服用することで毛深くなるのはプロペシアではなくミノキシジルです。
実際に、日本人の男性被験者414 名を対象に頭頂部の写真撮影による効果判定を行った試験(フィナステリドを48週にわたって1日あたり0.2mgまたは1mg投与)では、0.2 mg/日投与で54%、1 mg/日投与で58%に軽度改善以上の効果がありました。
ミノキシジルの副作用の1つとして起こるのが、体毛が濃くなる多毛症です。
フィナステリドはAGAの進行を抑える働きがあるものの、AGAそのものを完治させる効果はありません。そのため、フィナステリドの服用を中止すると、その時点からAGAによる薄毛の進行が再開してしまいます。
AGA(Androgenetic Alopecia は男性型脱毛症の略称であり、 成人男性にみられるような、いわゆる「薄毛」の状態をいいます。
思春期以降に発生する場合が多く、特に髪の生え際(おでこ)や頭頂部(あたまのてっぺん)が薄くなってくるのが AGA の特徴です。
人によっては、髪が細く弱くなってきて、全体としてボリュームダウンしてくるというケースもありますので、必ずしもおでこや頭頂部だけが薄くなるということではありません。
薄毛の治療をすると頭髪以外に全身の体毛が増えることがあります。
フィナステリドが副作用を起こす可能性の3つ目の理由は、長期継続的な使用が必要だからです。
プロペシアの有効成分であるフィナステリドは元々前立腺肥大症の治療薬として開発された成分です。
臨床経過の過程で「抜け毛の減少」が見られたことから1997年にAGA(男性型脱毛症)の治療薬としてアメリカFDAに認可されました。
2015年には2番目のAGA治療薬としてが販売承認となっています。
ミノキシジルの外用薬の場合でも初期脱毛は起こる可能性はあります。
プロペシアの場合、全体のおよそ1~5%未満の確率で、副作用を感じる場合があります。添付文書に記載されている内容は、以下のとおりです。
フィナステリドによる薄毛改善を期待し続けるためには、長期継続的な使用が必要になります。薄毛が気にならない年齢や気持ちになるまでフィナステリドを続ける必要があるため、患者さまによっては数十年もの継続的な服用をされる可能性があります。
『フィナステリドに副作用はあるの?』 『AGAを治したいけれど副作用が心配』
永久脱毛の場合、医療用レーザーなどにより毛母細胞自体が焼き切られているので、そもそも毛が生えてきません。AGA治療と体毛を薄くすることを両立させるにはいい方法である場合が多いです。
。カミソリなどで気になる部位のみケアしていくこともできますが、脱毛をすることで体毛が濃くなる副作用自体が気にならなくなるかもしれません。
「ミノキシジルを使いたいけど、体毛が濃くなるのは困る」という方はです。
本邦において、フィナステリド(0.2mgおよび1mg)は、2005年10月に初めて内服薬として男性型脱毛症の治療薬として、厚労省より承認され、同年12月に発売された薬です。
フィナステリド(プロペシア)の副作用には以下の症状があります。
どの部位が濃くなるかは体毛の有無によっても個人差があり、人によっては気にならないレベルの方もいます。
AGAや薄毛に対し、なぜプロペシアが効果的なのか解説していきます。
※服用中は、献血することができません。服用中止か1ヵ月以上経過していれば、献血が可能です。(妊娠または妊娠している可能性のある婦人、および授乳中の婦人の体内にフィナステリド成分が入るのを防ぐためとされています)。
フィナステリドが効くまでの時間には個人差がありますがが現れます。
なお、プロペシアとジェネリックのAGA治療に関する効果はほぼ同じとされていますが、メーカーによって多少の添加物の違いなどはあるため、色や形がそれぞれ異なる場合もあります。
原則としてプロペシアを服用して、毛深くなるようなことはありません。
プロペシアは、服用後すぐに効果の現れる治療薬ではありません。服用から3ヶ月〜半年ほどで効果を感じ始めることがほとんどです。そのため、効果を実感できないからといって、早い段階で服用を中止するのは避けましょう。プロペシアは、飲み続けることでほとんどの患者様に、抜け毛の抑制効果が現れているため、継続して服用することが重要といえます。なお、プロペシアの効果に関して不安に感じていらっしゃる場合は、お気軽に医師にご相談ください。
医学的に考えれば、男性ホルモンが不活発になれば、体毛はむしろ薄くなります。
AGA治療を行う際に、ミノキシジルという成分の内服薬を処方する場合があります。これは血管を拡張させることで髪の毛の成長を促す目的で処方される発毛薬ですが、誰でも内服できる治療薬ではありません。血管拡張作用があるため、心臓の悪い人や低血圧の人には処方してしまうと危険な治療薬です。
ということはプロペシアやザガーロでは体毛は増えようがないのです。
AGAの治療薬として、世界中で使用されている「」と「」。これら2種のAGA治療薬は、FDA※2の認可を受けており、日本皮膚科学会のAGA(男性型脱毛症)診療ガイドラインでもAGAに最も有効な医薬品として推奨されています。
AGA治療に対しての効果が実証されている薬ではありますが、人によっては副作用が発生することもわかっています。そのため、処方には医師の診察が必要です。
誤った認識での服用や服用中の副作用による体の変調を見逃すことがないよう、使用時の注意事項と副作用について解説します。
ミノキシジルの使用によって、体毛が増えて困るケースもあります。
また、同じような理由からプロペシアを服用している方の献血は禁止されています。輸血を通して、妊娠中の女性の体内へプロペシアが入り胎児に影響が出る恐れがあるためです。もし献血をしたい場合は、服用中止後1か月間待つ必要があります。
プロペシア(フィナステリド)を服用中に喫煙しても問題ないですか?
フィナステリドの服用中止後も、治療薬の内服によって発症した副作用が継続することを「ポストフィナステリドシンドローム(PFS)」といいます。 服用中止後も勃起機能不全(ED)や抑うつなどの副作用を感じる方が一定数報告されており、治療薬の添付文書にも「投与中止後も持続したとの報告がある」といった一文が記載されています。PFSの原因に関しては、様々な研究が行われているもののはっきりとした原因は明らかになっていません。そのため、治療法も確立されていないのが現状です。
A. ROSSIらによる、フィナステリド内服10年経過を論文を紹介します。
AGA の症状は薄毛です。
具体的には以下のような症状が出現してくると考えられます。
では、体毛を増やさずに、髪の毛だけ増やす方法はあるのでしょうか。
フィナステリドは、人間の体内に存在する還元酵素「5αリダクターゼ」Ⅱ型の働きを阻害して、男性ホルモン「テストステロン」との結合を防ぐことで、「ジヒドロテストステロン(DHT)」が生成されることを抑制します。これにより、抜け毛の要因となる「トランスフォーミング増殖因子(TGF-β)」の産生を抑えられるため、脱毛の抑制が期待できます。
フィナステリドを服用しても抜け毛が止まらないのですがなぜですか?
フィナステリドによるAGA治療は、基本的には効果も安全性も高い治療です。しかし、実際にポストフィナステリドシンドローム(PFS)が報告されていることや、精神的要因が原因の一つである可能性が大きいことから、Dクリニックではリスクを最小限にするためのカウンセリングや治療を行っています。
フィナステリドを主成分とするAGA治療薬の料金相場は次のとおりです。
フィナステリドは、男性型脱毛症(AGA)の治療に用いられる内服薬(飲み薬)です。
フィナステリドは有効成分の名前であり 、代表的な商品名としては「プロペシア」という医薬品が有名です。
プロペシアを内服している人とフィナステリドを内服している人は同じような効果が得られると考えられます。
プロペシアが先発品、フィナステリドやフィンペシアがジェネリック医薬品になります。
男性型脱毛症には男性ホルモンが深く関与しており、フィナステリドは体内での男性ホルモンの合成を調節することで、 AGA に対して効果を発揮すると考えられています。
フィナステリドは、1日1回の経口投与(内服)で AGA に対する確かな効果が期待できるため、 AGAのベーシックな治療薬であるといえます。
ミノキシジルの副作用は、体毛が濃くなる以外にも報告されています。
フィナステリドを毎日欠かさずに飲み続けるという努力も必要です。フィナステリドの効果は積み上がらないため、服用をやめてしまえば効果が得られないということも大きなデメリットと言えるでしょう。
プロペシアは、お子さんを希望している男性が服用しても全く問題ありません。
1960年代に男性型脱毛症とDHT(ジヒドロテストステロン)の関係が示され、テストステロンからDHTへ変換する5α-還元酵素阻害剤の探索が行われました。その結果、1983年に米国メルク社により5α-還元酵素阻害薬としてフィナステリドが合成され、1992年に前立腺肥大症(BPH)の治療薬として5mg錠が、1997年に男性型脱毛症の治療薬として1mg錠がFDAに認可されました。現在、フィナステリド1mg錠は世界60ヵ国以上で男性型脱毛症の治療薬として承認、発売されています。
【医師監修】 AGA治療薬によって体毛が濃くなる? 原因と対策を解説
フィナステリドには副作用以外にも注意点やリスクがあります。主な内容は以下の7つです。