機器で外的施術を施すため、コスト面では高くつきますが、最終的な仕上がりは保険適用治療と比べると段違いです。
イソトレチノイン服用に際しての副作用には次のようなものがあります。
イソトレチノインを内服すると、最初の1ヶ月は約3割の患者さんに、一過性にニキビの増悪が認められます。 悪化がひどい場合は、早めに用量を増やしたり、炎症を鎮めるお薬を処方いたします。
イソトレチノインによるニキビ治療と、とによるスキンケアを行いました。
治療5ヶ月後には、新しいニキビはほぼでなくなりました。EGホワイトローションとEGホワイトクリームによるスキンケアとピーリングをイソトレチノイン治療と併せて行ったことで、強い赤みを帯びたニキビ跡は、薄くピンク色に変わり目立たなくなっています。
イソトレチノイン治療と併せて、サリチル酸マクロゴールピーリングを開始しました。
イソトレチノインだけではなく、さまざまざニキビに効果的な内服薬をご用意しているので、お気軽にご相談ください。
イソトレチノイン(自費ニキビ治療) | 渋谷スクランブル皮膚科
但し、ため、予算と相談しながら美容皮膚科での治療も検討してみるのも良いかもしれませんね。
飲むニキビ薬「イソトレチノイン」は怖い?副作用や服用時の注意点
イソトレチノインの副作用の一つに「薬剤性休止型脱毛症」があります。薬の影響により毛髪の成長サイクルが停止し、抜け毛が増えたと報告されています。