そのほか、ミノキシジル外用薬はミノタブ(内服薬)に比べて効果がゆるやかです。


ミノキシジル外用薬では重篤な副作用の報告はほとんどありませんが、万が一のことを考えると、しっかりとしたクリニックで医師の診断のもと治療するのが望ましいといえます。


ミノキシジルを含んだ市販の外用薬を使うと、どのくらいの効果がありますか?

治療方法:この治療は、フィナステリド内服薬の服用に加えてミノキシジル外用薬を1日2回気になる箇所へ塗布するだけのシンプルな治療です。基本的に副作用の少ないお薬ですから当院では血液検査などは行っておりません(希望される場合、健康診断等での検査をお願いしております) 。※もちろん、治療継続も可能です。

※服用は、1日1カプセル(24 時間に 1 度)を目安にしてください。
※効果が出るまで、早くて 3 ヶ月かかります。その間、継続して服用する事が必要です。
※前立腺癌、前立腺肥大症の検査をされる方は、事前に必ずAGA 治療薬を服用している事を検査担当の医師にお伝えください。服用により前立腺癌検査で測定される PSA 値が内服6カ月後に約50%低下します。従って、服用後に測定した PSA 値の2倍の値を目安としてください。
※いずれも頻度は低いもの(概ね 5%未満)ですが、報告されている主な副作用は以下のものがあります。性欲の減退、勃起不全、精液量減少、射精障害、腹痛、肝機能障害、黄疸など
万が一副作用と思われる症状が現れましたら、服用を中止して医師にご相談ください。
※男性のみ服用してください。女性や子供には効果が認められていません。特に、妊娠中あるいは妊娠の可能性のある女性、授乳中の女性は服用しないでください。20歳未満の安全性および有効性は確立されていません。
※服用中は献血ができません。献血する場合は服用を中止後6ヶ月は空けてください。
※5αリダクターゼ還元酵素の薬剤(プロペシア、フィナステリド、アボルブなど)でアレルギーの認められた人は服用できません。
※服用前から肝機能の悪い方、PSA 値の悪い方は服用できません。

ミノキシジル配合外用薬5% 「FCI」(富士化学工業) 60ml

ミノキシジルを服用した際にあらわれる副作用として、が挙げられます。ミノキシジルの血管拡張作用によって、血流が良くなることで生じます。また、ミノキシジルの内服薬は全身に作用する場合があるため、体毛が濃くて悩んでいる方には注意が必要です。

①フィナステリド
②デュタステリド
③ミノキシジルローション(ヴェラルティス5%・7%、ミノキシジルMAX)
④ミノキシジルタブレット

フィナステリド(またはデュタステリド)とミノキシジルの併用治療

もともとミノキシジルの内服は高血圧の治療薬として開発されましたが、重篤な副作用のリスクがあるため、現在では高血圧薬としてもほとんど使用されていません。心臓に大きな負担がかかり、血圧を過度に下げる可能性があるため、他の安全な高血圧治療薬が優先されることが多いのです。

ミノキシジルはプロドラッグといって、体内に存在する酵素(スルフォトランスフェラーゼ)によって変換されて活性型になります。この酵素の多寡には個人差があり、それがミノキシジルの効果にも影響します。また、この酵素は、血栓の予防のために処方される低容量のアスピリンによって阻害されるため、こうした治療を受けている方ではミノキシジルの効果が減弱する可能性があります。

ミノキシジルの薬理作用は大きく4つに分類することができます。

ミノキシジルの効果が出るまでは使用開始からおおよそ6カ月ほどとされています。しかし、早い方では3カ月ほどで効果が出る場合もあり、個人差が大きいことが特徴です。早い段階で効果が出ないからと服用をやめず、最低でも6カ月間は使用を続けてみましょう。

ミノキシジルの内服薬は4~5か月間ほど使用し続けると、髪が生えてきたと実感できるようになります。個人差はあるものの、基本的には飲み始めの1~2ヶ月で初期脱毛が起こり、その後から発毛効果を実感できるようになります。


ミノキシジルをやめるべきではないケースやタイミングもあります。

ミノキシジルには、血管を拡張させる働きがあります。血管が広がることで、血流が良くなり、髪の毛に必要な栄養素や酸素を行き渡らせることができるのです。この作用によって、AGAだけでなく、ほとんどの脱毛症に効果が期待できると考えられています。

AGA・FAGA・薄毛治療薬の効果・副作用・服用方法・初期脱毛について

ミノキシジルには血管を拡張し、血流を改善させる効果あります。
それによって毛乳頭を栄養する毛細血管の血流が増え、毛母細胞が活性化する(=発毛作用がある)といわれています。
しかしながら数多くある血管拡張薬の中でミノキシジルのように多毛化を来す薬剤は他にはなく、血管拡張作用だけで発毛作用を説明することはできません。ミノキシジルは毛組織における成長因子の生成を促し、また毛母細胞のアポトーシス(細胞死)を抑えるなどの効果があるとされていますが、詳しいことは不明な部分もあります。

ミノキシジル外用薬による初期脱毛は1ヵ月~3ヵ月ほど続くと言われています。

現在、。これは、内服ミノキシジルが臨床試験で安全性と有効性が十分に検証されていないためです

ミノキシジルの副作用については詳しくはこちらの記事も参照ください

承認されていないのならクリニックで処方してはいけないのでは?と思われるかもしれませんが、医師の診察の下であれば問題ありません。服用する際は副作用に注意が必要なため、必ず専門医の診察のもと服用しましょう。

ミノキシジルは信頼できるクリニックで処方してもらうのが確実です。

ミノキシジルの初期脱毛が続く場合、も考えられます。以下に、具体的な原因を説明します。

ミノキシジルをやめると、ミノキシジルによって生じていたでしょう。

ミノキシジルには、発毛シグナルと呼ばれる物質を作り出す働きがあります。
・インスリン様成長因子1(IGF-1):細胞の成長や発達を促進
・血管内皮細胞増殖因子(VEGF):血管の新生を促進
ミノキシジルは、これらの物質が作られるのをサポートすると考えられており、その結果、毛母細胞が活性化され、育毛や発毛に効果が期待できるのです。

ミノキシジルをやめるとどうなるかについては、詳しくはこちらの記事を参照ください。

日本皮膚科学会ではAGA診療によるガイドラインが発表されていて、その中でミノキシジル内服薬は推奨度Dと低い評価を受けています。理由としては有効性に関する十分な臨床実験がされておらず、安全性が保証されないためです。

(男性型脱毛症:5%ミノキシジル,女性型脱毛症:1% ミノキシジル)

ミノキシジルとプロペシアは併用するとより高い効果が得られることが報告されています。中国人男性を対象としたある報告では、プロペシア1mg単独、5%ミノキシジル単独、左の二つの併用の3つのパターンで12ヶ月間治療した場合、それぞれで薄毛の改善率が80%、59%、94%でした。

ミノキシジル外用の発毛効果に関しては、高い水準の根拠があります。

頭皮に塗る外用薬と内服薬では、あらわれる副作用が異なります。ミノキシジルの内服薬には、上記のような副作用が起こる可能性があります。

ミノキシジル外用薬の塗り方のポイントは、髪の毛ではなく頭皮につけることです。

※1 処方されない場合は、診察料税込1,650円がかかります。別途配送料税込550円がかかります。
※効果・効能・副作用の現れ方は個人差がございます。医師の診察をうけ、診断された適切な治療方法をお守りください。

内服薬であるミノキシジルタブレットの主な副作用は、以下の通りです。

お薬2種類(フィナステリドと、ミノキシジル5%)による抜け毛を抑え、発毛や育毛を促進する治療

薄毛対策としてミノキシジルを内服することは推奨されておりません。

ミノキシジル外用薬はAGA治療薬として有効で、の「男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン 2017 年版」でも推奨度Aと高い評価を受けています。

外用薬であるミノキシジルローションの主な副作用は、以下の通りです。

推奨濃度や分量を超えても効果が増えるわけではありません。それどころか副作用のリスクが高まるため、処方された以上の服用はおやめください。

ミノキシジルの効果を実感するまでには、通常3〜6ヶ月が必要です。

また、メリットだけでなく、副作用やリスクなどのデメリットもしっかりと説明しています。AGA治療薬は比較的安全性が高い薬ですが、稀に重篤な副作用が起こるケースもあります。正しい情報開示を徹底し、できる限り副作用を未然に防止するように努めています。

また、ミノキシジルのその他の副作用についてはこちらも参照ください。

当クリニックのAGA外来では、男性型脱毛症の患者さまについて、医療機関でのみ取り扱う服用タイプのAGA治療薬を処方いたします。使用するお薬には、プロペシアやザガーロなどの種類があるので、医師が患者さまの薄毛の進行具合や症状などを確認し、発毛効果が期待できるAGA治療薬を選択いたします。

注意点として、継続的な服用が必要で、副作用の可能性もあります。

使用するお薬(1):フィナステリド1mg
1992年に米国で前立腺肥大治療薬として承認され、副作用の検証も十分確認されている信頼性の高いお薬です。AGA治療薬として2005年に国内承認を取得し広く治療に用いられています。
副作用:胃部不快感・性欲減退・肝機能障害など。