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オミクロン株によるの感染者が急増する中、政府の対策分科会の専門家は3回目の接種や経口治療薬の供給を加速させる方針を推し進めようとしている。しかし、とても間に合いそうにないうえ、本当に適切な対策なのかどうか疑問の声も上がっている。そんな中、古くから使われている「抗生剤」が注目されているという。

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「クラリスロマイシン」というマクロライド系抗生剤がある。細菌のタンパク質合成を阻害して細菌の増殖を抑えることで抗菌作用を示す薬で、皮膚感染症、呼吸器感染症、耳鼻科感染症といった感染症に対して幅広く使われていて、ピロリ菌の除菌にも用いられている。

抗生剤は細菌を退治したり増殖を抑える薬で、一般にウイルスに対しては効果がないとされている。しかし、マクロライド系抗生剤には、かねて新型コロナに対して有効な作用があると指摘されている。「今井病院」の血液内科部長で血液内科専門医の竹森信男氏は、以前からクラリスロマイシンの多様な効果について研究を重ねてきた。昨年8月には、マレーシアの熱帯生物医学の学会誌「Tropical Biomedicine」に、クラリスロマイシンを新型コロナウイルス感染症に対して臨床応用する提案についての論文を投稿し掲載されている。


[PDF] COVID-19 の薬物治療ガイドライン version 5 1

注1:当初ワクチンが切り札とか国は言っていたが、元々ワクチンの感染予防効果は百パーセントではないことはわかっていた。オミクロン株対応ワクチンでも完璧に感染予防とはいかないだろう。インフルエンザも毎年予防接種は必要だし、感染予防効果は完璧には程遠い。
注2:東大の学生が新型コロナウイルスに感染し、手続きが出来ず、留年となったことが問題となっているが、新型コロナウイルスに感染すれば、頭がぼーっとして手続きが出来ないのは当然では、、、私もCOCOAは到底無理だったし、、、
注3:このため、クラリスロマイシン投与となった。投与後、次の日には、副鼻腔炎様の症状はやわらぎ、次第に咳も収まっていった。クラリスロマイシンの抗炎症作用も効果的だったかもしれない。他でもクラリスロマイシンは有効だったと聞いた。
注4: 前述したコロナに感染した東大の学生。医者がコロナと言っているのに、医者でもない人間が詐病だとよく言える。大事な学生を預かっているのだからちゃんとして欲しい。更に点数を他人のものと間違えていた、これって懲戒の対象では?患者取り違えは、新聞に載り、訴訟となる大問題!点数取り違えは学生にとっては死活問題なはず!
注5:今までこの山を乗り越えるためとして、自粛とかいろんな制限を声高に叫んでいたのは何だったんだろう。どうせ、山は自然と減っていき、また山がやってくる。この山を越えれば終わりのような印象を与える、脅す、、、今考えてみると?山が下がった時にもっと次の山への対策を打ち出さなければ!
最初は感染症の専門家が出てきて、なるほどと感じさせる発言をしていたが、すぐに化けの皮が剥げた。医療は経験の学問であり、感染症も同様である。よって、実際患者を診ている、接している方がよっぽどよく知っているようになったと思う。数理モデルなんて、役に立ったのかな、、、
注6:医師会がんばれ!今まで最前線で頑張ってきた医者だけでなく、もう貴方達がみんなで知恵を出し合って対応するしかないよ!
だって医者だろ!

各薬剤の解説デルタ流行期に行われた二重盲検プラセボ対照無作為化比較試験(EPIC-HR)で、発症5日以内にニルマトレルビル/リトナビルを投与開始することによって、18歳以上のワクチン未接種の重症化高リスク患者(軽症~中等症)の28日以内の入院または死亡が、88%減少(治療群0.8% vs プラセボ群6.3%)することが示された[19]。この臨床試験では、約50%が既感染者(ヌクレオカプシド蛋白に対するIgGが陽性)であったが、サブグループ解析では、既感染者の場合でも入院または死亡抑制効果が確認された(治療群0.2% vs プラセボ群1.5%)。また、治療開始5日目のウイルス量(鼻咽頭ぬぐい液)は有意にニルマトレルビル/リトナビル投与群で低く、投与することによって感染伝播が抑制される可能性が示唆された。文献化はされていないが、ファイザー社の資料によると、重症化標準リスク群(重症化リスク因子のあるワクチン接種者、または、重症化リスク因子のないワクチン非接種者)を対象とした二重盲検プラセボ対照無作為化比較試験(EPIC-SR)の中間解析では、症状の改善は早まらなかったが、28日以内の入院または死亡は減少する傾向が確認され(投与群0.7% vs プラセボ群2.35%、統計学的有意差なし)、治療開始5日目のウイルス量は投与群で有意に低かった[20]。投与量は、eGFR 60 mL/分以上の場合、1回ニルマトレルビル300mgとリトナビル100mgを1日2回、5日間である。eGFR 30~60 mL/分の場合は減量が必要で、ニルマトレルビルの1回投与量を150mgに減量する。eGFR30 mL/分未満の場合は使用できない。ニルマトレルビル/リトナビルの最大の欠点は、薬物相互作用のために併用できない薬剤が非常に多いことである。詳細は、添付文書や国立国際医療研究センター病院の「パキロビッド®パックとの併用に慎重になるべき薬剤リスト」[21]を参照するとよい。「Lexicomp® Drug Interactions」も有用である。よく使用されている併用禁忌薬には、アゼルニジピン、アミオダロン、リバーロキサバン、ジアゼパム、トリアゾラム、ボリコナゾール、カルバマゼピン、フェニトイン、リファンピシンなどが挙げられる。禁忌とはなっていないが、状況により併用を控えたほうがよい併用注意薬としては、クラリスロマイシン、コルヒチン、クエチアピン、カルシウム拮抗薬、アトルバスタチン、ワルファリン、シクロスポリン、タクロリムス、バルプロ酸ナトリウム、ラモトリギン、トラゾドンなどが挙げられる。特に、高血圧・不整脈の既往がある場合や、抗けいれん薬、抗不安薬・睡眠薬、免疫抑制薬を使用中の場合は、必ず薬物相互作用を確認することが重要である。また、2022年4月時点では、流通制限があること(各医療機関のストックは約5回分である)、処方できる医療機関が限定されていたこと(病院または有床診療所に限定)から、処方したくても処方できない医療機関(特に多くの患者を診断している無床診療所)は非常に多かったと思われる[22]。2022年4月22日の厚生労働省の事務連絡で、無床診療所での院外処方が可能となったため、流通制限は継続中ではあるが、今後、処方量の増加が期待される。従来株~アルファ流行期に行われた二重盲検プラセボ対照無作為化比較試験(PINETREE)で、発症7日以内にレムデシビルを投与開始ことによって、12歳以上のワクチン未接種の重症化高リスク患者(軽症~中等症)の28日以内の入院または死亡が、87%減少(治療群0.7% vs プラセボ群5.3%)することが示された[23]。ただし、ニルマトレルビル/リトナビルと異なり、治療開始7日目のウイルス量(鼻咽頭ぬぐい液)は、レムデシビル投与群とプラセボ群で同等であったため、投薬による感染伝播性の低下は期待できないのかもしれない。臨床試験は、eGFR 30 mL/分未満の患者を除外して行われているため、重度の腎障害のある患者に対するレムデシビルの効果を明確に示した質の高いエビデンスは筆者の知る限り存在しない。ただし、レムデシビルのPK/PDを検討した研究から、非透析患者であれば、初日200mg、2日目100mgを投与すれば、3日間以上の十分な血中濃度が期待できる[24]。そのため、eGFR 30 mL/分未満の非透析患者の場合、副作用に注意しながら、2回投与を試してもよいと考える。透析患者の場合は、透析4時間前に100mgを投与し、それをもう1回行えば、3日間以上の十分な血中濃度が期待できる[25](表6)。レムデシビルの副作用は、肝障害、腎障害、徐脈[26, 27]などが報告されている。製剤内にシクロデキストリンが含まれているため、腎不全患者に対して使用を控えたほうがよいとする意見もあるが[28]、安全に使用可能とする報告もある[29]。表6 腎不全患者におけるレムデシビルの投与量主にデルタ流行期に行われた二重盲検プラセボ対照無作為化比較試験で、発症5日以内にモルヌピラビルを投与開始することによって、18歳以上のワクチン未接種の重症化高リスク患者(軽症~中等症)の29日以内の入院または死亡が、約30%減少(治療群6.8% vs プラセボ群9.7%)することが示された[30]。ニルマトレルビル/リトナビルやレムデシビルと直接効果を比較した臨床試験はないが、プラセボ群との効果の差が他の薬剤より小さいため(モルヌピラビル 約30% vs 他の薬剤 約80%)、各ガイドラインでは、他の薬剤よりも推奨度が低くなっている。また、サブグループ解析ではあるが、既感染者(SARS-CoV-2 IgG陽性者)に対して入院または死亡抑制効果を認めなかったことに注意が必要である(治療群 3.8% vs プラセボ群 1.7%)。ワクチン接種者への効果は検討されていないが、既感染者に対して無効であることから、ワクチン接種者に対する効果もそれほど期待できないことが予想される。モルヌピラビルは、18歳未満の小児・青年期に対して臨床試験は行われておらず、現時点で投与適応はない。また、突然変異誘発・催奇形性が懸念されるため、妊婦への投与は禁忌である。妊娠可能年齢の女性は、使用中と使用終了後4日間は避妊が必要である。また、授乳中の女性も、使用中と使用終了後4日間は授乳を中断することが推奨されている。腎機能と肝機能に基づく投与量調整は不要であり、その点では使用しやすい薬剤である。一方で、カプセルが大きく特に高齢者では内服しにくい可能性がある。また、他の薬剤と同様に流通制限があるため、自施設の在庫を確認しながら、診療を行う必要がある。従来株~アルファ流行期に行われた二重盲検プラセボ対照無作為化比較試験で、発症5日以内にソトロビマブ(500mg 単回静注)を投与することによって、18歳以上のワクチン未接種の重症化高リスク患者(軽症~中等症)の29日以内の入院または死亡が、約80%減少(治療群 1% vs プラセボ群 6~7%)することが示された[31, 32]。また、治療開始7日目のウイルス量は有意にソトロビマブ投与群で低く、投与することによって感染伝播が抑制される可能性が示唆された。オミクロンBA.1系統に対する中和活性が維持されていたため、第6波で多くの患者に使用された。 また、他の薬剤と比較して禁忌が少なく、妊婦や腎不全患者(透析患者も含む)に対して安全に使用可能であり、利便性が高い薬剤であった。しかし、2022年3月中旬以降に増加傾向となったオミクロンBA.2系統に対する中和活性の低下が示されたことから、2022年4月現在はその使用は推奨されなくなった。BA.1とBA.2を識別可能な変異PCR検出系を導入している病院では、BA.1であることが判明している患者に限り、ソトロビマブの投与が検討できる。以前は、抗SARS-CoV-2モノクローナル抗体投与後のCOVID-19ワクチン接種は、90日以上の間隔をあけることが推奨されていた。しかし、(ソトロビマブとは異なる)抗SARS-CoV-2モノクローナル抗体(bamlanivimab)投与後のCOVID-19ワクチン効果を検討した研究では、投与からワクチン接種までの期間が、64日以内、65-84日、85日以上、の場合で、免疫学的効果(IgG値で評価)の差が認められなかった[33]。そのため、現在では、モノクローナル抗体の投与の時期に関係なく、COVID-19ワクチンの接種は可能であると考えられている。なお、日本のCOVID-19ワクチン・モノクローナル抗体の添付文書には、これらの投与間隔についての記載はない。アルファ流行前に行われた二重盲検プラセボ対照無作為化比較試験で、発症7日以内にカシリビマブ/イムデビマブ(600mg/600mg 単回静注)を投与することによって、18歳以上のワクチン未接種の重症化高リスク患者(軽症~中等症)の28日以内の入院または死亡が、70%減少(治療群 1.0% vs プラセボ群 3.2%)することが示された[34]。サブグループ解析では、既感染者(N蛋白とS蛋白に対するIgGが陽性)でも入院または死亡予防効果を認めた。また、治療開始7日目のウイルス量は有意にカシリビマブ/イムデビマブ投与群で低く、投与することによって感染伝播が抑制される可能性が示唆された。infusion reactionは0.3%未満であり、安全性は高い。また、アルファ流行前に行われた家庭内曝露後96時間以内の18歳以上の濃厚接触者(SARS-CoV-2 PCR検査陰性)に対するカシリビマブ/イムデビマブ皮下注(600mg/600mg)のCOVID-19発症予防効果を検討したプラセボ対照無作為化比較試験では、81.4%の発症予防効果(予防投与群 1.5% vs プラセボ群7.8%)と、66.4%の無症候性感染も含む感染予防効果(予防投与群4.8% vs プラセボ群 14.2%)が示された[35]。さらに、index caseの陽性検体が採取されてから96時間以内の無症状病原体保有者(SARS-CoV-2 PCR検査陽性の症状のない感染者)に対するカシリビマブ/イムデビマブ皮下注(600mg/600mg)による症候性感染予防効果を検討したプラセボ対照無作為化比較試験では、46%の予防効果が示された(予防投与群 29.0% vs プラセボ群42.3%)[36]。ブレイクスルー感染(COVID-19ワクチン接種者に発症したCOVID-19)での抗SARS-CoV-2モノクローナル抗体の効果を検討した無作為化比較試験は筆者の知る限り存在しないが、入院予防効果を検討した観察研究は報告されている。アルファ~デルタ流行期に検討されたものであるが、モノクローナル抗体(おもにカシリビマブ/イムデビマブが使用された)投与群は、非投与群より77%入院が少なく、呼吸不全は86%少なかった[37]。この研究から、ワクチン接種済みのCOVID-19患者の場合でも、抗SARS-CoV-2モノクローナル抗体の効果は期待できると考えられる。デルタ流行期は多くの患者に投与されたが、オミクロンに対する中和活性が著明に低下しているため、オミクロン流行後は使用されなくなった。重症化予防効果の有無を検討されてきた他の薬剤を簡単に紹介する。コルヒチン、ブデソニド(吸入)、フルボキサミンは、複数の臨床試験で小さな効果が認められているが、これまで説明してきた薬剤より効果は低いため、優先して使用することはない。また、これらの薬剤は(デキサメタゾンを除いて)、COVID-19に対する保険適用がないことに注意が必要である。表7 軽症・中等症COVID-19に対するその他の薬剤の効果

2022 年 1 月以降、日本国内ではオミクロン変異体が流行している。 ..

これまでは蛋白合成阻害薬であるマクロライド系(エリスロマイシン、クラリスロマイシン ..

[PDF] COVID-19 の薬物治療ガイドライン version 4 1